環境ライセンスを取得しました
こんにちは。ちょっと仕事関係でトラブルがあったり、お客さんが来てくれていたりと、バタバタして最近ブログをご無沙汰しておりました。最近のニュースといえば、環境ライセンスを取得しました!ということです。
『環境ライセンスって何?』と思われますよね。環境ライセンスとはモザンビークで製造及び生産活動に従事する企業が、環境を害さない形で行っているという承認で、モザンビーク政府の環境省から発行されます。しかしこちら、他ライセンスの前提条件になるだけでなく、モザンビーク製造業の許認可関連で一番の難関といわれるライセンスなのです。
どのように難しいかを簡単に説明すると、環境ライセンスのカテゴリ―は企業の業種及び規模によりA,B,Cの3つに分かれています。弊社のような零細企業にとっては運命の分かれ目です。ならば所要期間が1年~半年で環境コンサルタントを雇ってそのアドバイスに従い工場ラインを改善したり、Bならば3ヵ月~半年を要します。膨大な経費が発生するだけでなく、その期間工場は稼働待機となります。うちにはそんな体力ありません(笑)。
結果、弊社はカテゴリーCに収まり環境省スタッフによる一度の現場視察のみで環境ライセンスを取得することができました。良かった~!とはいえ、スタッフ全員で大掃除をしたり、下水処理装置を作ったりと大変でした。
私達はモザンビークのような開発途上国で地産地消の製品を作ることにより、付加価値を生み出し、雇用を創出すると同時に国内経済をより豊かに循環させることができると信じています。日本も戦後に農業に引き続き製造業が発達し、第一次及び第二次産業に支えられた経済発展を遂げることができました。
そんな大切な製造業参入のハードルがむやみにあげられてしまっているのは個人的に少し疑問に感じます。外資企業が石炭やガスの採掘を進めるモザンビークでは企業による環境破壊が懸念されるようになった背景があるのかもしれませんが、マプト市にはまだゴミ焼却設備や大規模な下水処理場がなく、環境保護の為に国ができることも進んでほしいなと考える今日この頃です。
(環境ライセンスで一番心配していた、炭の粉塵も無事クリアしました。)