「お釣りが無い」が無い社会

【忙しい人のための3行まとめ】

・セネガルでは「お釣り無い問題」でみんな悩んでいる

・モバイル送金サービスは普及しているが少額の支払いでは使われていない

・現金に代わる簡単でスピーディーな決済方法を模索中

仏語圏西アフリカの通貨「フランセーファ」

みなさまこんにちは。JAPON COMMERCEの山田です。

今回は、日々どんな視点で事業アイデアを考えているのか、またその結果思いついたアイデアの一例を紹介します。

私は、「セネガルでの生活でみんなが困っている事」をビジネスで解決できないか、と考え続けてきました。

たとえば「お釣り無い問題」。

日本以外ではよく見られる光景ですが、セネガルでは、小さな日用品店から、大手スーパーまで、至る所でお釣りが不足しています。

これ、実は結構不便でストレスなんです。

銀行やATMからお金を降ろす際は、高額紙幣で受け取る事になりますが、その高額紙幣は商店ではほとんど受け取ってもらえないのです。

買い物のたび、

「お釣りが無い」

「そんな大きなお金受け取れないよ」

「●●フラン(自分が出した紙幣や硬貨より少額のもの)持ってる?」

と、支払を拒否される。お釣りを見つけるために自分が動く、相手がどこかで両替してくるのを待つ。そのために数分から十数分、毎回ムダになるのです。

セネガルでは、こうした光景が日常です。

セネガルでは、M-PESAのようなモバイル送金サービスが普及しています。公共料金やチェーン店など、ごく一部では送金サービスによる支払いを受け付けていますが、利用客はごくごくわずか(私はほとんど見かけた事がありません)。

こちらはあくまで送金用、として利用されています。

支払い手段として普及しない背景には、

・支払時に手数料がかかる場合が多い(そのイメージが強い?)

・操作に時間がかかり面倒

という理由がありそうです。

 

では、どのような手段であれば、セネガルの人々に受け入れられるのか、考えてみました。

1.SuicaのようなNFCカード

【マネタイズ】

・端末販売

・加盟店舗からの手数料収入

・NFCカード販売

【メリット】

・支払が非常に簡単かつスピーディ

【課題】

・端末代などの初期費用や、手数料を払ってまで導入する店舗は少ないと予想される

・消費者側も、お金を払ってまでこのカードを購入しない

・加盟店舗が少ないと利便性が低い

【備考】

はじめはチェーン店でのみ利用可能なカードとして導入し、その後加盟店を増やす形で拡げるのはどうか?

サービス利用者へのマーケティングサービスによる収益化の方向に舵を切るべきか

  

2.スマホを活用したアリペイのような決済サービス

【マネタイズ】

・加盟店舗からの手数料収入

【メリット】

・スマホがあれば専用機材の導入不要

・支払が簡単

【課題】

・外でインターネットを利用する人はまだまだ多くない

・手数料を払ってまで導入する店舗は少ないと予想される

【備考】

広告やなどで収益をあげるモデルが作れれば可能性有

サービス利用者へのマーケティングサービスによる収益化の方向に舵を切るべきか

 

 

現在、私は資金が限られているため、こうした大規模な投資が必要なビジネスには挑戦できていませんが、常に「現地の人が困っている事は何か」という視点で、日々アイデアを考えていますし、いつか形にしたいと思っています。

以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

次回以降も、セネガルでの活動紹介、ならびに日々感じた事を記して参ります。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

JAPON COMMERCE SUARL
山田一雅