ジャワール・モハンマドという人物について

どうも、Food for Future Plcの竹重です。

今回は、昨今のエチオピア国内の混迷をジャワール・モハンマドという人物から考察してみたいと思います。

如何せん、勉強中の知識および主観的な考察も入りますので、ざっくりとエチオピア国内の問題を理解してもらえればと思います。

ジャワール・モハンマドとは?

まずは、ジャワール・モハンマドとは何者か?

というところですが、簡単にいうと、エチオピアの政治活動家です。

ちなみに私と同じ86年生まれで現在33才とのことです。

エチオピアの現在の国内問題を考える上で、出身の民族がなんであるのかというのは非常に大きな問題になってきますが、彼の出身民族はオロモと呼ばれる民族で、国内最大民族出身ですね。

*約3分の1くらいがこのオロモ人になります。

オロミア州南東部の村出身で、学業成績も優秀だったようで、シンガポールへ留学、その後、米国のスタンフォードで政治学、コロンビアで人権に関するマスターを取っているようです。

いわゆる、エチオピアの超絶エリート層といった感じです。

ちなみに、現在はオロモメディアネットワークというオロモ人メディアを立ち上げ、主にオロモ人の若年層に対して強い影響力を持っている人物になります。

先日、首都アディスアベバで行われた大規模な反政府でもで”ケロ”と呼ばれるオロモ人の若年層オロモ主義者のリーダーにもなっている人物です。

どうやらオロモ至上主義であるようだ?

さてさて、先日来度々行われている反政府でも、主にオロモの若年層がデモを行なっているのは知っていましたが、なんで??と常々疑問に思っていました。

というのも、なにせ、アビー首相、彼自体もオロモ出身で、オロモ人を最大の支持母体としていると理解していたからです。

さてさて、そんなジャワールさん、アビー首相が就任した当初はむしろアビー首相の就任を喜んでいたようです。

そんな彼がなぜ、反政府デモを画策するようになったかというと、アビー首相が彼の思惑に反して、オロモ優遇政策を取らなかったからということみたいですね。

米国で大学に通う傍ら、国際オロモ青年委員会を立ち上げ、世界中のオロモ人に対して影響力を持つようになっていったみたいですね。

エチオピア人の集まりではなく、オロモ人を集めてしまうあたり、オロモ至上主義者なのかな?なんてちょいと思いつつ。

アビーさんの民族融和と対立軸になるのも少し理解できるような気がします。

ちなみに、アビー首相の就任に伴い2018年に米国からエチオピアに戻ってきて、政治活動家として、ケロの間でますます影響力を強めているようです。

首相との対立?

さて、そんな彼が最近さらにグッと話題になっているのは、ジャワールさんを政府側が拘束しようとした、してないの問題から始まっているみたいですね。

ジャワールさん曰く、警察部隊に自宅を包囲されたと主張していてますが、これに対して、名指しではないもののアビー首相も自作自演だといった発言をして対立が深まっているようです。

真実がどこにあるのかはこの国の情報は往往にしてあてにならないので、なんともですが、ジャワールさんの支持者である過激派のオロモ人たちの間では、誘拐やら殺人なども起こり始めているようで、オロモ至上主義的な思想をオロモの若者に吹き込んで反体制運動を煽っている向きもあり、今後もこのジャワールさんの動きについては、気をつけて見ていかんと危ないなーという感じです。

来年には選挙もあり。。。

さてさて、もともとは割りと近めだったはずのアビーさんとジャワールさんを軸に同じオロモ出身でありながら民族融和派のアビーさんとオロモ至上主義的なジャワールさんの間での対立が昨今エチオピア国内の治安状態を悪化させていますが、ノーベル平和賞受賞のきっかけにもなったエリトリアとの和平に伴いエリトリアからエチオピアに帰還したテロリスト集団、オロモ解放戦線などなど、最大民族オロモ人の中で、対立が激化しているようで、本当に困ったものです。

来年には国政選挙も控えており、ジャワールさんも取得した米国市民権を返上してエチオピアの国政に乗り出してくるなんて話もあり当面国内の治安情勢は安定しないのかなーなんて思っています。

何れにせよ、ジャワールさんコロンビア大学では人権について学んでいたようですが、彼の支持者が非人道的かつ民族主義にのった殺人事件も起こしているようなので、本当に早い事新体制として、平和な道に進んで欲しいと切に願う今日この頃です。

シダマ問題以外にも国内全体に目を向けてみると民族問題はかなり根深く、また、解決するのには難しい道のりが予想されますが、個人的には、民族融和平和的な方向でアビーさんにリードしてもらえたらいいのかなーと思っています。

*注意:ソーシャルメディアなどの検索に引っ掛からないように敢えて固有名詞・団体名などは日本語表記にしています。エチオピア国内でソーシャルメディアきっかけで狙われたりしたら嫌なので、その辺りご理解いただけると幸いです。事実関係などについても、プロのメディアの人間ではないので、内容に誤りがある可能性もありますが、ざっくりと現状・実情をしるきっかにしていただけると幸いです。

では、また。