ネット鎖国について考える

数日間ネット遮断されており、書きだめ記事のアップロードです。

どうも、Food for Future Plcの竹重です。
今回は、タイトルにある通りネット鎖国についてです。

みなさんネットの無い世界を想像できますか?

30代より上の方は、おそらくWindows95発売のニュースをなんとなく記憶していて、インターネットの黎明期についても幼いながら記憶していたりするのではと思います。

現代社会において、すっかりライフインフラとして必要不可欠なインターネットですが、エチオピアでは、先日も記事にあげた通り、日本で言うセンター試験に当たる全国統一試験の不正防止対策として、先々週から先週にかけて断続的にネットが遮断されています。
*どうやら、首都のアディスアベバでは、金曜の試験終了以降普通にアクセスできているようです。国際機関から鬼のようなクレームが入ったんでしょうね。

クーデターの発生を受けて、どうやらネット遮断は、こちらのクーデターを事前に防止するための施策だったなんて噂も流れています。

長い時で丸3日以上、間に数時間のネット接続可能時間などもありましたが、日本を含む先進国でこんなことが起こったらどうなるかって考えると、恐らくみんな大暴れでしょう。。。

スマホ依存症なんて言葉もちらほら聞かれる現代社会でネットに接続できないと言うことは、lineも使えない、Google先生も返答してくれない、友達とどうやって連絡を取ればいいんだろう、仕事のメールができないけど、どうしたらいんだろうと社会機能がストップしてしまうことが容易に想像できますね。

しかし、エチオピアでは現実的にほぼほぼ1週間に渡ってネットへのアクセスが全面的制限さました。
そして、6月24日時点でクーデターの発生を受けて、再度のネット遮断。
いつまで続くのかは現状不明です。
また、僕はというと謎に携帯電話そのものまでロックされてしまい、ショートメッセージを含む全てのアクセスを封じられました。
解除には、72時間かかるということで、少なくとも6月27日までは、電話を含む全ての通信手段まで断たれてしまいました。笑

一方でエチオピア人はというと、ネット遮断に関しては、ほとんど意に介していない印象です。
エチオピア国民の大半はそもそも日常的なインターネットへのアクセスを行っていない彼らにとってインターネットはライフラインにはなっていないということなのでしょう。
最近でこそ、スマホを持つ人も都市部ではかなり増えてきている印象ですが、実のところ、スマートフォンをスマートに使いこなしている人というのはほとんどいないのだろうと思います。
とにかく電話の好きなエチオピア人、その用途はというと、無意味な挨拶を繰り返すためのツール、用もないのに電話してきて、挨拶もひとしきり、何の用かと問うと、えっ、用??別にないよって感じの反応が帰ってくることもしばしばあります。

ここ数年、めちゃくちゃ普及していっている気がするfacebookなどデータを使用する際には、一般的にモバイルのネットワークを使うのではなく、wifi環境を求めて人々はさまよい歩きます。
パスワードのかかっていないwifiを設置しているホテルや飲食店の周りには夜になると、wifi泥棒みたいな人が暗いなかスマホに向き合っている姿が散見されたりもするわけです。

1年前まで、世界で最も通信量の高い国とも言われていたエチオピアですが、アビー首相就任以降、度々ネット使用料の引き下げが発表されて、約1年前の料金から比べると、約半額になっていますが、日本でいうところのパケ放題的なものを利用するには、月額1900ブル、日本円で約8000円と引き続き、バカ高い料金設定になっています。

そんなこんなで、一般庶民にはまだまだ敷居の高いこの国のネット環境は、ネット鎖国状態といっても過言ではないように思います。

日本が江戸時代、明治維新が起こるまで、出島など一部の限られた層でしか海外の情報に触れることができなかったのと同様にこの国では21世紀になってもネット鎖国状態が続いている。。。
驚愕ですね。

江戸時代を例に出しましたが、この国の現在の状況って江戸時代に似てるかもなんて話に派生したいと思います。

江戸時代の日本の統治体制は幕府を中心に各藩によって行われていましたが、この国の連邦政府が江戸時代の幕府、各藩を各民族に置き換えてみると、江戸末期の各藩での勢力争いに似たものが現在まで続いているのかなと。

江戸幕府が開国した要因としては、黒船やらなんやらありますが、ようは、当時の日本が技術的に遅れをとっていることを黒船の襲来やらなんやらで感じ取って、やばい!!!国閉じてる場合じゃない、外国の技術取り入れなきゃってことだと思うのですが、、、、

エチオピアにおいては、このネット鎖国により一般の国民は、素晴らしき愛国教育の成果として、世界の最貧国でありながら、高きプライドを維持し、エチオピアが世界で一番だと信じ込んでたりするわけです。
ネットがより身近になることで、自国の現実を諸外国と冷静に客観的に比較することができるようになれば、開国や!外国の技術を学ばないかん!!!となりそうな気も薄ーく感じたりするわけですが、、、

少なくともこの国のトップは正しいメジャーを持ち合わせていないのか、はたまたわかった上で、技術的なキャッチアップをしないことを選んだのか、単純に意志決定してもどうしていいかわからないのか、少なくとも現状、この国で暮らしている上で、危機感というものはないような気がしています。

さてさて、江戸時代末期の各藩の勢力図に置き換えて、今回のクーデターを考察してみると、連邦政府のトップであるオロモ族に対して、いわばアムハラ州の下級武士が一致団結討幕やー!!って動き出した感じかなと思っています。

さながら幕末の長州藩のような動きですね。

そんな中、地味にシダマ族はというと、シダマ民族の独立やー!っと盛り上がり、外国と向き合わな行かんって言ってるのに、いまだにめちゃくちゃ狭い領域で権利拡大を望む田舎者って感じでしょうか。。。

国・地域のトップがそれぞれ何を求めているのか、どこを目指しているのか見えにくいエチオピアではありますが、、、
愛すべき田舎の農家さんたちはせっせと働いている。
彼らと共に彼らの望む未来像を一緒に作って生きたいなと思う訳です。

なんだかまとまりないですが、ネット鎖国による、現実認識の放棄状態をなんとか抜け出して、明るい未来を一緒に作るそんな役割をFood for Future としても担っていきたいものですね。

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