自己紹介②ベナンとの出逢い

前回、タイとの出逢いを書かせていただきました。

高校の時の留学で、タイと出逢った私は、大学での勉強もその後の就職先も、途上国支援・国際協力という分野以外は考えられなくなっていました。

熱い想いを語り、AO入試で入学した慶應義塾大学SFC。起業家も多く、変わった先輩方も多い学部です。

在学中は、カンボジアスタディツアーや東日本大震災ボランティア、幼稚園でのインターンシップなど、今後夢を叶える際に、自身の経験として役に立つ活動を自主的に行ってきました。

就職活動では、JICAを希望。

しかしこちらは失敗。

JICA以外の会社に妥協して入るのが嫌だった私はこの時点で就職活動を辞めてしまいました。

就職という道以外にも、自分の夢に近付く道はあると信じ、大学卒業後は留学をするつもりで、フリーターとして留学費用を稼ぐ毎日が続きました。

そんな中、受けてみた青年海外協力隊試験。

見事に合格し、勉強よりも現場の経験が積みたいと考えていた私は、留学ではなく協力隊を選びました。

新卒で実務経験のなかった私が合格した職種は、あまり資格などが要らない青少年活動。

第3希望まで書ける国の希望欄、第1をタイ、そして第2第3を空欄で出した私が合格した国は…

ベナン

でした。

これが、私とベナンの出逢いです。

ベナンの協力隊、みんながみんな口を揃えて言うのは、

ベナンってどこだか最初分からなかった

ということです。

もちろん私もそのうちの1人。

アフリカだということすら知りませんでした。

数年後には、タイを越えるほど愛し、大好きな家族ができ、生活の半分の時間をベナンで費やすほどの国になるとも知らず…。

次回は、現在の仕事を始めるきっかけとなった親子との出逢いについて書きたいと思います。

ちなみに、あれだけタイに惚れ込んでいたのに、どうしてベナンに行ったのか?とよく聞かれます。

アフリカという地域には、きっかけがなく興味を持っていなかっただけでした。

そのため、ベナンに決まったとき、もちろんタイでないことにショックは受けましたが、

アフリカなんてこんな機会ないと絶対行けない!と、ワクワクしたのを覚えています。