TOPISH Bakery No.67 ~悪事~

ガーナのパン屋の石本です。
捜査ばかりじゃなくて、ちゃんと仕事もしてます。将来に向けての準備も着々と進めています。一方で、今後掛かるであろう資金の調達をどうしたもんかと、悶々としたりもしています。いつか報われる日が来る事を祈ってます。

さて、翌日、まずは配送チームがパンを買い付けにきていたと思われるパン屋に再度訪問しました。新しい情報は得られなかったものの、話を聞いた人の話に少し違和感を覚えました。何かわからないけど、何かを隠している、そんな感じです。

そんな時、また仲の良いストリートベンダーから、「昨日、また君のところの配送スタッフがパンを配達に来たんだけど、、、ちょっと会って話せないかな?」と連絡が入りました。昨日どころかここ4日ほど、その配送スタッフにはパンを提供していません。彼がパンを配達することなどできないはずです。

直ぐにそのストリートベンダーのところに急行すると、そこには確かにTOPISH Bakeryのパンが、、、

ただ、おかしいのです。まず、サイズが小さい。袋の口が紐で結ばれている。

そして、そのストリートベンダーに事情を説明すると、「やっぱりそういう事だったか、、、」と彼が見た事を全て話してくれました。配達チームは一週間くらい前から、別のパン屋のパンをTOPISH Bakeryの袋に入れて販売し始めたそうです。そして、1日に300個くらいしか売れない、とTOPISH Bakeryには報告してたのは嘘で、実は裏で別のパン屋のパンを600個近く販売していたそうです。それも盗んだTOPISH Bakeryの包装資材に入れて、、、他のパン屋からはコミッションの他、配送車両代も受け取っていたと思われます。

行方不明の配送スタッフが借りていた部屋はもぬけの殻。他のスタッフに彼の実家を聞くも知る人はおらず、唯一知っているであろう配送スタッフの相方は知らぬ存ぜぬの一点張り。その時、行方不明のスタッフのお婆ちゃんが近くに住んでいるという情報を聞き、会いに行きました。

その後、お婆ちゃんに聞いた地域の名前を頼りに、荷台付き自動三輪車で走り回り、近隣のKIOSKで聞き回り、ついに行方不明だった配送スタッフのお父さんが経営しているKIOSKを発見。お父さんには詳細を離さず、「最近息子さんが仕事に来ていないので、心配になって見に来ました」と伝え、自宅まで案内してもらいました。

そして、ついに連絡が途絶えてから5日目にして行方不明となっていた配送スタッフと対面する事になりました。