ギニアのもう一つのセキュリティ問題!それはズバリ【呪術】

スーライと呼ばれる伝統的なお香。壺に熱した炭を入れこのお香を焚きます。西アフリカ全般で使われており、ギニアでは魔除け悪霊払いとして使用されています。

 

こんにちは。ギニア共和国、コナクリからイヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

雨季真っ盛りのギニアですが、自宅にいる時は晴天、でも私が外出しなければならない肝心の日には何故か大雨嵐になるというパターンが続いています!

お陰様で、引き続き日本の業者様方からアフリカンプリント布の製品や布のご注文を沢山頂いたりと、仕事も順調で、大雨の中アフリカンプリント布を探しにコナクリ中のあらゆるマルシェを駆け巡ったり、パートナーを組んでいる仕立て屋のアトリエを行ったり来たり忙しくしておりました。

予定していた日本への荷物輸送手配も終わり、やっと少し落ち着いた時間が取れたので、ようやくこちらに記事を書かせて頂く事が出来ました。

先日モザンビークの有坂純子さんの記事「アフリカ起業と安全」にとても共感したのと、有坂さんの記事を読ませて頂くうちに私がギニア移住をしてからずっと悩まされて来たことは別の意味でのギニアならではのセキュリティ問題だなと思ったので、ちょっと怪しい内容になりますが、今回思い切って書いてみることにしました。

 

もちろん普通に強盗や泥棒には気をつけています

ギニアでも、日本人は白人と見なされ、当然お金持ちだと思われています。
ましてや我が家の場合、ギニア人の夫はギニア人たちの憧れの国である日本で10年生活したのちに、職が無くて危険を冒してまでボートピープルになって海を渡ろうとする人が後を絶たないこのギニアにわざわざ戻って生活している訳ですから、こちらの人たちからしたら当然お金持ちだからなんだろうと思われる訳です。
ギニアでは白人でなくてもお金持ちは身代金目当ての誘拐もされますし、お金持ちの家でなくたって泥棒が入るなんて日常茶飯事ですからお金持ちや外国人の家、マンション入り口には大抵ガードマンが常時警備しているんです。
ですから、私も本当に親しい人以外には自宅を教えないようにしていますし、こうした防犯に対してのセキュリティ面には最新の注意を払い生活しています。
フェイスブックの投稿から住処を知られ泥棒に入られるケースが多いという事で、わたしはギニア在住の人とはフェイスブックでは繋がらないようにしたり、当社イヌワリアフリカのフェイスブックページはギニアでは非表示になるようにしています。
本来であればギニア国内で当社の活動のアピールをもっとしたいのですが、目立つといろいろなターゲットになる可能性があり目立たなければならないのに目立てないというのが起業していて大きな悩みの一つでもあるのです。

 

でもずっと戦って来たギニアならではの問題とは・・

何故目立ってはいけないのか?それは普通の防犯の他にギニアならではの大きな問題があるからです。
かなりマニアックな変な話ではあるのですが、これはギニアだけではなくギニア周辺諸国でよくある話のようです。(バーさんちょっと怪しい!って思わないでくださいね笑)

私たちがギニア移住をしてから一番苦労しているものとは、ズバリ「嫉妬による呪い・黒魔術」です。移住する前からですが、ギニア人の夫と結婚した後にまず最初に夫に言われたことは、ギニア人は優しいし親切に見える、でも顔は笑っていても心の中は違う人もいる、優しそうだけどその一方で嫉妬心が醜く人を羨む気持ちで、呪術師のところへ行き呪いをかける人達がいるから気をつけて欲しいという事でした。

*それが親しい誰かであっても、他人から食べ物飲み物をもらってはいけない(口に入れてはならない)。→毒を盛られる時がある、呪いの薬を入れられる可能性がある。

*髪の毛、爪を誰かに取られてはいけない。→呪いの薬を作る素材となる。
*両親の名前を他人に教えてはならない。→呪いをかける方法に使われる。

気をつけなければならない事はその他沢山あるのですが、この3点は特に注意するように言われてきました。
私は現地のアフリカンダンスの舞踊団のメンバーとしてギニア人のダンス仲間と共に踊りを通して何年もほぼ毎日のように一緒にを過ごして来たのですが、ギニアでは小さなお菓子でさえ仲間と分け合って食べる習慣がありみんながお菓子やパンなどをちぎって渡してくれる時にそれを断るのに気が引けて、最初のうちは食べたふりをして手の中に隠したりしてましたが、途中からは夫にわからないから食べちゃえ。。と食べてしまったこともあります。
親しい友人の家に遊びに行くとご飯をどうぞと出されますが、でもお腹壊してるからと嘘をついて食べなかったりこれかなり大変なんです。
この人なら大丈夫?、大丈夫じゃない?を見極めるのが本当に大変なんです。
いつも誰かを疑っているようなのも気分がよくありません。

 

人より目立つと呪われる

でも、呪い、黒魔術、白魔術、占い師、呪術師の存在はギニアでは人々の暮らしの中に普通に根ずいていており、全然珍しいことではないのです。
事実なのは私も身を以て体験してきたのでこれを思い過ごしや迷信だとは思っていません。
ギニアでは本当に今のこの時代でも黒魔術が横行しています。
さっきまで元気だった人が突然死したり、病気になったり、いきなり気が触れたりします。
有名になった人、外国に行く予定の人、外国から帰ってきた人、事業が成功した人、外国人と結婚した人、みんなに羨ましがられる対象になったら嫉妬の対象、呪いの対象になります。

友人知人ならまだ分かりますが、驚きなのがギニアでは親子、兄弟同士であっても自分より成功して欲しくないという妬みからその呪いをかけるということ。
一夫多妻の家庭では妻同士の争いで呪いを使うことも多いとよく聞きます。
ダンス仲間はミュージシャンのミュージックビデオに出演しテレビに多く出るようになったら体調が悪くなったり悪いことが起きるようになって怖い、呪われているかもしれないと悩んでいた時もありました。
知り合いの男性は外国人と結婚し海外で暮らしていたものの離婚しギニアに戻ってきてから気が触れてしまいました。
外国人と結婚したら、妬みで呪いの標的になり離婚するように呪われる。
外国に行く事が決まったら、飛行機に乗る日は親しい人にも秘密にし旅立った後に後日報告することも当たり前です。先に知らせると呪いで邪魔される可能性があるからです。

こういう話は周りにいくらでもあります。

庭をコンクリートで埋める理由

我が家でもその呪いにずっと悩まされてきました。
まず移住後住んでいる家の敷地や部屋から私たちを呪う為の道具が度々発見されることがありました。
その見た目は日本の神社のお守りの中に入っているような小さな紙だったり魔力を持った薬を紙を皮や布で包んだ物だったりします。大抵は庭の土の中に埋めてあったり、木の根元にあったりします。
誰かが家の中に侵入し、床に穴を開け呪いの道具を入れていったこともありました。

移住後に夫の家族と一緒に暮らしていた頃も、職がなく生活が大変な若者たちを数人我が家に同居させ、彼らの生活の面倒を見ていた頃もそんなことが度々ありました。
自分たち以外の人の出入りが可能な場合は誰がそんなことをしたのか特定も出来ないし誰かを疑うのも嫌だし、はやり誰かと同居するのはやめようと決め、引越しを機に私たち夫婦と子供たちだけで暮らすことになり、それ以降呪いの道具が発見されることはなくなりました。

こういう呪いの類は掃除をしていている時に偶然見つける時もありますし、何か変だなと思ったら呪術師を家に呼び彼らが不思議な力を使い見つけ出すというパターンもあります。
ギニアではそういった呪い対策で、庭の土の部分を全てコンクリートで埋めてしまう家も多いんです。

 

呪術師に作ってもらった魔法の薬と共に体を洗う時に使用する黒石鹸。スポンジとしてヤシの繊維のたわしを使います。この石鹸は悪い霊や呪いを洗い流すと考えられています。

 

ギニア人の生活に欠かせない呪術師の存在

先にも書きましたが家に呪いの道具を隠す以外でも呪う方法は沢山あり、人々は「何かおかしい!呪われてるかも!」的な奇妙なシチュエーションが訪れると助けを求め呪術師の元に行きます。
そして身体や精神の状態が悪くなった時も呪いが原因かもしれないので、一般の病院にいくより先に呪術師の元へ助けを求めて行く事も多く、そういった場所では薬草での治療と共に呪術的な治療を施すところもあり西洋的な視点から言えば、そんなのはただの思い込みなんじゃないか?と思われるかもしれません。でも一概にそうは言えないんですよ!実際それで良くなるケースを沢山見てきました。

呪術師には呪いを請け負う呪術師もいるし、呪いを断ち切ってくれる呪術師もいます。
呪術師は薬草や動物の体の一部や金、その他あらゆる自然の素材を使い人々の願いを叶える魔法の薬を作ったり、呪いを跳ね返したり悪いものから身を守る薬やお守りも作ってくれる、イメージとしては映画の魔法使いのおばあさんような存在でもあります。
海外在住のギニア人でも、悪い事が立て続けに起こったり呪われてるかも?と思ったり、事業をうまくいかせたい時などはギニアの呪術師に国際電話をしていろいろお願いをするそうです。

サッカーのワールドカップの時にアフリカのチームには呪術師がついていて彼らの魔力によってチームが勝つというような話をネットで見ましたが、まさしくそういう事がギニアでは普通に行われています。政治関係者などお偉いさんにはもちろんすごい強力な呪術師が付いているそうです。

私は今までこうした事をこの目で見て体験してきたので、呪術的な方法全てがインチキなのではないと思っています。
近所で盗難があった時に犯人を割り出す為に呪術師を呼び、呪術で犯人を割り出してもらう場面を見た事がありますし、バラフォンという魔力を持つ伝統楽器を使い妖怪をおびき出しやっつける儀式も普通の民家で行われています。

ギニアには「ゲゲゲの鬼太郎」みたいな世界が普段の生活で当たり前のように存在しているんです。

 

ギニアでは鶏、ヤギ、羊は食用以外の大切な使い道がある

ギニアでは鶏やヤギがいろいろな場所で販売されていますが、それは食べる為だけに販売されているのではなくサクリフィス(捧げ物)として購入する人たちの為でもあります。
サクリフィスとは、いろんなパターンがありますが、上に書いた自分の願いを実現させたい時や、呪われてしまった時に呪術師の元へ行くと、呪術師からどんな色のメスの鶏を何羽飼ってきて捧げ物にしなさい、とかヤギ一頭を捧げ物としなさいとアドバイスが出され、その指示通りの鶏や動物を買い祈ってから捌いて食べる神様、悪魔、妖精、精霊たちの為のものです。

ギニアの家庭の庭には鶏やヤギがうろうろしていますがそれも食べる為に飼っているのではなく、
そのサクリフィスの為だったり、呪術的な意味で家に置いている事も多いのです。

私たちもこの呪い問題のお陰で、何羽の鶏、羊、ヤギ、牛を購入した事でしょう。
けっこう高くつくんですよ!

 

そんな訳で事業をしていても目立たないように・・

ということで、ギニアの人たちは日々自分を守る為にいろいろ苦労している訳です。
そして私たち夫婦は私が日本人の国際結婚なのでもっと妬みを持たれる為、こうした呪い問題に常につきまとわれています。
さらに事業をしているともなるとまた嫉妬の対象になる可能性が大きい為に変な気を使ってきました。

現在もギニア国内での商品販売を考えているところですが、正直躊躇してしまう気持ちがあります。
目立たなくてはならないけれど、目立っても良いのだろうか?と。

 

アフリカンプリント布屋さんにて。布屋のマダムたちはいつも娘にとても優しくしてくれます。

それでもギニアが大好きです

呪いや黒魔術が横行するギニア、かなり怖い体験もしてきましたが、それでも私はそんな人間臭いギニア人が好きですし、ミステリアスな闇の部分があるからこそ、このギニア独特の魅力があると思うし、わたしはギニアを嫌いにはなれません。
それにギニア人みんなが嫉妬深く呪いをかける訳ではありません。
ギニアの人たちは本当に人懐く冗談好きで優しい人がいっぱいです。
わたしはこれからも大好きなギニアで大好きなギニア人たちと一緒に仕事をしていきたいと考えています。

これが日本人だけでギニアで暮らしているのであればこんな悩みも無いのかもしれません。
他のアフリカ諸国で起業されている方々はどうでしょうか?こんな問題が起きた事ってありますか?

今回は相当怪しい記事でしたが、お許し下さい!
そして、怖がらずにギニアに是非いらしてくださいね笑。

 


イヌワリアフリカ代表 バー由美子 
                            Yumiko Bah / Inuwali Africa  Présidente

 

こちらが呪術的な力を持つバラフォンという伝統楽器です。ギニアの歴史の中でのバラフォンの不思議な力の伝説がいろいろと語り継がれています。

 

ジャンベ界の生きるレジェンド:Famoudou Konate来日記念ライブでイヌワリアフリカ出店決定!

ファムドゥさんから頂いた数年前のドイツ公演時のポスター:わたしの宝物です!

 

こんにちは。ギニア共和国、コナクリからイヌワリアフリカ代表 バー由美子です。
本日は、イヌワリアフリカでも大変お世話になっている世界を代表するジャンベ奏者ファムドゥ コナテさんの特別訪日と、それに伴いイヌワリアフリカの商品販売をさせて頂くという嬉しいお知らせです。

 

ジャンベ界の巨匠が訪日中です!

「ギニアのジャンベ・ジャンベ!」といつもこちらの記事にも書かせて頂いていますが、ジャンベと言えばこの方、ギニア在住のジャンベ奏者 Famoudou Konate・ファムドゥ コナテさんが、スペシャル企画として日本各地で開催予定のジャンベのワークショップやライブの為に現在訪日されています。

ファムドゥさんはジャンベ界の生きるレジェンドと呼ばれる世界を代表する優れたジャンベ奏者で、高齢になられた今でも元気に世界中を飛び回り、ギニアのマリンケ族に伝わる伝統音楽の素晴らしさを多くの人に伝えて続けていらっしゃいます。

世界中のジャンベファンに敬愛されているファムドゥさんですが、もちろんわたくしもファムドゥさんの大大大ファンの一人です。

夫は子供の頃ファムドゥさんのお宅の隣の家に住んでいて、ファムドゥさんとそのご家族との交流によりコナクリでのダンス活動を始めたという繋がりで私たちは以前から大変親しくさせて頂いています。

今年2月に開催したイヌワリアフリカ主催ギニアツアー2018では、ファムドゥさんのお宅の一部をギニアツアーの宿泊場、会場としてお借りし、ファムドゥさん自らがジャンベレッスンをして下さるという機会も頂くことが出来ました。

今年2月に開催したイヌワリアフリカ・ギニアツアーのファムドゥさんによるジャンベレッスンの様子

 

9月12日の来日記念ライブでイヌワリアフリカの商品の販売をさせて頂きます

「Foumoudou Konate 2018 Live in Tokyo 9月12日」

 

今回、嬉しいことにそのファムドゥさんが出演される、9月12日の来日記念ライブ
「Foumoudou Konate 2018 Live in Tokyo」の会場にて、イヌワリアフリカの商品の販売をさせて頂く事になりました。

【ファムドゥ・コナテ来日2018記念 東京ライブ】

9/12(水)
開場 19:00
開演 20:00
[料金] 予約4,000円 / 当日4,500円(ドリンク別)
[場所] SuperDeluxe
東京都港区西麻布3-1-25-B1F
Tel.03-5412-0515
[出演] ファムドゥ・コナテ
ビリー・ナンクマ・コナテ
セクバ・ケイタ
ユール・ジャバテ
クルマンケ
モモ・ケイタ
橋本ハジメ
加藤タクミ
田中ワタル
[DJ] winnie the oooh

⭐︎ワークショップのスケジュールやライブの詳しい情報などこちらでご覧いただけます。https://www.facebook.com/events/713571105659270/

 

出演者の中には、夫が若い頃に一緒にアーティストとして活動を共にしていた現在はドイツでジャンベ奏者として活躍されているファムドゥさんの息子さんや、私が20年位前に初めて日本でジャンベを教えてもらった先生でありギニアに繋がるきっかけを作って下さったギニア出身のジャンベ奏者ユール・ジャバテさんもいらっしゃるそうで、私も夫も今こうしてギニアにいながらもイヌワリアフリカの商品を通して日本でその場に繋がる事が出来る事をとても嬉しく思います。

今回ライブ会場で販売させて頂く商品は、ギニアのミュージシャン、ダンサーが愛用しているオーガニックコットンの手より糸を手織した布から作られた魔除け用シャツや、イヌワリアフリカで最近力を入れている藍染布を使った服、アフリカンプリント布のパンツや雑貨などを予定しています。

 

世界に誇るギニアの太鼓ジャンベとは本当はどういうものなのか、ファムドゥさんの伝えるマリンケ族の伝統音楽の素晴らしさ、そしてファムドゥさんのその暖かいお人柄が滲み出る笑顔、彼が醸し出す暖かな空気と共に日本の多くの皆様に是非体験して頂きたいと思います。

そして、ギニアの職人さんたちと一緒に制作したギニア発のイヌワリアフリカの商品を多くの皆さまに実際お手に取ってご覧頂けたらと思っています。どうぞ宜しく御願い致します。

 

 イヌワリアフリカ 代表 バー由美子

先月ファムドゥさんのお宅にご挨拶に伺った時の写真。わたしのおデコがピカピカすぎます笑

先週のタバスキのお祭り

タバスキの祭り当日・羊を購入しに来ている人々

 

こんにちは。ギニア共和国、コナクリからイヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

 

ギニアでは先週の22日はイスラム教の最大のお祭りであるタバスキの祭りの日でした。
こちらでは国民の約85パーセントがイスラム教徒なので、先週いっぱいはなんだかお祭り騒ぎという感じで、お店や仕事もお休みのところが多かったようです。

タバスキと言えば、羊。
イスラム教徒の各家庭では、羊を生贄として神様へ捧げ、家長が自ら捌いたあとに女性たちが調理し、家族や仲間と皆で食べ、ご近所や貧しい人々にもそのお料理やお肉を分け与えるという風習だそうです。

ギニアではタバスキの時ではなくても、呪術的なことで羊を生贄に使う事が多いので、食べるという目的以外にもいつでも羊は販売されてはいますし、普段でも飼われている羊がその辺の道をウロウロと歩いています。でも、先々週あたりからはタバスキ用に羊が街のいたるところで販売されていました。

タバスキ前になると羊や鶏、野菜などの食材、服や靴など、その日に必要な物の価格が高騰します。
羊は相当価格が上がるそうですが、それにもかかわらず、羊を販売しているところで羊を選ぶお客さんが大勢群がっているのを各所で見かけました。

 

道路脇で羊が販売されていました

 

こちらも道路脇の羊屋さん

 

我が家は夫がギニアでは少数派のクリスチャンなので、イスラム教の祭事は家庭ではありませんが、ギニアではタバスキの日はめいっぱいオシャレをして家族と過ごしたり、親戚知人の家に挨拶回りに行く習わしだということで、以前の記事にも書いた私がギニアの実家と思わせてもらっているファミリーのお宅へご挨拶に行きました。

 

 

ファミリーのお宅に到着すると、庭では家の女性たちが集まり大きな鍋と沢山の薪を使いお料理をしていました。

 

 

訪問するなり、大歓迎され、いきなり調理したてのチキン入りのソースが乗ったご飯が「ご飯食べる?」とも聞かれずに当たり前のようにどうぞと出てきました。

 

チキンを油で揚げているところ

 

彼女たちが大きな鍋でお料理していたのは、ご近所さんに配ったり、訪問者に振舞うお料理でした。

 

この鍋実物はとっても大きいんです。直径80cmくらいあるんですよ。炭用のコンロの上に置いてあります。

 

調理用の炭

 

こちらが出来上がった訪問者に持ち帰り用に渡したり、ご近所さんに配るように調理された玉ねぎソースのかかったチキンとフライドポテト。唐辛子とマヨネーズを添えて。これはセネガルのヤッサプーレというお料理をギニア風にアレンジしたものです。

 

プラスチックの大きなタライの中に入った大量のフライドポテト見えますか?

 

家族や訪問者以外にご近所さんたちのお家にまであんな豪華なお料理をお皿にいれてわざわざ持って行ってあげるというのを見て、この分かち合い精神はすごいなと思いました。
ちょうどわたしの知り合いもこのお宅を訪問しに来ていたのですが、この豪華なお料理をお土産にもらって喜んで帰っていきました。

そういうのを見て、自分が与えられるものを他者に与える、そして誰かから与えられるものを当たり前のように受け取るという事が、「与えれば与えられる」という教えと共に日々の生活に根づいているのだなと思いました。

この日はわたしもご飯をいっぱいご馳走になったりと随分とサービスしてもらったのですが、妹分にはアフリカンプリント布、おばあさんにはスカーフ、おじいさんにはムスリム用の帽子などをお土産に買って持って行ったのでちょっと気が楽でした。

日本人はただ与えられるというのは遠慮してしまってなかなか難しいですね笑。

 

わたしがギニアのお母さんとして大切に思っているおばあさん。揚げバナナとさつまいもを作っていました。帰り際に、揚げさつまいもをお土産用だ!と沢山もたせてくれました。

 

揚げバナナとさつまいも。ギニアの典型的なおやつ的食べ物です。おばあさんはこれを家の外で販売しています。

 

ファミリーの家から帰る途中に牛が販売されているところも発見。

牛を買いに来ているお客さんも沢山いました。
タバスキには、生贄として羊でなくても牛でもヤギでも鶏でも、自分の出せるお金の範囲で決めれば良いそうです。牛はとっても高価なので牛を買うことができるのはかなりのお金持ちです。

 

途中で通りがかった家の庭では羊の解体をしていて、ご近所さんたちが集まり、家主にお肉をビニール袋に入れてもらって帰る様子が見えました。これもあらゆるお祝いの日や、何かの祈願をする時に動物を生贄にする後によく見られる光景です。

 

 

そして、こうしたお祭りの日に見かける風景といえばやっぱりこれです。
写真のようにこの日のために新しく新調した服や靴を身に付けとびっきりのオシャレをし、友達たちと連なって街を歩く子供たちです。

こうしてみんなで歩きながら家族親戚、知人のお家にご挨拶に行き、お小遣をもらいます。
通りすがりの知人にもお小遣いをもらったり、知らない人にも「サレマフォー」と声をかけ、お小遣いをもらったりします。
ハロウィンや新年のお年玉と同じ感覚です。

先々週までは毎日雨ばかりでしたが、なぜか先週はお天気が続きタバスキの日も快晴でした。
神様がこんな子供たちの為にお天気にしてくれていたのでしょうか。

 

ショッピングモールにて。皆この日のために新調した服でバッチリ決めています。

 

 

小さな女の子もヘアスタイルもバッチリ決めています。

 

親たちはどんなにお金がなくてもなんとかして子供に新しい服や靴を用意し、女の子であれば付け毛を付けたり編み込みにしたりとヘアスタイルも可愛くしてもらいこの日の為に備えます。

ギニアではラマダン明けやこのタバスキも、昨日までの悪いことは忘れて許して、自分も新しく生まれ変わる日、改めて感謝の気持ちを考えたり、家族をそして他者をも想う日という感じなのかと思います。
1年を通して改心をしたり人を許したり、自分を見つめ直す機会が何度もあるというのはなかなか良いものです。わたしもファミリーの家を訪問し思うことが沢山ありました。

そしてこのような祭りの日があると食材や物もどんどん売れるので経済効果にも繋がって良いですね。

イヌワリアフリカの商品を製作してくれている仕立て屋さんもタバスキ用の服の仕立ての注文が沢山あって忙しくしていましたし、布屋のママさんたちも布が沢山売れたようですよ!

 

 イヌワリアフリカ 代表 バー由美子

娘の学校生活で再確認したギニア手洗い問題

お祭りの日に用意された大きなタライに入ったご飯・約8人分位

 

こんにちは。ギニア共和国、コナクリからイヌワリアフリカ代表:バー由美子です。

 

お影様で仕事がとても順調で、イヌワリアフリカの商品の日本での新しいお取引先が決まったり、海外からの注文が入ったり、ギニア国内での様々な業務依頼を頂いたり、来年2月に開催予定のギニアツアーの準備に追われるなどで日々忙しくさせて頂いております。

 

学校の食堂で素手でご飯!?

 

ギニアでは、今は学校が3ヶ月間の長いバカンス中。
我が家の娘もずっと家に居るので、家の中が何だか落ち着かなかったのですが、彼女の通っている学校で新学期前の補習クラスが始まったお影で午前中だけ学校に行くことになり、私も午前中だけやっと静かな時間を過ごせるようになりました。

さて、娘が今の学校に通うようになってからとても気になっていることを今日は書かせて頂きます。

彼女が今通っている学校には給食が無く、学校の敷地の中に文房具やお菓子が売っている小さな売店と、壁の無いビニール屋根の掘っ立て小屋のようなレストラン?食堂?というと大げさかな、椅子もテーブルも無い、ただ炭でご飯を調理しながら売っているスペースがあるのです。

お昼休みになると、近所に住んでいる子どもたちは家に帰ってお昼ご飯を食べるたり、自宅が遠い子どもたちは学校の入り口に売りに来ているサンドイッチ屋さんでパンを買ったり、そして大半の子たちはその敷地内の掘っ立て小屋の食堂で食べる訳です。

我が娘はお米派なので、ご飯が食べれるその掘っ立て小屋を利用しているのですが、ある日、お昼休み中に娘の様子を見に学校へ行ってみたら、娘がお友達と校庭の隅に座って一つのお皿で一緒にご飯を食べているのが見えました。

娘もお友達も、ご飯を素手で食べていました。

学校にはちゃんとした手洗い場が無いことを知っていたので、食堂のおばちゃんにスプーンをもらわなかったのか?と娘に聞いたら、その食堂にはなんとスプーンが無いというんです。

手でご飯を食べるという事は、ギニアの伝統ですし、たとえそれが学校であっても構いません。
普通のレストランでも素手で食べるような手水の入った洗いボールが出てきますしそれ自体には驚きません。

2月に開催したイヌワリアフリカ主催のギニアツアー時の様子・ご飯が出来上がった後に調理スタッフの女性たちの食事を味見中の参加者さん達。熱々の出来立てご飯をみんなで手で食べるのはとっても美味しいんです。

でも、この学校にはきちんとした手洗い場が無いし石鹸ももちろんありません。

一人で自分だけで食べるならまだしも、誰かがご飯が盛ってあるお皿を持っていたとしたら、絶対に手を洗っていない数人のお友達が「私も食べるー!」と集まって来るはずなのです。
一人ずつの手についているバイキンが混ざり合って。。。と想像すると恐ろしくなります。
しかも学校の子供たちだからまた恐ろしくなります。

 

ギニアで暮らしていてびっくりすることは、ちょっと外出した後に手を石鹸で洗ったら、自分の手から驚くほど茶色に汚れた水が流れていくことです。手を見てもそこまで汚れているとは思えないのに、石鹸で洗うと驚くほど汚れていたことに気がつきます。
石鹸で洗うまで気がつきませんが、ちょっと外出するたけでも知らぬ間にかなり手が汚れるんです。

ですからこの学校で娘がお友達と同じお皿で、みんなで石鹸で手を洗わずに素手でご飯を食べていると知った時に、冷や汗が出るような気持ちになりました。

それ以降は毎日2つのマイスプーンを持たせて学校に行かせています。そして、お供だちにも1つ貸してあげて、あなたのお皿には他の誰にも手は入れさせないようにしてね。と言い聞かせました。

 

右手と左手を使い分けるギニアの人たち

 

ギニアの人たちは素手でご飯を食べる時は必ず右手で食べます。

ギニアでは、水洗トイレはまだまだ少なく、そしてトイレの後はほとんどの人がトイレットペーパーを使わず水を使い手でお尻を洗ったりします。
その時には必ず左手を使います。その為に左手は不浄の手とされていて、お金を受け取る時や支払う時には左手で受け取ったり渡すことはいけないことだとされています。
右手がふさがっている時も急いで左手を使うことはせず、必ず右手に持っているものを置いてお金を受け取ったり、渡したりします。

お料理をする時も例えば魚で作る団子を握る時も、両手は使わずに右手だけで握ります。左手は使ってはいけないからです。

そういう状況の中、手で作るものですから、ギニアのお料理は時間をかけしっかりと火を通したメニューが多いです。

 

トイレや手洗い場に綺麗な水や石鹸がない

 

トイレで下の始末を手と水でするのに、その後素手でご飯を食べるなんて信じられません。

そして学校や各家庭のトイレには手洗い場はあったとしても水がないところも多く、石鹸があるところはほとんどありません。

今ではそれなりのランクのホテルやレストランにはありますが、それもやっとここまで来たかなという感じです。

 

コナクリのシェラトンホテル、いつも必ず手洗い用の石鹸が容器からキチンと出てくるし割といつも清潔です。ギニアでは、こうした高い金額のホテルでもトイレが清潔ではない、石鹸がなかったりします。

シェラトンホテルのトイレには世界のTOTO!の手の乾燥機もあります。ギニアにしては画期的です。

 

私も娘も、家族全員素手でご飯を食べる時ももちろんあります。
一つのお皿のご飯を囲み、大勢で一緒に素手で食べるのは本当に美味しいです。

ただ、ギニアではトイレの後、食事前に手を綺麗にしよう、とか流れる水で石鹸で手を洗おうという意識は全然低いのです。

友人知人の家でも、大人も子供もご飯を食べる時には手を洗わずに素手で食べています。

大人が子供に食事前に手を洗いなさいとはほとんど言いません。

大衆食堂では、食事前にタライに入れた水が出され、数名が同じタライに手を入れてバシャバシャしてから食べる時がありますが、みんなで同じタライに入った水でバシャバシャなんて逆にしないほうが衛生的かなと思うから私はしません。

流れる水で各自一人一人が石鹸で洗わなければ何の意味もないと思うのです。

基本ギニアの人たちはとても清潔好きで、寒くても朝と夜に水シャワーをしっかりしたり、いつも身体を綺麗にしているんです。でも、食事前やトイレ後の手洗いに関しては何故かあまり気にしていないみたいなのです。

 

清潔なトイレと手洗い場、そして石鹸設置&手を清潔にする教育を

 

娘が今通っている学校は決してボロボロの学校ではありません。ギニアの普通の学校です。
学校の授業もしっかりしてくれる先生もけっこう優秀です。
でもこういう事の大切さは学校で教えない様です。

トイレの後、食事前には手を清潔にしなければいけないこと、流れてる水で手を洗うこと、石鹸を使うことの大切さ、それが病気の予防になることを子供に教える事も大切ですが、大人、親、学校の先生たちにその大切さを知ってもらってもっと真剣に考えてもらいたいと痛感しています。

ただ、ギニアでは水道から水が出ないところも多く、綺麗な水をいつも確保することが難しい所も多いからなかなかうまくはいかないとは思うのです。

石鹸を買うということも経済的に難しい人たちもいるから簡単ではないけれど、でも、しっかりした手洗いで病気を予防できる可能性があるのだから、病気にならないで済むということは病院代、薬代がかからないから結局は節約になるとも考えられます。

 

娘のバッグパックにスプーンを2つ入れる時には、いつも日本で子供たちがお世話になった保育園の手洗い場に貼ってあった、可愛い手洗いの絵や歌を思い出します。
日本ではあんなに当たり前だったのにと。。

学校を運営する時には学校内に清潔なトイレと手洗い場を設置し、石鹸を常に用意というのを義務づければ子供たちの健康に繋がるはずなので、ギニアの国でそんな決まりを作ってもらえないだろうか?とも思います。

いつかイヌワリアフリカでも、「子供たちの為に学校に綺麗なトイレと手洗い場、石鹸を常備することに繋がる活動や、ギニアの人たちの暮らしに合った手洗いの方法を一緒に考えたり、手を清潔にするということの大切さを伝える活動をできたら」と考えています。

 

安心して娘もそのお友だちも一緒に、一つのお皿で素手でご飯を食べる事ができるように。
みんなが元気で、その「一つのお皿を囲み、みんなで素手でご飯を食べる」という素晴らしい伝統を守れるように。

 

 イヌワリアフリカ 代表 バー由美子

 

お祭りで来客たちに振る舞うご飯を作る女性たち。もちろんこのご飯を食べる時は素手が基本です。お祭りで食べるこうしたご飯を皆でワイワイ食べるのは本当に美味しいです。

家庭用ゴミも何でも海にポイ!ギニアの海洋プラスチック&ゴミ問題

コナクリの海と川が繋がっている海沿いの場所、ビーチは全てびっしりとゴミで覆われています。川もゴミでいっぱい。そこにはゴミの中から使えるものを拾っている人たちも大勢います。

 

こんにちは。ギニア共和国、コナクリからイヌワリアフリカ代表バー由美子です。

今日は気になってはいたものの、今までは他人事感覚であった海洋プラスチック問題が、今まさに自分の最大の問題になっていることを書きます。

 

引っ越しの目の当たりにした海洋プラスチックゴミ問題

 

前記事に書いた通り、最近引っ越しをしました。

ここ何年かの夢の一つは、「隣の家に住む」ことでした。
何故なら、家の庭から海の砂浜に出ることができるから。
引っ越す前の家は、海の前ではありましたが、海と我が家の間にそのわたしが住みたかった隣の家が一軒あって、砂浜は見えないけれど、綺麗な海と大きな空が良く見えました。

ずっと夢見ていたそのお隣の家に奇跡的に引っ越すことが出来たのが先月のこと。
諸事情があり入居前にはその海に出てみることが出来なかったのですが、
”家にプライベートビーチが付いてくる!毎日朝日が出たら海で泳いで・・・”
なんていうワクワクした気持ちを入居するまでずっと抑え、やっと入居の日がやってきたその日、家の中より先に向かったのが海。
そして庭にある海に出るドアを開けた瞬間、大衝撃を受けました。

 

 

ドアを開けるとそこには一面のゴミが広がっていました!
おまけに隣の敷地の管理人さんが、塀の中からこの砂浜にビニール袋に入ったゴミをポイっと投げているのが見えました。

夫に「なんだあれは!!」と言うと、夫から「そういえば、大家さんに我が屋のゴミもこれからはここに捨ててくださいって言われたよ」という衝撃の返事が来ました。
今までは大家さんの敷地にあるゴミ置場にゴミを置き、週に2回くるゴミ収集業者にお願いしていたのに、今度からは大家さんには、「自分の敷地にゴミを置いて欲しくないし、今までここに住んでいた人も海にゴミを捨てていたからその通りにしてください」と言われたそうです。

私たちの暮らす首都コナクリでは、各家庭で出たゴミは場所にもよりますが海や川が近いと、そういう場所に勝手にゴミを廃棄しに行く家庭がとっても多いのです。
捨てる場所がない場合は各家庭の庭で燃やしたり、燃やしきれないとゴミを持って行ってくれる収集業者と契約して週に何度か持って行ってもらう家庭もありますが、お金がかかるのでやはりどこか広い場所に廃棄に行くという家庭が一番多いかと思われます。

ゴミの収集業者がいたとしても、そのゴミが完全に処理されるわけではなく川沿いの土地にそのままゴミがたまりにたまって山になっているだけだったり、はやりどこかにポイとされているような気もします。ギニアにはゴミ処理場がないからです。

それに加えて、ゴミはゴミ箱に入れるという習慣がなくなんでもポイ捨てにしてしまうので街中もひどい状態です。その街中のゴミについてはまた別の記事に書こうと思います。

 

ビーチクリーニング開始

 

引っ越しが落ち着いた後、早速道具を購入し、アルバイトさん2名もお願いしビーチクリーニングに取り掛かりました。

 

アルバイトさん2名と共に4名で掃除

 

掃いても、掘っても、どんどん出てくるゴミ

 

 

みんなが大好きなインスタントネスカフェ屋さんのコーヒーの容器がとにかくいっぱいあります。 ビーサンやスニーカーなど、靴も沢山あります。

 

今までこんなゴミがあるなんて全く知りませんでしたが、注射器がたくさん発見されました。これで海の中に入るのが怖くなりました。

こちらもみんなが大好きなヨーグルトの容器と、子供たちがよく飲んでいるジュース”Capri-sum”のパッケージ。とにかくたくさん落ちています。

 

波打ち際の黒い色なんだと思いますか?ギニアならではのものなのです。

 

答えは調理用の炭です。とにかくこの炭が砂浜にたくさん落ちていて、海水の中にもたくさんあって、波打ち際まで真っ黒になっています。ギニアではこの炭でのお料理が一般的なのですが、どこの家庭からも出る調理し終わった後の炭が、海にこんな被害をもたらしてるとはびっくりしました。

 

ミネラルウオーターの入っていたビニール袋に砂が詰まっています。このビニール袋も数えられないくらい落ちています。

こうして私たちがいつも飲んでいるビニール入りのミネラルウオーターのビニールがこんなにも海を街を汚くしています。

買い物の時に商品を入れてもらうビニール袋、ミニ洗剤のパッケージ、アフリカ料理用スープ調味料の袋、ペットボトルが限りなく落ちています。波打ち際の海水の中にもたくさんのビニール袋が浮かんでいます。

 

毎日掃除してもまたやってくるゴミ

 

 

3日に渡り、ゴミを海水が届かない場所に一箇所にまとめ、かなり見違えるように綺麗になった砂浜。

 

 

でも、やっぱり来ちゃうんです。毎日朝になるとちゃんと次のゴミが波に運ばれて砂浜にしっかり溜まってしまいます。

 

朝になると新しく流されてきたゴミが綺麗に一列にゴミが並びます。

 

 

ゴミを写さなければ、こんなにも綺麗な景色な場所なのに、下を見ればゴミ、海の水の中を見ればビニール袋が浮かんでいる姿。

本当に衝撃を受けました。

 

プラスチック包装とポイ捨ての危険さを知ってもらいたい

 

今いろんな国でビニール袋の使用が禁止になっているようですが、本当に今それが正解だと気がつきました。
私たちは、今すぐにでもこのプラスチック、ビニールを使わない方向に行動に移さないと、世界のどこかの綺麗な海も、私たちの家の前の海と同じになる日がいつか来るという事に気がつきました。

 

だってギニアでも、買い物時にはなんでもビニール袋に入れてくれちゃうんです。
ギニア政府にもなんとかこれを規制して欲しいです。

 

いろいろなゴミのせいで海の生き物が被害に遭っているのはもちろんのこと、わたしたちが食べる魚ってあんな汚い海にいるのか!と思うだけで魚を食べる気にもならなくなります。

 

今回この問題が自分ごとになったことで、海にでも、道路にでも、どこにでもゴミをポイっと捨てる事は、わたしたち、その他の生き物、地球にとって害になることだらけだからしてはいけないという事をギニアの人たちにも子供のうちからしっかりと知ってもらわなければならないと強く思いました。

 

そして、私の様に、人って誰でもその問題が自分事にならない限りは、いつまでたっても他人事なんだなということも思い知らされました。

 

ゴミを海にポイ捨てする隣の家の管理人さんも、わたしたちが毎日一生懸命砂浜を綺麗にしている姿を見ていたら、ゴミはしかるべき処理をしないといけないんだと意識を変えるかもしれない。

 

ポイ捨てをすること、街中、海にゴミがいっぱいなことに慣れているギニアの人たちにはなかなか伝わらないのかもしれませんが、わたしたちがこの砂浜を毎日掃除することで、他の人たちに共感してもらい、行動に移してもらえることに繋がったら良いなと思っています。

 

 

どう終わらせるか分からないゴミ問題

 

しかし毎日掃除に一箇所にまとめ続けているゴミ山がどんどん大きくなってきています。
ゴミ収集用の2トントラックを呼んでゴミを回収してもらう予定ですが一体いくらかかるのでしょう?
何百ドルもかかりそうなので値段を聞くのが怖いです。
しかもその持って行ってもらったゴミはどこに捨てられるのか?
また海だったりして!!

 

毎日ゴミをとってもとっても終わりません

 

世界で問題になっている海洋プラスチックゴミ問題、もうリサイクルなんて言ってる場合ではありません。
瓶、缶なら買取して引き取ってもらえることもあるので良いかもしれませんが、プラスチックだけは他のものにリサイクルなんてそんなの追いつかないからダメだと思うんです。
自然に還る素材で作ったパッケージ以外は製造販売禁止にするしかないと私は考えています。

針付きの注射器がたくさん落ちているのも本当に驚きで、これも病院のゴミはどう処理するのかを国で規制し決まりを作ってやっているのかがとても気になります。

 

コナクリの街中の強烈なゴミ問題と共に、海のゴミ問題も本当になんとかして欲しいです。
ギニア政府はゴミ問題にどう対処していくつもりなのでしょうか?
日本のゴミ処理のテクノロジーを是非ギニアで試してもらいたいものです!

 

ギニア以外のアフリカ諸国のゴミ問題事情もとても気になります。

 

 イヌワリアフリカ 代表 バー由美子

 

海に囲まれ、漁業が盛んなコナクリの海、ゴミ汚染は大打撃です。

 

突っ走ったり止まりすぎたりの1ヶ月半を過ごしていました。

井戸の水を汲む村人たち。井戸の周りにいるのはどこの村でもほとんどが若い女の子たちでした。

 

こんにちは。西アフリカ・ギニア、コナクリからイヌワリアフリカ代表バー由美子です。

前記事を投稿させて頂いてから、猛烈に記事をバンバン書かせて頂こうと意気込んでいたのに、いろいろありまして、実際は随分と日が経ってしまいました。
そんな1ヶ月半も一体どうしていたのか?を本日は書かせて頂きます。

 

1週間に渡る遠く遠くの村への調査の旅

まず、全記事を投稿しました直後、ラマダンが始まった始まった翌日の5月16日から私たちの暮らす首都コナクリから車で全部合わせると片道20時間位以上のとある村までの1週間の旅に出ました。
企業様からの依頼を頂いたギニア国内の調査の旅でした。

旅をしていると、地域ごと、民族ごとに家の藁葺き屋根のスタイルの違いが見れてとても面白いです。

旅に出た初日は17時間以上ノンストップで進み、真夜中に崖っぷちの道でいきなりすごい雷と大雨になったのを川切りに、思っていた以上に過酷な旅路となり無事に帰れるのかしら?とかなり不安になりました。旅の出発とともにタイミング悪くちょうど雨季に入ってしまいました。

山の上で車が通れない道しかなくて、ある時はバイクで、ある時はまさかの舟で渡ったりと驚きの連続の旅路でしたが、この旅で得たものは本当に大きく、そしてギニアの豊かさをしみじみ感じることができた旅でした。

川で鍋やお皿を洗ったり、お洗濯をする村人たち

ギニアには素晴らしい自然、土地、作物、資源、植物、水、人、様々な生き物、それぞれの民族に伝わる昔ながらの豊かな伝統文化が残っている、ギニアには何でも揃っているじゃないか!と実感できる旅でした。
あまりのこのギニアの豊かさを見て、コナクリに帰る途中には、この全てをうまく活用することができたら、この貧しさの問題を解決出来るはず、その方法はなんだろう?とずっと考えていました。

この時期はちょうどマンゴーの季節だったのでどの土地に行ってもマンゴーが至る処で売っていました。こちらの売店にはもう何でも揃っていました。

 

通訳同行ガイドの依頼をいただき

村からコナクリへ戻った後は、ギニア訪問をされていた方の通訳同行ガイドとして、数日間コナクリを御案内させて頂きました。こうしてガイドをさせて頂くたびに自分にも必ず新しい発見があるので、とても刺激になります。同行させて頂くことで、私も良い時間を頂くことが出来ました。
有難いことです。

探検しに行き偶然見つけたビーチにて。コナクリにもびっくりするほどの絶景ビーチがあるんですよ。

食事中にマンゴーを売りに来た子供達

 

製品作りも忘れていません!

イヌワリアフリカの製品作りも忘れてはいません。
いつも製作をお願いしているこちらのアトリエのこのお兄さんもイヌワリアフリカの専属テーラーさん、アトリエに寄った際に写真を撮らせてもらいました。

イヌワリアフリカのアパレルを仕立ててもらっているテーラーさん。こちらのアトリエでは、ろうあ者の皆さんがお仕事をされています。皆さんとても腕の良い職人さんです。

 

こちらで製作してもらったイヌワリアフリカの新商品の一部

 

こちらは女の子たちが縫製修行をしながら働くアトリエ。こちらでは、主にイヌワリアフリカの商品のアフリカンドレスを製作してもらっています。

 

旅の疲れが出たのかフラフラで布屋さん巡り

通訳ガイドのお仕事が終了し、ホッと一息する間も無く、日本のお客様からご注文頂いている大量の
アフリカンプリント布を探すためにギニアで一番大きな問屋街のマルシェ巡りを数日間続け、旅の疲れが出たのか猛烈なアツさのために熱中症になったのかフラフラになりながらの布探しの数日間でした。

 

この巨大マルシェには布屋さんが所々に2百件以上ひしめき合っています。

お店の中で自撮り中のお店のお姉さん笑

 

マラリア発症で2週間ダウン

熱が出て寒気がすると思って薬を飲んだら熱は下がったので、熱中症と思い込んでいたので病院には行かず2日位寝込んでいましたが、ついに吐き気がしたのでこれはマラリアかも。。と思い病院に行ってみたらマラリアではないとドクターに言われました。

しかし私は既にマラリアには2回かかっていて、動物の勘なのか、マラリア特有の汗の匂いも感じたのでドクターに血液検査を念のためにしてくださいとお願いしました。
翌日の金曜日、フラフラしながら検査結果を聞きに行くと、検査結果は来週月曜にならないとわからないと看護婦さんが言うので、「それじゃ死にますよ」と食い下がると、じゃちょっと待って下さいと言い残し去って行きました。
その後診察室に呼ばれ、ドクターがバツが悪そうに「やはりマラリアでした」と言いました。

悲しいかな、マラリアの症状というのが自分でわかる様になってしまった様です。
今までの私の場合は、まず高熱が出る、体の節々が痛い、寒気、頭が強烈に痛い、目の玉が痛い、吐く、という症状が出たらもうマラリアです。

その来週の月曜まで検査結果を何もしないで待ってたら本当に死んでたかもしれません。
その病院は料金もけっこう高いし血液検査だけでも一般庶民の1,2ヶ月の収入を越すくらい高いのに、それでもこの対応ですからびっくりしてしまいました。

処方してもらったマラリアの薬を飲んだらだいぶ良くなり助かりましたが、とにかくマラリアは目が痛くなるのと、半端ない頭痛が続くために、パソコン画面を見ていると目と頭が痛くなりパソコンでの仕事が全く出来ずにとても困りました。

 

こちらは病院で処方してもらったマラリアの薬です。この他に3種類の薬を飲みました。そのあたりもあたらめて別記事でご紹介しようと思います。

 

フラフラになりながら空港まで荷物の輸送手配に

マラリアは完治していませんでしたが、出来るだけ早くやらねばならなかったのが日本からご注文を下さったお客様方にお送りする品々の輸送手配です。
立っているのもままならずフラフラでしたが、ご注文いただいた品々のお届け先を記入しパッキングし荷物を一つづつまとめ、徹夜で連日荷造りをしました。

コナクリ空港からこうして輸送手配完了しました!この後先月23日に無事日本に到着したそうです。
お客様方にお待ち頂いているのでやっとギニアからこうして送ることが出来て本当にホッとしました!

 

運送会社の梱包係員が最後に梱包してくれているところ

こちらに日本のお客様からご注文頂いたアフリカ布、シアバター、アフリカンプリントで作った服などがいっぱい入っています。

 

マラリア完治後に今度はパソコンが!

日本への荷物輸送の後は、頭痛、目の痛みがだいぶ治まってきたので、溜まりに溜まっていたパソコンの仕事がやっと出来るぞと意気込んでパソコンを開くと、カーソルが動かないという事態に!

 

ギニアとは思えない店内です。Mac関係やi Phone その他今どきの家電が販売されています。あまり知られてはいませんが、密かに修理も行っているお店です。

 

すぐにパソコン修理屋さんに持って行くと数時間で直してくれたのでホッとしたのもつかの間、翌日にまた同じ症状が現れました。そんなことを繰り返しながら約1週間が過ぎました。
ギニアで暮らしながら仕事をする上で、パソコンがなかったらもう致命傷です。
もしデータが消えたら?完全に壊れたらどうする?と不安な日々を過ごしましたが、最後の最後に修理屋さんのお兄さんがしっかりと直してくれました。
この1週間は不安でたまらない日々を過ごしていました。本当に感謝です。

 

またまた今度はご注文頂いた楽器商品を輸送

業者様からご依頼頂き製作をさせて頂いたジャンベとジャンベ用の皮を日本へ輸送致しました。

ギニアで活動する上で、外国からこのようにまとまった数の卸売のご注文を頂くことが出来るのは、本当に有難いことだと思います。
一つ一つの工程でそれぞれの職人たちが手作業だけで作り上げた心のこもった楽器がどのようなお客様の元へ届くことになるのだろうと考えるとワクワクします。

 

輸送直前に再度ジャンベとジャンベ用の皮を太陽に干し、皮を一枚ずつブラッシングする様子

 

そして只今引っ越し作業中です

前々から現在住んでいる自宅件、事務所の引っ越しが決まっておりましたが、やっとその新居が引き渡されたので、早速新居の中チェックに行くと、よく見たらけっこう古くて修理が必要でした。
まずはペンキ塗りから始まり、網戸屋さん、電気屋さん、水道屋さん、と勢揃いでリフォームを開始いたしました。
明日は新居に大きな荷物を運び込む予定です。
引っ越しといっても、隣の家なので楽チンです。

普通は引っ越しの場合は大家さんに敷金を1年分くらい(大家さんによってだいぶ変わります)
支払うのがギニア式ですが、現在の家と引っ越し先の隣の家も同じ大家さんの持ち家で、その大家さんがとっても良い方で、敷金を改めて支払う必要がないと言ってくださり、とても助かりました。
賃貸の場合、借り人には全く人権がない位大家さんはやりたい放題が多いギニアで、この大家さんは神様みたいです。

 

長くなりましたが、最後までお読み下さり、どうもありがとうございます。
空白の1ヶ月半、このように過ごしておりました。

 

そして、こうした日々を過ごしながらまた改めて思うのは、
「今までギニアで活動を続けて来た一つ一つのことが、パズルを組み立てるようにちょっとずつ大きな一つの塊になりつつあるような気がする」ということです。

 

今回の旅や、引っ越すことになり、痛感したこと、気がついたことなどもこれから書かせて頂くつもりです。引き続き宜しくお願い致します。

 

 イヌワリアフリカ 代表 バー由美子 

最近何か大きな変化を感じます。

日差しが強烈な今の時期、宗教的な意味でなく日除けの為に頭に布を巻いている女性も多いです。

 

こんにちは。西アフリカ・ギニア、コナクリからイヌワリアフリカ代表バー由美子です。

いつもイヌワリアフリカの商品を作ってもらっている、聾唖者のテーラーさん達の仕立て屋工房にまた新たな商品作りをお願いしていて、ほぼ毎日布屋さんとその工房を行ったり来たりしています。

 

大好評のイヌワリアフリカのシアバターのパッケージにしているアフリカ布の小袋もこちらで作ってもらっています。

 

布屋さんと工房の往復の毎日でしたが、最近特に日中の日差しが強烈に強く、乗り合いタクシーを探すのに道路に立っているだけでもう頭がクラクラしてしまい、炎天下の中布屋さんで布を選んだり、工房でいっぱい喋ったり怒ったり?笑ったりしていると自宅に戻ったらもう動けないくらい体力消耗しています!

 

マンゴーの木に実がいっぱい&強烈な日差しになってきたら、雨季が目の前

 

この日差しの強さは雨季に入る手前のお決まりのもので、あらゆる種類のマンゴーがマルシェに沢山並び、強烈な日差しのこの時期がやってきたら次は一気に雨季に突入するのだとギニアの人たちは皆知っています。

 

路上のフルーツ屋さん

マンゴーを煮込んだ今の時期限定のおやつ的食べ物”マンゲーソース” パームオイルで煮込むのがポイントです。

 

これから雨季に入ったら毎日雨!雨!が半年続きます。
ギニアの気候は乾季と雨季がくっきりと半分半分に分かれていて、今から年末までは雨ばかりの雨季、年始から5月までくらいは雨が全く降らない乾季となります。

 

雨季だと助かるギニアの電気事情

 

雨季になると本当に毎日雨ばかりなので、出かける時には大変なことも多いのですが、最近は雨季を心待ちにしています。
というのも、ギニアは水力発電なので雨が降らない乾季には停電が多くなってしまうそうで、最近ではダムに水がないそうで停電ばかりなのです。

日中は布屋さんや仕立て屋工房、その他の仕事の都合で外出し、夜間にパソコンで仕事をしようにも、停電で真っ暗で自家発電機は夜中はうるさくて近所迷惑になるので稼働できない、メールのやりとりをしているだけでパソコンのバッテリーが切れてしまうという状態が続き、こちらの記事を書くこともなかなか出来ませんでした。

首都のコナクリでこれですからギニアはやっぱりまだまだですね。
ギニアのインフラ整備も電気、水問題だけはなんとか頑張って欲しいものです。

 

コナクリではほとんどの街では水道水は週に2、3回、6時間くらい来てまた断水になります。水が来そうな時間には水道前にこうしてバケツが用意されます。水道の無いお家で暮らす人たちがご近所さんの水道でこうしてお水をもらうことも多いです。

 

開発と今までの生活のはざまで思うこと

 

ただ、インフラ、開発ということで最近どうしたものかと思っていることがあります。

先日道路脇でタクシーを探していたところ全然タクシーが来ないのでなんでかなと思っていたら、近所の港で暴動が起きたので通行止めで車が通っていないのだということでした。

 

近所の港の橋の上では魚、中古の服、木材などを売っている人たちがいます

 

港の前の材木や魚を売っている人たちがその場から追い出しをくらったということで暴動になったそうです。
以前にも、マルシェでアフリカンプリント布を売るおばちゃんたちの掘っ立て小屋的なお店が開発のために、無情にもいきなり屋根が壊されたことがあったので、今回も開発の為にいきなり力づくで追い出しになったのかと心配になりました。

皆店舗を持てず路上で逞しくいろいろなものを販売しています。
それでなんとか生計を立ててきたけれどいきなり立ち退きでは本当に大変かと思います。
最初からそこで商売をする権利なんてないのですからしょうがないと言えばしょうがないですが、日々なんとか生きている人たちには本当に大変だろうな。。と感じてしまいます。

これはどこの国でも同じ事なのでしょうが、なんとか地域の人たちの生活を守りながら開発をしてもらいたいものです。

 

ギニアとイヌワリアフリカの大きな変化を

 

さて、イヌワリアフリカは、フェアトレード商品の製作販売、そして自社が企画するギニア旅に特に力を入れてきましたが、個人、企業様からのギニア滞在の同行ガイド、通訳、その他さまざまな内容のお問い合わせや依頼が最近とても増えてきており、ギニアの変化、そしてイヌワリアフリカとしての大きな変化を感じています。

前記事にも同じことを書きましたが、あの後も続々と依頼やお問い合わせをいただいており、大変有難い限りです。

ギニア観光、外国からのギニア投資や事業が盛り上がれば、私たちは私たちの仲間に仕事を回す事ができます。それは皆の収入に繋がります。

 

ガイドをさせて頂いたお客様方を地元の大衆レストランにお連れした時に、店主のマダムに誘われ”フフ”作りにわたくしも挑戦させてもらいました。

 

真ん中の丸いものが”フフ”です。とうもろこし、キャッサパの粉が原料です。

 

ギニアで活動を始め9年目になりますがやっとこの時が来たなという想いです。
ギニアに拠点を置き、ギニアの人たちと共に生活しているからこそ出来る私たちにしか出来ないサービスをさせて頂けるよう誠心誠意頑張りたいと思います。

 

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Présidente

 

日本の業者様から注文をいただいた大量のジャンベ用の山羊皮も、太鼓の最適な音が出る為の処理を施す作業を雨季に入る前に一気にしなければならないので毎日外でお日様と暑さと格闘中です。

 

 

 

 

イヌワリアフリカにとって実りある数週間でした。

行きつけのマダムのアフリカンプリント布屋さんにて

 

こんにちは。西アフリカ・ギニア、コナクリからイヌワリアフリカ代表バー由美子です。

 

こちらに記事をどんどん更新していく気力満々でしたが、有難いことに日本の業者様から

 

こちらが太鼓用のヤギ皮、食用になったヤギの皮から太鼓に適したものを選び抜き、良い音が出る用に特別な処理を施します。

⭐︎アフリカ太鼓ジャンベと、その太鼓用のヤギ皮の大量注文

 

 

⭐︎イヌワリアフリカのギニアの職人さんと制作しているアフリカンプリント布を使ったアパレル商品と、
アフリカンプリント布の卸し売りのご注文

そして、
⭐︎ギニアにいらっしゃった方々への現地でのアテンドのお仕事の依頼

を一気にいただきまして、大変実りのある数週間を過ごさせて頂いておりましてパソコンに向かう時間が取れませんでした。

 

業者様への卸しに関して、私たちが扱っているものを気に入って下さり、ご自分でも販売して下さろうと思っていただけることが何よりも嬉しいです。

好きでしているギニアでの物つくりですが、決して楽ではありません、個人のお客様に商品を購入して頂く事ももちろん喜ばしい事ですが、こうして業者様からもご注文をいただけるという事も大変励みになり、もっともっと気に入って頂けるよう努めなければと改めて商品作りに真剣に向き合いたいと思う事となりました。

 

アテンドのお仕事では、普段では体験できないような貴重な体験をさせて頂くことが出来、世界は広いな、ご縁というのは素晴らしいと思うことの連続でした。

 

”ギニアで8年間、大変な事があっても諦めず頑張ってきてよかったな”と、また感じる事が出来た本当に実りある数週間でした、有難いです。

 

最近いろいろな方面の方々からギニア関連の事柄でご連絡を頂く事が増えてきました。
こちらのイニシアチブに参加させて頂いた事も大きく影響しているかと思います。

 

関係者の皆様、本当にどうもありがとうございます。

 

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Présidente

 

 

 

ギニアで観る映画 ”Black Panther”

  

 

こんにちは。西アフリカ・ギニア、コナクリからイヌワリアフリカ代表バー由美子です。

 

ネットで見た映画のポスターの登場人物がなんかカッコよくて、それだけで観たいって思っていた映画「BLACK PANTHER」、でも日本を離れて9年目、ここにはちゃんとした映画館が無いんだもの、最新映画を観るなんてことは無理と決めつけていました。

 

ギニアには今まで映画館があるとしたら、ちょっと怪しげな絶対入れないよという場所でした。
やっている映画も、インド系もしくはいつの時代のどこの国の映画かわからないもの。。。

 

そしたら、先日息子が帰ってくるなり
「今日俺 “BLACK PANTHER” 観てきたよ、もうすっごいかっこいいんだよ」て言うんです。

 

息子に聞くと、なんと新しく映画館ができたんだっていうじゃないですか!知らなかった!
早速娘と一緒に映画館へ。

我が家でも利用しているケーブルテレビ会社CANAL PLUSが展開する映画館 中はギニアとは思えない空間でした。

 

ハルクやスパイダーマンのアメコミのマーベルだからアクションだろうというのだけは知っていて内容は全く知らずに映画が始まってビックリ!

 

まずアフリカが舞台じゃないですか!

 

しかもしょっぱなからアフリカの伝統とバリバリなテクノロジーとの組み合わせ
UFOみたいな乗り物まで登場してしまい予想外なことばかり凄すぎました。

 

あれ?アフリカンプリント布の素敵な服を着てるじゃないの!

 

アクションは全く興味がないのでもうどおでもよくて、とにかく予想していなかった”お!っ”と思うものばかりが出てきたその意外性が面白かったです。

 

ギニア伝統のものとも共通する薬草での治療
薬を飲む前にお願い事を言い聞かせてから飲むところ
わたしの夫の体にも入っているものと同じ皮膚に入れた呪術的な要素のある傷
登場人物が身にまとう服がとにかく細かくアフリカを意識しているもので素敵
アフリカンマスク
女性たちのかっこよさ
ギニアでよくあるふとした拍子にカツラが脱げちゃうところ
音楽

 

挙げたらきりがないワクワクさ

 

そして内容も、貧しい国と思わせておいて本当はすごいテクノロジーをもっているアフリカのとある国という設定、隠された資源、テクノロジーについて。。それは金、ダイヤ、鉱石など豊かなアフリカの資源を思わせるものだったり

 

親の代から続く国やテクノロジーをめぐる人間関係

王の世継ぎ問題

鎖国的な状況を続けるか、他国にテクノロジーの技術を分け与えて人類皆で共存していくか

 

ブラックパンサー党の地 オークランドが出てくるところ

もう書ききれない・・

 

アフリカで観るブラックパンサーは本当に深すぎる、凄すぎました。
これ多分日本で見るのとアフリカで見るのは気分的に全然違っただろうなと思うのです。

本当にいろんなことを感じながら観ました。

 

日本での肌の色による子供の差別いじめ問題というのをよくみますが、ラッキーなことに、日本で暮らしていた頃、普段の生活では我が家のギニア×日本ミックスの子供達に対する他人からの偏見を感じたことはほとんどありませんでした。

 

彼らは街ゆく知らない人たちから意地悪をされるというよりむしろ可愛いという言葉をかけてもらったり、褒めてもらう事がとても多かったのです。

 

学校では、ズバリ「黒いね」とは言われたこともあるそうですが意地悪で言われているのではなく、子供って思ったことを口に出すので、褐色の肌を単純に見たまま[黒」って言っただけで、そのことで意地悪をされるということはなかったようです。

 

周りの人たちが本当にあったかい人たちだったことはもちろん、子供達が愛されキャラだった、マイペースでいちいち気にしない性格だったということもあるかもしれない、でももしかしたら、夫=彼らの父親がギニアの伝統舞踊のダンサーで、アフリカンダンスを教える仕事やコンサートで踊ったりとギニアの文化を広める活動もしていた事を学校のお友達たちが知っていたということもきっと大きく影響していたかもしれないと思うのです。

 

お友達たちも、あの子のお父さんってアフリカ人でギニアっていうところの踊りの人なんだって!カッコイイ!とか、面白い!とか良い意味で興味を持って接してくれていたと思うのです。

 

この映画ってそれと同じで、アフリカ、アフリカ人へのネガティブなイメージを変える事にかなり貢献していると思うのです。

 

差別ってダメって正論をかざしても差別をしてる人には伝わりずらいものです。だって差別することが悪いって根っから思っていない人たちだから。
でも、こういう映画でいろんな人種がいてそれぞれカッコイイというのを見せてくれたら自然にゆっくりかもしれないけれど確実に差別も少なくなっていくのではないかなと思うのです。

 

そして、自分の肌の色にネガティブな思いがあって気にしている子供たちがいたとしたら、アフリカ人ということにネガティブな感情を持っている子がいたらこの映画を観たら「カッコイイ!みんな自分と同じだ!」って自分に誇りを持つ、勇気を持つことに絶対繋がるだろうな、と自分の子供たちのことを考えながら映画を観ていました。

 

ギニアでは差別のせいではなく、日本人が褐色の肌に憧れて日焼けサロンに行くように
無い物ねだりか白い肌に憧れる人がとても多く、皮膚の漂白作用のあるクリームがとても人気があります。

 

最近では息子も「俺もママみたいに白くなりたい、白くなるクリームを買いたい」と言い出したのですが、漂白クリームは肌に悪いから絶対にやめさないと言い聞かせていたところでした。

 

良いタイミングにこの映画がやってきてくれました。
息子はこの映画を観たことで、黒い肌であること、アフリカ人ってすごいカッコイイじゃん笑というのを感じたらしいからです。

 

映画を観終わって家に帰り息子に会うなり、興奮気味で「映画本当にみんなカッコよかったよね!あんたもアフリカ人でよかったね!あんたのその肌の色もほんとカッコイイんだよ!」言うと、息子は照れながら「うん」と答えました。(息子はこの映画がよほど気に入ったようで2回も観に行っています)

 

ジャンベの修行中の息子(真ん中)が同じような境遇の10代の仲間たちと結成したパーカッショングループ /     写真:HIDE OLIVERさん

 

 

こういう形で彼が素直に「俺の肌、俺がアフリカ人であることがかっこいい」って思える機会をもらえたこと、親としてとても嬉しかったです。

 

この映画を作ってくれた人たちに本当にありがとうと言いたいです。絶対これはただの映画ではなく世界を変えるきっかけになるものだなと思いました。

 

 

それにしても、日本を離れた時は3歳だった娘はこれが初の映画館、真っ暗なのと画面が大きすぎるのが怖かったようで、怖いから出たい出たいと泣いていました笑
大きい部屋でみんなで電気を消して大きなテレビを見ているだけだよ!となだめて10分くらいはアタフタしました。
かなり恥ずかしかったです!

 

 

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Président

料金がとても安いせいか若者たちが沢山見に来ていました。映画上映中は拍手喝采になったり大声で叫びながらブラックパンサーを応援したりと、日本では考えられない熱い盛り上がりを見せていました。

落ち着かなかった2週間

無理やり笑わせた時のテーラーさん

 

ハラハラの2週間

 

ギニア、コナクリからこんにちは。イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

 

こちらは、イヌワリアフリカの新しい商品の制作をお願いし「明日には終わるよ」と言われたもう2週間以上前の、通称”怖い顔のテーラー”さん(私が勝手につけさせて頂きました)のアトリエでの写真です。

 

いつもはこういう表情なのです。滅多に笑わない 笑

 

マルシェの中の野菜売り場を過ぎ、細い細い道を1本入っていくとこのテーラーさんの小さなアトリエがあります。1mほどの軒先きに足踏みミシンを置き、一人で外でミシンをかけてお仕事をされています。

 

偶然知り合ったこの”怖い顔のテーラーさん”、なかなか良い仕事をしてくれるんです。
最初に試しにワンピースと巻きスカートをお願いしたら、思っていた通りのものが出来上がって来て正直驚きました。
通常思い通りのものが出来上がる確率はとっても低く、テーラーさんが自分なりの創作を加え全く別物になっていたり、肝心な何かが微妙に違って何度もやり直しをしてもらうことになったりと、けっこう手間がかかるのです。

良い仕事をしてくれるテーラーさんというのが分かったので、早速またまとめて布を渡して服の製作をお願いし、上の写真の日に「明日出来上がるよ」と言われたものの、2週間以上このアトリエに行くことが出来ませんでした。

品物が出来上がっているのにアトリエに行けない日々が続き、このテーラーさんは電話を持っておらず連絡が取れないので、「行けないけど、ちゃんと行くから品物をちゃんと取っておいてね!他の人に売らないでね!」と伝えることができずハラハラ・ドキドキな日が続きました。

だって予想不可能なギニア。
貧しさゆえに、こういう時には他の人に売ってしまうなんてザラにあるのです。

 

また別のハラハラな理由が

 

2週間以上このテーラーのアトリエに行けなかったのにはまたハラハラな理由がありました。

ギニアでは随分前から、公立学校の教員の給与未払いの為に教員組合が起こしているストライキにより、学校で学べない状況の学生たちがデモを行い、それが当人の学生以外の人たちが起こす暴動も加わり、死者が出るほどの危険なものになってしまっているのです。

先週までの2週間もそんなデモ、暴動が相次ぎ、そんな時は私立の学校も”なんでお前たちの学校はやっているのだ!”と襲われる危険があるので休校となり、我が家の娘の学校もずっとお休みでした。

ようやく先週末に大統領が来月教員の未払いの給与を支払うという声明を出した為、暴動は収まるだろうということで、娘の学校も2週間ぶりに通常通りとなり、今週1週間は問題なく通学することが出来ました。

ギニアではこういったデモや暴動が、インフラ、職がない、貧しい、物価が高い、などのいろいろな生活不満から民族闘争にまで発展してしまうので、どんな民族も争わず仲良くしようというメッセージが、テレビやラジオ、ミュージシャンの歌詞、FBなどに頻繁に出て来ていました。

 

疑ってごめんなさいと反省

 

そんなハラハラの2週間だったので、このテーラーのアトリエにも行けなかったという訳です。

娘の学校が2週間ぶりに始まった月曜日に、夫に運転をしてもらい、一緒に”怖い顔のテーラーさん”のアトリエに向かいました。

 

”怖い顔のテーラー”さん。アトリエにいました!

 

「お願いした服たちが売られてたらどうしよう」と不安な気もちで到着したアトリエに”怖い顔のテーラー”さんがいました。

私がお願いした服は全てちゃんと作ってくれてあり、しっかりと奥の部屋にしまわれていました。

服を一点一点見せてもらいながら、私のお願いした服たち売られちゃってたらどうしよう。。なんて思っていた自分が本当に恥ずかしくなりました。

 

ごめんなさい、と心の中で謝りました。

 

このテーラーさんに作ってもらったワンピースと巻きスカートは、イヌワリアフリカの新作として5月に日本に輸送予定です。まだまだ引き続き新しい商品を作ってもらう予定です。

袖やフリルの付け具合や、ふんわり感、小さな部分の自分の好みと言いますか、そういった部分をわかってもらえる作り手さんを見つけるのって至難の技なので、そんな小さいけれど大切なポイントを理解してもらえるテーラーさんに出会えたことがとても嬉しいです。

イヌワリアフリカの新しいテーラーさんが1人増えました!

 

このワンピース買わないかい?と、こんな感じで勧められました。

 

自宅に戻りホッと一息したのも束の間、出来上がった新商品を一つ一つチェックしていたら、ワンピースの両脇につけてもらったポケットが小すぎて手が入りませんでした !
直してもらいにまたあのアトリエまで行かなければいけません!

これくらいのことは当たり前なので今はもう全く動じません 笑。
こういうことが多々あるギニアでのモノつくりです。

 

 

しかしいつになったらギニアの政情が安定するのでしょうか?

時には人々は家から出ることもおろか、仕事をすることも出来きません。

学費を払って子供を学校に行かせようと親は必死に頑張っても、子供らはこうして学校に行けないこともある。

いつも同じところを行ったり来たり、止まったまま経済の発展もありえません。

日々それを本当に実感しています。

 

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イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Président

 

この足踏みミシン一台で生計を立てるテーラーさん達、本当にすごいです。

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