TOPISH Bakery No.79 ~工場問題再び~

ガーナのパン屋の石本です。

日々色々あるので、最近は色々な感覚が鈍って来ている気がします。図々しく、適当になって来ており、日本人としてのきめ細かさなどが徐々に消えつつあるように思います。どうか、日本人としての「当たり前」を期待しないで頂けると幸いです。

さて、前回投稿にあった、土地のオーナーからの嫌がらせですが、やはりその後次なる一手がきました。

事の経緯は、10月頃に土地のオーナーからうちのスタッフに、「(クリスマス前でお金がないから)家賃2ヶ月分を貸せ。」と迫って来た事に始まります。

家賃はすでに一年分(8月から)前払いしており、また、こちらとしても来年どうなるかもわからない状況なので、ここで家賃2ヶ月分を渡して、追加で2ヶ月賃借期間を延長するのもあまり得策ではなかった為、事業の状況が良くないので、現在貸せるお金はない、と返答したのでした。

その事に腹を立てた土地のオーナーは以下添付のようなレターを送りつけて来たのでした。

敬われるべき年長者がローンをお願いしているのに断るなんて!
外国人で金持っているくせに!
俺が家を貸してやってるから事業ができるんだろう!
汚く使いやがって!(経年劣化です。ローンの話の前には言ってなかったじゃない。)

きっと色んな思いがあるのでしょう。

最近は平穏無事で過ごせるように、2〜3ヶ月に一回挨拶に行ったり、ウィスキーを買って行ったりしていたのですが、このおじいちゃんオーナーは自分の思うように物事が進まないと騒ぎ立てる習性がある様です。

今回もうちのマネージャーから、「またオーナーが手紙持って来たよ。石本どうする?」とメッセージがきた為、

「どうしたらいいと思う?出ていかないとダメなら廃業しないとだね〜。1月末まで待ってくれるらしいし、クリスマスに一稼ぎして、出て行くか?残りの前払いした家賃を返してくれるかな〜。」

とマネージャー達に送ると、翌日

「町内会長に根回しに行って来たのと、友人の弁護士にアドバイスをもらって来た。今回のケースでは、土地のオーナーは賃借人を追い出す事はできないし、俺たちは前払いしているので契約期間満了まではこの工場を使うことができるって。無視してもいいらしいけど、また騒がれると面倒だね。」

との事だったので、友人の弁護士にレターを書いてもらって、こちらからも土地のオーナーに返答する事にしました。基本的に、内容やどのように交渉するかは、マネージャーたちに任せる事にしました。

一方で、Kumasiの中心地から少し外れる場所に、工場と宿舎として十分な大きさのある家を見つけて来たという事だったので、将来的なことも考えて、来週一緒に時期工場候補地を見に行く事にしました。

現在聞いている値段は、土地と建物つきで約300万円。修繕と工場移転費用を考えると350万円ほどは必要になるのではないかと思われます。

これだけの資金を準備する当てがあるわけではないのですが、とりあえず物件を見てみて、自分がその物件を購入してパン屋を継続している絵が見えるか、確認しに行こうと思っています。

クリスマスに向けてか、少しずつ生産量も販売量も回復して来ており、また売掛金管理を厳しくしたこともあって、収益性は改善して来ているので、もう一踏ん張りしたいところです。