VERDE AFRICAインターン日記 ⑥ 在庫管理

こんにちは、Verde Africaインターンの久保劍将です。8月半ばから始まったモザンビークでの生活が、いよいよ残り1ヶ月程となりました。この残りの期間は、自分が抜けた後に、モザンビーク人のスタッフのみで生産量を把握し、それに伴うボーナスの仕組みがスムーズに回っていくように、先々週より引き継ぎを始めました。その他の業務も含めて、それ自体は多くありませんし、難しいことではないのですが、スタッフ1人1人に責任感を持ってもらいたく、少しずつ分配するようにしました。約半年間一緒に働いてみて、自分自身の感じているスタッフそれぞれの性格を踏まえて合いそうなものをお願いしたのですが、いざ始めてみると、いくら難しいことではないとはいえ、スタッフによっては普段やってこなかったことを新しくやり始めることが難しいのだと感じています。

 

例えば、スタッフに引き継ぐ業務の1つに在庫管理表の記入があります。現在、弊社では3つのサイズ(1kg, 4.5kg, 40kg)を販売しています。1kg, 4.5kgのブリケットは、黒いプラスチック製の袋に入れており、40kgのブリケットは、小麦粉等に使われるサックを使用しています。

 

(左から順に 40kg、4.5kg。)

 

小さいサイズの2つは、プラスチックの耐久性に問題があり、基本的には袋詰めをした後、すぐに販売するようにしているため、在庫は多くありません。40kgのサックに関しては、生産現場内に現在40個前後保管されており、それのみに関して在庫管理表を使用しています。その用紙を一目見て、どれくらいの在庫が今あるのか分かれば良いので、記入欄は少なく、非常に簡易的なものです。

 

 

この記入作業の内、商品の入庫に関しては生産スタッフに、出庫に関しては販売スタッフにお願いしたのですが、どちらのスタッフもどうしても記入を忘れてしまうことがあります。とりわけ販売スタッフは、朝一で販売用の商品を車に載せ、すぐに販売先へと向かうため、朝の時間は多くありません。そのためか新しい記入といった細々した作業を忘れてしまいがちなのだと思います。今週より必ず皆が通る生産現場の入り口に在庫管理表を設置してみました。実際の効果としては、正直なところ大きくなく、言わないとか書かない日が多くあります。残りの1ヶ月、スタッフが1人で行うようになるまで、地道にしつこく言っていこうと思います(約2週間業務をお休みするので、その間はメッセージを通して行います)。

(在庫管理表を設置した生産現場の入り口。)