アフリカバー

個人的には現地での生活はアフリカバーなしには語れないと思っている。

アフリカバーではキャッサバからつくられたジンをたしなむ。BGMはBob Marleyの曲が流れることが多い。ナイジェリアやガーナのアーティストの新曲をチェックしにくる人や、ダンスをしにくるだけの人、もちろん夜通しで語り合う人も。

お酒と音楽と人。生活がシンプルだからこそ、それぞれが引き立つ。お酒は美味しいし、音楽は心地いいし、人の温もりを感じる。ほかに必要なものってなんだろう。ぼくはすぐには思いつかなかった。

 

受け入れて前に進むということ

教会にはジャンベという太鼓がある。聖歌隊が登場するのと同時に、ジャンベを叩いて雰囲気を盛り上げる。宗教は他国から入ってきたものだけれど、ここのオリジナルをミックスして、実に愉快な宗教へと進化させている。

伝統や文化は残さなければならないもの、守らなければならないもの、というわけではないのかもしれない。生き物と同じで、必要なものであれば残るし、必要でなければ淘汰されていく。それが自然なのかもしれない。

ここは、かつて植民地だったこともあって、たくさんいろんなものが入ってきたが、それをうまく受け入れながら、形を変えながら、いちばん自分たちに合うように付き合ってきたことがわかる。

むずかしいことはよくわからない。ただ、柔軟性というのは生きていくうえで大切なことなのかもしれない。

 

ダニエラから学ぶ

ここには子どもがたくさんいる。これまでの人生をふりかえると、だいたい自分が最年少だった。しかしここに来ると、ダニエラくらいの子どもたちがマジョリティーとなる。

そうすると、教えられる側から教える側にまわる機会が増える。そのときに気づいた。人は、教えられて学ぶのではなく、教えて初めて学ぶのではないかと。

ダニエラがたくさんの人から愛情を注がれているように、自分もまた、たくさんの愛情を注がれてきたのではないかと。

ギニア独立記念60周年と共に更にギニアの魅力をもっと発信したい気持ちが強まりました

10月2日、ギニアの独立記念日60周年の式典の模様がギニア国営放送RTGで生放送されました。

 

こんにちは。ギニア共和国、コナクリからイヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

今月も布屋とテーラーのアトリエを行ったり来たり、日本のお客様方からオーダーを頂いた品の荷物空輸などでバタバタで、気がつけばもうすっかり10月後半に突入していました。

今年もあと残すは2ヶ月ちょっと、来年2月にイヌワリアフリカで企画しているギニアツアー2019の準備と広報にもっと力を入れなければなりません!

ギニアは観光地として大々的に宣伝がなされていないですし、第一にギニアってどこ?という感じで情報が全然ありませんから普段観光客は0に等しく、大陸を横断するバックパッカーさんが通り過ぎるだけかもしれません。

先日は、来年イヌワリアフリカのギニアツアー2019に参加をご希望されている学生さんから、「ツアーに一緒に参加しようと考えている仲間の親御さんがギニア行きを心配し反対している」というご連絡を頂きました。

この「親御さん、パートナーさんからギニア行きを反対されている」というお言葉、ツアー開催時期になると必ずどなたかからいただくお言葉なのですが、もうすっかり忘れていて、「あ!また来たかーっ!」となりました。

確かにその心配、反対するお気持ち分かります。その通りです。
だってギニアの情報ってエボラ以外は日本ではほとんど見つからないのですから。。

 

前回のイヌワリアフリカギニアツアー2018にて。実際にギニアに来ていただくと、こんな平和な毎日なんですよ。

 

多くの皆さんに安心してツアーにご参加いただく為にも、一人で来るのであれば不安材料もあるけれど、私たちと一緒であればギニアってそんなに心配ばかりするところではないですよ、むしろ”他のアフリカ大陸の国よりも人々の外国人に対するピリピリした緊張感もなく、皆好意的に接してくれるし、気候も良い、気分的にも身体的にも、かなりリラックスして過ごせるところなんですよ”ということをもっと発信しなければ!と改めて思いなおしました。

 

そのギニアですが、今月10月2日は、1958年にギニアがフランスから共和国として独立してから60周年の独立記念日という事で、私たちの暮らす首都コナクリでは街中がお祭り騒ぎ状態でした。

 

会場入りしたアルファ コンデ大統領

 

コナクリのサッカースタジアムで盛大に行われた独立記念式典にはアフリカ各国から大統領が招待され、その様子はギニア国営放送テレビで実況中継で放映されました。

 

式典の映像をテレビで見ていたら、この式典の為にギニア国立舞踊団や国立パーカッショングループで特別に構成されたミュージシャン、ダンサーたちのパフォーマンスが始まり、イヌワリアフリカの副代表兼ギニア国立舞踊団のメンバーでもある我が夫が、彼の部族に伝わるアフリカンマスク姿で出演しているのが画面に映りました。

 

国立の舞踊団とパーカッショングループのアーティストたちが集結し行われたパフォーマンス。

ギニアでは太鼓とダンスは国を代表する大切な文化として認められており、国の機関として作られた国立舞踊団もあり、外交の場や政治的な催し物があるときには舞踊団のアーティスト達がパフォーマンスを行うことが多いのです。

 

こちらは60周年式典の数週間前に人民宮殿行われた式典前の会合。アルファ コンデ大統領がアーティストたちを招き、独立60周年式典でのパフォーマンスをアーティストたちに要請する話をしたそうです。

 

ジャンベ奏者である私たちの息子もこの独立60周年記念式典のパフォーマンスの一員として参加しており、夫と息子が親子共に国を代表するアーティストの一員としてこの記念式典の同じステージに立つその姿を見て、私は本当に涙が出るほど嬉しかったです。

 

というのも、私たち夫婦は「ギニアの素晴らしい伝統音楽文化を子供達に現地で肌で感じながら学ばせたい」、「ギニアでギニアの人たちと物作りをしながらギニアのファッション、伝統音楽やダンスを通してギニアの魅力を日本に世界に伝えたい、それが私たちそしてギニアの人たち、世界の人たちのハッピーに繋がっていくかもしれない」という気持ちでギニアに移住したからです。

 

そしてテレビの式典映像には、イヌワリアフリカが行っているギニアのアーティスト&舞踊団サポート支援で日本の支援者の皆さんとの協力により製作された太鼓を叩くミュージシャンの姿も映し出されていました。

イヌワリアフリカのアーティスト支援活動の一環として、日本の支援者の方々からの支援金により製作されたこちらの太鼓が式典でのパフォーマンスに使用されていました。

 

テレビの映像を見ながら、ギニアで生活し仕事をしていくのは大変なことばかりだったけれど、今自分たちの思いが一つづつ形になっていっている感じがしてとても嬉しく思いました。

 

更には、最近嬉しいニュースがありました。
夫の所属するギニアの国立舞踊団「Les Ballets Africains 」の、2019〜2020年にかけての世界公演の仕事の契約が決まったのだそうです。これからギニアが誇る伝統音楽ダンス文化の魅力を世界各地で見せてくれることでしょう。
イヌワリアフリカでは先に書いたギニアの伝統音楽文化継承する役割を持つ舞踊団の保護、アーティスト支援活動にも力を入れてきたので、このニュースはまたとっても嬉しいものでした。

 

ギニア国立舞踊団Les Ballets Africains。先日フランス文化センターで行われた公演にて。

 

ギニアは金、ボーキサイトなど世界トップクラスの豊かな自然資源を持ち、水源にも肥沃な土地にも恵まれた国なのに政情が安定しないお陰で常に世界最貧困国のトップクラス。

その中で、希望の星なのが、ギニアの伝統音楽とダンスなのです。
世界中にギニアの伝統音楽とダンスに魅了された人たちがいます。

先に書きましたが、ギニアは観光地化されておらず普段は観光客がほとんどいないのですが、気候の良い乾季、特に年末年始になると実際に現地の太鼓やダンスを体験する為に遠くギニアまでやってくる外国人観光客が来るという面白い国です。

そしてイヌワリアフリカが毎年企画しているギニアツアー2019もそういった太鼓とダンスを目的にやってくるお客様を対象にしてその時期にツアーを開催しています。

 

ツアー期間中に、ギニア国立舞踊団Ballet National Djolibaの練習場を訪ねたときの写真です。パーカッショニストの皆さんが軽くご指導下さりました!

 

ギニアに楽しみに来て頂く事がそのままギニアの人たちの様々な収入となり社会貢献となります。
そして、私たちの企画するツアーでは、スタッフとして働いてくれた人たちへの報酬の金額は他と比較してもだいぶ多く渡すようにしています。

 

何故なら、私たちのようにギニアツアーを企画する人たちは他にもいますが、ギニアには仕事がないので、彼らは報酬金額を主催者側に安く安く叩かれたとしても、皆安い報酬でも仕方なく引き受けてしまう場合が多くあるそうです、その為にこうしたツアーの平均報酬金額がなかなか上がらないのです。

 

ギニアが独立して60年経った今も、ギニアの人たちは全然豊かにはなっていません。
ギニア、特にコナクリの物価は日々急激に高騰していますし、ほとんどの人たちが定職が無い生活をしているので現金収入がなくその暮らしは厳しくなるばかりです。

 

正直国立舞踊団のメンバーである夫も、普段国から支給される報酬は無いに等しいようなものです。
でも、夫は自分が舞踊団でしていることはお金の為じゃない、ギニアの為と言っていつも頑張っています。

 

イヌワリアフリカのアパレル製作をしてくれているアトリエの先生と生徒の女の子たち+我が娘

 

イヌワリアフリカは、物作りでも、ツアー開催でも、それで発生した仕事に対する報酬は、いつもフェアな金額でやっていきたいと考えています。
一人一人が仕事をしたことによって、それ相応な報酬を得て、自分の思い描く理想の生活に近づけていけるように。

 

わたしたちは、太鼓とダンス目的のギニアツアー以外にも、ローカルマルシェでアフリカンプリントを探す旅や、アフリカンママとお料理体験、染色体験ツアー、近場なのに秘境を体験できる自然満喫ツアー、キラッキラゴージャスなギニアなど、まだまだ知られざるギニアの沢山面白いことを体験していただけるような旅の企画を考えて観光業にもどんどん力を入れていくつもりで、イヌワリアフリカはまた新たに動き出しています!

 

ろうけつ染のバティックの製作をする村の女性たち

 

引き続き、イヌワリアフリカがギニアで事業をすることにより、ギニアの多様性にあふれた魅力と共に、ギニアの人たちの抱える本当の問題を日本の皆さんに伝え、みんなで一緒に考えて、行動を起こし、一緒に解決していくことを目指し少しずつでも進んでいきたいと思います。

 


イヌワリアフリカ代表 バー由美子 
                            Yumiko Bah / Inuwali Africa  CEO

 

人民宮殿の中入口正面に飾ってある絵。この絵がギニアの歴史を象徴しています。

 

 

クラウドファンディング、達成しました!

およそ1ヶ月にわたって挑戦してきたクラウドファンディングが終了した。五臓六腑に沁みわたる温かいメッセージに背中を押されながら、奇跡的に目標を達成することができた。こちらからは、ご支援いただいた方のユーザー名しか見ることができなかったので、ちゃんと御礼をお伝えできなかった方がたくさん居る。アクションを起こし続けることが一番の恩返しだと思って、自分なりに精いっぱいぶつかっていこうと思う。

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この1ヶ月で、100名を超える方々に事業をお話することができた。そのたびにアドバイスを頂いたりして、とても勉強になった。大筋では変化はないのだが、今よりも面白ければokというルールを設けて、修正を加えている。出国2週間前にもかかわらず、いまだに流動的な事業計画となっていて、なにがどうなるのか自分でも予測できない。

現在の事業計画は、前職を退職したときに考えていたものが1ミリも残っていない。ぼくの至らないところをカバーしてもらいまくった結果として、もはや、まったく別物の事業計画となっている。しかしながら、ぼくの思いだけでなく、みんなの思いも詰め込んでいるから、お祭り感が増していい感じになっている。

この1ヶ月にあった、あんなことやこんなことを振り返りながら缶ビールを体に流し込んだ。なんかいつもの発泡酒が、芳醇な味わいに感じた。

みなさん、ほんとうにありがとうございました!これからもよろしくお願いします!!!

クラウドファンディング、今日まで!

1ヶ月間、クラウドファンディングに挑戦してきた。

今日が最終日。

 

たくさんの人に話をする機会があった。

話すたびに学んで、自分の至らなさを痛感した。

一方で、自分の未熟さを知っても、それは諦める理由にはならないこともわかった。

 

みんなで力を合わせて乗り越える。

もしかしたら子どもっぽい発想かもしれない。

ニュースをみれば自己責任とか、電車の広告をみればスキルアップとかが喧伝されているなかで、

「みんなで」というのは甘い考えだと切り捨てる方も居るかもしれない。

 

でもぼくたちは、不完全だからこそ助け合えるし、いろんな挑戦ができるような気もする。

2週間後にはトーゴ共和国へ向かう。

そこには、6年ぶりに会う友人たちが居る。

 

まずは懐かしい話をしたい。それからぼくたちは、未来の話をする。

 

https://camp-fire.jp/projects/view/94504

 

 

フフを食べるとき

現地の伝統的な料理、フフはみんなの大好物だ。フフはキャッサバという穀物を蒸して、まるで餅つきみたいに臼と杵ですり潰しながら成形する。単純に美味しいということもあるが、みんなで協力してつくることになるから、ワイワイしながら時間を楽しむことも含めて、大好物なのだ。

このフフを魚のソースやトマトソース、ピーナッツソース、アディメと呼ばれるネバネバした野菜のソースにディップして食べる。休日のごちそう、来客へのおもてなし、ハレの日に彩る食として、フフは食べられる。

ある休日の夜、みんなで南十字星が煌めく満天の星空を見上げた。
ある友人は言った。

「ほら、月でもウサギがフフをつくっているだろ。」

ひとの考えることは、だいたい同じなのかもしれない。

 

 

株式会社AFURIKA DOGSを設立しました

2018年10月1日付で法人の設立登記が完了し、「株式会社AFURIKA DOGS(アフリカドッグス)」の1期目がスタートした。迫りくる不安に押しつぶされるまえに、アクションを起こし続けている。これからやろうとしていることは、どう考えても一人ではできないし、仲間がいないと何もできない自信があったので、設立することにした。

将来、ぼくの仲間になってくれる人は絶対いい人に決まっているから、たとえば、会社のレクリエーションでキャンプとかに行って、チルアウトな音楽をBGMに、ビール片手にどういう人生が楽しいだろうかとか語り合い、みんなからちょっとウザいと思われながらも、いろんな人の挑戦を後押しできるような会社がいいなと思っている。そんないろんな挑戦が、少しずつ社会の在り方を良くしていけたりとか、そのひとの人生のなかで大きな体験に繋がるなら申し分ない。

 会社としてやらないといけないことはたくさんある。いい商品を提供していくことも大切だ。今月には市場調査で再びトーゴ共和国まで行くし、最近は東京で竹下通りや表参道などを歩いて聞き込み調査をしていた。そのようなことも必要なのだが、ぼくはチームビルディングを大切にしていきたい。いいチームなら、商品のクオリティを上げられるだけでなく、ぼくが事業をとおして見たいと思っている景色まで連れて行ってくれると思う。しかもその景色は、ひとりで見るよりも遥かに綺麗だとも思う。

どこまでいけるかわからないけれど、いけるところまでいく。前職でお世話になった先輩方に朗報を届けられるように、ベストを尽くす。そう決意した気持ちも、もちろんまだ褪せていない。

 

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↑ロゴマークには仲間(DOGS)と手を取り合って前に進んでいきたいという気持ちを込めました。アフリカ×京都のファッションブランドを構想しているので、京都っぽいニュアンスを出すために、スペルは「AFURIKA」となっています。

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クラウドファンディングに挑戦中!
折り返し地点を過ぎて、ラストスパート!!
食らいついていきますのでよろしくお願いします!

トップ画像
↑食らいついているクラウドファンディングのページはコチラです(https://camp-fire.jp/projects/view/94504

朝のワンシーン

ここのひとの朝は早い。5時ぐらいには起きて、掃除をする。長さが80センチぐらいのホウキで、腰を曲げながら丁寧に掃く。シャッシャッという音で目が覚める。

おはよう、というと「よく寝れた?」とか「体調はどう?」、「今日はなにをするの?」と言葉を交わす。それは、なんでもない、いつもどおりの日常ではあるのだけれど、ひとつひとつのシーンが心地よく流れていく。

喧騒のなかで生活を営み、となりのひとが誰なのかもわからない、満員電車で眉間にシワを寄せている日常では、たとえば、アフィのような優しい笑顔にも気づかなかったりするのだろう。

 

挨拶をこえて

勤務していたラジオ局までは直線距離で10分くらいだが、近所のおばちゃんやバイクタクシー(ここではゼミジャンという)の運ちゃんたちに声をかけられながら向かうので1時間ぐらいかかる。

「おはよう」に始まり「よく寝れた?」「気分はどう?」「なにしにいくの?」「彼女はできた?」「ここで好きな人はいないのか?」「今夜あいてたら飲みに行かないか?」など、挨拶をこえて、立て続けに質問される。

わざわざ家から飛び出してハイタッチしてくる人、クラクションを鳴らして近づいてくる人、子どもたちから今日の意気込みを聞かれたり、マルシェでは体の具合を心配してもらったり。

 

シンプルに、コミュニケーションにかける時間が長い。お互いがお互いをよく知っているコミュニティが、そこにはある。豊かさって何だろう。幸せってなんだろう。自問自答はつづく。

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