TOPISH Bakery No.42 ~小型ミキサーとオーブン~

ガーナのパン屋の石本です。
今日は久しぶりに自分でも美味しいと思えるパンを作ることができたので少しハッピーな気分です。


さて、昨年11月からアントレアフリカさんにご支援頂いており、もう4ヶ月が経過しました。当初は支援金を使わせて頂いて新規のカフェなどの事業形態も検討しておりましたが、実際には3年半で傷んできた生産設備の修繕、備品類の調達、配送車両の修理、材料調達費などが主な資金用途となっており、攻めに転じる前の準備に時間とお金を費やす事となってしまいました。


そして、3月に入ってから漸く攻めに転じるべく、ついに新商品を作る為の小型のミキサーとオーブンを調達する事ができました。いま使用している量産用のミキサーでは50kg単位でしかミキシングができなかった為、サンプル作りは全て手ごねで行っており、それだけでスタッフ達も面倒臭そうな顔をしていました。


今回、調達した小型ミキサーを使いたいが為に、生産チームから「石本、今日は新しいレシピのサンプルは使わないのか?新しいミキサーを使ってみよう」と珍しく自主的に打診がありました。


早速新しいレシピでミキシングしてみると、やはりしっかりとした機械はできが違う(と見えるだけかも)。スタッフ達も「おお〜!早い、きめ細かい、よく混ざってる!」と感激。「競合の大手達はこれと同じタイプの大型ミキサーを持っているぞ。俺たちも導入したらどうだ?」と生産マネージャーがと言うもんだから、「うちのどこにそんなお金があるんだ?儲かるまでは今の機械でいくぞ」とピシャリ。


試作してみたパンはマーガリンとミルクがリッチな食パンで、スタッフ達もこのもちもち感とミルクの香りがしっかり立ってて美味いと笑顔で喜んでくれました。ただ、ガーナ人的には少し塩味が強かった様で、次回の試作(5回目)では再度塩の量とミルクの量を調整する事になりました。


今まで試作をする時には、パンの生産をする日(現在は週4日)に合わせて手ごねし、大型オーブンで量産用のパンと一緒に焼いてもらっていました。しかしこれからは、この小型ミキサーとオーブンのおかげでいつでも試作できるので本当にありがたいです。これからも試作を続けて行き、自分たちが納得できるパン作りをして行きたいと思います。