No.20 TOPISH Bakery ~今後やりたい事~

ガーナのパン屋の石本です。
個人ブログだったら絶対20回も更新できてなかったと思うので、アントレアフリカに応募して良かったです。感謝。

 

さて、今までは時間的・資金的(・能力的にも)制約があり、事業の収益化の為にやるべき事を最優先させてきました。

 

良く、日本人なのになんでガーナ人と同じパンを作っているの?同じ様に流通させているの?と質問されます。自分もできる事ならばオリジナリティのある商品開発や流通形態の構築なんかを手がけてみたい、と思いつつ、目下スタッフたちの給料や家賃などの固定費を確保しなければいけない為、市場開拓・収益化まで時間がかかる新商品・新業態よりは、まずはすでに大きな市場のある食パンで事業基盤を確保したわけです。

 

*機械も材料も全部クマシで手に入るもので作ってます。

 

2018年9月、10月と漸く黒字化を果たし、痛んできたオーブンやパンの型、配送用のボックスなどの修繕に少額ながら投資する事ができた反面、新しい商品や業態へ挑戦するほどの資金を貯めるには長い時間を要してしまうのが実情です。

 

*パンの型も定期的に修理・購入していかないといけません。

 

食に対して保守的であるクマシの人たちに受け入れてもらえる新商品の開発を目指して、今は時間を見つけては試作品を作ってはガーナ人スタッフたちに食べてもらっています。メロンパン、クリームパン、エッグタルト、サンドウィッチなどを作ってみましたが、これからやってみたいのはチョコレート系のパンや菓子系(ブラウニーなど)です。

* ガーナの主力輸出産品であるカカオ。

ガーナでは、まだまだチョコレートは比較的高価なもので日常的に食べれる様なお菓子ではありません。また、暑いガーナでは油脂分の少ない溶けない固いチョコレートが売られているか、溶けるチョコレートはクーラーの効いているスーパーなどでしか売られていない為、日常的に消費する様なお菓子になるにはもう少し時間がかかるのではないかと考えています。

 

*ガーナでもBean to Bar Chocolateを手がける人たちが出てきました!

そこで、焼きチョコの様な、チョコブラウニーの様な、溶けずに外でも販売できる様なコスト抑えめなお菓子を作って、提供できないかな〜と考えています。
パン屋を始めた時の様な、100個作って90個売れ残る、みたいな事になると思うのでタイミングと規模を見極めつつ取り組んで行きたいと思っています。

 

もう1つは、ストリート・ベンダーの組織化です。

*毎朝のストリートベンダーへのパンの配送風景。1日平均1500個のパンを配送します。

現在既に、パン売りの主力ストリート・ベンダーおよびKIOSKオーナー、約120人と商売をさせて頂いていますが、クマシの街の中に行くと、車の窓を清掃する人(大抵は勝手に拭いて、あとでお金を要求するのでドライバーから疎まれている)や仕事がないからと座っているか物乞いをしている人たちが見受けられます。

 

「それだけの体力と熱心さがあるのであれば、うちのパンも売ってくれないかな。商品があれば販売して生計を立てられるのに」

 

と思い、マネージャーたちに相談するのですが、「彼らはパンを持ち逃げする可能性があるからそんなリスクな事は今は難しい」と諭され、諦めてきました。
彼らをTOPISH Bakery直属のストリート・ベンダーとして纏め上げ、売上の管理をできるスタッフの雇用・仕組みづくりなど、今後是非取り組んで行きたいと思っています。

 

時間はかかると思いますが、やってみたいと思うことをこれからも1つずつ形にしていけたらと思っています。応援よろしくお願いします!