劣等感を感じているときはチャンス!

僕は劣等感を感じている時はチャンスだと思っています。

確かに、人と比べて自分は…だったり、あの人には勝てない、と実際に劣等感を感じているときは惨めな気持ちにもなりますが、視点を変えるとこうも見えます。

「目標がある人、何かを目指している状態でないと劣等感は感じない」はずです。

かくいう僕も強い劣等感を感じながらサッカーをやってきたな、と思いますので、関係のないことも含めてつらつらと自分の経験を振り返ってみようと思います。

兄姉との写真*2年前くらい

僕は埼玉県出身、埼玉育ち。4人兄弟の末っ子で産まれ、1番上の姉とは干支が一緒。サッカーを始めたきっかけは2人の兄(10歳上、6歳上)の影響です。小さいころから地元の少年団では超超有名になるほど、サッカーが上手かった兄に、小さいながらも劣等感を感じながら少年団に入団。小学校はチームが弱かったこともあり、体系はデブのままキャプテンを務める。ちなみにこの頃はかなりの人見知りだったため、立候補した僕に母が1番驚いていました。

そのままの流れで中学校でもキャプテンを務める。段々と人前で話すことに抵抗がなくなる。高校時代の兄の姿の影響もあり、全国大会に出られるような高校に入学したいと考える。ただ、サッカーだけでは兄に勝てないと思ったのか、頭もよくてサッカーも強い高校ということで、さいたま市立浦和高校を志望する。これも兄の影響で、高校卒業後もサッカーを続けるつもりだったので、東京学芸大学を志望する。教師になりたいという夢と当時浦和レッズに所属していた堀之内聖というサッカー選手が、この進路でプロになっていたことを聞き、志望度を強める。中学校も公立の部活動だったので、特段強いわけでもなく、それなりの結果で終了しました。

僕のサッカー人生が変わりだしたのが、高校時代のサッカー部です。さいたま市立浦和高校のサッカー部は昭和21年創立、全国大会優勝8回、プロのサッカー選手も多く輩出している古豪チーム。また1学年に50名ほどの部員がいるので、全体で約150人を抱える部活。(ちなみにこの数は男子生徒の3人に1人はサッカー部という状態でした)

そんな中、入部してみるとなんと同学年部員の半数以上がクラブチーム(埼玉県では所謂サッカーが上手い人が通う所)出身であり、しかもやはりめちゃくちゃ上手い。1年生のみの大会もありましたが、もちろん試合にはほとんど出られず。TOPチームの3年生なんかははるか雲の上の存在でした。はっきり言って「やべえ」と思いました。 ただ、僕の中でレギュラーで試合に出られない、という選択肢は無かったのです。何故なら兄がそうだったから。とにかく僕は常に兄に追いつこうと必死でした。

 

レギュラーで試合に出ることから逆算をすると、やることは明確になりました。

1、同じポジションで試合に出ている先輩のプレーの分析

2、自分のプレーの分析

3、先輩よりプラスの要素はどこか

4、足りないところを徹底的にトレーニング

5、監督へのアピール

 

1,2から先輩より、体力、瞬発力が圧倒的に足りないことが明確に。3についてはボディコンタクトの強さ。日毎に持久系トレーニングと瞬発系のトレーニングを練習後に欠かさず3ヵ月間続けていました。そして、最後のアピールのところでは呼ばれてもいないのに、TOPチームのメンバーのみが参加する朝練に顔を出すというアグレッシブさ(笑)。するとそこから自然な流れでTOPチームに昇格することが出来ました。

 

以上のことをして、サッカーのプレーに関する飛躍も感じましたが、それよりも「これだけの事をやってきたんだ」という自負が自分の中に深く根付きました。そこから2年生の頃からレギュラーとして試合に出場し、3年時には副将を務め、インターハイに出場することも出来た。高校で一番うまくなったのは河野だな、と知らないファンのおじさんにも褒められました。

ただ、兄は高校1年生の頃から県の選抜にも選ばれていましたし、現日本GK川島とも一緒のチームでエースとして活躍してましたので、僕のこの経験は鼻くそみたいなものでした。これは本当に。

 

とにもかくにも高校時代までのサッカーだったり、進路選択における僕の原動力は常に「兄への強烈な劣等感」だったわけです。いくら周りから褒められても一時的には充足感は得られますが、自分の中ではあんまり満足していないんですね。

やはり目指すべきものがあるからこそ、劣等感を感じてそれを埋めるために努力するのかなあと。これって仕事にも共通するところがあって面白いですよね。なので、劣等感を感じているときは、チャンスです。

と、同時に逆説的ではありますが、自戒の念も込めて。

劣等感や焦燥感を感じていないときはピンチです。

肝に銘じて、突っ走っていきたいですね。