TOPISH Bakery No.36 ~自浄作用①~

ガーナのパン屋の石本です。 1月は想定以上の売り上げ減少に加え、2月頭からはガーナセディの為替下落による原料の高騰が続き、ダブルパンチで厳しい状況が続いています。


2月に入ってからは稼働日を週5日から4日に減らし、スタッフ達の給料も10%程カットするなどしながら、何とか黒字化を目指して一致団結して頑張ろうとしています。


そんな中、ディストリビューターの最年長者が問題となりました。大きな理由は、全社会議やディストリビューター会議の無断欠席、他のスタッフからのメールや電話を無視、自分は配達に行かず若手スタッフにだけ配達に行かせているなどの行動が問題となり、その上売掛金の回収額を横領しているという指摘が、他のスタッフ達から上がって来ました。


石本はパン屋不在中だったのですが、1月末に他のディストリビューター達、生産チームから相次いで連絡が入り、年長者のディストリビューターについて対処しなければならない状況となりました。


詳しく話を聞こうと、何度も年長者のディストリビューターに電話やメッセージを送るも全て無視。その後、他のスタッフ達の方から、「彼を一ヶ月間休職させてくれ。その間、若手ディストリビューターと生産チームのスタッフが同行して売掛金の回収をするから、それでどれだけ改善するか結果を見て欲しい」と申し出がありました。


年長者の売掛金総額がかなりの額まで膨らんでいたことから、マネージャー達とも話し合い、若手スタッフ達の申し出を飲むことにしました。 その後、石本は何度も電話で連絡を取ろうと試みるも、相変わらず連絡がつかず。仕方ない為、2月は仕事に来ない様メッセージを送りました。今まで何度も電話もメッセージを送っても無視していたのに、そのメッセージを送ること10分で電話が掛かってきました。(メッセージ読んでたんじゃねえか…怒)


電話に出るなり言い訳を始めた為、私は今まで生きてきた中で一番の早口の英語で、彼の1ヶ月間の休職の理由と今後について一方的に告げ、電話を切りました。その後は、相手から掛かってくる電話を全部無視。彼はすぐにマネージャーや他のスタッフに電話するも、皆「石本の決断だから、不満があるなら彼が帰ってきてから直接話をした方が良い」と返答。


2月初旬、売り上げが悪い中、若手ディストリビューター達は少しずつですが着実に債権回収で結果を出してくれる様になってきました。年長者のディストリビューターがお客さんに電話して嫌がらせをするなどの事態もありましたが、マネージャーが同行し、お客さんに説明する事で大きな被害を出さずに移行することができました。


若手ディストリビューター達が何とか新規顧客獲得しようとトライしているのを見ると、前進しようとする若い力の素晴らしさを感じます。仕事に慣れてくると、無理をしなくてもこなせる様になってくる部分もありますが、常に透明性を持って挑戦し続ける姿勢の大切さを学ばせてもらっている気がします。


2月末までに、年長者のディストリビューターと話し合いをしないといけませんが、スタッフの信頼を失った彼が自分の居場所を取り戻せるのかは不明です。2月末もまだまだ色々ありそうです。