TOPISH Bakery No.49 ~新体制~

ガーナのパン屋の石本です。 一難去ってまた一難。今は生まれ変わりの為の変革の痛みと思い受け止めています。インターンの中村さん、青年海外協力隊の皆さんにとても助けて頂いています。


新体制発足後、3日で事件がおきました。 生産チームと一緒に事業を管理するはずだったマネージャーのAugustineが、生産マネージャーのBrightと喧嘩し、辞職する事になりました。


「俺、もう仕事こないんで給料はMobile Moneyで振り込んで下さい。尊敬もUnityもない、ストレスフルな環境でもうこれ以上働けません。」
そうメッセージを送った後、月末まであと1週間ほどあったのに、急に仕事にこなくなりました。


Augustineには材料の在庫管理や売上管理・エクセルへのインプットという大事な仕事を任せており、データ入力をする事をパン屋継続の条件としてい為、これはいよいよもうダメか?と思い始めました。


生産チーム・配達チームのスタッフ達は今まで何度も
「俺たちにインプットの仕方を教えてくれたら、自分たちでやるから任せてくれ!」


と言いながら、一切学ぼうとしてこなかった為、彼らがこの機に変わる事は難しいかなと思っていました。その為、スタッフ達には
「自分たちが喧嘩してAugustineが仕事を辞めてしまったのだから、自分たちでデータ入力を出来ないのであれば4月末でTOPISH Bakeryを止める!仕事を続けたいのであればデータインプットをしてExcelを送るように!」


と何度も伝え続けました。勿論、データインプットなどした事ないスタッフ達は焦り、事業を継続するために、日々の売上データなどを紙に書いて写真で送ってきたり、Whatsappにベタ打ちでデータを送ってきたりしましたが、全てNo!!と受け取り拒否しました。


その内、配達チームのNana Yawという一番実直で真面目なスタッフが、
「俺がインプットをするから、やり方を教えて欲しい」


とメッセージを送ってきました。Nana Yawは売上・売掛金管理も一番しっかりしており、忍耐強く真面目で責任感も強いスタッフである為、彼に最後のチャンスを託す事にしました。


石本がパン屋を離れている期間中だった為、インターン生で配達チームのサポートをしてくれている中村さんと、学校でPCを教えている青年海外協力隊の皆さん(たまたま良いタイミングでパン工場見学に来てくれる事になっていた為、急遽無理なお願いをしました)にお願いし、Nana YawへExcelの使い方を教えてもらう事になりました。皆さんの助けに感謝です。


3月末にAugustineがパソコンを落としてから、モニターが壊れてしまい、今はテレビに繋いでインプットするようにしています(もし使わないパソコンがあれば寄付して頂けると有難いです!)


中村さんからも協力隊の皆さんからも、Nana Yawは頭も良く飲み込みが早い!と報告をもらい、徐々にですが信頼できる数字をインプットできるようになって来ました。そして、2週間経つ頃には在庫管理・売上管理・現金管理ができるようになり、今までのマネージャーとのやりとりと遜色ないレベルまで事業について理解するようになってくれたのでした。


正直、今の生産・販売チームでは管理が難しいと諦めつつあったのですが、この嬉しい誤算には希望を感じ、再度新体制での立て直しに明かりが見えて来ました。


引き続き、材料費高・市場の過当競争など厳しい面がありますが、5月中には内側のゴタゴタを解決し、外との戦いに生き残れるように新体制を強固なものにしていきたいと思います。
来週には土地のオーナーとの値段交渉が待っているので、また胃が痛くなりそうですが、早々に決着をつけたいと思います。