突然の首相辞任

どうも、Food for Future Plcの竹重です。

 

先ほど、突然エチオピアの首相が辞任したとのニュースが入ってきました。

 

ハイレマリアム首相は、前首相メレス首相が病死した際に副首相を勤めていた人物で、僕の事業予定地である南部諸民族州出身ということもあり親近感を覚えていたのですが、残念です。

 

ビジネスへの影響は??

 

ここ数日、首都アディスアベバを囲むオロミア州で道路封鎖などを伴う、反政府運動が活発化しているという情報を得ていましたが、こうした一部民族による反政府運動が今回の辞任劇の一つと考えられているようです。

今日も平和なアディスと思いきや、突然のニュースにびっくりです。

ここで、心配されるのが、ビジネスへの影響ですが、現地の友人の多くが語るところによるとポジティブな影響があるだろうとのこと。

 

あくまで、周辺の友人の意見なので、実際のところは分かりませんが、メレス前首相の後を引き継いだハイレマリアム首相は政権運営については、実行力に常に疑問符がつきまとっていたとのこと。

 

今後の動向。。

 

メレス前首相と比べると実行力がなく、首都アディスアベバの過密化に伴う隣接州オロミア州へのアディスアベバ拡大計画などで、オロミア州から強い反発を受けたりと近年は、政権運営を思うようにできていなかったようですね。

 

新政権がどうなるのかはしばらく様子を伺っていく必要がありますが、現地の友人談によると、基本的には、次の首相ポストにはより実行力のある人がつくだろうとのことで、政府の海外投資の方針もよくなることはあっても悪くなることはないだろうとの楽観的な意見が聞こえてきます。

 

一方で、昨年末に行われたエチオピアの通貨ブルの切り下げに伴い、エチオピアの外貨不足は以前よりも深刻な状況に陥っている印象を受ける昨今ですが、政治の不安定が外貨問題に与える影響はネガティブな気もしていて、新首相の任命までのプロセスが今後どう進むかは、とても重要な課題であると感じています。

 

首相辞任の一報が入ってきたところで、これからの行方については、現状不透明ですが、しばらくは、政治の動向にも注視せざるを得ない状況が続きそうです。

 

昨日の南アのズマ大統領の辞任に続きエチオピアの首相辞任とアフリカ大陸では、政治の転換期がきているのかなと感じたお話です。

事業予定地レポート!

今回は、事業予定地ググマ村についてです。

 

基本情報

 

まずは少しだけ、ググマ村についてご紹介していきたいと思います。

 

ググマ村は南部諸民族州の東端に位置する小さな村です。

赤がググマ
点線が州境

 

少しわかりずらいですが、赤いピンがググマ点線が州境です。

 

現地住人情報によると、約500世帯の家々からなる集落です。

 

なんと!内半数の250世帯が農業を生業としており、牛を買っています。

 

今回の調査で明らかになりましたが、1世帯あたりの住人の数というのは、想像通りかなり大規模で、中には15人の家族と暮らしているなんて方々もいました。

 

南部諸民族州の州都であるアワサからは直線距離で25kmkくらいでしょうか。

 

山の頂上に位置するググマまでは、道中舗装されていない急な坂道もあり、4WDの車がないとぐるっと回り込んでいかなければなりません。

 

標高はなんとアディスアベバよりも高く2700m!!(地元長野の浅間山山頂よりも高い!!笑)

 

冷涼な気候が牛の飼育に最適な場所なんですね。

 

現地農家に密着!

 

さて、今回のググマ滞在の主な目的は乾季(雨がほとんど降らない)の牛のマネジメントがどうなっているのかという点と、乾季の乳量の確認でした。

 

ググマ村にはホテルがない為、到着後まずは宿探し!

快く泊めてくれた農家の息子

 

現地の農家さんの家に泊めてもらえるように交渉を行います。。。

 

 

しかし、ここで問題が、ググマ村の中心地であればアムハラ語もぼちぼち通じたのですが、少し中心地を外れると。。。

 

シダマ語しか通じない。。

 

ただでさえ、アムハラ語もままならない僕ですが、シダマ語、、、、

 

完全なる未知の領域です。

 

しかーし、エチオピアの田舎に暮らす方々はなんとも純朴で人がいい!

 

身振り手振りで説明をしていると、快く泊めてくれるという人が現れました。

 

基本的に土壁造りの彼らの住居ですが、高い標高のせいもあってか、朝方めちゃくちゃ寒いです。

 

寝袋を持っていきましたが、服をしっかり着た状態で寝袋に入って寝ても朝には寒さで目が覚めてしまいます。

ノスタルジー長屋

 

気温、おそらく5度くらいだったのでは。。。

 

現地の方々の生活を知る上では、彼らと共に過ごすのが一番ですね。

 

なおかつ、多くの方々が親近感を抱いてくれるので、一石二鳥です。

 

食!

 

この地域の集落では、基本的に動物性タンパク質は貴重なようで、あまり肉を食べる機会はありませんでした。

 

屠畜場が近場になかったりするせいもあるかもしれませんね。

伝統食コチョ

 

で、もっぱら食べていたのが、コチョです。

 

バナナの木に似た木からデンプンを取り出してバターと混ぜて調理したもののようですね。

 

モサモサして食べにくいですが、現地の方々と仲良くなる上で、一緒に食事を取ることは非常に重要なことですね。

 

衛生面とか、そんなの関係ありません!

 

 

気持ちがあればお腹も痛くなりません!!

フレッシュミルク

 

搾りたての牛乳も一緒にいただきましたが、日本の牛乳とは異なり、乳脂肪分が低めであっさりして香りも豊かです。

 

その他、インジェラに色々な具を乗っけた定番料理バイヤネットなど美味しくいただきました。

 

牛!!!

 

前回、雨季に訪れた時よりは全体的に牛が痩せている。。。

 

 

日差しが強すぎて青草もまばらになっているためですね。。。。

農家の庭先にて

 

意外と、強すぎる日差しから牧草を守る意味でもソーラーシェアリングなんかうまいことワークするのかもな、なんて思いました。

 

乳量

 

雨季に来た時には、1頭あたり8リットル/日くらい搾乳できているとのことでしたが、乾季にはざっくり半分まで乳量が落ちているようで、約半分の4リットル/日くらいとのことでした。

 

中には麓の村からホルスタインとのクロスブリードの牛を仕入れて来ていて乳量が乾季でも14リットル/日なんて人もいましたが、これは放牧ではなく小さな牛舎の中で、コチョの原料担っているバナナの木に似た木の葉っぱなどを食べさせているとのこと。

 

管理次第で乳量は増やせるようです。

 

今回、約50軒の農家さんにインタビューしましたが、乳量を増やすための管理手法やクロスブリードなどに関しては、かなり高い関心を抱いているものの、マーケットへのアクセスがないことがネックだとのことでした。

 

酪農組合

 

ググマには実は、小さな酪農組合が存在しています。

酪農組合か工場(外観)

 

SNV(国際開発機関)の支援によりバターチャーンと冷凍庫を保有して、牛乳からバターを作ったりしています。

 

1日の製造キャパは60リットル程度とのことで、組合員は105世帯ほどいるようですが、加工場の近隣の住民しか、生乳を卸すことができていない状況です。

 

生乳の現金化のニーズはやはりかなり高く、早く工場立ててよー。。って言われ続けました。

会議にも参加してみました!

 

105世帯で平均経産牛が3頭とした時に1日あたりの乳量は乾季でも1200リットル超と相応の乳量がありますが、実際には、この組合に加盟していない農家さんも多数おり、また、ググマの周辺の3つの村まで含めると少なく見積もってこの5倍程度の乳量が確保できる地域と言うことがわかりました。

 

酪農組合でも、製品の現金化については頭痛のタネらしく、今回訪れた際にもどうやって市場にアクセスするか会議が行われていましたね。

 

飛び入りで参加させてもらいましたが、僕が工場を作って近隣の大都市まで売りに行ってくれれば問題解決だ!との結論にいたり、皆さんの期待をビシビシ感じましたね。。。笑

 

まとめ

 

今回の滞在はとっても有意義なものになりました。

 

乾季と雨季での生乳の生産量の違いや彼らの暮らしぶり、どのように牛を管理しているのかなどなど学びも多く、1日も早く工場を設置して製造活動にフォーカスできるようにとのモチベーションが高まりましたね!!!

 

よっし、やるぞ!!!!

【ご報告】水曜からプロジェクトサイト入りします。

竹重です。

 

エチオピアは新年からイベント続きでややバタバタとしています。

友人たちが集まってホームパーティーしました。

 

ようやく落ち着いてきた今日この頃ですが、水曜から暫くプロジェクトサイトに滞在します。

 

かなり田舎の方なので、暫くネット接続も困難になることが予想されますが、色々と現地の写真を撮り溜めて、ネット接続普及後にご報告できればと思います!

 

エチオピアの都会と田舎のリアルな比較などをお伝えしつつ、田舎でビジネスを行う意義などを皆さんにお伝えできるようにしたいなと思います!

パスタもエチオピアではインジェラで食べます。

 

 

 

国際規格とエチオピア規格

どうも、竹重です。

 

先日の国際規格クリスマスはみなさんいかが過ごされましたでしょうか?

 

国際規格クリスマスとエチオピア規格クリスマス

 

クリスマスといえば12月25日ですよね。

アディスアベバのHoly Trinity Cathedral

 

でも、これは国際規格のクリスマスですね。

 

エチオピア規格のクリスマスでは、1月7日がクリスマスです。

 

何で、微妙なずれが生じているのか?

 

クリスマスといえば、何となくロマンチックなイベントで豪華なディナーやプレゼントを連想する人も多いと思いますが、本来の意味を考えるとイエスの誕生を祝うことが目的ですね。

 

で、これはエチオピア規格のクリスマスでも一緒なんですね。

 

ただ、異なる点が1つ。

 

イエスの誕生した日付の解釈が異なるんですね。

 

いつイエスが誕生したのかということは実は解明されていないみたいです。

 

1日の始まりは?

 

クリスマスと同様に国際規格とエチオピア規格のメジャーな違いの1つに1日の始まりはいつなのか?というものがあります。

 

エントト山から見下ろしたアディスアベバ

もちろん、日本を含む国際規格では、深夜の0時から1日が始まりますね。

 

一方でエチオピアでは、我々にとっての朝の6時から1日が始まります。

 

エチオピアは赤道に近いこともあり、日の出、日の入りの時間のブレというのが基本的に大きくありません。

 

ざっくりと平均をとると朝の6時に日が昇る、太陽と共に1日が始まるということで、とてもわかりやすいですよね。

 

また、この1日の始まりについては日本もかつては”和時計”なるものを用いていて、日の出基準で、夏と冬で時の刻み方が異なったことをご存知ですか?

 

日本古来の時間基準もどちらかといえばエチオピア規格よりだったんですね。

 

明治維新後の文明開化により、西洋の基準を積極的に取り入れていったため、日本古来の和時計は姿を消していったようです。

 

何が言いたいか。。

 

ここまで、国際規格とエチオピア規格を少しだけ比較してきましたが、結局何が言いたいかというと、本来、物事には意味や成り立ちがあって、我々日本人も古来から持っていた日本文化を明治維新後、西欧の文化を取り入れながら変化させてきたということ。

 

そして、それは必ずしもいい変化ばかりではないと思うということ。

 

日本は度々世界でもっとも成功した社会主義国だなどと揶揄されますが、本来高い倫理観を文化的な背景にもつ日本人には、過度に合理化した資本主義的な性格の社会システムは合わないのかななんて思ったりするわけです。

 

他者を殺してでも利益をあげてやろう!といった狂気にも似た拝金主義は民族感としてあまり持ち合わせていなかったのかもしれません。

 

国際規格のルールを理解することはこれだけ世界が狭くなってきた現代社会において当然必要なことですが、エチオピアをはじめとした開発途上国では、欧米のモデルを真似るばかりでなく、合理的な部分と文化や民族的な特性を理解した上でのシステムづくりが必要だなと思った次第です。

 

世界全体が資本主義のルールの中で動いているのは、しっかりと理解しながらも、貧しくても幸せそうに生きているエチオピア人の価値観を尊重しながらこの国でのビジネスを考えなければいけないなと思ったお話でした。

 

久々のエチオピア!!!

サラムノゥ!

どうも、竹重です。

 

更新がかなり長期に渡り滞ってしまいましたが、ようやくエチオピアに戻ってくることができました。

先ほどつい1時間半ほど前に到着しましたが、やはりいい!!

すごくしっくり来ています。

 

日本では、何かと煩雑な事務手続き等に追われていましたが、エチオピアでエチオピアの方々に囲まれてプロジェクトを進めて行く幸福を再認識するには、長期の日本滞在もよかったのかもしれません。

 

取り急ぎ、エチオピアに戻って来ました!というご報告と、エチオピア現地の情報を含めて更新頻度を上げていきますというご報告を兼ねた記事でした。

 

相変わらずネット環境は悪く、写真の添付がないことご容赦ください。

 

では、また近いうちに。

 

チーズづくりについて

どうも、竹重です。

日本国内での活動が少し長期化して、エチオピアの空気を早く吸いたいなと思う今日この頃ですが、日本での活動の合間を塗ってチーズの試作を初めています。

 

もちろん、実際には、エチオピアの生乳を用いて行うので、参考程度ということにはなります。

 

がっ、今後予定される土地の選定や建屋の建設などの合間の時間を使って現地の原料乳を使っての試作には色々と活きる部分も多いだろうと、手順をデータを取りながら実践しています。

 

シンプルなだけに奥が深い。

 

チーズの製造について、日々勉強をしているのですが、製造プロセスを記述すると非常にシンプルです。

 

ざっくりいうと以下のような感じ。

 

1.生乳を殺菌する。

殺菌方法には様々ありますが、日本ではUHT(超高温殺菌)が一般的ですね。

チーズを作る際には、このUHTは使えません、乳脂肪分が均質化されるプロセスが加わっているために固まらないからですね。

そんなわけで、一般にチーズの製造の際には低温殺菌乳が用いられます。

 

2.乳酸菌を添加する。

殺菌が終わったら乳酸菌を添加します。

乳酸菌の活動が活発になる38度前後で発酵を促します。

 

3.レンネットを添加する。

続いて、レンネットの添加。

レンネットというのは、仔牛の第4胃から取れる酵素で、これがチーズを固める働きをします。

 

4.カードを切断する。

この時点で、チーズの元となるカードが完成。

豆腐みたいに固まった状態になっていますね。

で、これをサイコロ状にカットしてカードとホエイに分離します。

 

5.撹拌する。

このサイコロ状のカードを撹拌しながら、ホエイを出してより凝縮していきます。

 

ざっくりというと、この辺りまでのプロセスがチーズを作る際の共通部分で、この後、型に詰めて発酵させたり、お湯の中で練ったりと様々なプロセスを加えていくことで、多種多様なチーズになっていくわけです。

ホエイを抜いたカード

 

文章にすると、とても単純に見えるプロセスですが、発酵度合いの見極めがその後のチーズの味を左右してくるわけです。

 

実際に、色々と温度や発酵時間などをpHなどのデータを取りつつ試行錯誤してみると、材料は同じでも仕上がりに大きな差が生まれてきます。

 

発酵が短いとチーズの特徴であるとろりととろける感じが出なかったりと化学実験のようでかなり面白いですね。

 

いずれにしても、材料や製造プロセスがシンプルなだけに美味しいチーズを作るのは本当に難しかったりするわけです。

 

それでも、とことん突き詰める。

 

シンプルなだけに探究心を刺激されるチーズの製造方法。

 

原料となる原料乳の成分も餌や時期によっても異なってくるわけです。

 

何をどうしたら、チーズの仕上がりにどのような変化が出るのか、この辺りのデータ集めは意外と日本国内でも研究は可能かなと思い、日本国内の活動の合間の時間を見つけては、チーズづくりを探究している今日この頃です。

 

しかし、早くエチオピアに帰りたい。。

 

早期にエチオピアに帰れるように日本国内での活動にも気合いを入れる今日この頃でした。

支援先に選出いただきました!!!

どうも、竹重です。

この度、第二回のアフリカ起業支援イニシアチブの支援先に選出いただきました。

本当に嬉しいのと、今後ますます気を引き締めて事業実現に邁進しなければならないと強く実感しています!

実は、先日、エチオピアに帰りますと記事を書いたものの、日本国内での事務的な部分で時間がかかってしまい、日本一時帰国が少し長引いてしまっています。

 

支援先に選出頂いたのを弾みに猪突猛進に事業を前に進めたいところですが、一つ一つ問題解決に向けて積み上げる作業も大切で、今後の自分自身にとってもプラスになると信じて作業にあたっています。

 

さて、そんなわけで、目新しいエチオピアでの話題はないのですが、今回はエチオピアを含め多くの新興国で気をつけた方がいいお金に絡むトラブルについてご紹介したいと思います。

 

身近で起きた事件。。

 

エチオピアでの滞在中は基本的に友人の経営するゲストハウスで過ごしていますが、長らく住んでいると、オーナーの友人や周辺の人脈、同じく長期で滞在しているゲストなどと仲良くなります。

 

今回ご紹介したいのは、そんな友人(インド人起業家)とオーナーの友人のお話です。

 

便宜的にインド人起業家の友人をチャイくん、オーナーの友人をブナくんとしてご説明致します。

 

ある日のこと、いつも通り、夕方ゲストハウスに帰ると、なにやらざわざわしており、オーナーも焦った様子。

 

話を聞いてみると、警察がやってきて、あんたのゲストハウスに暮らしているチャイくんが脱税しているといってきたそうです。

 

なんか悪さしたのかなと思ったら、チャイくんが数日前に、会社で使っていないポンプをブナくんを通して地元の青空市場で売ったとのこと。

 

で、このポンプを売った販売代金について適切な会計処理をしていなかったので、警察がやってきて脱税だと騒いだとのこと。

 

ここまで聞いてすでにおいおいっと思う方も多いかと思いますが、かなり胡散臭い話ですね。

 

おかしな点。

 

そもそも、販売して数日で警察がやってきていることがおかしいなと感じた私、チャイくんに対してもう少し詳しく話を聞いてみました。

 

・ポンプを売るときにはブナくんを仲介して売ったんだよね?なんで、チャイくんに直接、警察がくるわけ?

・そもそも、青空市場ではありとあらゆるものが売買されているが、しっかりと帳簿を付けているところなんかあるの?売って数日で、ブナくんの裏で品物を出しているチャイくんを見つけてくるって変でしょ?

・警察が来たって言ってたけど、脱税だと言っているのになんですぐに警察官は帰ったの?本物の警察官だったの?

 

などなど。。。

 

 

で、チャイくん。。

 

『確かに、ブナくんじゃなくて僕にくるのはやっぱりおかしいよね、ブナくんに最初いくのが筋だもんね。それにポンプ一個で逮捕なんて話には流石にならないよね。』なんて冷静さを取り戻して行きました。

 

で、実際に警察官として来た人について、その時対応したゲストハウスの従業員曰く。

『警察官って言ってたけど、ミリタリーのカッコをしていたよ。』

なんていうわけです。

 

おいおい、そのミリタリーのカッコをした警察官は誰なんだよってツッコミどころの多さに思わず笑いかける僕。

 

そう言えば、ブナくんのお父さんはミリタリーで結構偉いさんだなんて話が出てくるわけです。。。

 

 

うん。怪しい。。

 

ここまで聞いて、僕は、ブナくんがチャイくんをはめたのではと思いました。

チャイくんとしても、ブナくんとは日頃から仲良く酒を飲みにいくような間柄、まさか!と思ったようで俄かには信じられない様子。

 

でも、客観的事実からブナくんの話を聞いてみた方が良いと提案。

 

そもそも、ポンプを売った代金をチャイくんはブナくんから回収していないと言っていたのでチャイくんが警察に疑われる根拠は乏しいってことをお伝えし、チャイくんもブナくんと話をすることに。

 

で、ブナくん曰く。

 

『ポンプを売るときに使った中間業者が警察に捕まったんだ!で、おそらく、チャイくんが売主だってことを話したんだと思う。で、捕まってしまったから中間業者からお金は回収できていないし、ポンプは買主の方に行ってしまった。』とのこと。

 

ほう。。。

 

最もらしい話ですが、ブナくんの友人の仲介業者が捕まってるようだったら、青空市場でものを売っている多くの方々が捕まっちゃうでしょ。。。なんて思いつつ、取り敢えず怪しいから、捕まった中間業者の人に会いに行ってみたらと進めてみる僕。

 

ブナくん

『今、拘留中だから会えないよ。行っても無駄だ。』と焦った様子。

 

『本当に捕まっているのか、確認ぐらいはできるでしょ?もしくは、どういった話なのか、詳しくしる為にも、この前来た警察官を探して話をしよう。』

 

ブナくん

『いや、やめておこう。今警察にいったらすぐ捕まっちゃうよ。』

 

『捕まえるんだったら、この前捕まえればよかったじゃん。今、捕まってないんだから取り敢えず大丈夫でしょ。』

 

ブナくん

『今どこの警察署にいるかわからないからやっぱり行かない方がいいよ。』

 

『この前、会って来たっていってたじゃん、そこの警察署に行けばどこにいるのか教えてくれるでしょ。』

 

ブナくん

『わかった、取り敢えず僕が確認してくるから待っててくれ。』

 

・・・・15分後。

 

ブナくん

『やっぱり会うことはできないし、今どこにいるかもわからないって。』

 

えっ、たった15分で警察署にいって話を聞いて戻って来たの?と思う僕。。。

 

『早かったね、そんなに近くの警察署で捕まってるの?』

 

ブナくん

『あー。。。道が空いていたから・・・』

 

と、徐々にブナくんの浅はかなメッキが剥げてくる剥げてくる。。

 

オーナーも含めて、ブナくんの言い分がいかに理屈に合わないことかと白い目で見はじめているにも関わらず御構い無しでつどつどその場しのぎの苦しい言い訳が続くブナくん。

 

結果として。。

 

メッキの剥がれるブナくんに対して、冷静さを取り戻したチャイくんは、色々と理屈に合わない部分を追求していきます。

 

結果的にポンプの販売代金の一部回収をして、残りについてはブナくんが責任を持ってチャイくんに支払うというところまで、話を詰めていきました。

 

不思議なもので、こんな悪巧みをしてみたブナくんですが、お金を返しながらも再びチャイくんと仲良くやっています。

 

商売自体の付き合いはなくなったものの、友人としてはOKとのチャイくんの判断のようですね。

 

なかなか、驚きますが、こういった騙しの事件、意外と悪さをした側がバレてしまった後も悪びれた様子もなく元の関係性に戻っているケースがあります。

 

信頼関係という意味では、日本の文化とは異なる考え方があるのだなというのと、騙されないように気をつけないといけないなと思った事件でした。

 

エチオピアに帰ります。。

どうも、竹重です。

 

ぼちぼち今回の一時帰国も終わりを迎えようとしています。

ようやくエチオピアに帰れます。

 

日本からの持参物

 

いつも、日本に一時帰国する際には、その後のエチオピア生活をイメージしながら色々と買い物をしていきます。

 

最初にエチオピアに長期で滞在する頃から変わらず、必ず持っていくものが以下2点。

 

・カレーの固形ルー

 

・お酒

 

これだけは外せません。

 

愛されるべきカレーの固形ルー

 

カレーの固形ルーからちょっとした解説を、エチオピアの食文化というのは以前にも少し書きましたが、インジェラと呼ばれるクレープ状のパンケーキ(ちょっと酸っぱい)です。

業務用サイズのカレー固形ルー

 

これは、賛否が分かれますが、個人的には外国人の中では好きな方だと思います。

 

基本は毎日このインジェラを食べていますが、やっぱりたまーに日本食を欲してしまいます。

というか、旨味を欲してしまいます。

 

なんとなく、いつも感じますが、アジアの食文化とその他の地域の食文化でもっとも異なるのが、この旨味かなと思います。

 

エチオピアの伝統食インジェラも嫌いじゃないんですが、全体を通して旨味のある食べ物というのがすごく少ない気がします。

 

で、カレーの固形ルー、諸々旨味も含まれつつ、日本の家庭の味って感じで文字通りインジェラばかりの食生活のスパイスになりますね。

 

また、固形ルーさえあれば世界のどこに行ってもだいたい材料は手に入ります。

 

コメの代わりはインジェラでもパスタでもパンでもなんとでもなりますからね。

 

お酒

 

こちらは主にお土産用ですね。

 

エチオピアのお酒はビールが中心です。

それ以外のお酒というのは、ほぼ輸入になるので、結構高いんですね。

 

そんな中、日本の焼酎や日本酒ってお土産としてすごく優秀だと感じています。

自己消費用にも本来は焼酎でも持っていきたいところですが、グッと堪えてお世話になっている方などに焼酎や日本を持って帰るのが定番になっています。

 

その他の持参品

 

色々試しましたが、スペースパフォーマンスのいいものが嬉しいですね。

で、やっぱり食系に偏りがちです。

 

過去エチオピアに持って帰ってよかったなと思ったもの前述の2つ以外でなんとなくランキングを作ってみます。

 

1.梅しば

 

個人的に大好きな梅しば。

日本にいた時にはあまり食べる機会も多くなかったのですが、前回エチオピアに帰る時にたまたま免税店で見かけて買って帰ったらちょうどいいおやつとしてすごく安らぎました。

やっぱり『』のテイストは大事ですね。

 

2.乾麺のそば

 

たまたま、手近にあったのを以前持ち帰りましたが、これもエチオピアで食べるとかなり感動ものの味ですね。

エチオピアでの癒し
インスタント味噌汁

日本食レストランがほぼないエチオピアでは、日本の味への飢えというのは少なからずあるのでしょう。。

 

3.インスタントスープ

 

これも猛烈に役立ちます。

雨季には結構寒くなるエチオピアでは、雨季の夜にあったかいものを摂取したくなります。

そんな時に最適なインスタントスープ。

種類はというと、味噌汁、ミネストローネ、クラムチャウダーなどなどかなり豊富で、なおかつかさばらないのが最高です。

 

結果、食ばかりだったが。。。

 

ランキングといってもやっぱり出てくるものは食ばかりですね。

 

なんだかんだ、私は日本人で、日本食に対する飢えというのは確実にあるようです。

 

本当に日本食って美味しいんですよ。

やっぱり。

 

で、カレーやインスタントスープ、匂いもいいですし、意外と友人にちょうだいって言われることも多く、限りある食料ですが、彼らとシェアをしていたりします。

 

そんな中で、すごく驚いたのが、エチオピアの方々がまずカレーにすごくいい反応をすること。

それと、スープですが、雨季限定かもしれませんが、こんなに美味しいスープ近くのレストランとかカフェにあったら金を払ってでも食べちゃうよとの発言。

 

多少の社交辞令感もあるのでしょうが、特にこの2つ、カレーとスープに関してはかなり反応がいいですね。

 

カレー屋さんとかスープ屋さんやってみようかな?なんて思っちゃうぐらいです。

 

食文化も紹介していこう。

 

ビジネスにするのは少しハードルも高いですが、少なくともエチオピアから日本に一時帰国して、エチオピアに戻る際には、食を中心に色々と品を変えてエチオピア人の方々に受ける日本の食を試していこうと思います。

 

やっぱり、互いに理解を深める上でも『食』は、人間関係作りの強いきっかけになりますね。というお話でした。

 

では、また。。。

物流について。。

どうも、竹重です。

 

今回は、ビジネスを行う上ですごく大切な物流についてです。

 

国際物流の現実。

 

エチオピアでのビジネスを考える上で、国際物流の実情というのは、結構大切かと思います。

 

最近、日本から酪農機材の輸送方法について勉強していますが、実は内陸国であるエチオピア、物流で若干問題が生じるのではと恐れています。

 

1991年にエリトリアがエチオピアから独立していこう、海岸線の土地を失ったエチオピアですが、現在、国際貨物のほとんどは隣国ジブチを経由してエチオピア国内に運び込まれています。

アディスアベバ郊外の街
デブラゼートにある中国資本工業団地
(記事には関係ないですね。。)

 

また、この物流についてですが、エチオピアへの荷物の発送には国営企業である、『Ethiopia Shipping and Logistics Services Enterprise 通称:ESLSE』を利用しなければなりません。

 

で、このESLSEなんですが、不満を持っている外国人投資家も多いようです。

 

通関業務なども遅く貨物がスムーズに届くことというのはあまり無いようです。

これから、この辺りを実体験として学んでいくわけですが、今からドキドキしています。

 

さて、話は戻りますが、物流コストについてですが、実は日本からジブチの港まで運ぶコストとジブチから陸路で首都アディスアベバまで運ぶコストがほとんど変わらないなんて話を耳にすることがあります。

 

最近アナウンスされた、アディスアベバージブチ間の鉄道による輸送という新たなオプションが加わることによって、これまでの陸運コストが下がれば良いなーなんて思っているのが実情です。

まぁ、11月8日に開業ということですが、あまり期待せずに待ってみようと思います。

 

国内物流について

 

続いて、国内の物流についてどうなっているのかですが。

 

正直いって、日本でいうところの日通みたいなメジャーな物流会社というのはイメージにありません。

 

では、どのように物流が行われているのかですが、まだ勉強不足で正直なところ把握しかねている状況です。

 

同じくデブラゼート。
酪農の盛んな地域です。
乾季には草が枯れてしまいますね。

ただ、生活実感として一般個人の場合、宅配サービスなどは利用せず基本的に全てハンドキャリーでものを仕入れているように思います。

 

というのも、首都アディスアベバから地方都市への移動の際などに私は基本的にバスを利用しているのですが、このバスが面白い。

 

おそらく生活消費財が限られる地方から首都に買い物に来て買ったものをまた、地方に持っていく現地の方々を目にします。

 

大きいものでいうと例えばベッドのマットレスなど平気でバスに乗っけて運んでいる人とかを見かけますし、ミニバス(一般的な移動手段でトヨタのハイエースに20人くらいが乗り合っている)でもバスの天井に結構な大きなものを乗っけて移動している光景はかなりあるあるです。

 

そんなわけで、個人向けの物流というより宅配サービスなどは、まだまだ、これからです。

 

一方で、ビジネス側ではどうなっているかというと、いわゆる陸運会社があまり無いこともあってか、街中を走っている貨物輸送社の多くは、製造業社が自前で持っているものと思われます。

 

というのも、箱付きトラックの箱部分が製品の看板になっているものが多いからです。

 

物流会社がちゃんと成立しているのであれば、物流会社の名前や看板などを箱に書いとくのが普通ですよね。

 

そんなわけで、ビジネス側では、自前で運搬車両を持って販売網を作っていく必要があるんだな、なんて思っているわけです。

 

将来的な事業拡大のチャンスになり得るのか。

 

さて、そんなわけで国内のビジネス側での物流ですが、事業拡大のポテンシャルはたかそうだなと感じています。

 

インドネシアでも、やはり食品加工会社から始まる物流会社というのは結構多いんですね。

 

特に冷蔵や冷凍が必要な商品を扱っている企業だと、今後来るであろうコールドロジに先行して取り組む必要があったりするわけですね。

 

意外と各国のロジ、特にコールドロジを見てみると、食品企業からの派生企業というのが多いのに驚くはずです。

 

余談になりましたが、色々と整備が進んでいない国だけあってビジネスチャンスは多そうですね。

 

一個一個実績を積みながら、エチオピアでのビジネスを深く理解していこうと思っています。

では、また。

 

開発途上国の土地について

どうも、竹重です。

 

今回は、開発途上国での土地(固定資産)の権利関係についてです。

 

土地の所有は認められるのか?

 

事業を行う上で、とても重要な土地についてですが、インドネシアで働いていた時、土地の所有が認められないということに少なからず驚きを感じました。

エチオピア都市型酪農家
(記事と関係ありませんが、)

 

ざっくりというと、インドネシアの規制では、土地はあくまでも国のもので、国が保有する土地を使用権や建設権などの権利部分だけ企業や個人に認めるといった規制になっていました。

 

エチオピアでは、どうなのかというとエチオピアの土地も基本的にインドネシアの規制と近いものになっています。

インドネシアと同様に基本的に土地の所有権は、法人に認められない仕組みになっています。

 

事業予定地が決まると企業は、国に対してどこの、どういった土地をどのくらい必要としているのかを説明し借地契約をまくことになります。

 

冒頭の『土地の所有は認められるのか?』の問いに対しての答えは、土地の所有はズバリ認められないということですね。

 

なぜ、土地の所有が認められないのか?

 

続いてなぜ土地の所有が認められていないのかという点ですが、私なりに勝手に考えてみました。

 

理由は色々とあるのでしょうが、もっとも大きな理由は、開発途上国の多くでは基本的に将来的な不動産の値上がり幅が先進国よりも大きくなるわけです。

 

当然ですね。

建物の中はこんな感じ。
(記事とは関係ありませんが、)

 

で、国や地域にもよりますが、将来的な値上がりを見据えた外国人投資家が土地を買い漁ると、国の実情と異なる価格で土地の取引が行われ、その国の現地の方々が住めなくなってしまうなんてこと想像できたりしますよね。

 

最近、日本でも日本人対比相対的に資金力のある中国人の方々による不動産取得が問題になっていたりしますよね。

 

これのもうちょっとやばい系の問題が生じてしまったりするんでしょう。

 

他にも、国が開発途上である中で土地の所有を民間に認めてしまうと、国の開発計画の妨げになったりなんてのもあるんでしょうね。

 

土地に絡む問題点。。。

 

さて、国保有の土地を所有することはできないことがわかりましたが、今後、事業予定地での土地の収容には一抹の不安を感じています。

 

というのも、連邦国家であるエチオピアですが、財源は中央省庁で管理しており、実際に各州での予算決定権はあまりありません。

 

唯一ともいえる地方政府の利権である土地。。。

 

これを政府と交渉して、希望にそう土地をえるって、、、なにやら難しそうな気がしませんか?

 

実際に友人でも、土地をえるために地域住民宛の補償金を支払ったのに、現地住民が立ち退いてくれないなど。。。

 

怖いですね。

 

ぼちぼち、今回の一時帰国も終わりエチオピアに戻りますが、こんな不安と日々格闘しているわけです。

1 2 3