補償金という汚職の温床について

どうも、Food for Future Plcの竹重です。

 

今回は、エチオピアの最大民族のオロモ族による州であるオロミア州のArsiというところからのレポートです。

 

南部諸民族州のシダマゾーンの投資局長逮捕以降さまざまなことが押し寄せるように起きていますが、今回はオロミア州での土地探しについて、補償金と絡めてレポートしてみます。

 

エチオピアの土地について

 

エチオピアでは全ての土地は国(州)に帰属しています。

どういうことかというと、土地の所有権が認められない仕組みになっているということです。

 

全ての土地は国(州)のもので、家を立てるにも事業を行うにも基本的に土地を国から借り受けてその上に家や事業を創造するというプロセスになります。

 

さて、この前提のもとで今回の土地探し@オロミア州で起きたことをご紹介いたします。

 

Arsi Zone Investment Officeにて

 

まずは、Arsi Zoneの行政の中心地Asellaの街にあるArsi Zone Investment Officeにて。

基本的にエチオピアの行政は以下の図のような体系になっています。

エチオピア政府の仕組

中央政府を頂点に州政府(特別市政府)からZone政府→Wareda政府となっていますが、今回は州政府の下に位置するZone政府オフィスですね。

 

実際に土地の収容に関しては、基本的にこのZone政府の意向というが非常に重要になります。

 

州政府だと領域が広すぎて土地について管理しきれないのが実情ですね。

オロミア州の中でも標高の高い高地位置するArsi Zoneはエチオピア国内の酪農地帯としても有名で、数多くの長距離ランナーの出身地でもあります。

 

まずは、この標高の高いArsiの投資局長に会ってきました。

 

一通り、事業内容を説明、こんな土地を探してるんだよねーっと事情を説明。

 

すると彼からこんな返答が。。。

 

『うーん。Arsiには投資家がいっぱい来るからねー、土地は政府で持っている土地はほとんどないんだよー。もしかしたら、60km南に降ったBokoji Waredaに行けば土地もあるかもね。無ければ、農家の人たちに補償金を払って土地を譲ってもらうこともできるよ!』

 

ほぅ、知り合いの大学教授や事前に地元の方々に聞いていた話とはかなりズレがあるな。。。。

土地はいっぱいあるのがオロミア州、是非、この地域にも外国投資を呼び込んで、技術移転や雇用の創出をしてもらいたい。

概ね、上のようなお話が地元の方々からは聞こえてきたんですけどねー。。。

 

Asella City Investment Officeにて

 

気を取り直して、同じくAsella市内にある今度は市役所に。

本来、このZone域内の土地はZone政府の管轄のはずなのですが、Asella市は日本でいう政令指定都市のような感じで土地についても自治権が認められているようです。

 

さて、こちらのAsella City Investment Officeでも投資局の局長さんにお会いして、事業の概要、探している土地についてご説明。

 

投資局長は、先ほどとは打って変わってめちゃくちゃしっかりと以下のような回答を。

 

『まずは、Asella市に来てくれて本当にありがとう!ご存知の通り、こちらは市役所なので、街の中心地とその周囲の限られた地域しか管轄していないんだ。だけど、今回のような機会は私たちにとってとっても大切な機会だから、なんとか、希望の土地を探そうと思う。幸い最近、我が市の行政区が広がってそっちの方にはまだ政府名義の土地があるかもしれないし、まずは、事業計画書を提出してもらって市長にも直接説明する機会を設けよう!』

 

いやいや、めちゃくちゃちゃんとしてる。。

 

市長さんとの面談は、市長の会議日程などの都合で明日以降になってしまいましたが、その後も電話でアフターケアまでしてくれる投資局長さん。

素晴らしい。。

 

Limu Bilobilo Wareda Investment Officeにて

 

さて、感触のよかったAsellaの投資局、市長との面談が週明けになったこともありその間を有効活用すべく、Zoneの投資局から聞いていたBokojiという地域に向かいます。

 

Bokojiを含む地域を管轄するLimu Bilobilo Wareda Investment Officeに行ってきました。

こちらでも、他のところと同様に事業の概要、求める土地などについて説明。

 

『いや、うちの管轄する地域にはそんな土地ないよ。必要なら補償金を払って農家に土地を譲ってもらうしかないね。』

 

訪ねたのが金曜日ということもあってか、随分とつっけんどんな対応。

そうか、土地はないのね。

 

見渡す限りの土地

遠くに見える山の方までぜーんぶ土地無いってさ。

見渡す限り広がる農地、その向こうにある山々まで、ぜーんぶ誰かに貸し出してしまっている土地なのね。。。。

 

その後、BokojiでWorld BnakのAGP(Agricultural Growth Program)というプログラムで働く専門家とお話を。

 

土地がないなんてバカな話ないだろう。みてごらんよ周り、土地なんて人に貸すほどあるんだって、なんで政府はそんな適当な対応をするんだろう!!!現地の人にとっても、こういった機会はすごく重要で、なんなら僕の知っているモデルファーマーのお話をこれから聞きに行こう!

とこれまた前向きに現地の農家さんまで紹介してくれて、土地がないはずないと力説してくれました。

 

補償金=汚職なのか?

 

さて、こんな感じで地方を回っては土地を探す日々を送っている僕ですが、最近感じる共通の問題点。

 

それが補償金の存在です。

 

エチオピアは、アフリカビジネスを行う人たちの間でしばしば汚職の少ない国だなんて言われたりしますが、これは本当なのかと最近疑問に思うことがよくあります。

 

補償金を隠れ蓑に汚職をする地方政府の高官はちょこちょこ話に聞きますが露骨に政府保有の土地がないということにして補償金を投資家から毟ろうとするケースは結構あるようです。

 

今日会った、Arsi大学の教授もこの問題には触れていて、土地がないはずがない!と断言していました。

プラスαで以下のような話を披露してくれました。

過去にAdamaからジブチに繋がる鉄道開発を進めている時、鉄道ルートに暮らす住民に対して補償金が支払われたのですが、その支払い方法がひどかった。トータル100万ブル住民に払われるべきところ地域政府は、住民の銀行口座に一度100万ブルを振り込むが、住民にあなたたちの取り分は30万ブルで残りはキャッシュで政府に返してください!なんて事件もあったんですよ。

補償金の金額がなぜかこの国物価とは全く乖離したところに設定されていることに正直驚きを隠せない部分も多分にあるのですが、全てではないにしろ、この補償金はかなりの確率で政府の汚職の温床になっているのだろうなと感じる今日この頃です。

 

さて、いつになったらきっちりと土地を取得することができるのでしょうか。。。

いろいろ、手は打ってみているものの、なかなか出口の見えない日々にやや疲れる竹重からのご報告でした。

 

嬉しいできごと!

どうも、Food for Future Plcの竹重です!

 

グッドニュース!というか嬉しいできごとが発生しました!!

 

土地の契約に向けて!

いつになったら土地を購入できんねんとツッコミも入りそうですが、実は土地の件でワレダ政府とゾーン政府の間ですったもんだが起きています。。。

 

*ワレダ政府とは、地方政府の最小単位で、複数のワレダ政府を統括しているのが、ゾーン政府です。ちなみにゾーン政府の上に州政府、さらに連邦政府という仕組みになっています。

 

さて、ざっくりと問題点を整理してみます。

 

隣の州からのクレーム!?

さて、手続き上は、基本的にワレダ政府が候補地を用意して、ワレダ政府で地元住民説明会など諸々の手続きを実施、その後追加承認をゾーン政府がするという仕組みです!

 

従前から足しげく通っているワレダ政府の手続きは颯爽と完了!

 

しかし、ゾーン政府にワレダ政府の認証が降りた旨を伝えるレターを持参してからのレスポンスがとにかく遅い!

 

何かしら問題があるのかと聞いても、何ともスッキリしない答えで具体ことなことを言われない日々。。。

 

ゾーン政府に通いつめ、電話しまくること数日。。。

 

ようやく、彼らから出てきた言葉が、隣の州政府が、あんたに貸そうとしている土地が僕らの州の土地だといってきているとのこと・・・

 

おいおい、かなり雲行きが怪しいじゃないか。。。

 

そして、ワレダ政府にも聞いてみてよと諸々説明するも、重い腰が上がらない。。。。。

 

これがひょっとして汚職の手法かと疑ったりもしましたが、どこかで僕の事業の話を聞きつけた隣接する州の方々がクレームをしてきたみたいです。。。。

 

しかも、そのクレームがイカツイ!

『そもそもそこの土地ウチの州の土地ですから!』

言い分すごくないですか!!笑

 

明らかに違うのに、そんなクレームをつけてくるってヤバイなと思いますわ。。

 

そして、現場に行かずにお隣の州のクレームを信じて、土地貸せないかもっていっちゃうゾーン政府。

 

 

カッ、カッ、カオス!!!

 

とにかく一度見に来てよと根気強く、ゾーン政府にご説明。

 

 

そして、急展開!

昨日、根気強い説得の結果、ようやくゾーン政府のお役人さまを事業予定地にお連れすることに成功!!

 

事業予定地視察スケジュールは以下の通り、ゾーン政府を納得させるべく色々面談をセットして見ました!

 

・ワレダ政府の首長との面談

・候補地周辺住民との面談

・ググマ酪農組合の組合長と面談

 

彼らがどの程度、ゾーン政府の説得に協力してくれるのかは、正直測りかねていました、、、

 

がっ!!!

 

感動的なことが!!!

 

まずは、ワレダ政府のシュバネさん、一生懸命、オロミアの土地ではないし、僕らも確認しているから問題ない土地だよと説得!

 

続いて、周辺地元住民の方々!!!!!

一生懸命説得をしてくれる
優しい周辺住民の方々

僕たちは、ノビィ(現地の方々にノビィと呼ばれてます)を応援しているし、この土地がだmでも他にも土地はある!

『ノビィに土地を貸してやろう!!』

との声。

 

最後にググマ酪農組合のゲルマさん!!!!!!

僕の事業の意義を
熱心に語る語るゲルマさん

『僕たちの組合員は、加工設備が不十分で、牛乳を持ち込んでお金に変えようとしてもお断りせざるを得ない状況があったりするんだよ、ノビィが来てくれれば組合員もハッピーだし、ノビィはいいやつじゃん!』

と一生懸命説明してくれる。

 

もう僕は、名前をノビィに改名しようかと思うぐらい感動しましたよ。。。

 

ありがとう、みんな!!!!!

 

僕の心は届いていたんだなと感動です。。

 

ゾーン政府の心も動いたように見えた。

一緒に現地視察をした、チロテさんとエルミアスさんも最初は、疑っていたようでしたが、最後には、村で会う人会う人と仲良くしている僕をみて。。。

 

『お前、すげぇじゃん、友達だらけだな!』

と関心した様子。

 

『お前がどんなやつか知らないから、不安だったけど、これだけ現地の人と打ち解けてれば大丈夫だな!』

と前向きに進めてくれそうな展開に。。。

 

実際に事務を進めてくれるかは、また、ゾーン政府に通いつめてせっついてみないと何とも言えませんが、僕の事業について、現地の方々が理解して、応援してくれている姿に手前味噌ではありますが、感動して泣きそうでした!

 

これまでの動き、現地の方々にも伝わっているんだなと幸せな気持ちに包まれた一日でした!

改めて頑張ろう!!!!

 

土地の件、進捗状況

どうも、竹重です。

 

先日の土地を買うの続きの更新です。

 

 

下準備の効果があったのか!?

 

エチオピアで事業を進めるにあたってあまり、行政サイドの支援というのは普段から期待しないようにしているのですが、今回は、おそらくこれまでの地方訪問も功を奏したようで、ここまで思いの外順調に手続きが進んでいます。

 

かなり、驚くべきことです!

 

ざっくりと土地の購入の流れは以下の通りです。

 

1.投資委員会(EIC)経由で連邦政府に土地の希望を申請。

 

2.連邦政府の審査後、地方政府宛のレターを取得。

 

3.地方政府宛にレターを提出し、事業内容の説明。

 

4.地方政府からさらに小さな行政区宛にレターを書いてもらう。

 

5.行政区宛にレターを提出し、事業内容を説明。

 

6.行政区の担当者と候補地を訪問。

 

7.候補地が適していれば、現地住民宛の説明会(行政区主催)。

 

8.現地住民の賛同を得られ次第、契約締結(行政区との間で)。

 

 

といった流れになっています。

 

現在、6.まで終えていて、行政区の住民説明会の結果を待っている状況ですが、現地の酪農組合にもすでに個人的に話を通しているので、期待しすぎるのはよくありませんが幸運を祈るばかりです。

 

行政区の区長さん、すごくいい人で驚いた!

 

さて、エチオピアでは土地に絡む汚職の話が絶えないのですが、これは、地方政府に財源がない中で唯一認められている権限が土地の権利だからなんて話も聞くのですが、実際、知り合いの外国人投資家の方々も結構もろもろ困っている話をよく聞きます。

 

そんな予備知識もあって、恐る恐る地方政府を訪れましたが、行政区の口調さんがなんと30代の若々しい方で、すごく理解のある対応をしてくれたのが印象的でした。

 

まだ、契約を締結できたわけではないので、油断はできませんが何れにしても前進している感はたまりません。。

 

候補地について

 

さて、そんなわけで候補地を訪れてきましたが、これまで散々話を進めていたググマ村ではなくお隣のカタナ村に候補地を用意してくれました。

 

とはいえ、ググマ村とカタナ村の境界あたりでこれまで訪れていたググマ村の人も頻繁に行き来するエリアです。

 

ググマ村の酪農組合のメンバーにもカタナ村在住の方々はたくさんいます。

 

ちなみに、カタナ村、日本のサムライソード”刀”を連想するいい名前ですね。

これも何かの縁かも知れません。

 

その土地がこちらです。

ググマ村との村境の候補地
(@カタナ村)

アップロードできました!!!

もとい、ネット環境が悪く画像をアップロードできませんでした。

ネット環境の改善を待って再度アップロードさせていただきます。

 

気になる方は、先日アップロードに成功している私のFacebookページのカバー写真をご覧ください。

https://www.facebook.com/nobu.takeshige

 

先週、今週といい流れがきています。

 

さぁまとめですが、先週、今週といい流れがきています。

この流れに全力で乗っかって一気に事業の進捗をはかりたいと思います!!

 

引き続き、みなさま応援よろしくお願い申し上げます。

 

では、また。

 

 

地方都市で土地を買う!

どうも、竹重です。

 

先日、新首相が決まってからの記事を書きましたが、改めて、新首相が決まったことによる良い影響について少し冒頭で触れさせていただきます。

 

新首相のDr. Abiyが就任してから大きく変わったことの1つが地方でもインターネットに接続できるようになったことですね。

 

前首相の退任前、昨年の12月頃から新首相が就任するまで、およそ4ヶ月ほど首都のアディスアベバを覗くとほとんどインターネットに接続できない日々が続いていたエチオピアですが、新首相の就任とともに、インターネット接続が復帰しました。

 

背景には、新首相が概ねエチオピア全土で歓迎ムードである中で、地方での民族ごとの不公平感に対するデモや反政府運動の動きが沈静化に向かったことがあると考察しています。

 

やはり、エチオピア国内に投資する外国投資家の方々に話を伺っていてもインターネットの接続不良というのは、かなりクリティカルな問題で、この点が改善されただけでも、新首相就任ウェルカムといった感じですね。

 

また、新首相就任後、各地を訪問していたDr. Abiy氏ですが、各地でそれぞれの民族に対する配慮が素晴らしいなんて話も聞こえて来たりしています。

 

例えば、オロミア州出身のDr. Abiy氏ですが、アムハラ州を訪れた際には、アムハラの伝統衣装で、州知事と面談している写真が大体的に報じられ、アムハラ州の方々も彼のアムハラに対するリスペクトを感じたようで、結構喜んでいたみたいです。

 

それ以外にも北部のティグライ州を訪れた際には、ティグライ語でスピーチをするなど、各地でそれぞれの民族に配慮した彼の行動は、国民の支持をより高めているようです。

 

といった感じでかなり、良いスタート切った新首相、今後、実際に改革をどの程度進めていけるかに徐々に国民の関心は写っているようです。

 

南部諸民族州に帰って来ました。

 

さて、前段がやや長くなってしまいましたが、ようやく南部諸民族州に帰ってくることができました。

 

そして、今回は、これまでも度々訪れていた地方政府のランドオフィスに遂に中央政府からのレターを持参しての訪問です。

 

エチオピアで出会った外国人投資家の多くの方々が口々に土地の収容はかなり問題が多いといっていましたが、いよいよです。

 

ある程度、顔も覚えていただいている中、悪さを働こうとする狼藉者が登場するか否かはなかなか僕自身興味津々な部分でもあります。

 

さて、久しぶりに戻って来た南部諸民族州ですが、早速、色々と僕を助けてくれる現地の恩人の1人アワサ大学のシンタイヨ教授、同じくアワサ大学のフィカド氏と夕食です。

写真を撮り忘れてしまいましたが、進捗があったこと非常に喜んでくれました。

 

取り敢えず、土地の交渉に向かいます!

 

 

開発途上国の土地について

どうも、竹重です。

 

今回は、開発途上国での土地(固定資産)の権利関係についてです。

 

土地の所有は認められるのか?

 

事業を行う上で、とても重要な土地についてですが、インドネシアで働いていた時、土地の所有が認められないということに少なからず驚きを感じました。

エチオピア都市型酪農家
(記事と関係ありませんが、)

 

ざっくりというと、インドネシアの規制では、土地はあくまでも国のもので、国が保有する土地を使用権や建設権などの権利部分だけ企業や個人に認めるといった規制になっていました。

 

エチオピアでは、どうなのかというとエチオピアの土地も基本的にインドネシアの規制と近いものになっています。

インドネシアと同様に基本的に土地の所有権は、法人に認められない仕組みになっています。

 

事業予定地が決まると企業は、国に対してどこの、どういった土地をどのくらい必要としているのかを説明し借地契約をまくことになります。

 

冒頭の『土地の所有は認められるのか?』の問いに対しての答えは、土地の所有はズバリ認められないということですね。

 

なぜ、土地の所有が認められないのか?

 

続いてなぜ土地の所有が認められていないのかという点ですが、私なりに勝手に考えてみました。

 

理由は色々とあるのでしょうが、もっとも大きな理由は、開発途上国の多くでは基本的に将来的な不動産の値上がり幅が先進国よりも大きくなるわけです。

 

当然ですね。

建物の中はこんな感じ。
(記事とは関係ありませんが、)

 

で、国や地域にもよりますが、将来的な値上がりを見据えた外国人投資家が土地を買い漁ると、国の実情と異なる価格で土地の取引が行われ、その国の現地の方々が住めなくなってしまうなんてこと想像できたりしますよね。

 

最近、日本でも日本人対比相対的に資金力のある中国人の方々による不動産取得が問題になっていたりしますよね。

 

これのもうちょっとやばい系の問題が生じてしまったりするんでしょう。

 

他にも、国が開発途上である中で土地の所有を民間に認めてしまうと、国の開発計画の妨げになったりなんてのもあるんでしょうね。

 

土地に絡む問題点。。。

 

さて、国保有の土地を所有することはできないことがわかりましたが、今後、事業予定地での土地の収容には一抹の不安を感じています。

 

というのも、連邦国家であるエチオピアですが、財源は中央省庁で管理しており、実際に各州での予算決定権はあまりありません。

 

唯一ともいえる地方政府の利権である土地。。。

 

これを政府と交渉して、希望にそう土地をえるって、、、なにやら難しそうな気がしませんか?

 

実際に友人でも、土地をえるために地域住民宛の補償金を支払ったのに、現地住民が立ち退いてくれないなど。。。

 

怖いですね。

 

ぼちぼち、今回の一時帰国も終わりエチオピアに戻りますが、こんな不安と日々格闘しているわけです。