自己紹介①タイとの出逢い

はじめまして。

西アフリカベナン共和国でものづくりビジネスをしている川口莉穂と申します。

私のことを少しでも知っていただくために、まずは初対面の人に必ず聞かれる『なぜベナンなのか』という質問に答える形で、経歴紹介をしていければと思います。

実を言うと、つい数年前までは、ベナンどころかアフリカにすら興味はほとんどありませんでした。

私が興味があった国は、ただ一つ。

『タイ』でした。

高校の時、私はRotary clubの交換留学でタイに1年間留学していました。

もともと将来やりたいことも大した趣味もなく、視野を広げたいという理由だけで希望していた交換留学。面接試験では、やっぱり英語圏でしょ!という理由でアメリカを希望。そして、第2希望はなんとなくカッコいいからという理由で、フィンランド。

そんなやりたいことも夢も何もなかった私ですが、留学試験は見事合格。

そして決まった派遣国は、『タイ』でした。

初めて親元を離れ発展途上国と言われる国で暮らすという経験は、当時16歳の私にたくさんのことを感じさせてくれました。

1番衝撃的で心に残っているのは、当時の私と同い年くらいの女の子が客引きをしている様子です。

またストリートチルドレンの存在などは、知ってはいたものの、初めて実際に目にし、子どもが大好きだった私はとてもショックを受けました。

この時から、私がタイのために出来ることはなんだろう…と、途上国支援や国際協力という分野に興味を持ちはじめました。

これが私の人生を変えた、タイとの出逢いです。

次回は、『ベナンとの出逢い』です。