インフォーマルな男達4–セネガルの運送業編
インフォーマルセクターで働くアフリカの男達を紹介するこの連載。
今回は「セネガルの運送業編」。どんな男達が働いているのでしょうか。
(バックナンバーはコチラ)
・インフォーマルな男達3–セネガルの工業編
・インフォーマルな男達2–セネガルの不動産編
・インフォーマルな男達–セネガルのバナバナ編
1.馬車

ナンバープレートも付いている立派な「車両」です
日本人からしたら驚きの事実だと思いますが、なんとセネガルでは、2017年現在も、馬車が現役バリバリで活躍しています。
馬車を率いる男達は、どんな仕事をしているのでしょうか?
まず、一番多いのは「荷物の運搬」です。
工事現場、買い物したものの運搬、ゴミの収集、そして引っ越しと、乗用車では積めない量の荷物や、土砂など運搬が難しいものを運ぶ場合、また車では走行が難しい砂利道やぬかるんだ場所を通る場合などは、馬車が大活躍します。
次に、移動手段としての人の運搬です。地方では、馬車やロバ車がまだまだ交通手段としても現役で活躍しています。
2.プスプス

職業柄歩くのがとても早いプスプスの男達
プスプスとはフランス語で「pousse-pousse」。押すという意味のpousserから派生した単語で、フランス語で「人力車」を意味します。
人力車と言っても、日本の浅草にあるようなものではありません。
「手押し車」「荷車」「タイヤが大きめの台車」といった方が分かりやすいかと思います。
こちらは物の運搬に使われています。特に人力である事から、市街地や市場などの人込みや狭い場所を通りつつまた近くの別の場所にものを運ぶ必要がある際に活躍します。
JAPON COMMERCE SUARL
山田一雅
【WEB】