選出いただき、ありがとうございます!

キガリからこんにちは、Asian Kitchenのからとちさです。

この度は、第二回日本Africa起業支援イニシアチブの支援先として選定いただき、深く感謝申し上げます。

ここで改めて、事業のこれまでの変遷と、今後の見通しをご紹介します。

2015年8月、ルワンダへ。

7月末に会社を退職し、8月頭にはルワンダへ。

右も左も分からない状態で、とにかく借り始めた場所(ほぼ廃墟。)をなんとかレストラン開店にこぎつけようと毎日現場で奮闘していました。

施工業者が、私が支払った手付金を自分の家の改築に使い込んだり、

電気施工担当が全然電気の知識がなくて火事になりそうだったり、

自称プランバーがただの無職のおっさんでデフォルト水漏れ仕様が完成したり。

いやーいい経験になりましたね!当時は毎日怒り狂ってましたけどね!

壁すらなかったキッチン。小窓の位置も何度言っても全然違う。

ソフトの方も、

もちろんタイ人コックなどいないので、自分がバンコクへ飛んで修業したり、

毎晩夕飯は赤いグリーンカレーだったり、

レシピという概念のないルワンダ人シェフへタイ料理を猛特訓したり。

 

2015年12月、オープン。

今思えば、全然未熟なままオープン。

クオリティとか全然イマイチ…

これはですね、完璧になるのを待たずして、市場に敢えてさらすことでサービスを高速で磨くという手法をとったわけです。敢えての戦略です。

キガリというマーケットは実に小さいので、唯一のタイ料理屋がオープンするとなると、それなりに皆さま期待してくださいます。

なので、

ここしかタイ料理屋ないんだから、トムカースープ、もっとハービーじゃなきゃ困るわっ頑張んなさいよ!!」by40代アメリカ人女性(推定)

なんてコメントを真摯に受け止め、とにかく高速でABテストを回しまくった結果、今があると思っております。

(ちなみにタイ人によるタイ料理屋がひっそりとオープンしてひっそりと潰れていったのはまた別のお話)

まだまだシンプルな外観

2016年9月、改修&メニュー大幅バージョンアップ

2016年の4月にインターン生としてジョインしてくれたまりんちゃんの多大なる力も借り、とにかくひたすら毎日小さい改善を高速で積み重ね。その締めくくりが、内装メニューともに大幅リニューアルしたこの時期でした。

このころから最低ラインとしてのですが、売り上げが安定し始めました。

リニューアル後の外観!だいぶ賑やかに。

その直後…

2016年11月、アジキチ危機。

一時期ブログが滞っていた時期がございます。

実はもう閉めるという判断を下す、というところまで行きました。

大揉めした大家が倒産、という事件に端を発し、経営継続が困難との判断を当時はしました。

長くなるので別途。

実はこの状態は、2017年春にもう一度続けてみよう!と決めるまで続きました。

そして決めてからは、お客さんの数も、前年度よりも大幅に高い売り上げも安定してきました。

オープン前もドタバタでしたが、続けるって大変ですね。その後も、毎日毎日、細かいトラブルシューティングに追われつつ、一つひとつ潰していって、小さな改善を積み重ねて、今に至ります。

直近の危機は二大肝スタッフの突然の留学

今後。

まず年内の目標は、ローカルスタッフだけで回る店にすること。

その兆しが見え始めていることを前回のブログでもお伝えしました。

そして、私がオペレーションから離れられるようになったら、

他複数企業とコラボし、タイ料理が食べられる、だけではない、地域のワンストップセンターになれるよう仕掛けていきます!

 

チャンスを二度与えてくださったアントレ関係者の方々およびサポーター企業の皆様、

ブログを読んでくださっている皆様、

アジキチ・私&息子を応援してくださるすべての皆様に感謝いたします。

いつもありがとうございます!!

 

5歳の時に来た息子も今では7歳。

先日のイベントでは、自ら最後売り歩きをする成長を見せてくれました♪

たくましく育っておくれ!

ナゲット売り歩き中

 

 

現地スタッフだけで回る店を目指す

キガリからこんにちは、からとちさです。

更新が遅れました…というのも、言い訳させていただくと、息子がPCに水をぶっかけて壊れました。

簡単にいいPCなんて手に入らないよここでは…

 

さて本題ですが、私が年内に目指しているのは、

現地スタッフだけで回るお店にすること、です。

 

以前のブログに、私が一日中キッチン・フロアで奮闘してきた様子を綴っていますが、

いつまでも私がいないと回らない店ではビジネスとして成立しません。

 

 

 

「現地スタッフだけで回る」にはいくつか段階があります。

1.マニュアル通りにオペレーションができる

2.マニュアル+臨機応変に対応ができる

(お客様のご要望やクレーム対応、不測の事態への対応)

3.マニュアルの改善案まで含め提案・実行ができる。日々の通常営業は私が数か月いなくても回る

今、3に差し掛かっています。

 

1について。

一年中朝から晩まで張り付いて叫びまくってなんとかクリアしました。

元旦とジェノサイド記念日の二日だけ休みました。

我ながらすごい体力。

ただ実際、always something newを目指してメニュー新規投入や改編ばかりしているお店では、1だけでも結構大変です。

冷やし中華なんてもちろん見たことも食べたこともないですが、最近では新しいものもすぐにキャッチアップ!

 

2について。

タイ料理なんて見たことも聞いたこともましてや食べたこともなく、

レストランで食事をするなんて経験をそもそもしたことがないような、

そんなスタッフたちに、日本人が受けてストレスのないサービスレベルでオペレーションを回してもらうというのは、

結構なことだと思うんです実際。

 

各自で的確な判断ができる状態というのは、つまり、ある程度「お客様にとって何が価値か」を理解したスタッフが気を利かせられるようになる、という段階です。

 

 

なぜお客様をお待たせしない方が価値なのか、

なぜ「できません」以外の返答が喜ばれるのか、

なぜたとえこちらのミスでなかったとしても、責任のある行動をこちらがとることが大事なのか、

なぜ「Sorry」とその場面で言うことが大事なのか、

場面場面でとことん説明して理解してもらって、

(「いいからこうなんじゃー!!言い訳すなーー!!」みたいに叫んだこともなきにしもあらず)

こういうのが喜ばれる、こういうのは良くない、というのが身に染み入ってくるまでは、不測の時に「じゃあこうしよう」という臨機応変な判断はできません。

これも社員一人ひとりと向き合って、1年以上かかって、ようやく任せられるようになってきました。

 

 

ちなみに、酷ですが、「気が利く」人材とそうでない人材はぱっくり分かれます。

前者でないと、昇進は厳しいです。

これを分けているファクターが何なのかははっきり分かりませんが、どちらかというと先天的な気がします。(教育で伸びづらい要素)

 

さて3について。

2の先の3にいくのが結構大変です。

常にどうすればもっと良くなるかの改善案が自発的に出てきて、それを自分たちで動いて実行するレベル。多少の問題が起こっても、自分たちで動いて解決してその報告が来るレベル。

 

先日、一例なのですが、どうもブレが出やすいメニューについて、

仕込みとオーダー後の調理法について、社員が「試した結果これがいいからこうします」と報告を受けたときは、帰り道、一人でとっても感慨に浸っていました。

ここまで来たか、と。あまり伝わらないかと思うのですが。

 

 

3で必要になるのって、「当事者意識」なのかなと思っています。

ボスにやれって言われたから、

皿洗い7時間やったら日当もらえるから、

とりあえず決められたことやればお給料もらえるし、

そういう働き方の人が大半です。(それができない人も多いです)

なんですが、

暇だ、お客さん来てほしい、と感じたり、

ちゃんと仕込みができていれば、もっと早く提供できたのになと感じたり、

無駄なコストを無駄だと感じたり、

この「感じる力」を持っている人は、逸材です。

この「感じる力」を持っている人ほど、期待をかければかけるほど、成長する可能性が高いと感じます。

それらの人たちを中核に、3が実現されつつあります。

 

ちなみに今回は社員の成長にフォーカスして書いてきましたが、

3の実現に重要不可欠なのは、不正防止の仕組です。

 

そうすると私の介在価値は何か・・・

新しい売上構築の仕組とか、新しいイベントの企画とか、そちらに注力していきたいと思います。

食材配送サービスの利用開始

キガリからこんにちは、Asian Kitchenのカラトチサです。

今日は画期的なサービスを導入しました。

それは、「食材配送サービス」です!どどん

配送サービスのGroce Wheels。

えっ今までどうしてたの?

今までは、毎日、朝と夕にスタッフが買い出しにマーケットまで行ってました。

Kimilonko Market

 

以前からこの配送サービスのことは知っていたのですが、品揃え、価格、フレキシビリティにあまり魅力を感じず、大きなチェーン店でもないうちでは、結局自分たちで買いに行った方が早い・安い、という状態になっていました。

何せ郵便配達サービスなんてない国です。

EMSもDHLもFedexも、個人の場合は「届いたよ」という一報をもとに自分でタウンまで取りに行きます。

日本の配送サービスなんか、天国です。二時間刻みで時間指定とか神業です。

が、最近この手の業者が増えてきたからか、サービスが急に向上している様子。

同時に二社から営業があり、サービスは似ていましたが、優秀な営業の方に決めました。

 

従来の方法には、いくつかデメリットがありました。

 

 

①スタッフの不正を完全には防げない。

②税法上認められているレシートが出ないので経費計上に支障をきたす

③スタッフの業務過多

 

①スタッフの不正

ローカルマーケットではもちろんレシートなんて出ないので、

「今日はピーマンがkgあたり1,000RWFだった」とスタッフが申告したらその額にアグリーせざるを得ないのが大きなデメリットでした。

時々私も抜き打ち的にマーケットへ行き、そこで掴んだその日の相場と、スタッフが買ってきた価格に乖離があった場合、

「えっなんで今日ニンジン1,000/kgなの?」

なんてふっと聞く、などのけん制はもちろんする必要。

あと不正ではないですが、交渉をさぼるスタッフも出てきます。

会社のお金だし。言い値でいっか。みたいな。

そういうのも困ります。

結局、一番安く買ってくるスタッフを購買担当にしました。

②経費計上できない

税法の話はややこしくなるので簡単に書きますが、ルワンダでは、経費として計上するには、とある形式の領収証が公式なものとして必要になるのです。

なんですけど。

そんな領収証が出る業者・スーパーの方が少ないんです。

あんな混沌としたローカルマーケットで野菜を売ってる多くのおばちゃんやおじちゃんがそんな領収証発行してくれるわけがないんです。

ですが、税務局の回答は、

「そんな人から買うのが悪い。」

・・・。ローカルマーケットが主流の国でそれ言う?

市場で寝てる人

 

③スタッフの業務過多

この買い出し作業、結構な時間と労力をとられるので、

人手不足の今、外注しちゃえたら楽!というタイミングでした。

 

早速今日から利用。

張り切って契約しましたが、初回の配送16時に来るって約束したのにまだ来ませんね。

想定の範囲内でーす。

 

メニュー開発② 新メニューの選び方

はい、また水が止まっています…

スコールで雨漏りしてるけど水道水止まってます…

こんな逆転現象も、もうルワンダ3年目ですからね、慣れました。

水道局の人を呼んで原因徹底解明!と息巻いていたブログが過去ありますが、そんな昔の自分がちょっとかわいく思えてしまう、そんな今日この頃です。

水道から水が出ない?じゃあ他から運びましょう。

 

さて本題ですが、新メニュー投入祭り、今回は、どうやって新メニューを決めるか?です。

 

まずは、お客様の声。

リクエストが多かったものはメニュー入りします。

マーケットリサーチなんて仰々しいことは、この小さなマーケットでは非効率。

前回も書いたように常連さんを大切にするお店ですから、まずはお客様との会話から。

特にトムヤムスープなんかはこの例です。

手前味噌ですがキガリイチです

 

次に、エンタメ性のあるもの。

キガリは、残念ながら、エンターテイメントが超少ないです。

最近巷で話題のイケてるスポットとしては、

①映画館。なんと9Dシネマも。もう時空超えてます。

②スパイダーマンゲームセンター。エスカレーター、空港以外で初めて見ました。

③ジェラート屋さん。おいしいジェラートが食べられるお店が2017年に初めてキガリに上陸しました。もうここ以外でジェラート食べられません。31には負けますけどね。

次世代スパイダーマンゲームセンターでの誕生日会に参加している息子

 

というわけで、のんびりしていいところなんですが、正直退屈なんです。住んでいる人にとっては。

なのでワクワク感のあるもの。これも一つのポイントです。

そこで何かないかな~と考えてできたものに、例えば季節を感じる冷やし中華。

そもそも四季がない国なので、季節は作っちゃえ!ということで。

 

冷やし中華、始めました。

ネーミングもこだわりました

 

 

後は、横展開のしやすさ。

仕込みで煮込んだフォーのチキンを、例えば他のメニューにも使えないか?

ガパオの変化バージョンはどうだろう?(ガパオチャーハン、ガパオコロッケはこうしてできました)

どうせ米麺を外から入れるなら、それでもう一品開発しよう、

などなど。

なんだかんだ、すごくイケてるメニューを作ったところで、オペレーションが複雑すぎると、ローカルスタッフがついてこれませんし、スピードにこだわっているアジキチの競争優位がぶれてしまいます。

それだけのために購入する材料だと、ロスも出て利益率にも響きます。

仕込み食材チェック

 

その他、当然ですが売上向上の意味から、ついで買いを促進するものや、カフェ利用を促すためのカフェメニュー充実、単価アップのための選べるトッピングなど。

もちろんこういう細かな改善も日々しています。

 

こんな感じで新メニューにあたりをつけたら、そう、次は試作に次ぐ試作です。つづく。

 

メニュー開発① Always Something Newを目指して

本日も順調に息子にアジキチ飯を運んでおります。

手抜きじゃないですよ。

新メニューはテイクアウトで1時間後に食べたらどうなるか、特に麺系、これ試さないと。作って終わりじゃだめですからね。

テストオペレーションの一環です。

そうです、新メニューローンチ月間なのです。

新メニュー第一弾はヤムウンセン(なぜこれまでなかった?)

 

三本柱の二本が抜けてどうなったかって?大丈夫かって?

あんまり大丈夫じゃないです。

カオスです。

カオスだし、他に充てる予定だったリソースも通常オペレーション保つのに取られるし、なかなか大変なのですが、

いい面もありました。

いい意味で意識が変わった従業員がチラホラ。

もうちょっと落ち着いたら記事にします。

団体さんご来店で大忙し

 

そんなカオスの中ですが、でも、進めるものは進めます。

話を戻しますと、そう、今アジキチは新メニューリリース祭なのです!!

 

繰り返しますが、キガリのような小さなマーケットでは、新規のお客さんがどんどん来てくれるなんてことはありません。

新規のお客さんだけで回るようなマーケットではありません。

一度来てくださったお客様に、リピートしていただかないと未来はありません

単価の高い高級店でもないですし。

(現地の人には高級店なのですが)

 

そう、飽きられたらおしまいなのです…

なので、常にsomething newを用意できるように努めておる次第です

 

自分で言うのもなんですが、私は毎日味見も兼ねてアジキチ飯を食べて早1年9か月。

私も息子も半分はアジキチでできています。

それでも飽きは来ません。味の面では。

でもお金を出して来てくださるお客様には、味以外の面でも、「おっ」って思っていただけるようなものが何かないとですよね。

 

という原則に基づき、ここひと月で投入したのは、

-Bean Noodle Salad (ヤムウンセン)

-Spicy Thai Curry Noodle Soup (カオソーイ)

-Asian Kitchen Fried Chicken (アジキチ風フライドチキン)

-Green Tea Latte(抹茶ラテ)

-Fresh Noodle Salad (冷やし中華始めました)

-Custard Pudding(なめらかプリン!)

等おつまみ・メイン・ドリンクやデザート、全部で10種類!

いくつかは、アジキチの看板商品になる予感…!

自分でもオーダーしてしまうプリン

 

新メニュー開発の流れなどは…つづく

キーマン二人、同時に退職…

先日平和な記事を投稿した矢先。事態は起こりました。

9月頭、重要ポストにつく三人のうち二人が国を離れる=退職することに。

 

一人はキッチンコントロールの女の子ジゼル。

ジゼルと。パンチパーマがチャームポイント

大学で農業を学び優秀な成績で卒業した彼女ですが、

いかんせん職のないルワンダであぶれていたところをゲット。

彼女には、キッチンの在庫管理や売り上げとの突き合わせ、仕込み量に合わせた食材の発注などを取り仕切ってもらっていました。

一年半、高く要望し続けましたが、とても頑張ってくれました。

イスラエルに農業を学びに留学するプログラムに受かった、とのことを7月末に伝えてくれ、8月丸々を後任の引継ぎに使えました。

あー引継ぎはある程度できたものの、彼女の退職は痛手だ…と思いながら送り出した翌日。

 

フロアリーダーのランバートくんから突如、

あさってウガンダに引っ越すことになりました…奨学金プログラムに通過した連絡がきて。昨日。」

シュッとしたさわやか青年。何頭身?

 

えええーーーー

あさってぇぇーーーー??

っていうか昨日のあさってで別の国行くーーー!?

国の奨学金プログラム、その段取りあり得なくなーい!?

でもルワンダだったら全然あり得るー残念ながら2,000%あり得るー

 

ランバートはディナータイムのフロアをほぼ一人で回していたようなもの。

とても頭が良く、最初の集団面接で注文をとるロールプレイングをした際、

正確にオーダーをとれていたのはほぼ彼のみ。

 

「えーと。レッドカレーのチキン。飲み物はセットの対象外だけどタイミルクティーで。あと単品でナゲット。あっやっぱりカレー、チキンじゃなくてベジにしてください。」

 

さぁいくらになるでしょう?

 

っていうのをやると、まぁたいていできない。

リスニングなのか理解力なのか計算力なのか、逆に発想力豊すぎなのか分かりませんが、

いやいやそれ頼んでない・・・というかそもそもメニューにない・・・といった珍回答が続きすぎて、メニューのシンプル化が決定しました。

 

とにかくお伝えしたいことは、この二人は逸材なんです。

出現率数%なんです。

不正しない。というのがアジキチの採用の第一条件ですが、

その上で計算ができる、さらに「自分で考えて動ける」能力まで備わった人はまぁ本当に見つけるの大変です。

 

その安定感たるや。

代わりが簡単に見つかるとは思えない。。。

同時にこの二人が抜けるとは・・・

三本柱の二本が抜けるとは・・・

 

でも二人とも、めったにないチャンスを勝ち取ったわけで、それ自体はとても喜ばしいことです。

不正してクビにしないといけないとか、そういう理由ではない退職も、めでたいことです。

 

だいぶローカルスタッフに任せられるようになりましたーなんて余裕かましてた矢先。

二年放置してきた息子と、そろそろ和食の夕飯でも囲む日常を送りたいなーなんて密かに思っていたのですが。

 

母の日にもらった手紙に、

「いつも ごはんとか もってきてくれて ありがとう」

って書いてありましたからね。

「つくってくれて」

じゃなくて。

私、ガパオとか持ってくる人になってる…。

まぁそうね、実際つくってるのはアラファトとかオリビエッタあたりなので、表現としてとても正確です。子どもってよく分かってますよねほんと。

 

なかなか思ったようには行かないなぁ~。

まぁでも前回の記事、書きながら普通過ぎて特に面白くないなって自分でもちょっと思ってましたから。

いいんです。

スタッフ間にも動揺が広がりつつ一旦記念撮影

 

さぁどうする!!

 

つづく

アジアンキッチン in Kigali 営業中

ご無沙汰しております…

最後のブログ更新から1年近くが経ってしまいました。

実はお店に大きな危機が訪れたりいろいろあったのですが、お店は今日も営業しています!

 

昨日のクローズ後。とあるスタッフの卒業祝いでウガリ

 

ざっくりと、その後・・・

-売上は格段に向上!

-スタッフが増えた

-メニューが増えた

-オペレーションをだいぶ現地スタッフに任せられるようになった

 

 

そう、何より一番大きいのは、スタッフの成長

危機を経て、会社もスタッフも一回り成長しました。本当に。

(別途ブログにも書きたいと思います)

実際当時はもうアジアンキッチン閉めるしかないと思っていました。

関係各所の皆さまにはご迷惑をおかけしました。

お客様はじめ周りの皆様に助けられ、スタッフが踏ん張ってくれて、今があります。

 

プライベートの方で言うと、7歳の息子は長い長い夏休みが遂に終わり、

今日から地元の学校の新学期。

Grade 2。二年生。

 

宿題のフォローとかまたできなくて学校に怒られるかな~なんて思いながらも、

今日も平和に暮らしています。

 

ルワンダに来て丸二年。

先週VISA更新に移民局に行きました。パスポートの行方含め、相変わらず音沙汰なしです。

いつもフレッシュな気持ちでいたいと思います!

 

またブログ、更新していきます!

 

大切なこと③ Visionを共有する

Visionを共有する、とか、聞こえはとってもそれっぽいけど、実際どういうことなのだろう?

自分が雇われの時にもよく聞いていたこの言葉。

数年後の自分がこの記事を見返して微笑ましい気持ちになっているかもしれないけど、

Asian Kitchenの一年目の私なりに、書いてみようと思います。

 

Asian Kitchenでは四半期に一度、スタッフとのKick Off MTGを開催。

Asian Kitchenがどういう店でありたいか今後どういうことをしていきたいか、少し先のことを具体的に語りました。

その一方で、スタッフにも、

将来、それか少し先でも、どうなっていたいか?

そのために、Asian Kitchenという場所で何ができるか?

という問いかけをしました。

 

その二つが交差するところをそれぞれに見つけてもらう

そうすることで、日々の業務、自分のポジションへの取り組み方が変わってきます。

 

要は、

スタッフに対して、「存在を認めている」ということを示す

-ゴールを共有することで、苦境時や、それぞれの判断が分かれる場合でも、立ち返る場所を作ることで組織としての目的達成からぶれないようにする

この二つがポイントなのだと思います。

まりんちゃんが印刷して見えるところに貼ってくれています

まりんちゃんが印刷して見えるところに貼ってくれています

 

こういう写真、FBにアップするとなんだかリア充に見えると思いますが、

実際のところは、経営側と従業員の利害は基本相反するものですし、いろいろなせめぎ合いは毎日のようにあります

だし、相手は自分のもつ常識を飛び越えたところから来ますから、もういろいろカオスです。

ただ、こういうMTGの場を持つようになってから(その後月一で全員集合の定例MTGを持っています)、少しやりやすくなったと思います。

 

私自身、こうした取り組みに半信半疑だったのですが、

インターン生のまりんちゃんが素直な気持ちで、

「やってみましょう!千紗さんの考えてること、スタッフに伝わってないのがもったいないです!」

ときっかけを作ってくれました。

 

まりんちゃんはちょうど今日が最終出社日だったのですが、

彼女の多大なる貢献の一つが、オーナー社長とスタッフの間で、うまく調整役を果たしてくれたことです。

 

私は当たり前ですが、 利益の最大化、 それしか考えてないです。考えないようにしています。

利益の最大化、Asian Kitchenの継続、

そのための施策、そのためのカット、そのための新ルール・・・

なのですが、スタッフからは、時として締め付け、としか感じられないときもありますよねきっと。

実際その頃、7月頃の私は、夏季休暇による売り上げ減と、長引くドライシーズンでのコストアップに、正直焦っていたので、だいぶ眉間に皺が寄っていたと思います。

 

 

私は正面から逃げ場なく注意してしまうことがあり(要改善)、スタッフの方も はいそうです としか言えず、鬱憤が溜まる面もあったと思いますが、彼らの不満が本格的になる前に、なんらか立ち回ってくれました。

というのもあって、私も安心してバシバシ厳しくできました。(結局厳しい)

 

マネジメントへの不満をアラファト氏主導で話し合っていると思われる場面。こういうとき言葉通じないっていいですね

マネジメントへの不満をアラファト氏主導で話し合っていると思われる場面。こういうとき言葉通じないっていいですね

 

ルワンダ人はおそらく近隣のアフリカ諸国と比べると、その国民性はとても穏やかな方だと思います。

多分陽気なケニア人と比べてしまうと陰気なくらいだと思います。

日本に近いところもあるかもしれません。

心では相手を嫌いだと思っていても、それを態度には出しません。笑顔です。

 

それゆえに、一見従順なんですが、コミュニケーションがやや複雑になることも時々あります。

私は日本にいるときよりも意識的にずっとストレートな物言いをしていると思いますが、

それでも変化球しか返ってこなくて困ったりすることもあります。

 

うーん。

でも総じて、うちのスタッフはみんないい人です。採用こだわりましたし。

いい人というか、みんな「いい目をしている」っていう表現がいいかもしれません。

バックグラウンドは、本当に様々なのですが。(過去記事:それぞれの1994年と2016年の日常

 

先日とある方に事業についてアドバイスをいただく機会があり、

経営者としての私に対しては全部ダメ出しでしたが、

(起業後のダメ出しをいただける機会は、びっくりするくらい貴重です)

唯一褒められたのが「スタッフ、死んでる目の人がいないね」ということでした。

 

嬉しいですね!

 

でもやっぱり、このテーマは難しいですね。

まだまだ暗中模索です。

今日も、とあるスタッフの要望を断りましたが、あー。なんかもっとやりようあったのかな?とかとか、夜な夜な考えてしまったりします。

寝ます!

3時間後は息子の起床時間ですが、最近私がベットから起きれなくなりすぎて、勝手に学校に行ってくれるようになりました。

おやすみなさい。

いろいろ紛糾しつつも、MTG後は何かと記念写真をとるとなんだかまとまり感が出てくる

いろいろ紛糾しつつも、MTG後は何かと記念写真をとるとなんだかまとまり感が出てくる

 

 

大切なこと② まずはなんでも自分でやる

まずはなんでも自分でやる。

これも大事です。

大きく、二つのポイントがあります。

一つは、自分の目で見たもの以外、基本は信用できない、という点。

もう一つは、自分がなんでも率先して足を運び手を動かさないと、周りはついて来ない、という点。

 

一つ目について、

これは、前回の記事の「対人関係における前提」にも紐づいてきますが、部下や業者に出した指示・依頼が自分の思った通りに完遂されることはまず、ないです。

 

 

買い物系だと、買いに行った人と、店が結託して実際より高い額の領収証を出し、差額を折半して懐へ。

特に自分が相場を知らない場合、結構な額をぼられます。

 

毎日の食材買い出しは、基本スタッフにお使いを頼んでいますが、

時々は自分が行って相場の変化を確かめないと、良くないことになります。

 

雑然としたローカル市場では、次から次へと売りつけようと人が割り込んできます

雑然としたローカル市場では、次から次へと売りつけようと人が割り込んできます

野菜くらいならまだ良いですが、お店の施工では、結構痛い目を見ました。

当然相みつをとる、他の飲食店等にリサーチをするなどは一通りしましたが、それでもやはり高く、それを防ぐには、自分が資材マーケットまで足を運び、鉄材の相場、木材の相場、それぞれを全部自分で確かめないと、見積もりを提示されたときに、「ここおかしくない?」という指摘ができない、ということを学びました。

 

そして、ドアの取り付け一つにしても、見張っていないと、指示と全く違うことをします。

一度、スライドドアの取り付けに際して、

現地語でも説明して、youtubeでスライドドアの動画まで見せて、

あぁあのドアをスライドさせるのに必要な、上下に取り付ける部品売ってるところ知ってる、

という会話までして、

開戸がつきました。(やっぱりどや顔)

部屋半分潰れてますけど…

 

なので、まずはなんでも自分でやってみて、

相場やポイントをつかんだ上で、他の人でも不正なく回せる仕組みを作る。

本当に、細かいところまで、全部マニュアルにして、特に画にして落とさないと、なかなかその通りになりません。

言われた通りにできる、約束通りできる、ズルをせずできる、これは日本のビジネス環境って本当にすごいなと改めて思います。

 

二つ目については、これは日本でも結局同じことだと思います。

お店はお客様にたくさん来ていただけると、当然忙しくなるし、閉めるのも遅くなりますが、それでもスタッフがフレキシブルに働いてくれるのも、マネジメントが誰よりも働いているのを見ているからだと思います。

時々来て、できてないところだけを指摘して、さっさと帰るような人の言うことを、スタッフは聞き入れません。

日々それぞれのポジションに順々に入って、実際に自分でオペレーションを回して気づくこともたくさんあります。

前に私が指示したやり方は実際やりにくいな、とか、ちょっと無理があるな、とか、自分で実際に回してみて初めて分かります。

これをやらずに指示だけされても、スタッフ側も不満がたまるだけでしょう。

 

とういわけで、お察しの通り、かなり気力と体力が要ります!

 

 

大切なこと① 日本での前提を捨て去る

アフリカでビジネスで成功するためには何が必要だと思いますか?の問いを、ここのところ私なりに考えてきました。

それを数回に渡りお送りしたいと思います。

 

今日は、まず最初に必要になると思われる、超基本の心構えについて。

これ、私のブログの中で一番有益な情報かもしれません。いきます。

それは、

日本での前提を捨てること。

「●●は△△なものだと【置く】」こと。

はい、文字にするとフツーですね。でもこれが、なかなか難しいんです♪

平和な国、日本

平和な国、日本

 

水は止まるもの。

電気も止まるもの。

ネットは途切れるもの。

相手はアポには来ないもの。

雨の日には仕事に来ないもの。

口約束は果たされないもの。

目を離したら不正はされるもの。

 

などなど。

今日も電気がおかしくて一個冷蔵庫動きません。

水と電気が止まってもなんとか営業

水と電気が止まってもなんとか営業

 

先日はトイレが故障し、すぐさまプランバーを呼んで原因究明&応急処置。

なんですが。

プランバーが二日かかりでいろいろ調べてのソリューションがこちら。

「トイレ使用後は、よく水を流しましょう」 (どや)

よくってなんや!Flush Wellってなんなん…

論拠が「子どもがいる家庭のトイレの方が詰まりやすい」ってどゆこと?

便器外して何見てたの?

画期的すぎる提案に思わず膝を打ちつつ、ルワンダの前提がまた一つ更新されました。

トイレは詰まるもの。

 

その後も何度か故障しました。

でも安心してください。

トイレは詰まるものですからね。

 

トイレなんかは、日本とは比べてはいけない最たるものです。

もう日本のトイレは最早トイレではないです。医療機器ですね。

でもちなみにアフリカの中ではルワンダはとてもきれいな方です。

また、最近日本に帰国したときに実家でシャワー浴びたとき、その水圧の高さ(←いえ普通の水圧です)が、ちょっと痛かったですからね。いつもチョロチョロですからね。

停電してると浴びれませんしね。

 

一時帰国時のもう一つの感想:

「わぁ~みんな毎日シャワーしてるって感じ」

 

話が水回りの話になっちゃいましたが、でもこれはあくまでも、「前提」の話です。

こういうものとして諦める、という話ではありません。

この前提の中で、何ができるか考える、という話です。

 

もちろんレストランのトイレをそのままになんてしておけないですからね。

ルワンダの水洗トイレは水洗と言い切れない、というところからの、何ができるか、です。

そもそも水の供給が安定しないので工夫が必要です。

うちはトイレの清潔感にはこだわりがあります。日本人のプライドとして。

鬼気迫る感じで掃除し直す私に、スタッフは最初ポカーン。(引いてる)

でも、トイレを褒められる度、スタッフのモチベーションもどんどん上がっていったようです。

是非お気軽に見にいらしてください。

 

このあたりは、「便利」か「便利じゃない」か、の話なので、大したことではないです。

なきゃないで。

 

ただ一方で、医療なんかはシビアですが。それはまた書きます。

 

あとは、対人関係の前提。これもなかなかやっかいです。

 

例えば業者とのやり取りでも、相手の言葉を鵜呑みにしていては、何も進みません。

 

10時に来る、という約束だったら、

実際に10時に来てもらわないとまずい場合、

朝イチから

「おはよう今どこ?」

「ねぇ今どこ?」

「んで今どこ?」

ストーカーばりに確認を入れないと来ません

 

というか入れても来ないことの方が多いので、ギリギリの時間、日程は指定してはダメです。

たいてい彼らは”I’m coming”と永遠に言い続けます。

近所の人なのに朝から夕方まで”I’m coming”の返答しかありません。

一体どこから来てるのでしょうか。

で だいたいcoming中に親戚的なネイバー的な誰かの葬式が発生して今日は行けない、ってなります。

 

なので一度捕まえたら、その時に全部タスクをなるべく完了までもっていくことが肝要です。

「続きはまた次回」というのは、「ここらで逃げます」という意味です。

いろんな意味で一期一会です。

 

あと”Don’t worry.” “No problem!” って言われたときは、たぶん由々しき事態が勃発しているので注意が必要です。

 

あとは雨だと来ません。

先日息子に「今日空手どうだった?」と聞くと、

「あー今日雨だからね、先生来なかったよ。」

 

えっ…?いや私空手の心構えとかは詳しいわけじゃないけど、それでいいの?ねぇいいの?

っていうかアンタもしょうがないとか言ってたらアカン!

次、大雪の日の首都圏交通情報のyoutubeを見せてやる!!と思いましたが、

まぁあれはあれでちょっと狂気の沙汰なので、やめました。

(と思いますがいかがでしょうか)

 

 

ルワンダに来た当初は、それはまぁイライラしました。

治安はいいけどこのままじゃ憤死する。

ということで、開き直り。これ大事。

 

ただ何度も言いますが、

だからと言って流しちゃダメなのです。

その中で、何ができるか。何をすべきか。どうやるべきか。

私も日々模索中ですが、新鮮な毎日です。

高確率でエンスト

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