No.17 TOP Bakery ~インパクト~

ガーナのパン屋の石本です。
今回はTOP Bakeryを通じて起こしたい”インパクト”について考えてみました。

 

“インパクト”と聞くと、どうしても何万人に電気を届ける、何千世帯の収入が増えるなどの数を考えてしまうのですが、自分の場合はパン屋なので数字的にみるとどうしても見劣りしてしまうのかな〜と思います。

 

1日平均1500個のパンを作っているので、1ヶ月22日稼働で約33,000個のパンを販売、1世帯平均5人だとみて、「165,000人に美味しいパンを届けている!」とか行っても嘘くさいし普段から意識してないしな〜と思ってしまうのが正直な所です。

 

勿論美味しくて、お客さんに喜んでもらえるパンを作り届けることはパン屋としての義務であり喜びであると思うのですが、それよりも自分が大事にしているのはパン屋のスタッフの生活であり幸せかな、と思いました。

 

顔の見えない何万人の消費者よりも、一緒に働いているスタッフ達がいかに健康的に楽しく充実して仕事・生活しているか、それが自分にとっての最優先事項であり、自分が大切にしているインパクトなのだと思います。たった20人ばかりの小さなパン屋ですが、彼ら・彼女らの周りには多くの家族や友人がいて、きっとスタッフ達の仕事に対する姿勢や経済的自立はその周りの人たちにも影響していくだろうと思うのです。

 

この3年3ヶ月の間で進学や転職、結婚、出産などスタッフ達の様々な人生のイベントに関わらせてもらった事は、自分にとっても幸せな事であり、今後も一緒に働いてくれるスタッフ達を大切にしていきたいと思うのです。
(10月分の初給料は、プロダクション・マネージャーの結婚式サポート費用として消えました。)

 

今はパンの製造と卸を中心に事業展開していますが、今後やりたい事としては、

 

1. パンの小売(自分たちでストリート・ベンダーを組織して直接消費者へ販売)
2. カフェ・ベーカリーの運営(クマシにまだ少ない日本式カフェ・ベーカリーの運営)
3. パン以外の食品加工業への展開

 

などがあり、今後もガーナ現地で関われるスタッフの数が増えていけばいいなと考えています。

 

最後に、ガーナ外へのインパクトを考えた時、2つのインパクトが少しでも起こせればいいなと思っています。

 

1つは、石本を通して少しでもガーナを身近に感じてもらえる事。
もう1つは、石本も何とかやってる、自分も好きな事を頑張ってみよう、と、少しでも誰かの励みになる事。

 

自分がガーナでのパン屋の仕事を通して起こせるインパクトはこんなものかな〜と思いますが、今後も多方面にわたって新しい仲間を作りながら、1人では起こせないインパクトを起こしていけたらと思っています。