山道を歩いて初心に戻る

ケニアの山奥で温泉宿の乾です。   

前回、影と闇の部分をシェアさせていただいたので、おまけと言いますか、、、アフリカらしい問題をまた一つ共有しましょうか!

4か月ほど前のことなのですが公道から宿までのアクセス道の一つを封鎖されました。。。。自分に対する嫌がらせといいますか妨害です。

封鎖と言ってもこのように人やバイクが通れるスペースは開けてあります。このあたりで車を持っていてこれに不便するのは自分だけだというオチ。。。

ここまで直接的なのは初めてではありますが、、、こういう攻撃を村人から受けることもあるのです。

ことの発端はこうです。

村のバーにて。本文とは直接関係ありません

ここには地熱発電所から放出される、飲料水には適さないが工事には使える湖の水を引いてきています。この湖の水、約2キロにわたるパイプを施設して自分の土地に引くまでに1年かかったという結構大変だった施設。時々はこの水を近隣の住民にも提供するという約束の下、近隣の村人にもパイプの施設の為の掘削作業を手伝ってもらったので定期的に彼等に水を提供しています。 

ちょうどタンクの後ろに見える丘から2キロ水を引いてきました

数か月前のこと。その水が来ている場所を村人が何やら掘っているのを発見。どうやら水をさらに自分のところまで引こうとしているらしいのです!!それも当方には何も断りもなしに。。。かなり強く言って村のチーフなんかも動員して作業を止めさせたのですが、やったのは宿の近くに住む村人3家族。そして知らなかったのですが、宿へのアクセス道は一部その家族の私有地になっているようで、、、、作業を止めさせた自分への報復、、、ってやつでしょうか。ある日、道を封鎖されました。けっこうディープな問題なようで、その証拠にお金では解決できないみたいです。。

道路を封鎖した村人を説得しに来た村のチーフ。はじめて見る噴気孔サウナに驚愕。説得は失敗に終わりましたが、本件のおかげでいい人たちとの信頼関係が新たに構築された感じがあり、これはこれでよしとしました

で、どうしているかというと、別の迂回路で宿まで来ているのですが、その道もまた私有地を突き抜けており、、、、こういう事情なので最低限のチップを払って特別通らせてもらっている。。。というわけです。

この迂回路は実際にオープンしてからのアクセス道とするには公道ではないので、それは向こうもうんとはいいません。ここを公に使用するとなるとその部分の土地を村として買うか、契約ベースで賃料払って使用させてもらうとか、、、いろいろとややこしそう。。。

解決策は別の迂回路が公道なので、宿までの新しいアクセス路とすること。ただ道の一部が深い谷の底を通っていて、、、、このままでは通行不可なので、通れるように工事中。

真正面に谷の底。写真ではそう角度がきついように見えませんが、底に下りると、車、登っていけません。。。。

あと10日でいよいよオープンというのに解決されないアクセス道問題。写真の谷に下る道の工事ももう少し時間がかかりそうだし、このままではオープンしてもお客さんが来れないではないですか、、、、うーむ。

今までも土地権利の取得から始まって、営業許可の取得とスムーズにいったことはありませんでした。なぜかいつも最初は八方塞がりのようになるのです。。。。

こんな時はひとまず問題は脇に置いておいて、宿の周りは最高のハイキングトレイルに囲まれているので歩きに出かけることにしています。

ここで自分がやろうとしていることはシンプルなことだったはず。

アフリカ大地溝帯の絶景を楽しんで、温泉サウナで汗を流し、美味しい食事と癒される施設でリラックスしてもらい英気を養ってもらう。

長いこと山の中にこもって工事ばかりしてきたからか、時々下界への感覚が麻痺してしまったような、、、そんな時は散歩とサウナでマインドをリフレッシュです。

早くオープンしよう。施設がまだまだの部分はあるけど、温泉サウナも入れるし食事も出せるし、来ている人たちからも、ここは凄い!!といくつもコメントをもらってるじゃないですか! 

出来上がったラウンジでお客さんサーブの練習も始めました!

荒削りの部分は最初はサービスと真心でカバーです。スタッフたちもやる気十分だし、始めよう!

山道を1時間も歩くと、もやもやしていたものが吹き飛び、前向きな考えと、最初にここに来た時に土地を探すために歩きに歩いた時のフィーリングを思い出すのです。まだまだやれる、いやこれからが本当の始まりかもしれない。初心を思い出し、そんな決心を新たにした日曜日でした。