アフリカのオンラインショップの潜在性と課題(2)

前回は、アフリカでのEC(オンラインショップ、デジタル流通業界)のポテンシャルについて紹介した。
今回は、大きなポテンシャルがあるにもかかわらず、それを阻害する要因について紹介したい。

(私はこの言葉は好きではないが)ラストフロンティアと称されるように、経済的に取り残された大陸と言われるだけあり、当然だが、経済開発的に社会開発的にも多くの課題がある。

ただし、これらのマイナス要因をそのままネガティブに捉えるのではなく、それゆえ既存産業、既存プレイヤーなどがおらず、リープフロッグを生み出す環境である事は先に付け加えておきたい。

 

1.脆弱かつ未発達な物流

 

まずは、弊社がラストマイル配送で関わるロジスティクスの問題から見ていきたい。

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明瞭な価格設定

今週、簡易な宅配価格の検索システムをWEBサイトにオープンさせました。

www.couriemate.com/quote

 

目的地や距離、重量などを入力すると、その場で宅配料が表示され注文できるシステムとなります。

まだ、トライアル段階で簡易なものとなりますが、これで顧客の反応を見たいと思います。

 

なぜ、検索システムを作ったのか

ウガンダで商売をしていて困るのが、決まった価格がない場合が多い事です。(定価がない)

スーパーマーケットで買えば、値札の価格でレシートも出ます。

ローカルマーケットや商店で買った場合、定価もなく、仮に領収書が出ても当てになりません。

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住所がない国での配達業

ウガンダで宅配業(バイク便事業)をしていると、日本とは違う事が多々あります。

その一つが、住所システムがない事。
正確にいうと、住所と呼ばれるものは二種類あります。郵便の住所と物理的な所在地を示す住所です。

 

郵便の住所はいわゆる私書箱であり、郵便局に年間2500円程度を払い、私書箱を持っている個人や企業が持っています。(P.O.BOXと呼ばれます)
郵便局の郵便システムもほぼ機能していないため、私書箱もあまり使われていませんし、我々のような玄関先まで届ける宅配業には関係ありません。

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ウガンダの地方宅配便(2)

前回、どの会社も自社だけで全国をカバーできておらず、カバーできない地域では、エージェントを使っており、その担い手がトラック数台をもつ零細のトラックオーナ―自営業だと述べました。

それがここ数年変わってきています。どのように変わっているのでしょうか。

結論からいうと、各地域のバス会社が宅配の分野にも大きく台頭してきています。

バスはもともと、首都と各地域を結ぶ形で発展してきました。首都カンパラを中心として、大きく北西部、北部、中西部、西部、東部の5エリアくらいに分かれており、それぞれのエリアで数社のバスが走っています。

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