ギニアで一番ワクワクする場所

 

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカのバー由美子です。

ギニアで一番ワクワクする場所と言えば、活気いっぱいのローカルマルシェ。
マルシェに行けば、ギニアの人たちが普段使っている日用品がなんでも揃います。
マダムたちが、近所で起きた事件簿やあの人はこーなったあーなったなどの噂話をしていたり、時には女性同士の喧嘩が勃発していたりと、ギニアの人たちの日常を感じることの出来るかなりエキサイティングな場所です。

そして、そんなマルシェの中でも私の宝物の様なワクワクな場所なのが、元気いっぱいカラフルなアフリカンプリントが山積みになっている布屋さんの露店です。

先日、イヌワリアフリカの新しいアイテム製作に使う布と、日本のお客様からオーダー頂いた布を探しに行った時に写真を撮ってみました!
ここのマダムたちとは数年前からずっとお付き合いのあるクリアント(常連さん)の関係で、マダム3人が露店を連ねて雨の日もカンカン照りの日でも毎日ビーチパラソルの下で布を販売しています。

布はこうして6ヤード単位で販売されています。 6ヤードでアフリカンドレスの上下1着と頭に巻く布が作れるからです。

こういうお店はコナクリ中に数え切れないくらいどこにでもあって、布もいくらでもあるのですが、その中から「これだ!」とピンっとくるものを見つけるのは結構難しいんです。
イヌワリアフリカの商品を作る前には、半年くらいかけていろいろなマルシェの布屋さんを一軒ずつ回り、気に入った布一つづつ購入し集めていきます。
もうじゅうぶん集まったかなというくらいまでためて一気に服や雑貨の製作に入ります。

布探しは汗だく、泥だらけになって20キロ以上の重い荷物を担いで歩いたり、時には迷子になりそうになったり・・・とかなり大変なのですが、布好きの私には宝探し感覚でとても楽しくやり甲斐があります。

コナクリの街並みはスラムのようなボロボロの住居や、ゴミがたくさん落ちている道路など街並みは綺麗とは言えませんが、マンゴーの木、椰子の木、バオバブなど大きな木が街の所々にあって、その植物のグリーンとアフリカンプリント布の服を身にまとう人々のカラフルな装いがその街並みに溶け込み、なんとも言えない懐かしいホッとする様な雰囲気をかもし出しています。
もしここにこの圧倒的な植物のグリーン、カラフルなアフリカンプリントがなければ、ただの殺風景ななんだか悲しい景色になっていることでしょう。

最近は欧米のように既製品の服を来ている人も増えましたが、今まで通りのアフリカの布を自分で買って、それを仕立て工房でオーダーメイドするというスタイルがいつまでもそのまま変わらないで欲しいなと思います。

今日もこれからマルシェに布探しに行って来ます。今日はお気に入りの布が見つかるでしょうか?

 

Inuwali Africa 事業&サービス  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ HP  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ ネットショップ

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa Président

 

 

 

 

ギニアのイヌワリアフリカを支えてくれる日本のパートナーNPO法人一期JAM

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。
ギニアはそろそろ雨季が終わり雨が全く降らなくなる乾季へと移っていく時期なのですが、ここのところ2週間くらいはずっとお天気だったので、もう雨季は終わりかなと思ったらいきなり豪雨がやって来るという最後の最後の雨が頑張っているという感じのお天気となっております。

 

 

さて今回は、私共ギニアのイヌワリアフリカとパートナー提携をし、日本でのさまざまな業務を行ってくれている日本のNPO法人「NPO法人一期JAM」のご紹介をさせて頂きます。

私共が日本から遠いここギニアで安心して活動していけるのは、ひとえにイヌワリアフリカ日本オフィスとして日本での業務をとり行ってくれているNPO法人一期JAMのお陰だと言えます。

NPO法人一期JAMとは2012年から提携を始め、Inuwali Africa Japan Office・イヌワリアフリカ日本オフィスとして、ギニアからの輸送した商品の在庫管理やお客様の発送業務、その他さまざまな業務を行ってもらっています。

 

NPO法人一期JAM ホームページ
 
 西アフリカの伝統的打楽器ジャンベを通して国際交流を広げたり、音楽の社会的意義を見出そうという活動を展開している。様々な場所での演奏活動、ワークショップを開催。ジャンベの演奏でのコミュニケーション能力の高さに目をつけ、日本社会において人間関係が希薄とされている現在、音楽の力、魅力を通じて様々な世代、人種がコミュニケーションを深められる社会を目指し、コミュニケーションツールとして社会貢献のできる楽器としてジャンベを認知させる事でアフリカ社会、文化の向上を目指すNPO法人。

 

子供たち向けのジャンベワークショップの開催

様々な世代、社会的地位、人種は関わらず、お互いを尊重し助け合う社会。

ジャンベを始め、人類の音楽の起源とも言われているアフリカの音楽を広める事が

日本社会をきっと明るくする。

そんな思いがNPO法人一期JAMには込められています。


義務教育では教えきれない「コミュニケーション」という分野において、

音楽を通して、人と触れ合う事の大切さ、コミュニケーションを取る事の素晴らしさを

新たな観点から切り開き、日本社会を明るく元気にする事が目標です。

 

子供や親御さん向けの西アフリカ伝統楽器の演奏による絵本の読み聞かせ活動

 

音楽を通じて世の中を円滑にすることを目的とし、引きこもりの若者や不登校児が、音楽を通して社会的な一歩を踏み出せるような活動や、国際交流という意味では、アフリカの音楽を知ってもらうだけでなく、在日アフリカ人が増えていることで、日本で音楽活動をしたいという人や、日本で生まれてまだアフリカの土を踏んだことのない子どもが自分のルーツとなるアフリカの文化に触れたいというニーズに応えられる様な活動も行っています。

NPO法人一期JAMのオフィス兼店舗「WONTANARA TOKYO」

WONTANARA TOKYO FBページ

今年5月にはNPO法人一期JAMのオフィス兼店舗「WONTANARA TOKYO」がオープン、イヌワリアフリカの正規取扱店としてギニアで製作された全商品が店舗に並んでいます。その他魅力あるアフリカ伝統楽器、雑貨、服、食品などアフリカにルーツを持つ選び抜かれた商品の販売を行っています。

 

やはり外国に拠点を置きビジネスをしている会社にとって、信頼出来る仕事のパートナーを日本に持つという事は最大の強みではないでしょうか。
私共の場合は、その仕事のパートナーが私たちと全く同じ信念と目的を持ち活動を行っている団体であるということがとても大きな力となっています。

 

NPO法人一期JAM・代表理事山崎剛司さん(写真右)

NPO法人一期JAM代表理事の山崎剛司さんとは、連携を始めた当時から、ギニアのジャンベとダンスによって人間の心も体も健康になっていく効果や、人々がジャンベとダンスにより性別、年齢、国籍などを超えて繋がり素晴らしい人間関係を作っていける事、それを使って地域を日本の人たちを元気にしていきたい、そしてその人々を幸せにするツールの元となるギニアで暮らす人たちの問題解決の為に何かをしたいという事をいつもいつもメールやネットのチャットで話し合い一緒に考えてそれぞれ行動に移して来ました。
一緒に活動をし6年目、私にとって山崎さんは血は繋がっていませんが、今や家族そして同志と言える存在です。

本当に長年一緒に考えてきたと言いますか、妄想して来たと言っても過言ではないギニアの若者たちの為の支援活動はイヌワリアフリカの利益の一部で少しずつは行ってきましたが、まとまった資金がなければなかなか出来ない事なので、もっと確実なものに出来る様いろいろと模索してきました。

その構想も日本でNPO一期JAMも支援活動を実現させる為の準備を進めてくれているお陰でようやく少しずつ実現化に向けて動き出してきました。

 

支援金によって製作された舞踊団の楽器と衣装

去年は、イヌワリアフリカとNPO一期JAMが共同でギニアの伝統音楽や舞踊を次世代に、そして世界に伝える役割を担う若きアーティストたちを応援するクラウドファンデイングに挑戦し目標達成をする事が出来ました。

Ready for ギニアの伝統楽器演奏家、舞踊家を目指す若者たちを支援したい!

そして現在、このNPO法人一期JAMと共に、次の目標であるギニアの若者たちへの継続した支援プロジェクトの形態を作る事を目標に少しずつ準備が進んでおります。

 

イヌワリアフリカの事業も、ギニアの若者たちの為の支援プロジェクトも、みんなが良くなるように考えて少しずつでも行動を起こしそれを続けていれば、その想いは実現するのだと教えてくれたのがこの山崎さんとNPO法人一期JAMのメンバーの皆さんでした。

心強いパートナーが日本にいてくれる事に本当に感謝です!

ギニアの仕事のパートナーたち、日本のパートナーである一期JAM、これからみんな一緒にどんな事を展開していけるか考えると本当にワクワクします。

 

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Inuwali Africa イヌワリアフリカ ネットショップ

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa Président

 

NPO法人一期JAMの皆さん

ギニアと日本の架け橋・オスマン サンコンさんに!

こんにちは。ギニア、コナクリからInuwali Africa イヌワリアフリカのバー由美子です。

今回は、ギニアで私共の行っている事業その③をご紹介しようと思っていましたが、その前に、先週のとっても嬉しかった出来事を書かせて頂きます。

日本人であれば、ギニアと聞いたら=オスマン サンコンさんですよね。

わざわざ説明するまでもなく、サンコンさんはギニアと日本の架け橋として大変大きな貢献をされていらっしゃいます。日本でのボランティア活動にも力を入れていらっしゃり、今までの様々な功績が認められ、今年春の叙勲で旭日双光章を受章されました。

 

サンコンさんのご自宅にもお邪魔させて頂きました

 

先月、そのサンコンさんがギニアに帰国され、お会いする機会に恵まれました。

サンコンさんのオフィスの方が、私がギニアで行っている活動に興味を持って下さり、わざわざご連絡して下さったんです。

25日にコナクリの在ギニア日本大使公邸にて行われた、サンコンさんの記者会見にも招待して下さり、とても貴重な場に立ち会わせて頂くことが出来ました。

 

サンコンさんと在ギニア日本大使

在ギニア日本大使公邸での記者会見・サンコンさんと日本大使

記者会見にはギニア国営放送RTGや日本からは共同通信など多くのジャーナリストが取材に来ていました。サンコンさんのお話されたお言葉は、どれも日本と日本人に対する尊敬の気持ちや愛情で溢れていて、側で見ていたらグッと熱いものがこみ上げてきて、涙が出てしまいそうでした。

日本人として、そんな風に日本を愛してくれているサンコンさんのお気持ちが本当に嬉しかったです。

 

記者会見のお部屋には、こちらが展示されていました

 

 

サンコンさんのご配慮のお陰で、記者会見で大使がジャーナリストたちにお話をする際には、大使が私共のイヌワリアフリ INUWALI AFRICAの社名と活動内容をお話して下さるというまさかの展開に本当に感無量でした。

本当にどうもありがとうございました。

政情不安やインフラ、そしてエボラ出血熱流行により、ギニアの人々の生活は厳しいままでなかなか前に進めませんでした。
最近は、政情的にはやっと平和に落ち着いた生活ができるようになってきたかなという印象ですが、まずここには仕事がなく食べて行く事すら大変な状況ですから、まだまだ問題山積みなギニアです。

ギニアと日本で力を合わせ、もっともっとギニアの人たちがよりよい生活を送れるようになりますように!と切に願います。

サンコンさんが長年してきて下さった事は、ギニアにも日本にも大きな幸せをもたらしたはず!

私たち Inuwali Africa イヌワリアフリカ もギニアの魅力と共に、ギニアの人たちが抱える問題も、日本の人たちにもっと知ってもらえる様な活動を続けていきたいと思います。

 

さて、明日10月2日は、ギニアの独立記念日です。どんな1日になることでしょう。

次回は【ギニアでの事業③ギニアツアーの企画・開催】について書かせて頂きます。
引き続き宜しくお願い致します。

 

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イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Président

 

ギニアと日本の国旗の折り紙ツル・在ギニア日本大使公邸にて

【ギニアでの事業紹介②】地元の太鼓職人たちとのジャンベ製作販売

太鼓職人の若者たち

ギニア発祥の太鼓・ジャンベ

 

こんにちは。ギニア、コナクリからInuwali Africa イヌワリアフリカのバー由美子です。

前回は、ギニア発のフェアトレードブランド【Inuwali Africa イヌワリアフリカ】のアパレルに関してご紹介させて頂きました。今回は、私たちが地元の腕の良い太鼓職人たちと共に製作販売し続けている、ギニア発祥の太鼓ジャンベについて書かせて頂きます。

ギニアのジャンベに魅せらた事がきっかけでギニア移住にまで繋がった私ですが、私のようにギニアのジャンベの虜になってしまった外国人は今や世界中にいて、そんな人たちの為にギニアから世界中にジャンベが輸出されているんです。

Inuwali Africa イヌワリアフリカも、この世界中の人々に愛されているギニアのジャンベを、地元の腕の良い太鼓職人さんたちと力を合わせ製作し、海外からのオーダーメイド発注、ネットショップでの販売、業者様への卸売りとして海外に輸出しています。

ジャンベ以外にも、私たちが開発した良い音が出るように特別な処理をしたジャンベ用ヤギ皮も大変好評で業者様への卸販売も数多くさせて頂いております。

 

イヌワリアフリカ ネットショップ ジャンベその他伝統楽器                

イヌワリアフリカ ネットショップ ジャンベ用ヤギ皮 & 牛皮

まずはジャンベって何?

 

 

ジャンベは、ギニアをはじめ、マリ、コートジボワール、ブルキナファソなどの西アフリカに伝わる太鼓で、昔から神聖な儀礼などで演奏されて来たそうですが、現在でも畑を耕す時や魚漁の時の応援団的な役割、結婚式、命名式などのさまざまな祭りや儀式、大切な来賓が訪れた時のお迎えなど人々の生活に欠かせない楽器です。

特にギニアはジャンベ発祥の地とも言われており、ギニア独立後には、優れた伝統音楽家を村の果てま で探しに行き、さらに優秀な音楽家に育て上げるという国策が取られ、その頃には国立の舞踊団も作られギニアの伝統音楽の力を海外との国交に利用したそうです。現在では、各地域に私設の舞踊団が結成され、若者たちの伝統楽器やダンスの育成の場となっています。

 

ギニア国立舞踊団 【Les Ballets Africains】

伝統音楽学校の子どもたちと先生

そのくらいジャンベはギニアが世界に誇れる大切な伝統文化の一つで、今でもジャンベが人々の暮らしに根付いています。

私の暮らす首都コナクリでは、週末になると結婚式や子どもの誕生の祭りで太鼓を鳴らす音が街のあちこちで聞こえてきたり、元旦や大きなお祝いの日にはミュージシャンが太鼓を鳴らしながら街を練り歩いたりするのが見えるんですよ。

結婚式にて

地元の太鼓職人たちと共に全て手作りで

 

私たちが扱っているジャンベは、ギニアのパーカッショニストが使用しているものと同じプロフェッショナル用の本格的なものです。ギニアの優れた太鼓職人の中でも信頼できる腕を持つ選りすぐりの職人さんたちと共に、最も良い音の出る一生使うことが出来るジャンベを製作しています。

ジャンベは一本の丸太をくり抜いて作られます

一本の木の丸太を完全手作業でくり抜き(森でその木を切るときも電動ノコギリは使いません)ジャンベの形になるまで全ての工程を電気工具は使わず手で行います。

 

 

器用に彫刻を入れていきます

 

太陽に干したヤギの皮

ヤギの皮をジャンベに張ります

完成

将来は工房とお店を兼ねたアンテナショップを!

いかがですか?途中経過をかなり省略したので、本当は森に木を切りに行くとことから出来上がりまで全ての工程にはもっともっと多くの細かい作業が隠されているんですよ。

こんな風に私たちが一つづつ丁寧に作ったジャンベが外国に旅立ち、誰かのハッピーの一部分となるのだと思うと本当にワクワクしてきます。ジャンベは国籍、性別、年齢など関係なく誰でも仲良くなれるツールなので多くの人にその魅力を知ってもらいより楽しい時を過ごしてもらいたいと思います。

現在はイヌワリアフリカとしての太鼓工房を持たずに製作を行っていますが、いずれはコナクリにイヌワリアフリカの太鼓工房とお店を兼ねたアンテナショップを持ちたいという目標をもっております。

アパレル商品と同じように、定期的な生産をし、定期的な収入を見込めるようにして一緒に働くパートナーたちと一緒に前進できますように!

 

今回もまた長くなってしまいましたが、最期までお読み下さりどうもありがとうございます。

次回は私たちのギニアツアーの事業についてご紹介させていただく予定でおります。宜しくお願い致します。

 

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イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Président

 

 

初めまして!ギニア共和国からInuwali Africa 代表 バー由美子です

ギニアのマルシェ

初めまして!

Inuwali Africa ・イヌワリアフリカ代表 バー由美子と申します。

2010年から西アフリカ、ギニア共和国の首都コナクリに在住し現地で活動を行っております。

この度、Africa起業イニシアチブに参加させて頂く事になり、この様な貴重な場でわたくしの活動などを書かせて頂くチャンスを頂けた事、本当に感謝しております。これから何卒宜しく御願い致します。

第一回目の投稿はまず、私の自己紹介と、私がアフリカ、ギニア共和国に繋がる事になった経緯を書かせて頂きたいと思います。

 

ギニア国立舞踊団 Les Ballets Africains の公演時にて

名前:バー由美子

文化服装学院スタイリスト科卒業

高校生の頃から海外の音楽やファッションに興味があり、高校在学中にイギリス・オクスフォードに短期留学をした事をきっかけに、今度は長期滞在してロンドンの音楽シーン、ファッションを思いっきり体験したいという思いが募り専門学校卒業後に音楽の街ロンドンに留学。

語学留学をしにロンドンに行ったのに、学校の勉強よりも実際に現地で働く方が楽しすぎてこれまた大好きだった骨董品や古着を扱うアンテイークショップの店番や、ヒースロー空港にあった在ロンドン・ヤマト運輸にてインボイス製作のバイトをしながら当時の音楽シーンにどっぷりハマる生活を過ごしました。

当時のロンドンではアフリカやジャマイカからの移民が多く、彼らのファッションやヘアスタイルがとても素敵で印象的でした、ジャズやレゲエミュージックが大好きだったので、黒人音楽に興味があったものの、アフリカに興味は無かったし、まさかいつか住む事になるなんて事は全く想像もしていませんでした。

その後、日本に帰国した後は、当時日本で大流行していたアメリカの古着や中古雑貨を扱うお店で働いた後、自分のお店を東京原宿にオープンしました。オープン当初は、アメリカで買い付けをした古着(当時リーバイスのビンテージジーンズやナイキのスニーカーが爆発的に売れていました)やアンテイーク雑貨を販売していましたが、やがてアフリカに繋がっていく転機が訪れました。

 

アフリカ太鼓・ジャンベがきっかけでギニアに

 

丸太をくり抜きヤギの皮を張った太鼓・ジャンベ

アメリカに古着を買い付けに行くたびに公園に集まって太鼓を叩いて踊る人々を見かける様になりました。それは、イメージで言うと渋谷の代々木公園で太鼓を叩いている人たちの様な感じで、アメリカではドラムサークルと呼ばれていて、楽器を持っていれば誰でもその演奏の仲間に入り、楽器がなければ踊ったり、老若男女、国籍も関係なく誰でも一人一人が自由に楽しみながらみんなで仲良くなってその一体感を体験出来るというものでした。

その後シアトルの太鼓ショップで世界中で活躍されているギニア出身のジャンベ奏者・Mamady KeitaさんのCD 「NAMKAMA」に出会ったことが私の人生を変える事になりました。

 

Mamady Keita 「NANKAMA」

 

アメリカでこのCDを購入し帰国した後、CDを聞くうちに無謀にも自分でも演奏してみたいという気持ちがムクムクと膨らみ、日本在住のギニア人のジャンベ奏者の先生のジャンベ教室を見つけ、先生に教えてもらうごとにジャンベを演奏する楽しさに夢中になっていきました。

ある日、その先生が企画していたイベントに行ったところ、なんとこのCDのMadameさん本物がそこにいたんです。その後いろいろな不思議なご縁で、その時はベルギー在住だったMamadyさん主催の、彼の母国ギニアでのジャンベのワークショップツアーに参加する事になりました。

 

それが私の初ギニア渡航、今から17年前の話です。初めてのギニア渡航は、現代社会とかけ離れた街並み、人々の様子、そしてあまりの無法地帯ぶりに見るもの全てが衝撃的でした。でもその衝撃とはよ良い衝撃でもありました。それは今までの自分の価値観や人生観を打ち消すもので、金銭的、物質的に恵まれない環境の中で逞しく生きている、おおらかで人懐っこい笑顔を見せるギニアの人たちとと触れ合う間に、今まで感じた事の無かった何とも言えない感情が湧きだしました。

そして、その後、Mamadyさんのツアーの手伝いをしていた国立舞踊団のダンサーの夫と結婚する事となり、ギニアと深く関わる事になっていきました。

 

私たちのギニアでの結婚の祭りではMamadyさんがジャンベの演奏をしてくれました

 

日本で経営していたお店は、当初アメリカの古着がメインの品揃えでしたが、初ギニア渡航を機にギニアの太鼓職人が作ったジャンベやギニアのテーラーに作ってもらったアフリカの布を使った雑貨や服を販売するようになりました。

結婚を機に日本に渡った夫は、ギニアでは国立舞踊団所属のダンサーで、ヨーロッパにダンスのレッスンで招かれた事もあるダンスのプロフェッショナルだったので、日本ではアフリカンダンスの教室やパフォーマンスをする事で、ギニアの伝統文化を広める活動をしていました。

ギニアのアフリカンダンスとは、ジャンベの演奏で踊る各部族に伝わる伝統舞踊で、ジャンベと共にいまや世界中で愛されているギニアが世界に誇る文化であり、その頃は日本でもジャンベやそのダンスがブームになっている頃でした。

それから私たちは2人の子供を授かり、彼らが成長するにつれて、その大切なギニアの伝統文化を彼らが小さいうちからギニアで本物のアーティストの中で肌で感じながら学ばせ、彼らを世界に通用するプロのミュージシャン、ダンサーに育て上げたいという想いが強くなりました。

 

ギニア発の100%Made inギニア 100%フェアトレードブランドでみんなでHappyに!

 

マルシェのアフリカンプリント屋さん

そして、もう一つの想いがありました。

ギニアでは仕事が無く収入を得る事が難しい、それに対して物価が異常に高く、みんな今日のご飯を食べることすら大変な生活をしている。

でもギニアには才能、技術のある職人さんが沢山いて、世界中で流行しているアフリカンプリント布をはじめ、魅力的な材料も沢山ある。みんなで一緒に力を合わせたら、私たちも、製品を作る職人さんたちも、その材料を売っているお店のおばちゃんおじさんたちも、みんなで作った商品を購入して下さるお客様もみんながハッピーになれるビジネスが出来るかもしれない。

このまま日本でお店をしながらギニアの商品を販売するよりも、ギニアに拠点を移し、ギニアの職人さんたちと共に、ギニアにある材料を使った「100%メイド イン ギニア、100%フェアトレード」のブランドを作り、ギニアから世界に向けて発信したい、ギニアの人たちとみんなでハッピーになっていきたいという想いが強くなっていたのです。

 

ギニアには、街の至る所に掘っ立て小屋の様な小さな仕立て屋があります

機械を使わず全て手作りの太鼓作り

 

そんな想いで、2010年に家族で夫の母国ギニアに移住し立ち上げたのが、ギニア発のアフリカンファッション、ジャンベ&民族楽器専門 フェアトレードブランド・Inuwali Africa イヌワリアフリカです。

 

 

Inuwali イヌワリとは、首都コナクリやギニア沿岸部で話されている、スス族の言葉で、「ありがとう」という意味を持ちます。私に素晴らしい幸せを与えてくれているギニアに感謝を込めて、ブランド名に「アフリカ ありがとう」名前を付けました。

昨年はギニアの文化省よりギニアのアート、音楽、観光に関する営業の認可を受け、イヌワリアフリカを法人化し、現在ギニアで活動を続け8年目、商品の販売以外にもギニアの魅力を発信するさまざまな活動を行っております。

 

Inuwali Africa イヌワリアフリカ HP  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ ネットショップ

 

次回は、私たちの行っている事業についてご紹介させて頂きます。

是非多くの皆様に私たちがギニアで行っている活動を知って頂きたいと思っております。宜しくお願い致します。長くなりましたが、最後までお読み下さりありがとうございました。

 

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Président