ルワンダのスタートアップにとっての魅力

最近、アフリカで良く名前を聞くのが「ルワンダ」。

 

小国(四国の約1.5倍)ながら約1,200万人の人口を有し、アフリカで最も人口密度の高い国として知られます。

 

ご存知の通り、カガメ大統領の強烈なリーダーシップの元、ICT立国を進めています。

 

ビジネス環境も良く、2018年のビジネス環境ランキングではアフリカで2位に位置しています。

 

世界銀行「Doing Business 2018

法規制、エネルギーインフラ、投資家保護、税金、貿易の難易度、政治の安定性、汚職度、通貨の安定性、などの基準で評価されています

国名 (日本語表記)

2018年順位

アフリカ内順位

モーリシャス共和国

25

1

ルワンダ共和国

41

2

モロッコ王国

69

3

ケニア共和国

80

4

ボツワナ共和国

81

5

南アフリカ共和国

82

6

ザンビア共和国

85

7

チュニジア共和国

88

8

セーシェル共和国

95

9

・・・

 

そんな注目のルワンダのキガリにて、現地のビジネス状況やスタートアップを、先々週、視察してきました。

 

アンドアフリカでは、この様なスタートアップ視察ミッション@南アフリカを、来年の2月に実施予定です。

(詳細はまた別の機会にご紹介致しますが、投資家の方、アフリカに関連するまたは興味のあるビジネスパーソンを対象とします)

 

そのため、今回のルワンダのミッションでは、そのミッション@南アの構想を固めることを主目的としつつ、ルワンダへのインキュベーション事業の展開可能性を睨んだ動きです。

 

 

II ビジネスの素地

 

ルワンダは人口の78割が農業に従事しており、その大半がお茶やコーヒー栽培に関わっている様です。

大半は小規模の家族経営の農家です。

 

写真は、Joeさんという方が経営されている牛乳加工業。

 

小規模かつ加工機械などが無い中でも、誠実に、真面目に製造されているのが伝わってきました。

この”真面目さ”みたいなところが、ルワンダの方々(特に中高年齢の方々)の特徴の様に思います。

 

また、中にはこの様に中規模以上で展開する農家もいます。

写真はココア農家の農園の様子です。

 

安全で、綺麗かつ良く整備された街並みも、ルワンダの魅力。

毎月の最終土曜日には、自宅の周辺地域の掃除に国民総出(カガメ大統領含む)で勤しむキャンペーンが国から提唱されています。

 

ルワンダのGDPはまだ9 billion USD1兆円弱、日本で46番目GDPの高知県の半分程度)しかありませんが、成長率(YoY)は6%-7%と非常に高い。

前述のビジネス環境の良さも考慮すると、将来性の観点で有望と言えます。

 

インターネット接続環境も良好で、ルワンダ政府は2020年までに5百万人がデジタルリテラシーを持つ様に教育を改革する姿勢を見せています。

 

 

II スタートアップの成長素地

 

ルワンダは自分たちを「スタートアップのための育成場」となることを志向しており、ルワンダで事業モデルを固めた後に他アフリカ地域および東アジアの経済圏に進出するモデルケース創出を進めています。

革新的なスタートアップを生むため、または海外から誘致するために、不動産登記のデジタル化、少数株主の権利改善のための改革などを実施しています。

 

Zipline

ドローンによる血液輸送の「Zipline」は良く知られていますが、道路インフラが無い中で血液の緊急輸送を可能にするサービスを提供しています。

彼らは元々カルフォルニア発のスタートアップで、ルワンダを最初の外部拠点としました。

ルワンダ政府との戦略提携によって事業を拡大しています。

 

Babylon Health

Babylon Health」はUK発のスタートアップで、定額制にてリモートで医者の受信を受けられるサービスを提供しています。

(ルワンダでは「Babyl」として知られている)

Babylon Healthはアフリカに留まらず、世界の発展途上国や先進国の田舎で同様のサービス展開を狙っているが、ルワンダを最初のテストマーケットとして選んでいる様です。

 

SafeMotos

ルワンダ発のスタートアップとして、ルワンダのバイク版UBERの様なサービスを提供している「SafeMotos」があります。

 

ルワンダは道路の整備が進んでる一方、未だに車よりもバイクでの移動が、現地の人の移動手段としてはメジャーです。

 

 

II 結論(現時点;アップデート余地有り)

 

この様に、ルワンダは国を挙げて戦略的に「世界展開を目指すテック系スタートアップの実験上」としての地位・認識を確立すべく動いています。

 

ルワンダで、民間のファンドや投資家、さらにクライアントになる企業や購買力のある一般消費者がより増えれば、スタートアップにとっての理想的なエコシステムが出来上がる余地はあります。

 

一方、まだまだ極小のGDPから判断しても、一般消費者の購買力向上、それに伴う現地企業の成長にはまだまだ時間がかかりそうです。

 

実際、一人当たり購買力平価GDPで見るとルワンダはアフリカの中で32です。

 

一人当たり購買力平価GDP、アフリカ内ランキング

アフリカ

内順位

国名

数値(USD/Y)

数値(JPY/Y)

世界での順位

1

セーシェル

28,964

3,186,040

50

2

赤道ギニア

24,817

2,729,870

60

3

モーリシャス

22,278

2,450,580

65

4

リビア

19,631

2,159,410

69

5

ガボン

18,183

2,000,130

73

6

ボツワナ

17,354

1,908,940

79

7

アルジェリア

15,275

1,680,250

86

8

南アフリカ

13,498

1,484,780

96

9

チュニジア

11,911

1,310,210

103

10

エジプト

11,583

1,274,130

106

・・・

30

マリ

2,211

243,210

167

31

ジンバブエ

2,086

229,460

169

32

ルワンダ

2,036

223,960

170

世界銀行データよりアンドアフリカ作成

 

一方、革新的な事業の世界展開を進めたいスタートアップにとって、「最初の展開国と位置づけ、政府の後押しを得られる様に動く」という戦略オプションは有望と結論づけます。

 

アンドアフリカにて展開していくスタートアップのインキュベーション事業の一環として、コワーキングスペースの出店エリアとしてルワンダ・キガリは有望なオプションと見ています。

 

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ギニアのもう一つのセキュリティ問題!それはズバリ【呪術】

スーライと呼ばれる伝統的なお香。壺に熱した炭を入れこのお香を焚きます。西アフリカ全般で使われており、ギニアでは魔除け悪霊払いとして使用されています。

 

こんにちは。ギニア共和国、コナクリからイヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

雨季真っ盛りのギニアですが、自宅にいる時は晴天、でも私が外出しなければならない肝心の日には何故か大雨嵐になるというパターンが続いています!

お陰様で、引き続き日本の業者様方からアフリカンプリント布の製品や布のご注文を沢山頂いたりと、仕事も順調で、大雨の中アフリカンプリント布を探しにコナクリ中のあらゆるマルシェを駆け巡ったり、パートナーを組んでいる仕立て屋のアトリエを行ったり来たり忙しくしておりました。

予定していた日本への荷物輸送手配も終わり、やっと少し落ち着いた時間が取れたので、ようやくこちらに記事を書かせて頂く事が出来ました。

先日モザンビークの有坂純子さんの記事「アフリカ起業と安全」にとても共感したのと、有坂さんの記事を読ませて頂くうちに私がギニア移住をしてからずっと悩まされて来たことは別の意味でのギニアならではのセキュリティ問題だなと思ったので、ちょっと怪しい内容になりますが、今回思い切って書いてみることにしました。

 

もちろん普通に強盗や泥棒には気をつけています

ギニアでも、日本人は白人と見なされ、当然お金持ちだと思われています。
ましてや我が家の場合、ギニア人の夫はギニア人たちの憧れの国である日本で10年生活したのちに、職が無くて危険を冒してまでボートピープルになって海を渡ろうとする人が後を絶たないこのギニアにわざわざ戻って生活している訳ですから、こちらの人たちからしたら当然お金持ちだからなんだろうと思われる訳です。
ギニアでは白人でなくてもお金持ちは身代金目当ての誘拐もされますし、お金持ちの家でなくたって泥棒が入るなんて日常茶飯事ですからお金持ちや外国人の家、マンション入り口には大抵ガードマンが常時警備しているんです。
ですから、私も本当に親しい人以外には自宅を教えないようにしていますし、こうした防犯に対してのセキュリティ面には最新の注意を払い生活しています。
フェイスブックの投稿から住処を知られ泥棒に入られるケースが多いという事で、わたしはギニア在住の人とはフェイスブックでは繋がらないようにしたり、当社イヌワリアフリカのフェイスブックページはギニアでは非表示になるようにしています。
本来であればギニア国内で当社の活動のアピールをもっとしたいのですが、目立つといろいろなターゲットになる可能性があり目立たなければならないのに目立てないというのが起業していて大きな悩みの一つでもあるのです。

 

でもずっと戦って来たギニアならではの問題とは・・

何故目立ってはいけないのか?それは普通の防犯の他にギニアならではの大きな問題があるからです。
かなりマニアックな変な話ではあるのですが、これはギニアだけではなくギニア周辺諸国でよくある話のようです。(バーさんちょっと怪しい!って思わないでくださいね笑)

私たちがギニア移住をしてから一番苦労しているものとは、ズバリ「嫉妬による呪い・黒魔術」です。移住する前からですが、ギニア人の夫と結婚した後にまず最初に夫に言われたことは、ギニア人は優しいし親切に見える、でも顔は笑っていても心の中は違う人もいる、優しそうだけどその一方で嫉妬心が醜く人を羨む気持ちで、呪術師のところへ行き呪いをかける人達がいるから気をつけて欲しいという事でした。

*それが親しい誰かであっても、他人から食べ物飲み物をもらってはいけない(口に入れてはならない)。→毒を盛られる時がある、呪いの薬を入れられる可能性がある。

*髪の毛、爪を誰かに取られてはいけない。→呪いの薬を作る素材となる。
*両親の名前を他人に教えてはならない。→呪いをかける方法に使われる。

気をつけなければならない事はその他沢山あるのですが、この3点は特に注意するように言われてきました。
私は現地のアフリカンダンスの舞踊団のメンバーとしてギニア人のダンス仲間と共に踊りを通して何年もほぼ毎日のように一緒にを過ごして来たのですが、ギニアでは小さなお菓子でさえ仲間と分け合って食べる習慣がありみんながお菓子やパンなどをちぎって渡してくれる時にそれを断るのに気が引けて、最初のうちは食べたふりをして手の中に隠したりしてましたが、途中からは夫にわからないから食べちゃえ。。と食べてしまったこともあります。
親しい友人の家に遊びに行くとご飯をどうぞと出されますが、でもお腹壊してるからと嘘をついて食べなかったりこれかなり大変なんです。
この人なら大丈夫?、大丈夫じゃない?を見極めるのが本当に大変なんです。
いつも誰かを疑っているようなのも気分がよくありません。

 

人より目立つと呪われる

でも、呪い、黒魔術、白魔術、占い師、呪術師の存在はギニアでは人々の暮らしの中に普通に根ずいていており、全然珍しいことではないのです。
事実なのは私も身を以て体験してきたのでこれを思い過ごしや迷信だとは思っていません。
ギニアでは本当に今のこの時代でも黒魔術が横行しています。
さっきまで元気だった人が突然死したり、病気になったり、いきなり気が触れたりします。
有名になった人、外国に行く予定の人、外国から帰ってきた人、事業が成功した人、外国人と結婚した人、みんなに羨ましがられる対象になったら嫉妬の対象、呪いの対象になります。

友人知人ならまだ分かりますが、驚きなのがギニアでは親子、兄弟同士であっても自分より成功して欲しくないという妬みからその呪いをかけるということ。
一夫多妻の家庭では妻同士の争いで呪いを使うことも多いとよく聞きます。
ダンス仲間はミュージシャンのミュージックビデオに出演しテレビに多く出るようになったら体調が悪くなったり悪いことが起きるようになって怖い、呪われているかもしれないと悩んでいた時もありました。
知り合いの男性は外国人と結婚し海外で暮らしていたものの離婚しギニアに戻ってきてから気が触れてしまいました。
外国人と結婚したら、妬みで呪いの標的になり離婚するように呪われる。
外国に行く事が決まったら、飛行機に乗る日は親しい人にも秘密にし旅立った後に後日報告することも当たり前です。先に知らせると呪いで邪魔される可能性があるからです。

こういう話は周りにいくらでもあります。

庭をコンクリートで埋める理由

我が家でもその呪いにずっと悩まされてきました。
まず移住後住んでいる家の敷地や部屋から私たちを呪う為の道具が度々発見されることがありました。
その見た目は日本の神社のお守りの中に入っているような小さな紙だったり魔力を持った薬を紙を皮や布で包んだ物だったりします。大抵は庭の土の中に埋めてあったり、木の根元にあったりします。
誰かが家の中に侵入し、床に穴を開け呪いの道具を入れていったこともありました。

移住後に夫の家族と一緒に暮らしていた頃も、職がなく生活が大変な若者たちを数人我が家に同居させ、彼らの生活の面倒を見ていた頃もそんなことが度々ありました。
自分たち以外の人の出入りが可能な場合は誰がそんなことをしたのか特定も出来ないし誰かを疑うのも嫌だし、はやり誰かと同居するのはやめようと決め、引越しを機に私たち夫婦と子供たちだけで暮らすことになり、それ以降呪いの道具が発見されることはなくなりました。

こういう呪いの類は掃除をしていている時に偶然見つける時もありますし、何か変だなと思ったら呪術師を家に呼び彼らが不思議な力を使い見つけ出すというパターンもあります。
ギニアではそういった呪い対策で、庭の土の部分を全てコンクリートで埋めてしまう家も多いんです。

 

呪術師に作ってもらった魔法の薬と共に体を洗う時に使用する黒石鹸。スポンジとしてヤシの繊維のたわしを使います。この石鹸は悪い霊や呪いを洗い流すと考えられています。

 

ギニア人の生活に欠かせない呪術師の存在

先にも書きましたが家に呪いの道具を隠す以外でも呪う方法は沢山あり、人々は「何かおかしい!呪われてるかも!」的な奇妙なシチュエーションが訪れると助けを求め呪術師の元に行きます。
そして身体や精神の状態が悪くなった時も呪いが原因かもしれないので、一般の病院にいくより先に呪術師の元へ助けを求めて行く事も多く、そういった場所では薬草での治療と共に呪術的な治療を施すところもあり西洋的な視点から言えば、そんなのはただの思い込みなんじゃないか?と思われるかもしれません。でも一概にそうは言えないんですよ!実際それで良くなるケースを沢山見てきました。

呪術師には呪いを請け負う呪術師もいるし、呪いを断ち切ってくれる呪術師もいます。
呪術師は薬草や動物の体の一部や金、その他あらゆる自然の素材を使い人々の願いを叶える魔法の薬を作ったり、呪いを跳ね返したり悪いものから身を守る薬やお守りも作ってくれる、イメージとしては映画の魔法使いのおばあさんような存在でもあります。
海外在住のギニア人でも、悪い事が立て続けに起こったり呪われてるかも?と思ったり、事業をうまくいかせたい時などはギニアの呪術師に国際電話をしていろいろお願いをするそうです。

サッカーのワールドカップの時にアフリカのチームには呪術師がついていて彼らの魔力によってチームが勝つというような話をネットで見ましたが、まさしくそういう事がギニアでは普通に行われています。政治関係者などお偉いさんにはもちろんすごい強力な呪術師が付いているそうです。

私は今までこうした事をこの目で見て体験してきたので、呪術的な方法全てがインチキなのではないと思っています。
近所で盗難があった時に犯人を割り出す為に呪術師を呼び、呪術で犯人を割り出してもらう場面を見た事がありますし、バラフォンという魔力を持つ伝統楽器を使い妖怪をおびき出しやっつける儀式も普通の民家で行われています。

ギニアには「ゲゲゲの鬼太郎」みたいな世界が普段の生活で当たり前のように存在しているんです。

 

ギニアでは鶏、ヤギ、羊は食用以外の大切な使い道がある

ギニアでは鶏やヤギがいろいろな場所で販売されていますが、それは食べる為だけに販売されているのではなくサクリフィス(捧げ物)として購入する人たちの為でもあります。
サクリフィスとは、いろんなパターンがありますが、上に書いた自分の願いを実現させたい時や、呪われてしまった時に呪術師の元へ行くと、呪術師からどんな色のメスの鶏を何羽飼ってきて捧げ物にしなさい、とかヤギ一頭を捧げ物としなさいとアドバイスが出され、その指示通りの鶏や動物を買い祈ってから捌いて食べる神様、悪魔、妖精、精霊たちの為のものです。

ギニアの家庭の庭には鶏やヤギがうろうろしていますがそれも食べる為に飼っているのではなく、
そのサクリフィスの為だったり、呪術的な意味で家に置いている事も多いのです。

私たちもこの呪い問題のお陰で、何羽の鶏、羊、ヤギ、牛を購入した事でしょう。
けっこう高くつくんですよ!

 

そんな訳で事業をしていても目立たないように・・

ということで、ギニアの人たちは日々自分を守る為にいろいろ苦労している訳です。
そして私たち夫婦は私が日本人の国際結婚なのでもっと妬みを持たれる為、こうした呪い問題に常につきまとわれています。
さらに事業をしているともなるとまた嫉妬の対象になる可能性が大きい為に変な気を使ってきました。

現在もギニア国内での商品販売を考えているところですが、正直躊躇してしまう気持ちがあります。
目立たなくてはならないけれど、目立っても良いのだろうか?と。

 

アフリカンプリント布屋さんにて。布屋のマダムたちはいつも娘にとても優しくしてくれます。

それでもギニアが大好きです

呪いや黒魔術が横行するギニア、かなり怖い体験もしてきましたが、それでも私はそんな人間臭いギニア人が好きですし、ミステリアスな闇の部分があるからこそ、このギニア独特の魅力があると思うし、わたしはギニアを嫌いにはなれません。
それにギニア人みんなが嫉妬深く呪いをかける訳ではありません。
ギニアの人たちは本当に人懐く冗談好きで優しい人がいっぱいです。
わたしはこれからも大好きなギニアで大好きなギニア人たちと一緒に仕事をしていきたいと考えています。

これが日本人だけでギニアで暮らしているのであればこんな悩みも無いのかもしれません。
他のアフリカ諸国で起業されている方々はどうでしょうか?こんな問題が起きた事ってありますか?

今回は相当怪しい記事でしたが、お許し下さい!
そして、怖がらずにギニアに是非いらしてくださいね笑。

 


イヌワリアフリカ代表 バー由美子 
                            Yumiko Bah / Inuwali Africa  Présidente

 

こちらが呪術的な力を持つバラフォンという伝統楽器です。ギニアの歴史の中でのバラフォンの不思議な力の伝説がいろいろと語り継がれています。

 

コワーキングスペースの物件選定

こんにちは、室伏陽です。

現在、アンドアフリカが準備を進めている「アフリカスタートアップのインキュベーション事業」について、物件選定の様子を書かせて頂きます。

 

前回、当事業の背景や、南ア・ヨハネスブルグのブラームフォンテインという場所でコワーキングスペースの展開準備を進めている点、書かせていただきました。

http://entre-africa.jp/yo_murofushi/7035.html

 

今回は、ブラームフォンテインで実際に選定中の物件を、写真と共に公開しちゃいます。

 

快晴のブラームフォンテイン。

いざ、物件選定へ!

 

 

候補1:◯

Neighbourgoods Marketという商業施設ビルの3階

・広さは330㎡(かなり広いです)

・ロケーションはブラームフォンテインの中心地

・個割スペースが無いため、パーテーションで仕切ってミーティングルーム、通話ルームなどを確保する必要有り

ここでは、3050人くらいの会員がシェアオフィスとして利用可能。

また、イベント会場としての利用も可能で、投資家や大企業とのネットワーキング、ピッチングイベントを開催していく計画です。

これは、投資家やクライアント候補企業へのまたとないアピール機会になるため、アフリカの起業家やスタートアップからすると非常に価値があると思っています。

 

こんな感じでかなーり広いです。

 

窓からの眺め。ブラームフォンテインのシンボルの1つ、ネルソン・マンデラの壁画も一望出来ます。

 

ドアのセキュリティシステムもしっかり備え付けられています。

 

 

候補2:◎

・候補1と同じビルの4階

・面積は同じだけど、既にパーテーションによって3つの部屋が確保されている

・さらに、エアコンの充実度も候補1より高い

・価格は候補1と同じ

・結論的に、候補1よりベター、と判断

 

 

受付もおしゃれ。

 

駐車場もあります。

 

ビルの外観。

 

 

候補3:◎

・ロケーションはブラームフォンテインの中心地

・既にかなり出来上がっている印象

・シェアスペースの他に5つの部屋がある

コワーキングスペース利用、イベント会場利用だけでなく、ミーティング室・通話ルーム・個割オフィス利用も可能

・眺めも良い

・家賃は候補1・2よりやや安く、4より高い

・唯一、外から入り口が見つけづらいのが欠点

 

オフィス内への入り口(外からの入り口はこれとは別)。

 

これからクリーニングはかけるものの、綺麗な内装、良く整備された構造。

 

 

ミーティングルームとして利用出来そうな部屋。

 

 

同様に、個割オフィス利用に適した部屋。

 

スタンディングでの仕事を好む人用の部屋、または電話部屋、休憩スペースなどでの利用が出来そうな部屋。

 

スペース内にトイレ(男女別)もついてます。

 

キッチンスペースもあるので、コーヒーサーバーを設置出来ます。

 

 

バルコニーもついてて、休憩用途で自由に使えそうです。

 

外の眺め。

ヨハネスブルグのシンボルであるネルソン・マンデラ橋も見えます。

 

 

候補4:△

・ロケーションはブラームフォンテインの中心地

・築100年の物件で、かなり古いが、(入居する場合は)大幅にリノベーション予定(こちらのコスト外)

・家賃は4候補の中で最安値

・下のフロアは現在は教会が使用しているが、より広い場所を求めて来月移動予定とのこと

 

ヨーロッパ風の内装。

 

個割オフィスとして利用出来そうな部屋。

 

やっぱりヨーロッパ風の階段。

 

 

 

・・といった感じで、現在は候補2と候補3とで迷っています。

 

候補2についてはオーナー側と価格交渉中です。

月々の家賃支出は、我々の様な吹けば飛ぶ零細企業にとって非常に大きいため、ここはかなりシビアに交渉しています。

 

候補3についても同様で、価格交渉中です。

南アフリカでは、家賃は毎年更新されるのが普通なため、まずは1年目の家賃に焦点を絞って議論を進めています。

 

今月~来月頭くらいには決める予定です。

 

今後の展開をお楽しみに!

 

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アフリカスタートアップのインキュベーション事業

こんにちは、室伏陽です。

 

アンドアフリカという会社を起業し、アフリカでの産業創出・雇用創出ならびに日本のビジネスに新たな成長機会を創出することをミッションに掲げ、日々活動しております。

 

今回は、アンドアフリカが現在取り組んでいること、およびその背景について書かせて頂きます。

 

現在、私は南アフリカのヨハネスブルグにいます。

 

ネルソンマンデラスクエアにて

 

そこでは、コワーキングスペースの設立を進めています。

このコワーキングスペースは、アフリカの起業家・スタートアップを対象にしています。

 

では、何故コワーキングスペースを、ヨハネスブルグで運営するのか?

 

このあたりを、いくつかの観点から、ご説明していきたいと思います。

 

 

II ミッション:「アフリカに外貨を稼ぎ出す新たな産業を創出する」

 

アフリカには外貨を稼ぎ出す産業が不足しています。

中古車販売事業のためにタンザニアなど東アフリカ諸国に滞在していた頃、中古車に関わるビジネス(現地ディーラーでの販売、リペアパーツ販売、整備、オンライン買取・再販、など)の「エコシステム」みたいなものが現地に出来上がっているのを目の当たりにしました。

 

しかしながら、これらの活動によって、外貨を得て投資力を高め、国力を高めていくことに繋がるのか?

 

色々な意見があるのは承知の上で私見を申し上げると、長い目で見て繋がっていかない、と思っています(もちろん、観光業や商業輸送などの恩恵が多々ありますが)。

 

この産業不足は様々な大きな課題を併発します。

 

・雇用機会の欠乏消費者の購買力の欠如産業が育つ土台の欠如

・外貨獲得機会の欠乏産業発展に向けた投資原資の欠如

 

つまり、外貨を稼ぐための産業の不足が諸悪の根源、とも言えます。

 

アフリカには、国のこれからをリードする新たな産業が必要です。

 

では、インフラ投資をし、製造業や化学工業などいわゆる”レガシーな産業”が育つのを待つしかないのでしょうか?

 

当然ながら、国の底力的な意味で、それは正しいかと思います。

しかし、アフリカにおいてそれらの産業は、既得権益を持つ一部の人々が自分たちの利権を守る方向に動かすため、育つにはかなりの時間がかかるのと、これからを担う若者にチャンスが降りて来づらいと言えます。

 

そこで、後述の「アフリカの未来は若者が創り出す」に移行します。

 

 

II アフリカの若者がアフリカの未来を創り出す

 

アフリカではご存知の通り、若者の人口が急激に増加しています。

東南アジアの人口動態と比較しても、アフリカの若年僧の増加は特筆すべき特徴が見られます。

 

そして、優秀でやる気のある若者からは「自ら事業を立ち上げ、企業からの雇用に頼らずに経済的に自立したい」とか「新しいビジネスを通じて新たな産業を創出し、雇用を生みたい」といった声が多く聞かれる様に思います。

 

アフリカのこれからの未来は間違いなく、彼らよって作られる。

 

こう確信した僕は、彼らを支援していくことが、アフリカの未来をよりよくするための(私が尽力出来る)最善策ではないか?

と思う様になりました。

 

 

II 南アのスタートアップがアツい

 

スタートアップの数、ファンディング金額共に、南アがアフリカで最も多いです。

出所:Partech Ventures

 

中でもヨハネスブルグに集まっています。

その理由としては、

 

・ヨハネスブルグ証券取引所の存在(世界17番目の取引額)

・優れた大学、学生が豊富(アフリカの大学ランキングのトップ5が南ア;ケープタウン大、ヴィッツ大、ステレンボッシュ大、クワズールナタール大、プレトリア大)

・都市部への人口集中(ハウテン都市部:約1,100万人、都市の人口集中度:全人口の65.3%

ナイロビ:約390万人、都市の人口集中度:全人口の24.8%

・(上記の結果として、アフリカの中では比較的)スタートアップのエコシステムが発達している

などが挙げられます。

 

また、南アから始め、アフリカ諸国へビジネスを拡大していく企業も多く見られます。

 

これらの背景に、素晴らしい南ア人パートナー2名との出会いも加わり、南ア、ヨハネスブルグからビジネスを始めることに。

 

しかしながら、南アだけで展開するのではなく、あくまで「南アから始める」ので有り、徐々にアフリカ全土に拠点を広げていく考えです。

 

コワーキングの2店目はケープタウンに、3点目は南ア以外の国への展開を計画しています。

 

実際問題として、(皆様ご存知の通り)上述の「産業創出」が南アよりも必要な国の方が多いです。

まずは人材・知見・ネットワークがあり、既に確固たる市場がある南アから始め、そこでの経験を基にアフリカ他国に徐々に展開していく計画です。

 

 

II 日本にも有益

 

これらの活動は、日本にはどんなメリットがあるのでしょうか?

まずは、日本の投資家や投資余力のある企業に対し、

・圧倒的な成長余力のある投資機会の提供(投資回収出来る前提)

を実現させていきます。

 

更に、

・日本企業とアフリカのスタートアップとのオープンイノベーション展開

・スタートアップ投資を起点としたアフリカ市場の開拓、シェア拡大

を実現させていきます。

 

アフリカのスタートアップへの少額投資が、日本企業にとってのアフリカへの参入オプションの1つとなる様に動いていきます。

 

まずは数例、その成功ケースを創り出すことが喫緊のミッションです。

実際、既にケニア、ガーナといった国を対象とする日本発ファンドの投資運営に携わらせて頂いています。

 

 

II アフリカのスタートアップを対象にインキュベーション事業を展開していく

 

コワーキングスペースは、実はこの「インキュベーション事業」の1つの位置づけです。

コワーキングスペースがフィジカルな要素とすれば、デジタルな要素として「オンラインマッチングプラットフォーム」を展開する計画です。

このプラットフォーム上では、アフリカのスタートアップと日本を含む先進国の投資家、アフリカまたは日本の大企業とを繋げて行く役目を果たします。

 

アフリカに関わらず、スタートアップの課題は大きく、

・ファンディング(資金調達)

・マーケティング

・ヒューマンキャピタル

3つに集約されます。

 

アフリカの場合、ここに「ビジネススキル」が加わります。

 

このマッチングプラットフォームでは、ファンディングおよびマーケティングの課題解決に寄与します。

そして、コワーキングスペースでは、アンドアフリカの起業家支援に知見を持つ人間が常駐することで、「ビジネススキル」の課題にも貢献します。

 

そして何より重要なのは、投資した先と近い距離で、事業のサポートをしていくこと。

まずは南アのコワーキングスペースに常駐し、入居した起業家・スタートアップと近い距離で、事業の立ち上がり、スケールアップまでの道のりを支援します。

 

日本の投資家や企業が投資して成功するケースをより多く創出し、アフリカ企業への投資をより盛り上げて行くのが我々の役目だと思っています。

 

 

II コワーキングスペースで、アフリカの起業家・スタートアップの事業立ち上げ・拡大を直接支援

 

コワーキングスペースには、アンドアフリカのメンバーが常に常駐し、入居者のビジネスを支援していきます。

具体的には、事業の計画段階~立ち上げを支援していきます。

 

候補地を現在選定中(今月中に決める予定)

 

アンドアフリカのメンバーは全員、大手コンサル(DeloitteAT KearnyPwC)出身かつ起業家育成の知見を有しているため、前述した「スキル」の補完・育成を行っていく考えです。

 

そして、前述のマッチングプラットフォームと連携させることで、資金調達、顧客獲得に向けたマーケティングの側面でもサポートしていく考えです。

(コワーキングスペースの店舗が拡大、またはマッチングプラットフォームが拡大したタイミングで人材紹介も視野に入れています)

 

この「ビジネススキルの補完」「ファンディング機会の紹介」は既存のコワーキングスペースとの差別化要因として位置づけています。

 

コワーキングスペースの1店目の位置は、南アの3つのキャピタルの1つ、司法府を置く「Braamfontein(ブラームフォンテイン)」を候補地に、現在物件選定を進めています。

 

Braamfonteinの様子

 

Wits大学とBraamfonteinの位置関係

 

すぐ隣に、Wits大学というアフリカでNo.2No.1はケープタウン大学)の大学が有り、そこの学生や卒業生が周辺に多く住んでいます。

 

また、アンドアフリカのメンバーの1名(ブンツ・マジャジャ)はWits大学の出身で有り、大学とのコネクションがあるため、それを活かしてコラボレーションを図っていきます(既に大学側への相談が始まっています)。

 

ブンツと私(ヨハネスブルグ、ランドバーグにて)

 

 

II 私のビジネススキル上のバックグラウンド

 

元々、YBC(山田ビジネスコンサルティング)およびDTC(デロイトトーマツコンサルティング)という2つのコンサルファームで、小規模~大企業まで幅広く、企業の買収や投資に伴うデューデリジェンス、企業価値評価(バリュエーション)、M&A後の支援をしてきました。

 

また、日本企業の新興国への進出支援も実施してきました。

 

これらの経験や知見が活かせる領域である、というのも一因になります。

 

しかしながら、前述の通り、「どの様にアフリカの課題解決に貢献出来るか?」を自分なりに考えた結果、ここにたどり着いた、というのが正確です。

 

 

II 最後に:「なんでそんなにアフリカでビジネスしたいの?」

 

私が常駐するヨハネスブルグは、正直治安が良いと言えません。

強盗も殺人件数も多く、その件数はアフリカの中でもトップクラスです。

 

そんな中に、家族も巻き込んで、借金を背負いながらリスクをとってビジネスをする。

 

しかも、正直、まあ、儲かりませんし、手間もかかります。

 

実際、チュニジアでパートナーと信じていた人間にお金を騙し取られた経験も出来ました。

 

「では、なぜ?」

 

と言う疑問は当然かと思います。

 

私自身、もし2年前の私が、数多の選択肢を提示された上で、この選択肢を選ぶか?と問われると、

 

「うーん。。」

 

となると思います。

 

しかしながら、2年前に戻ってまた自分の人生を生きたならば多分、同じ選択をするのだと思います。

同じタイミングで同じ出会いがあり、同じ経験をし、同じ意思決定をして行く。。

 

すべての人には「生き様」とか「運命」みたいなのがあるんだと思ってます。

抗えない何か、です。

 

・・話を戻しましょう。

「なんでそんなにアフリカでビジネスしたいの?」

 

これの答えは正直、全然格好良く無いのですが・・

「好き」だから

です。

 

もっと言うと、アフリカの人たち(特に若者)の考え方、生き方が好きだから、だと思います。

 

「(強烈に)より良い未来を渇望し、信じている。それでいて、(なんだかんだ)”今”も楽しんでいる」

 

みたいな感じでしょうか。

 

加えて、

「なんでも1から自分で試せるフィールドである」

という点も僕みたいな若手のビジネスマンには重要で、そこもとても気に入っています。

面倒だけど、ちゃんと自分で色々アレンジ出来る(逆に、しないと如実に結果として現れる)。

 

もちろん、論理的な面で

・人口増加

・多くの投資余地

・注目度(巷での”流行り”)

みたいな要素も当然あります。

 

が、それだけでは続けられません。

 

やはり、結局「好き」だから、です。

 

 

・・さて、かなーり長い文章となってしまいました!笑

 

が、次回からは、ヨハネスブルグでの活動や、その他アフリカでの活動について生の状況を報告していきます!

 

お楽しみに!

 

室伏@ヨハネスブルグ、ランドバーグ

 

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落ち着かなかった2週間

無理やり笑わせた時のテーラーさん

 

ハラハラの2週間

 

ギニア、コナクリからこんにちは。イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

 

こちらは、イヌワリアフリカの新しい商品の制作をお願いし「明日には終わるよ」と言われたもう2週間以上前の、通称”怖い顔のテーラー”さん(私が勝手につけさせて頂きました)のアトリエでの写真です。

 

いつもはこういう表情なのです。滅多に笑わない 笑

 

マルシェの中の野菜売り場を過ぎ、細い細い道を1本入っていくとこのテーラーさんの小さなアトリエがあります。1mほどの軒先きに足踏みミシンを置き、一人で外でミシンをかけてお仕事をされています。

 

偶然知り合ったこの”怖い顔のテーラーさん”、なかなか良い仕事をしてくれるんです。
最初に試しにワンピースと巻きスカートをお願いしたら、思っていた通りのものが出来上がって来て正直驚きました。
通常思い通りのものが出来上がる確率はとっても低く、テーラーさんが自分なりの創作を加え全く別物になっていたり、肝心な何かが微妙に違って何度もやり直しをしてもらうことになったりと、けっこう手間がかかるのです。

良い仕事をしてくれるテーラーさんというのが分かったので、早速またまとめて布を渡して服の製作をお願いし、上の写真の日に「明日出来上がるよ」と言われたものの、2週間以上このアトリエに行くことが出来ませんでした。

品物が出来上がっているのにアトリエに行けない日々が続き、このテーラーさんは電話を持っておらず連絡が取れないので、「行けないけど、ちゃんと行くから品物をちゃんと取っておいてね!他の人に売らないでね!」と伝えることができずハラハラ・ドキドキな日が続きました。

だって予想不可能なギニア。
貧しさゆえに、こういう時には他の人に売ってしまうなんてザラにあるのです。

 

また別のハラハラな理由が

 

2週間以上このテーラーのアトリエに行けなかったのにはまたハラハラな理由がありました。

ギニアでは随分前から、公立学校の教員の給与未払いの為に教員組合が起こしているストライキにより、学校で学べない状況の学生たちがデモを行い、それが当人の学生以外の人たちが起こす暴動も加わり、死者が出るほどの危険なものになってしまっているのです。

先週までの2週間もそんなデモ、暴動が相次ぎ、そんな時は私立の学校も”なんでお前たちの学校はやっているのだ!”と襲われる危険があるので休校となり、我が家の娘の学校もずっとお休みでした。

ようやく先週末に大統領が来月教員の未払いの給与を支払うという声明を出した為、暴動は収まるだろうということで、娘の学校も2週間ぶりに通常通りとなり、今週1週間は問題なく通学することが出来ました。

ギニアではこういったデモや暴動が、インフラ、職がない、貧しい、物価が高い、などのいろいろな生活不満から民族闘争にまで発展してしまうので、どんな民族も争わず仲良くしようというメッセージが、テレビやラジオ、ミュージシャンの歌詞、FBなどに頻繁に出て来ていました。

 

疑ってごめんなさいと反省

 

そんなハラハラの2週間だったので、このテーラーのアトリエにも行けなかったという訳です。

娘の学校が2週間ぶりに始まった月曜日に、夫に運転をしてもらい、一緒に”怖い顔のテーラーさん”のアトリエに向かいました。

 

”怖い顔のテーラー”さん。アトリエにいました!

 

「お願いした服たちが売られてたらどうしよう」と不安な気もちで到着したアトリエに”怖い顔のテーラー”さんがいました。

私がお願いした服は全てちゃんと作ってくれてあり、しっかりと奥の部屋にしまわれていました。

服を一点一点見せてもらいながら、私のお願いした服たち売られちゃってたらどうしよう。。なんて思っていた自分が本当に恥ずかしくなりました。

 

ごめんなさい、と心の中で謝りました。

 

このテーラーさんに作ってもらったワンピースと巻きスカートは、イヌワリアフリカの新作として5月に日本に輸送予定です。まだまだ引き続き新しい商品を作ってもらう予定です。

袖やフリルの付け具合や、ふんわり感、小さな部分の自分の好みと言いますか、そういった部分をわかってもらえる作り手さんを見つけるのって至難の技なので、そんな小さいけれど大切なポイントを理解してもらえるテーラーさんに出会えたことがとても嬉しいです。

イヌワリアフリカの新しいテーラーさんが1人増えました!

 

このワンピース買わないかい?と、こんな感じで勧められました。

 

自宅に戻りホッと一息したのも束の間、出来上がった新商品を一つ一つチェックしていたら、ワンピースの両脇につけてもらったポケットが小すぎて手が入りませんでした !
直してもらいにまたあのアトリエまで行かなければいけません!

これくらいのことは当たり前なので今はもう全く動じません 笑。
こういうことが多々あるギニアでのモノつくりです。

 

 

しかしいつになったらギニアの政情が安定するのでしょうか?

時には人々は家から出ることもおろか、仕事をすることも出来きません。

学費を払って子供を学校に行かせようと親は必死に頑張っても、子供らはこうして学校に行けないこともある。

いつも同じところを行ったり来たり、止まったまま経済の発展もありえません。

日々それを本当に実感しています。

 

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この足踏みミシン一台で生計を立てるテーラーさん達、本当にすごいです。

電気代の請求書が来たけれど・・

遠い遠いギニアまで来てくださったお客様方に感謝です

 

約1ヶ月ぶりに自宅に戻りました

 

ギニア、コナクリからこんにちは。イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

先月の頭から4週間オーガナイズしていたギニアツアーが無事終了し、参加下さったお客様方も皆さん元気でお帰りになられ、わたくしたちも滞在場所から自宅へ戻り「やっぱり我が家はいいなー!」
とホッとしたのも束の間、持って帰ってきた物の後片付けや、約1ヶ月自宅を空けていたので溜まっていたもろもろの事に終われてましたがようやく何とか落ち着きました。

ギニアツアーで滞在していた場所のネット環境が悪かったことも重なりこちらの記事の更新も滞ってしまいましがこれからガンガン更新していきたいと思います。引き続き宜しくお願いいたします。

 

自宅に戻るなり電気代の請求書が

 

ギニアツアーの様子も後ほど少しずつお伝えさせて頂きたいと思っていますが、本日は自宅に戻ってからの事からを書かせて頂きます。

自宅に戻って掃除をしていたら電気代の請求書を持ったお兄さんが来ました。
ギニアの各家庭には住所もなく郵便ポストもないので、電力会社から派遣されたお兄さんが請求書を持って各家庭にやってきます。

 

こちらが我が家に届いた電気代の請求書

この請求書、2ヶ月に1回やってきます。

 

電気料金の決まり方はけっこうアバウトで、電気を通したかったら電力会社の人に来てもらい、
その家庭で使用される電化製品を聞かれたら、エアコン、扇風機、冷蔵庫、テレビが何台ある、ということを自己申請し、その電化製品の量と住居の大きさで電気料金が決められる方式です。

でも、さすがここはギニア、電力会社から来た人との交渉しだいで(賄賂作戦だったりします)なにかしらの値引きをしてもらえたりします。

ちなみに隣のお宅では冷蔵庫3台、エアコンも数台あるのに、電気代は我が家の2分の1だそうです笑

そんなアバウトな電力会社ですがなかなか厳しくて支払いを怠ると速攻電気の線を切りに来られます。
少しの間の滞納は認められるものの、ペナルテイとして延滞料は電気代の10パーセントを取られるそうです。

以前こんなことがありました。請求書が来たので料金を見ると、いつもの1.5倍!

電力会社のオフィスに原因を聞きに行ったところ、請求書をもってくるお兄さんの仕業だったことが判明。
私たちは請求書をもってきてくれるお兄さんに電気料金を渡していたのに、お兄さんが私たちが支払っている事を会社に隠していてネコババしていたから、そのペナルテイが数回追加されていたのです。

そんな事件も多発してるそうで、それ以降は電力会社に直接出向き支払いをするようになりました。

 

電気代を支払ってるけれど停電ばかり

 

我が屋の発電機

幸いギニアツアーの開催中は、夜に停電だった日は数日のみだったのでとても助かりました。
夜に停電だった時に大活躍だったのが、自宅から持って行ったこの自家用発電機です。

自宅に戻ってからも電気があるのは1日12時間くらい、パソコンや携帯電話を充電しなければならないなのでこの発電機が活躍しています、でもガソリン代がけっこうかかります!

 

発電機の修理中。移住後発電機を買い替え続けてもう何台目でしょうか。使い過ぎですぐ故障します。

 

電気代をちゃんと支払っているものの、停電が多いと電気代をその分安くしてくれ!という気持ちになってきます。電気があってもなくても同じ電気料金を支払うっておかしくないですか?

ギニアでは地域ごとに電気も水も、他よりも来ない場所もあるのでその為の抗議暴動も起きることも多々あります。特に停電ばかりなのに最近電気代が上がった為にみんな怒っています(私も含め)。

他のアフリカ諸国では電気事情ってどうなんでしょうか?
ギニアは水力発電だから乾季の今は電気が少ないということですが、他のアフリカの国ではどんな発電方法なのだろう?と気になっています。

ギニアではまだまだ電気を通していない家庭も多いし電気を通していたとしても停電ばかりの地域が多い状態です。

水と電気って本当に大切だなとギニアにいると実感することが本当に多いです。

 

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青空キッチンで遠くから運んできた水と薪を使い調理し皿や鍋を洗うギニア女性たち、本当に逞しいです!

いよいよ開催!ギニアツアーの準備に追われながら。。

イヌワリアフリカ主催ギニアツアーの開催場所のお宅にて

 

ギニア、コナクリからこんにちは。イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

来週から、わたくしが代表を務めるイヌワリアフリカ主催のギニアツアー2018が始まる為、お客さまをお迎えする準備に追われております。

昨年末からは1日に6時間くらいしか電気が来ないという長時間の停電続きだった為、ツアー期間中は自家用発電機を使って発電をしようと思っていましたが、夜中眠る時にあの爆音!はたまらないので、嫌だなと思っていたところ、なんといきなりまた嘘の様に停電がなくなって、電気が調子良く来るようになったのでその心配もなくなりホッとしています。

でも、ツアーの準備を始めていた昨年末、停電よりももっと心配な事がありました。

 

物件探しに奔走し・・

 

さて、以前の記事 「【ギニアでの事業紹介③】ギニアツアーの企画・開催」
http://entre-africa.jp/yumiko_bah/4452.html

 

でもご紹介しましたが、イヌワリアフリカのギニアツアーは、外国からお客様を募り、ホームステイ感覚の滞在で、ジャンベとアフリカンダンスのレッスンを受けながら、地元の舞踊団を訪問し、ギニア人ミュージシャンやダンサーと共にダンスの練習をしたり、観光も合わせギニアを体験して頂くという内容となっています。

 

貸切の一軒家を借り切ってその家に皆で合宿の様に宿泊をしながら皆で行動を共にします。

 

でも、昨年末に近づいた頃に、予定していた前回のツアーでも使用させて頂いたお家での開催は事情があって急遽変更することになり、1ヶ月だけ賃貸出来る普通の家の物件を探しましたが、全然見つからずにヤキモキする日が続きました。

 

何故かって!まずは、コナクリって、1ヶ月だけ貸してもらえる一軒家というのは、高い賃料を払える超お金持ち用のめちゃくちゃ高い物件しかありません。
(コナクリ賃貸事情に関してはネタ満載なので、またいつか別で書かせていただきたいと思います。)

 

そして、1ヶ月間借りる場合は、不動産屋さんに1ヶ月分、大家さんに何か破損した時のための保障金1ヶ月分、賃貸料1ヶ月、プラス借りる期間になるまでその物件を押さえておくその日までの賃料まで支払わないといけません。
私たちが物件を探していた時だと、結局全部で4ヶ月分を支払わないといけなかったのでそれは絶対に無理でした。

 

安い物件があったとしても、お化け屋敷の様な怖い家で、水も出ないし電気も自分たちで工事しないとダメ、壁のペンキも禿げてる状態の家ばかり。。お客様を迎えるには大工事が必要になります。

 

アフリカなのに、太鼓禁止??

 

そして物件が見つからない絶対的にダメだ!という重大な理由が1つありました。

それは、コナクリは、意外にも「ここはアフリカなのに、太鼓を叩いたらダメという太鼓禁止の家が多い」という事です。

ジャンベ=太鼓を体験するツアーなのに、太鼓が禁止とは!

そして、

実は私たちが住んでいる家も太鼓禁止なんです 笑
だから私たちはギニアに住んでいるし、自宅にお客様にも宿泊して頂けるスペースもあるけれど、
ツアーを開催するには、わざわざ別の家を借りないといけないんです。

 

ジャンベのレッスン風景

 

灯台下暗し

 

1ヶ月以上物件を探したものの、結局見つからず焦っていたところ、夫が私と結婚して日本に行く前に、子供の頃から暮らしていた家の目の前のお宅があるじゃないか!という事に気がつきました。

 

我が屋の長男、ファムドゥさん、ジャンベレッスン講師を務めてくれるファムドゥさんの長男のフォデさん

 

その目の前の家のお宅の家主というのは、ジャンベ界の第一人者として世界中で活躍されているギニア人のジャンベ奏者ファムドゥ コナテさんという方で、このお家はファムドゥさんもご自分の海外の生徒さんを集めてご自身でギニアツアーを開催している場所で、私たちのように他のギニアツアー主催者にも貸し出しをしてもらえる他の人でも宿泊施設として使用可能な、宿泊設備の整った場所だったんです。

 

しかも、外国人のお客様用のお部屋のある3階建の建物があるのですが、真向かいの家に住んでいた夫は、その建設をする時にその作業を手伝ったんだそうです。

夫は子供の頃から音楽一家のファムドゥさん一家とお隣さんとして、そして夫自身もダンサーだったのでアーティストとしても深く関係し彼らと家族同然に育ったんだそうです。

 

灯台下暗し!

 

そして、ツアーでのジャンベのレッスンは、このお家に住んでいるファムドゥさんの長男であるジャンベ奏者のフォデさんにお願いしていたので、また一石二鳥となりました。

この方も夫とは子供の頃から付き合ってきた幼馴染のような関係なので、あんなに苦労して物件探しをしていたけど、近くにこんな良い場所があったってもっと早く気がつけばよかったのにね、と思いました。

 

早速ファムドゥさんとご家族に私たちのツアー用に家を借りたい旨を伝えると、「家族同然のテオドール(夫)からその家を借りたいと言ってもらえた事はとても嬉しい」というお言葉を頂き、私たちもとっても嬉しかったのです。

 

開催場所のお家はこんなところです!

 

ワイワイとご飯を作る場所。ギニアの健康茶ケンケリバが出来上がったところ。

こちらが煮出したケンケリバ茶

ツアー中の食事を作ってくれるシーレさん

ギニア料理を代表するメーニュー「ブラガエ」(芋の葉っぱのソース)を調理中。このソースをご飯にかけて食べます。

中庭にて、左から夫、シーレさん、このお宅のママ・ファムドゥさんの奥様、我が家の長女

お客様に宿泊していただく階の居間 日当たりも風通しも良いです。

お客様のお部屋

 

お部屋にはカーテン、テーブル、ベッドとシーツ、蚊帳までこちらで全部用意されていました。
私たちが用意しなくて済むとは!!有難いことです。

もっとお客様に快適に過ごしていただけるよう、私たちも出来る限りの事をしたいので、先週は建物の中のトイレを使用できるように完全に修理をし、明日は蚊が侵入しないように、職人さんに来てもらい網戸を取り付ける予定となっています。

 

今週金曜日にはお客様が到着され、来週月曜からいよいよツアー開始です!
私が初めてギニアに来た時に感じたような、ギニア人のあったかさや、生きていくのに大切なものってなんだろうってギニアの人たちの生活を見て考えた事とか、先進国にいたら考えないような事とか、何か心の中がキュンとあったかくなるような体験を、来て下さる皆様にもしてもらえたらいいなと思っています。

 

 

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家を出るとマンゴーが並ぶ赤土の凸凹道

ランチ法人契約

こんにちは、キガリAsian Kitchenより、からとちさです。

更新が遅くなり申し訳ありません…息子と溶連菌にやられておりました。

バクテリアって、ウイルスと違って、抗生物質飲まないと治らないって知ってましたか?

そして欧米の薬ってなんでこうやたら大きいんですかね…

デリカシーに欠けるサイズ感というか。

解熱剤も胃に負担が大きいです。

バファリンの半分は優しさってことを改めて思い知らされました。

今度一時帰国したらたくさん買おうっと。

 

どうでもいい前置きが長くなりました。

さて気づけばもう師走。師走といえばクリスマス。クリスマスといえば閑散期。in Kigali.

というわけで11月の売上確保にはこだわりましたが、はい、大月商でした!

 

提携農家直送野菜販売も好調の一要因!

 

それに大きく貢献してくれたのが、ランチ法人契約

 

ランチ法人契約

こちらは年内目標にも掲げていた一つなのですが、Asian Kitchenは住宅街というよりはオフィス街に近い場所にあり、近くにオフィスが結構あります。

イギリス系のマーケテイング会社、水道局、ソーラーパネルの会社などなど…

今回はそれらのうちから一社、法人契約をしていただけました。

 

社員に毎日3,000RWF(400円くらい)分のランチ代を補助しているその会社は、

もともとはルワンダによくある、というか地元のレストランはほぼビュッフェ形式のみなんですが、

そのビュッフェランチのみを契約の対象としていました。

理由は、早いから。

そりゃそーですよね。ビュッフェだもん。

 

以前契約の話を持ち掛けた際は、それで却下されました。

 

なんですが、月日が流れ、

その会社から常連さんとして通ってくださっている方が、人事部に、ぜひAsian Kitchenを提携先に加えて欲しいとかけあってくれたそうです。

 

人事の方は、

「確かにこのレストランは早いわね。OK契約しましょう。」

 

と。

 

この国で提供スピードにこだわる意味ってあるのか?という気分になることがこれまで何度かありましたが、

提供スピードにこだわってきて良かったーー!!

 

それを価値と感じてくださる方々に重宝されるというのは、本当に嬉しいことですね!

そして実際のサービスに満足してくださった方が、新たなチャンスを運んできてくださるというのは、この狭いマーケットでの醍醐味ですね。

 

そこの社員じゃないのにそこの社員の名を騙って食い逃げ、という新たな食い逃げも早々に勃発しつつ、(もう特に驚かない)

滑り出し順調です!

イヌワリアフリカが支援先として!

 

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカのバー由美子です。

この度、「第二回日本Africa起業支援イニシアチブ」の支援先として、なんと我がイヌワリアフリカがエントリー致しました。

支援先に決定というお知らせを頂いた時は、本当に嬉しくて息子の前でしたが、恥ずかしさも忘れ、ワンワン女泣きしてしまいました。
この感謝の気持ちは文字、言葉では表せません。本当にどうもありがとうございました。

2010年にギニアに拠点を移しイヌワリアフリカを立ち上げてから現在8年目、一緒に物作りをしてくれているギニアの人たち、布を売っているおばちゃんたち、伝統楽器のミュージシャンやアフリカンダンサーの仲間たち、日本の事業パートナーであるNPO法人一期JAMに助けられ、そして自分の想いを意地でも実現させたいという信念を持ちここまで活動を続けて来ました。

 

 

大統領選挙関連の暴動、エボラ出血熱流行などで政情不安が繰り返されとても大変だったギニアの生活の中で、ギニアの人たちと7年間、どんな事があっても諦めずにやってきた事に対して、今回このような形で前に進むことが出来るチャンスを頂けた事、本当に感謝しております。

アフリカンファッション、ジャンベとダンス、そしてギニアが、ギニアの人たちが大好きだから続けて来た事が、これからもっともっと確実に一人一人の幸せに繋がる様に、ギニアの魅了を多くの方々にご紹介し、それによって幸せな気分や何か大切なものを感じて頂いたり、それと共に私たちがギニアで生活しているからこそ分かるギニアの人たちが実際に抱える問題も発信し、それが解決に繋がって行く事を目指しこれからも活動を続けます。

今回は、この私が描いて来た想いを認めてそして後押しして下さるこのような素晴らしい機会を頂けた事に本当に感謝しております。夢は思い続けてそれに対する情熱を失わず、踏ん張って行動を起こし続けていれば、実現に向けての何か大きな力が動きだすのだという事を感じる事が出来ました。

この素晴らしいプログラム「日本アフリカ起業支援イニシアチブ」に関わる全ての方々に心からお礼を申し上げます。本当に本当にどうもありがとうございます。

そして、最後に、外国人と結婚し外国に住むという事を夢見る人が大多数であるこのギニアで、せっかく日本人の私と結婚し、ギニア人の憧れの国の日本に行き10年暮らし生活の基盤を作ったにもかかわらず、わざわざまた様々な困難が待ち構えているギニアに戻ってギニアで活動をするという、他の人が決してしない挑戦をしながらいつも協力をしてくれている、仕事のパートナーの夫にも感謝を述べたいと思います。

それでは、イヌワリアフリカのこれからの活動の様子、ギニアの事、など引き続きこちらで発信させて頂きますので、どうぞ私たちの活動をも守って下さい!宜しくお願いいたします。

 

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イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa Président

 

イヌワリアフリカのモデルさんには、地元の伝統楽器ミュージシャン、ダンサーを起用しています

セネガルビジネス試行錯誤記1「会社なのに…」

今まで私は、基本的に日々の苦労やトラブルなどを発信してきませんでした。

なぜなら、苦労や失敗なんて誰でもしているし、それは黙ってするもの。それを話すのは格好悪いと思っていたからです。

 

ですが、もしかしたら自分の体験は、今後アフリカを目指す人の参考になるのではないかと考えました。このアントレ内での投稿は、まさにそうした人も見ていると思うからです。

そこで、アフリカで仕事をしていると実際にどんな苦労やトラブルがあるのか、いままでどんな失敗をしたのかなど、私がセネガルで経験した出来事を紹介してみようと思います。

今後アフリカで何かビジネスを行う方が同じような失敗を繰り返さないように反面教師として、また何かトラブルに巻き込まれた時のヒントになるように、記していこうと思います。

 

今回は、つい最近あった「税金関係のトラブル」の話です。
セネガルの実態および、税制とともに紹介していきます。

 

以前記しましたが、セネガルではインフォーマルセクターに属する経済活動が非常に活発です。

街中で見かけるお店の多くは、インフォーマルセクターと言ってよいでしょう。

たとえば、セネガルのコンビニであるブティック、床屋さんや美容室、布屋さん、仕立て屋さん、携帯電話、家電、リサイクル品を販売するお店などなど。

そうしたお店は、税金を払いません。法人登記されていないので法人税は無し、消費税も無しという状況です。

 

ですが、国もそうした状態を指をくわえて黙認しているわけではありません。

では、そうした所からは税金をどうやって徴収するのでしょうか?

答えはいたってシンプル。1件1件お店を訪問して、「Patente(営業税)」「CGU」などという名目で税金を徴収しています。

(ちなみに、インフォーマルセクター事業者から徴収したお金は国庫に納められずに税務署の職員のポケットに入っているといった噂もあります。)

 

ちなみに上記のCGUとは「Contribution Globale Unique」の略。

直訳しても意味が分からないと思いますが、CGUとは、6つの税金を一まとめに支払ったとみなす税金の制度です。

これは2004年から始まり、個人事業主(法人登録有)の負担を減らすためにできた制度だと言われています。

なお、有限会社(SUARL、SARL)や株式会社(S.A.)などの企業形態では、CGUの適用を受ける事はできず、法人税および諸税の支払いを行う必要があります。

弊社は有限会社です。

 

さて、先日起きた問題はここからです。

弊社の不動産仲介店舗に周りの店舗の取り締まりをしていた税務署の人が当事務所にも現れ、「CGUを払え」と言ってきました。

弊社の法人形態は、個人事業主ではないにもかかわらず、です。

 

 

その時事務所にいなかった私は、従業員から電話で知らせを受けて呆然。

「弊社は有限会社のためCGUの適用外である。会計士とともに適切な税処理をしている。」

と伝えたのですが、聞く耳を持たず、なんと彼らが持参していた南京錠で、許可無く事務所を施錠し、どこかへ行ってしまったのです。

(本当に適用してくれるなら、その方が税金ははるかに安いし、ありがたいのですが(笑))

事務所が施錠されてしまった時の写真

引っ越しは月末にする方が多く、仲介業は月末がかき入れ時。そんな時に何の正当性も無く施錠をされたのではたまりません。

会計士にも改めて相談したところ、支払う必要が無い旨を確認しました。

しかもその後、

「経営者を警察に突き出す」

と脅しをしてきたのです。

 

 

日本でしたら、ここで法的手段を取るかもしれません。

しかしここセネガルでは、人の繋がりは、法律さえもひっくり返すほど強力なパワーを持っています。

税務署と警察、裁判所が繋がっている事も否定できません。

また、裁判手続きはとにかく時間がかかります。

そしてなにより、私は「セネガルにお邪魔させてもらっている立場」。ここセネガルでは事を荒げて良い事は何もありませんし、なるべくそうすべきではないと思っています。

 

セネガルでは、こうしたトラブルは日常茶飯事。

そこで私が最初に試行するのは「自分の繋がりや人のつてで解決できないか」という事です。

今回もどこかにつてが無いかと考え、最終的に、以前から私が知り合っていた人のおかげでこの問題を解決。鍵をあけてもらえました。きちんとこちらの言い分を理解してもらったのです。

 

正しい事がいつも通るとは限らないのがセネガルです。

正しさを突き通そうとすると、さらに時間がかかる事もあります。

そのため、対応を間違えると大事に発展する恐れがあります。

 

「自分はお邪魔させてもらっている立場だから、この国の人の生活を乱すのではなく、良い方向に影響を与えたい」

それを念頭に置きつつ、日々活動をしています。

 

JAPON COMMERCE SUARL
山田一雅

【WEB】

アフリカビジネスのパートナー アフリカ商会 by JAPON COMMERCE

アフリカ旅行ガイドブック セネガル

ダカールの日本人宿「シェ山田」

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