クロテンと業務改善

2016年7月から宅配サービスを開始しておりますが、先月(5月)に初めて黒字化(単月)する事ができました。

4月中旬から注文が拡大しており、5月は一か月を通して繁忙期となりました。

商売である以上、黒字は当たり前とはいえ、我々が手掛けるのはウガンダ人向けのサービス。日本と比べてずっと購買力が低いウガンダ。思った以上に時間がかかります。

 

とはいえ、社長である私の人件費(生活費)までは、カバーできていませんし、運営費をカバーしているだけで、これまでの投資の回収にはまだまだ長い道のりがありますし、
5月は営業活動や投資活動を控えていた事もあり、その費用が少なかったのも要因の一つです。

 

幸いにも6月に入ってからも需要は衰えず、大きく伸びていませんが、5月と同水準かそれを超える当たりの宅配数となっています。

 

 

 

 

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明瞭な価格設定

今週、簡易な宅配価格の検索システムをWEBサイトにオープンさせました。

www.couriemate.com/quote

 

目的地や距離、重量などを入力すると、その場で宅配料が表示され注文できるシステムとなります。

まだ、トライアル段階で簡易なものとなりますが、これで顧客の反応を見たいと思います。

 

なぜ、検索システムを作ったのか

ウガンダで商売をしていて困るのが、決まった価格がない場合が多い事です。(定価がない)

スーパーマーケットで買えば、値札の価格でレシートも出ます。

ローカルマーケットや商店で買った場合、定価もなく、仮に領収書が出ても当てになりません。

 

宅配サービスについても同様です。

 

国際郵便であれば、ある程度の価格表はあります。

ただ、EMSについてはウガンダポスト(郵便局)が運営していますが、価格表が複数存在しています。

 

国内の配送になると、価格表はありません。

 

さらに、多くの宅配業者は、こちらから電話で問い合わせても料金を教えてくれません。

 

よくあるのが

『いいから、オフィスに来なさい。そこで価格を伝えるから。』

いやいや、まずは価格帯だけでも条件だけでも知りたい。といっても

 

『オフィスに来なさい。』ブチ。っと電話が切れます。

 

実際にオフィスに行っても、価格は担当者やタイミングによって変動します。

 

もちろん、会社によっては社内の価格表を持っている事も多いですが、担当者の裁量?もあり、大きく変わります。

(例えば、5キロのものを3キロと称して、会社と顧客からお金を得る)

 

価格の透明性がない事は、売り手企業にも買い手企業にも問題を起こします。

売り手に対しては、内部の従業員の不正や横領の機会を与えます。

 

買い手に対しては、価格を得る事自体が面倒という面に加えて、

買物を頼んだ従業員が支払価格を誤魔化す機会を与えます。

 

定価も証明するレシートも無い(あっても信用性が低い)ため、一部をポケットに入れる事になります。

 

自分達で仕事をする中で、透明性のない価格を無くしたい。という思いもあり、検索システムを作ってみました。

住所がない国での配達業

ウガンダで宅配業(バイク便事業)をしていると、日本とは違う事が多々あります。

その一つが、住所システムがない事。
正確にいうと、住所と呼ばれるものは二種類あります。郵便の住所と物理的な所在地を示す住所です。

 

郵便の住所はいわゆる私書箱であり、郵便局に年間2500円程度を払い、私書箱を持っている個人や企業が持っています。(P.O.BOXと呼ばれます)
郵便局の郵便システムもほぼ機能していないため、私書箱もあまり使われていませんし、我々のような玄関先まで届ける宅配業には関係ありません。

さて、物理的な所在地を示す住所ですが、システムになっていないため、それが物理上どこを指すのかは誰にもわかりません。
東京でいえば、『東京都新宿区2530』。もう少しマシな例だと『東京都千代田区靖国通り50』。

これでは、それがどこにあるのか分かりません。。配送には使えません。
ちなみに、この住所はいつ使うのか?土地の登記や契約、賃貸契約、銀行口座開設くらいでしょうか。

そのため、宅配サービスを提供する我々にとって、お客様のご自宅まで届けるのは一苦労になります。

 

では、住所の存在しない国で、どのように物を届けるか。

先人の方々が様々な工夫をしていますが、まだ確立された方法はありません。試行錯誤しています。

そんな中、我々は原始的ですが、荷物を届ける前にかならず電話を入れ、建物やスーパーなどのランドマークを確認し、それを元に荷物を届けています。

宅配注文時には、受取人の名前、エリア(中野区、新宿みたいな)、電話番号に加え、ランドマークは大事です。

例えば、『新宿のドン・キホーテの近く』などと言われて、ドン・キホーテまでいき電話をします。電話すると、相手が『その先のxxを右に曲がって・・・』などと伝えます。

 

政府機関や大企業、名前の有名なビルやモールを除き、事前に電話をせずに荷物を届けるのは、難しくなります。

ですから、相手が電話に出ないと配送不可になってしまいます。。
また、僻地の田舎によっては電波が繋がらない、繋がりにくい地域もありますので、玄関先までの宅配は非常に困難となります。そのような地域では、村の中心部まで来て頂き、そこで受け渡しなども良くあります。この場合は、相手が時間通りにそこにいないとロスになります。

 

最近では、独自に住所を設定できるサービスを展開するスタートアップ起業も増えています。しかし、私の知る限りでは、まだ実用的なサービスになっているところはありません。

GISに関わるカンファレンスなどもあり、7月にウガンダでも行われました。https://sotmafrica.org/

ちなみに、Google MapやGPSも、時々当てにならないので、それを頼りに配送すると全く違う場所だったという事もあります。