TOPISH Bakery No.40 ~美味いパンが食べたい~


ガーナのパン屋の石本です。 最近、今のままではダメだという事を痛感する日々で、スタッフ達と抜本的な改革に取り組む事にしました。


その第一歩として、「原価を無視した美味しいパン作り」を進めています。

石本が作るよりもよっぽど手際が良く、あっという間にサンプル完成です。


創業からずっと、ローカルのパン屋で製法を学び、生産スタッフが培って来た経験とレシピによりパン作りを行って来た結果、「標準的な味で大きなパン」という「The 質より量」を地でいく戦略をとっていましたが、ついに「大きなパン」作りにも限界を感じています。


何より、自分自身が胸を張って「うちのパンは美味いんです!」と言えないパンを作り、売り続ける事が辛くなって来たという事もあります。


スタッフ曰く、「Bestじゃないけど、Badでもない」


そのパンを根気強く打ってくれているディストリビューター達にも申し訳なく感じ、どうせなら皆んなが美味しいと胸張って作って売れるパンを試してみようよ、となった訳です。


取り敢えずは、原価を無視し、自分たちが美味しいと思えるパン作りをしてみる事にしました。採算性やら生産性などを考慮し始めると結果的に今のパンと似たり寄ったりになる為、今までのレシピはゼロに、全く新しいレシピ作りに取り組む事にしました。


今回のレシピでは、ミルクとハチミツをたっぷり使ったパンを試してみる事にしました。香料や余計なものを一切省き、シンプルに素材の味で美味しいと思えるものを作り、スタッフ達に体感して欲しいと思っています。

他のパンと区別する為に目印をつけています。他のパンに比べ、少しキャラメル色が強い様です。


原料費が高騰し続ける中、市場価格に合わせるために材料を切り詰めて味気ないパンを作っていくのか。それとも、高くても買いたいと思ってもらえる美味しいパンを作って、生き残りの道を開拓していくのか、これから暫くの間が正念場となりそうです。