南アスタートアップからのフィードバック 〜その2〜

こんにちは、アンドアフリカの室伏陽です。

 

今回は、我々の検討しているサービスに対する、南アスタートアップからのフィードバック収集の様子(その2)について書きたいと思います。

 

前回は南ア・ヨハネスブルグを拠点に、レイターステージのスタートアップ2社を運営するTinyiko Valoyi氏にインタビューしました。

南アのスタートアップからのフィードバック収集

 

今回は、同じくヨハネスブルグを拠点にアフリカの起業家エコシステム形成を目指す「The Entrepreneurship Ecosystem Company (Teec)」という会社のCEO/FOUNDERであるRapelang Motsumi氏にインタビューをしました。

 

Teec」およびRapelang氏の紹介記事:

https://www.iol.co.za/business-report/entrepreneurs/helping-pave-the-way-for-local-entrepreneurs-14417594

 

 

ヨハネスブルグ、RosebankにあるABSAEXPERIENCEという起業家ハブ施設でインタビュー。

 

 

Rapelang Motsumi氏も我々と同じく、「アフリカの若手起業家が貧困・格差・失業率の改善に大きく貢献する」と信じて活動しており、その意味で同士の一人。

 

今回のインタビューでは、そのオンラインマッチングプラットフォームについて、そもそもの需要・UIデザイン案に関してフィードバックを受けました。

 

前回同様、まずは手書きのモックアップなどを基に、サービスの概要・サイトUIについて説明。

(なんか顔コワめですが、実際は和やかにインタビューしていました)

 

ブンツ(参照)も詳細をヒアリング。

 

 

その上で、主なフィードバックとして下記をもらいました。

 

フィードバックをくれるRapelang

 

・「アフリカのユーザーは主にモバイルを使用するので、ウェブアプリケーションだけでは浸透しにくく、ネイティブアプリケーションがあった方が良い。」

まずはウェブアプリケーションをローンチする予定ですが、ユーザーの実際の反応見て、適切なタイミングでネイティブアプリケーションの開発も開始出来る様に頑張りたいと思います。

 

・「ランディングページは「パッと」見て、一瞬で何のページかわかる様にすべき。現状はちょっと文字が多い。ユーザーは文字を読まないと思った方が良い。」

ごもっともで、実はここは気にしていたところでした。ちょっと絵を加えたりして対応しましたが、ポンチ絵・写真・動画などを入れて視覚的に理解出来るようにデザインを再度考えています・・。

 

・「信用の観点で、Certifiationの提出機能をつけるべき。」

これもごもっとも。ユーザー同士がお互いに信頼出来るような仕組みを整えるのは、このサービスの特質上とても重要。なので、こちらの機能はサービスローンチ前に付加出来るように開発を進めて行きたいと思っています。

 

・「「どこまで無料でどこからが有料とするか」については、(現状我々が想定している)「興味があるパートナーの連絡先、その他より詳細な情報を知るためにリクエスト出来るのは有料会員のみ」という想定だと、ちょっと弱い。コンタクト情報など以外の価値ある情報またはサービスが付加されないと、ユーザーは課金しないのではないか?」

厳しい意見あざます。。という印象ですが、的を得た意見。ここはまさしく、最初に考えた「何が各ユーザーにとっての価値なのか?」について深く考えた経験(参照)が活きるところ。ここはとても重要なので、現在改めて検討中です。

 

・「(上記の解決策の一案として)プラットフォーム上でメッセージ機能をつけたらどうか?(有料会員にはメッセージ上でのやり取りでの特典(制限なくコミュニケーション出来る様になる等)をつける)」

信頼性の観点で全て実名登録、実名運用にして行きたく、その場合はメッセージ機能での制限をつけてもあまりワークしない様に思われる。

加えて、出来るだけユーザーの課題か解決に寄与出来るサービスにしたく、この様な細かいテクニックに走るのはあまり気乗りしない。。

私だったら、Googleで名前と会社名などを検索して、FacebookLinkedInなどで繋がってメッセージします。多分、起業する様な行動力ある人たちは95%以上で同じことします。

なので、結論、メッセージ機能はつけない。コミュニケーションはあくまでサービス外(Eメールからのやり取り開始)にする。

 

 

・・・といった具合でした。

引き続きフィードバック収集は進めて行きますが、次回はフリーランサー達へのインタビューを実施予定です。

 

来週、ヨハネスを拠点に活躍する若手弁護士にヒアリング予定です。

 

これまでのスタートアップ視点からのフィードバックとは違った意見が聞けると思うので、そちらもお楽しみに!

 

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南アのスタートアップからのフィードバック収集

こんにちは、アンドアフリカの室伏陽です。

今回は、我々の検討しているサービスに対する、南アスタートアップからのフィードバック収集の様子を書きたいと思います。

 

南アでオンデマンドデリバリーサービスを展開する「Zulzi.com」のCOO、加えてtoBITソリューションを提供する「Mavoni Technologies」のCEO/FOUNDERであるTinyiko Valoyi氏にインタビュー。

ヨハネスブルグのスタバで、パートナーのブンツと共に。

 

 

Zulzi.com

会社のウェブ:https://zulzi.com/auth/login

紹介記事:https://www.itweb.co.za/content/DZQ58vV6m3BvzXy2

 

Mavoni Technologies

会社のウェブ:https://www.mavoni.co.za/

参照記事:https://www.entrepreneurmag.co.za/entrepreneur-today/local-company-signs-multi-million-dollar-ict-deal/

 

 

現状、我々のオンラインマッチングプラットフォームについて、サービスのカスタマージャーニー、UIのデザイン案、モックアップ(手書+PDF)まで出来てきています。

 

モックアップの一例(ランディングページ):

 

モックアップの一例(その他のページの一部):

 

基本的なページ構成を、まずは一人で頑張って手書き作成しました。

なお、サービスの名称は「ZenVentures」としています。

(この辺は別の機会にご説明できればと思います)

 

 

今回のインタビューでは、そのオンラインマッチングプラットフォームについて、そもそもの需要・UIデザイン案に関してフィードバックを受けました。

 

まずは、手書きのモックアップなどを基に、サービスの概要を説明。

その上で、PDFのモックアップを基に、サイトUIについて概要を説明。

 

 

一通り説明した後、開口一番で「Great, all we need it !」と言う有難いコメント。

 

 

その上で、主なフィードバックとして下記をもらいました。

 

・「(当然ながら)スタートアップは成長ステージによってニーズが違う。AngelからSeedの人たちは、資金調達の戦略を考える上でのメンターが欲しい。具体的な資金調達を検討し始めるのは主にSeries A以降。なので、それぞれの成長ステージ(所謂”ラウンド”)が区別できる様な設計とすべし。」

スタートアップの区分分けの必要性は言わずもがななので、すでにUIデザインで考慮されていました

 

・「大学機関が優秀な起業家を確保する上での鍵。特にTech系。」

現在、Wits大学とのコミュケーションを進めていますが、UJ(ヨハネスブルグ大学)との連携も進めて行きたいと思います。

 

我々のコワーキングスペースは、こんな感じでWitsUJの中間地点に位置しているので、両方から学生(加えて卒業生)を誘致するのに適した地理条件と言えます。

 

 

・「スタートアップはとにかく時間がない。その意味で、いろいろな要望が一つのプラットフォームで叶えられると時間効率が良い。」

我々のオンラインプラットフォームでは現在、上でご紹介したモックアップ(ランディングページ)の様に、スタートアップは「資金調達」のみならず「クライアントの獲得」「人材・外注先の確保」「メンターの確保」など、主要なニーズを満たせる様にデザインしています。

 

・「経営のメンターだけでなく、テクノロジーのメンターがあっても面白い。日本企業の持つテクノロジーを利用して、アフリカのスタートアップがアフリカで新規事業を興せる様に、その仕組みがあると良い。競合サービスとの差別化にも繋がる。」

とても面白い取り組みになるかと思う一方、技術のマッチングを会する場合は、それはそれでまた深く考えてデザインする必要があるので、初期サービスが軌道に乗って、一通り完成系に近づいた段階でトライすることにします。

(国内でのそういったサービスは「Linkers」さんがやられています:https://www.linkers-net.co.jp/

 

・アフリカ人はとにかく集まるのが大好き。オフラインのコミュニティも設計してあげると、ブランド認知度が効率よく高まる。

最初は、ヨハネスのコワーキングスペースを活用してその様なオフラインコミュニティの集まりを企画して行きたいと思います。その上で、ブランド認知度がある程度出来て来た段階で、コミュニティマネジャー制度を設けて、フランチャイズの様に独自でイベント企画・開催してもらう事を検討しています(「ZenVentures」ブランドは使用してもらうのが条件)。

 

・その他(マイページが必要、チャットボックスがあると良い、ビジネスパートナーの自動スクリーニング+共有があると良い、スタートアップが投資家向けに提出する数値計画の自動作成サービスがあると良い、など)

ステップを追って反映して行きたいと思います。

 

 

今週、また別のスタートアップへのインタビューを実施予定です。

その模様も折を見てお伝えしようと思いますので、お楽しみに!

 

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現在までの道のり【藤本@モザンビーク】

皆さん、こんにちは!モザンビークで日本食レストランを経営している藤本浩平です。更新が遅くなってしまいましたが、モザンビークまでたどり着いた経緯についてご紹介させていただきます。

 

「アフリカで雇用を生み出すことに関わりたい。」

そう思いながら日本の会社で働いてはいたものの、アイデアを考えたり思うだけで、特に何も行動できていないというのが実態でした。アフリカにツテを作ろう、普通ならばそのようなことから始めるかもしれません。

このままでは思いだけで終わってしまう。そう思った私は日本の会社を退職し、南アフリカにある語学学校に身を移します。そこで1か月間英語を学びながら、アフリカでのビジネスについて情報を集めていきました。

その中で、サブサハラで2番目に人口が多い、エチオピア。旅行の時以来何か繋がりを感じていたこともあり、挑戦の舞台にエチオピアを選びます。

早速移り住んでみたものの、初めてのことが多く試行錯誤の日々が続きます。まず、エチオピアに住むために必要なビザを獲得するため、私はアディスアベバ大学アムハラ語学科に籍を置きます。そして出会った友人と田舎町でキャンピングロッジを行う計画を立てますが、その友人がギャンブル好きで怪しく、計画と違うことが次々と起こっていたため、断念。

人に頼るのではなく、自分で切り開いていくしかない。と学びましたが、なかなか物事をうまく前に進めることができない日々が続きました。

アフリカまで来て何をやっているんだろう。SNSで更新される友人たちの近況を見ながら焦る日々。。まだアフリカに挑戦するのは早かったのかもなあ。無謀すぎたのか。上手く物事が進まないときはネガティブになりがちです。

日本に住む友人から「お前は自分で進みたい道を選んで進んで行っているんだからいいじゃないか。Life is good だろ!」と言われた言葉に何度も救われました。そう、目的を見失わず、前に進んでいくのみ

そんな時、偶然にも知り合いから、現地でコーヒーの輸出業を営んでいる会社の社長の紹介を受けたのです。その社長は外国人スタッフを探していたこともあり、ワークパーミット等を手配してもらい彼の会社で働くことになりました。

ところが実際にしたのは日本に営業電話をしてコーヒーを売るということと、新規で取り組んでいた畜産業のプロジェクト立ち上げのお手伝い程度。特に仕事量も多くなく、暇な時間が続いた上に会社の経営も危うくなるという事態に陥りました。

約2年間、エチオピアで様々なことにチャレンジしながら情報収集をしていた私は、同時にエチオピアで事業を行う難しさにも感じていました。1つのビジネスを始めるのに200,000USDの資本金が条件であることも大きな要因の一つでした。

このような状況下、「アフリカで雇用を生み出すこと(詳しくはこちら)」が自分の目標であることをもう一度確認し、環境を変え自分の目標に向かってストレートに動いていこうと再度決意します。その決意と共に、お世話になったコーヒー会社も退職しました。

とはいえ、他の環境に移るハードルが高いことに頭を悩ませていました。植民地になった歴史のないエチオピアの環境が他のアフリカ諸国と比べて少し特殊だったのです(すこしは話せるようになったアムハラ語もエチオピア以外では使えません)。

そんな時、またもや偶然、エチオピアにいた青年海外協力隊の方にモザンビーク、マプトで不動産業をしている方の紹介を受けたのです。

環境を移し、そこで現地の雇用を生み出すという目標に向かってもう一度チャレンジしよう。そう思い、モザンビークに身を移します。

偶然続きのアフリカ生活。次回はモザンビークで何が起きたのか、書いていきます。どうぞお楽しみに!

アンドアフリカのメンバーのご紹介

こんにちは、アンドアフリカの室伏陽です。

今回は、アンドアフリカで活躍しているメンバーについて書きたいと思います。

 

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>> ブンツ・マジャジャ(Buntu Majaja

 

アンドアフリカの役員。

ヨハネスブルグ在住。

プレトリア大学卒、同大学院(MBA)、Wits大学ビジネススクール卒。

(彼のおかげで、当該大学とのコネクションを活用して起業家誘致が可能です)

Wits大学等では起業家支援を専攻。

 

戦略コンサルティング会社のATカーニーにて、アフリカの化学工業や重工業、小売業界における事業戦略策定、マーケティングなどに関するプロジェクトを複数支援した後、アフリカの起業家支援を行う「DUYO」を創業。

南アフリカを拠点にアフリカ全土の起業家育成に注力。

 

彼はこれまでに2度来日しており、計4ヶ月ほど滞在・働いた経験があります。

現在、私は主に彼と共にヨハネスブルグで活動しています。

 

 

>> ニコラス・デュボア (Nicolas du Bois)

 

アンドアフリカ役員(予定)。

ケープタウン出身。ケープタウン大学、オックスフォード大学大学院卒。

オックスフォードでの専攻は「日本企業のアフリカ進出について」。

 

PwCなどにて、日本教育とビジネス界の国際化、南アフリカの投資環境説明会などに関するプロジェクトを複数支援。JET (Japan Exchange & Teaching) プログラムを機に日本に拠点を移し、Davis Polk&Wardwellなどにて通算5年日本で勤務。

英語・日本語を駆使し、南アフリカと日本のネットワークを活用して事業を推進。

 

彼はこれまでに日本で計5年間働いています。

なので、英語と日本語がフルエントで、日本の労働風習や日本の求めるクオリティなどを良く押さえています。

ニコラスはまだ別の会社に所属しており、11月中旬から正式に参画してくれる予定です。

 

 

>> 田中君(フルネームは現在勤務している企業の就業ルール上、伏せます)

アンドアフリカ役員(予定)。

大手パッケージベンダーで4年間勤務しており、ニコラスと同じく11月中旬からアンドアフリカに参画してくれます。

今月下旬から一時休職してヨハネスに来てくれる予定で、一緒に現地での活動をしていきます。

 

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・・・という感じのメンバー構成で、これから、走っていきます。

 

有難いことに、とても優秀な人材が私の元に集まって来てくれました。

 

今現在、私としては、こう思っています。

 

「(芽がでる)タネは揃った。あとは水が欲しい。」

 

果実を収穫出来る自信はあります。

が、水が必要なので、応援頂けますと幸いです。

 

ちなみに、これは私のポリシーですが、役員全員には私と同じ役員報酬を提供しています。

給料はみんな同じ。

その代わり、全員に私と同じ目線で、同じパフォーマンスを要求します。

 

次回は、南ア現地のスタートアップからの、我々のサービスに関するフィードバック収集の様子について書きたいと思います。

 

お楽しみに!

 

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アフリカの起業家と日本の投資家を結ぶプラットフォーム

こんにちは、アンドアフリカの室伏陽です。

 

ただ今、ヨハネスブルグのブラームフォンテインのWits大学が運営するイノベーションハブ「Tshimologong Digital Innovation Precinct」にいます。

 

このインキュベーションハブは、名だたる世界のテック系企業が協業役・スポンサーを務める、アフリカを代表するイノベーションハブの1つです。

 

Microsoft、IBM、CISCO、Baclays、ABSA、Google、KPMG、Motorolaなど

 

IBM BOOTCAMPのポップ

 

 

ここでは、前回までにお伝えしているコワーキングスペース運営の調査として来ています。

 

一方、コワーキングスペースのオープン準備と並行して、「アフリカスタートアップのためのオンラインマッチングプラットフォーム」の検討も現在進めています。

 

今回は、その検討の一端をご紹介します。

 

このオンラインサービスでは、こんな感じで、

「アフリカの起業家・スタートアップ」×「投資家」×「大規模企業」

を結びつけるものです。

 

それによって何が嬉しいのか?

 

もっと言うと、

 

誰にとっての何が問題で、何が求められていて、(我々が)どんな価値を提供出来て、どこに導いて行きたいのか?

 

言うまでもなく、ここは非常に重要です。

ので、現在、丁寧に整理しています。

 

 

このプロセス(問題の所在をじっくり検討)は端から見ると効率的でない様に見えるかもしれませんが、この初期検討が後々の事業に大きな影響を与えると信じているので、丁寧に検討しています。

 

これまで2年間ほどアフリカ現地で集めて来た情報をもとにした仮説としては、

・アフリカの起業家は自分で事業を始めるための少額資金集めに大変苦労している(100-200万円程度)

・アフリカのスタートアップ(Series A-B)は、次のステップに進むための資金調達に大変苦労している。調達先は欧米のVC、個人投資家が主(日本はほとんど入っていない)

・アフリカのBtoBスタートアップ(Series A)は、最初の顧客を探すのに大変苦労している(広告代が払えないので、知人のコネクション探索やSNSでの地道な認知獲得をしている)

 

・日本の投資家(個人・法人)、日本企業はアフリカ市場での投資にとても興味があるが、投資に必要な最低限の情報を集めるのに大変苦労している

(正確に言うと、情報が無いので、投資検討オプションから外れる、または最劣後となる)

結果、リソースの余力のある一部の大企業のみ投資している

信じて良いと思われる情報の欠如、現地での投資先のフォロー、そもそもどんな投資先があるのか不明、などが根元的な課題

 

などが挙げられます。上記はほんの一部ですが。

 

ここで、投資する側とされる側をスムーズに繋げ、投資判断が出来る上で必要コミュニケーションは情報取得を可能にする。

そして、投資した後にも満足の行くリターンが生まれる様に「アフリカ現地で投資先に寄り添って」事業を育てて行く。

 

この後は、検討した仮説を、アフリカのスタートアップ・起業家と、日本の投資家の皆様にインタビューにてぶつけて見る予定です。

コワーキングスペースの準備とうまく連携して、会員はこのオンラインサービスをシームレスに利用出来る様にします。

 

さらに、最初の一定期間は、このオンラインサービスの利用を「すべて無料」とします。

 

会員を集めるためです。

収益はもちろん0です。

持ちこたえられるのか?

 

・・・応援お願いします。笑

 

この事業がアフリカと日本に与えるインパクトの大きさを信じているので、最初はタダ。

 

コワーキングスペースは最短で今年の11月に、オンラインマッチングプラットフォームは今年度中にはサービスローンチ出来る様、現在検討を進めています。

 

すでにヨハネスブルグに拠点をお持ちの日本企業との連携を始めており、ローンチしてから会員を獲得するまでのリードタイムを極力短く出来る様、奔走している日々を送っています。

 

以上、「アフリカスタートアップのためのオンラインマッチングプラットフォーム」の検討進捗の一部をご報告させて頂きました。

 

コワーキングスペースと合わせて、この「アフリカスタートアップのインキュベーション事業」の進捗を追って公開して行きますので、乞うご期待!

コワーキングスペースの物件選定 〜その2〜

こんにちは、室伏陽です。

 

前回、ヨハネスブルグでのコワーキングスペース向け物件選定についてご紹介させて頂きました。

http://entre-africa.jp/yo_murofushi/7102.html

 

その後も引き続き物件選定を進めており、今回は新たに見てきた物件、並びに現在の検討進捗について書かせて頂きます。

 

腹が減っては戦はできないので、まずはNandosチキンで腹ごしらえ・・。

 

いざ、物件選定へ!

 

候補5:◎

・エントランスのセキュリティがとても良好

・見晴らし良い

Wits大学のみならず、ヨハネスブルグ大学も近いロケーション

・車以外(電車、バス)だと少々アクセスしにくい

TIコスト(テナント改装料)が高くなりそうな予感(交渉次第)

 

とても綺麗で洗練されたビルの入り口(池にはなんと錦鯉が泳いでいます)。

 

 

ビルのレセプション。

 

地下1階に下るとおしゃれなカフェ。

 

エレベータで11階へ。

事前にタッチパネルで階数を指定するのが、南アの”ちゃんとした”ビルのエレベータでは一般的。

 

 

広々としたシェアスペース。

   

 

スケルトンの個割オフィスもあります。

 

綺麗で広々としたキッチンスペース。休憩所として利用出来そうです。

  

 

11階からの見晴らしも上々。この日は曇りなので写真はいまいち。

 

 

候補6:△

Wits大学からのアクセス良い(Wits大学の学生を対象にする場合◯)

TIコスト(テナント改装料)が高い

・オーナーのインド人がハードネゴシエーター

 

 

時間貸しで利用できるイベントスペース有り。

 

個割オフィスも充実。

 

キッチン。

 

窓からWits大学も見えます。

 

インド人オーナーは交渉上手でした。手強い印象。

 

 

候補7:△

・とても綺麗(ビルはこれまでで最も綺麗)

・エントランスのセキュリティもベスト

・部屋数が多く、共有スペースが少ないため、コワーキングスペース向けではない

・(結果として)TIコスト(テナント改装料)が確実に高くなる

・暗い(自然光が少ない)

 

ビルのエントランス。今までで最も豪華。ガードマンも常に配備。

 

丸の内のビルにある様なエントランスゲート。

 

 

エレベータホールで階数を指定。

 

シェアスペース。自然光だけだと暗めで狭い。

 

個割オフィス。全8部屋と数が多く、コワーキングスペースというよりもREGUSの様な個割オフィス貸しに向いている印象。もし、壁を撤去してシェアスペースを拡大する場合、追加のTIコストが発生すると思われます。

 

トイレ。とても綺麗。

 

ビルの1階には会員制フィットネスや綺麗なカフェが有ります。

 

ビルの共有設備は申し分無いけど、肝心のスペースがコワーキングスペース向きでは無い・・。

という印象でした。

 

 

II 総括

 

・・といった感じで、上記3候補の中で、候補5が視野に入ってきています。

そして、最終段階での検討候補は、前回挙げた候補2と3、そして今回の候補5の3つです。

現在の私の感覚では、候補3または5が濃厚。

 

後は、コスト面での良い条件が引き出せるか。

 

コスト面の交渉要素としては、

A. 家賃(㎡単価)

B. エスカレーションレート(南アでは通過価値が継続的に下がっているため、前年度7 – 8%くらいの家賃増が一般的)

C. 契約期間

D. TIコスト

E. 駐車場代

と言ったところが重要になってきます。

 

これらをいかに希望に近づけるか。

すでに事業の5カ年シミュレーションを極力精緻に作成してあるので、上記希望のA-Eの要素の希望値、許容値が見えています。

 

現在、オーナー側と交渉を進めています。

「これを譲るけど、これは譲れない」と言った類のやりとりがメインです。

 

次回は、最新の進捗とセキュリティの面について書きたいと思います。

 

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顧客接点の近いビジネスを通して持続可能な雇用を生み出す [藤本@モザンビーク]

 

皆さん、こんにちは!モザンビークで日本食レストランを経営している藤本浩平です。

今回は前回に続き、私がここ、モザンビークでこれからやっていきたいことについてお話ししようと思います。

資本主義の枠組みに上手くフィットしながら現地の人たちが自力で生きていける仕組みを作ろう。アフリカの人が自ら働いてお金を稼ぎ、そして家族と生活して行ける仕組み。それを作るにはまず雇用を生み出さなくてはならない。ただし、自分無しで回らないような仕組みでは意味がない。旅行を通じて私はそう思うようになりました。

とはいえ、当時私はビジネスに関して何も分からないという状態。

帰国した私は、第一歩目として日本で働くことを決意します。折角日本で生まれ育ったのだから先ずは日本で働きながらビジネスを勉強し、将来アフリカへ戻ってこようと考えたのです。

では、どんな会社で働くか?すんなりと腑に落ちる答えを見つけるまでにはかなりの時間がかかりましたが、「多様な業界業種の会社と付き合うことのでき、且つ忙しそうな会社(私自身が追い込まれないと動かない性格であるため)」という定義で探し、Web会議やWeb上でセミナーを行うシステムの会社へ就職しました。

当時、ソフトウェアの業界はまだ、アメリカで流行したものを日本に持ち込めばビジネスが成り立つ、という時代でした。しかし今はそうではありません。新しいサービスが次々と生まれ、世界規模で拡大し、シェアを獲得していた会社がすぐに落ち込んでしまうということは当たり前になりました。

アフリカで雇用を生み出すには?私は頭の片隅にいつもこの問いを置いて仕事をしていました。入れ替わりの激しいソフトウェア業界は継続的に雇用を生み出すモデルには向いていない。

一方でセブンイレブンのようなビジネスは、技術革新が進んでも「最終的に必ずお客さんと直接接点を持つ」というアナログな部分は切っても切り離せないのではないか?と感じることが多々ありました。

スーパーや飲食店などお客さんとの接点が近いビジネス、(第3次産業)そこで多くのお客さんを獲得することができれば、

その方々へ販売する農作物等も自作し直販することで、安定してビジネスを回すことができるのではないか。思う様になりました。

その結果、以下のようなビジネスプランに至ったのです。

 

① レストランを経営し、顧客のアナログ情報を集める

② 仕入れたものを顧客へそのまま販売し横展開。(スーパーマーケット)

③ 付加価値の付いた養鶏や農作物の生産を行い、スーパー、レストランで販売、利用する。

④ FCなど店舗数の拡大等の横展開

⑤ アナログな顧客の情報が加速度的に集まり、よりニーズに合わせた戦略を立て、実践に移すサイクル

このようにアナログの情報を基にすれば、生産から販売までサイクルを効率よく回すことが可能です。そして何より、スーパーやレストラン、農業などそれぞれが実際生活に根差しているので、個々の場所に現地の雇用を生み出すことができます。

また、モザンビークの通貨、メティカルは通貨の価値が非常に弱く、為替の変動に影響されやすいという問題があります。人々の生活もそれによって大きく左右されているというのは一つの大きな問題です。

この資本主義社会の中で、それぞれの国々は互いに深く繋がり、否が応にも影響を受け合っています。それ故に、モザンビークの人が自力で状況を脱するのが難しい。

しかしこの仕組みであれば、この中で一つの経済がほぼ完結するため、為替の変動による影響が少なくなるでしょう。そして、何より自分が抜けても現地の人たちが独自に経済を回すことができるのではないか。と考えています。

「現地の人が安定して職に就ける。自分がいなくなっても安定して経済を回して生きていけるようになる。」

この目標を、この仕組みを念頭にできることから実現していこう。今はその思いでモザンビークに滞在しています。

読んでくださった方、ありがとうございました!次回もお楽しみに!

ルワンダのスタートアップにとっての魅力

最近、アフリカで良く名前を聞くのが「ルワンダ」。

 

小国(四国の約1.5倍)ながら約1,200万人の人口を有し、アフリカで最も人口密度の高い国として知られます。

 

ご存知の通り、カガメ大統領の強烈なリーダーシップの元、ICT立国を進めています。

 

ビジネス環境も良く、2018年のビジネス環境ランキングではアフリカで2位に位置しています。

 

世界銀行「Doing Business 2018

法規制、エネルギーインフラ、投資家保護、税金、貿易の難易度、政治の安定性、汚職度、通貨の安定性、などの基準で評価されています

国名 (日本語表記)

2018年順位

アフリカ内順位

モーリシャス共和国

25

1

ルワンダ共和国

41

2

モロッコ王国

69

3

ケニア共和国

80

4

ボツワナ共和国

81

5

南アフリカ共和国

82

6

ザンビア共和国

85

7

チュニジア共和国

88

8

セーシェル共和国

95

9

・・・

 

そんな注目のルワンダのキガリにて、現地のビジネス状況やスタートアップを、先々週、視察してきました。

 

アンドアフリカでは、この様なスタートアップ視察ミッション@南アフリカを、来年の2月に実施予定です。

(詳細はまた別の機会にご紹介致しますが、投資家の方、アフリカに関連するまたは興味のあるビジネスパーソンを対象とします)

 

そのため、今回のルワンダのミッションでは、そのミッション@南アの構想を固めることを主目的としつつ、ルワンダへのインキュベーション事業の展開可能性を睨んだ動きです。

 

 

II ビジネスの素地

 

ルワンダは人口の78割が農業に従事しており、その大半がお茶やコーヒー栽培に関わっている様です。

大半は小規模の家族経営の農家です。

 

写真は、Joeさんという方が経営されている牛乳加工業。

 

小規模かつ加工機械などが無い中でも、誠実に、真面目に製造されているのが伝わってきました。

この”真面目さ”みたいなところが、ルワンダの方々(特に中高年齢の方々)の特徴の様に思います。

 

また、中にはこの様に中規模以上で展開する農家もいます。

写真はココア農家の農園の様子です。

 

安全で、綺麗かつ良く整備された街並みも、ルワンダの魅力。

毎月の最終土曜日には、自宅の周辺地域の掃除に国民総出(カガメ大統領含む)で勤しむキャンペーンが国から提唱されています。

 

ルワンダのGDPはまだ9 billion USD1兆円弱、日本で46番目GDPの高知県の半分程度)しかありませんが、成長率(YoY)は6%-7%と非常に高い。

前述のビジネス環境の良さも考慮すると、将来性の観点で有望と言えます。

 

インターネット接続環境も良好で、ルワンダ政府は2020年までに5百万人がデジタルリテラシーを持つ様に教育を改革する姿勢を見せています。

 

 

II スタートアップの成長素地

 

ルワンダは自分たちを「スタートアップのための育成場」となることを志向しており、ルワンダで事業モデルを固めた後に他アフリカ地域および東アジアの経済圏に進出するモデルケース創出を進めています。

革新的なスタートアップを生むため、または海外から誘致するために、不動産登記のデジタル化、少数株主の権利改善のための改革などを実施しています。

 

Zipline

ドローンによる血液輸送の「Zipline」は良く知られていますが、道路インフラが無い中で血液の緊急輸送を可能にするサービスを提供しています。

彼らは元々カルフォルニア発のスタートアップで、ルワンダを最初の外部拠点としました。

ルワンダ政府との戦略提携によって事業を拡大しています。

 

Babylon Health

Babylon Health」はUK発のスタートアップで、定額制にてリモートで医者の受信を受けられるサービスを提供しています。

(ルワンダでは「Babyl」として知られている)

Babylon Healthはアフリカに留まらず、世界の発展途上国や先進国の田舎で同様のサービス展開を狙っているが、ルワンダを最初のテストマーケットとして選んでいる様です。

 

SafeMotos

ルワンダ発のスタートアップとして、ルワンダのバイク版UBERの様なサービスを提供している「SafeMotos」があります。

 

ルワンダは道路の整備が進んでる一方、未だに車よりもバイクでの移動が、現地の人の移動手段としてはメジャーです。

 

 

II 結論(現時点;アップデート余地有り)

 

この様に、ルワンダは国を挙げて戦略的に「世界展開を目指すテック系スタートアップの実験上」としての地位・認識を確立すべく動いています。

 

ルワンダで、民間のファンドや投資家、さらにクライアントになる企業や購買力のある一般消費者がより増えれば、スタートアップにとっての理想的なエコシステムが出来上がる余地はあります。

 

一方、まだまだ極小のGDPから判断しても、一般消費者の購買力向上、それに伴う現地企業の成長にはまだまだ時間がかかりそうです。

 

実際、一人当たり購買力平価GDPで見るとルワンダはアフリカの中で32です。

 

一人当たり購買力平価GDP、アフリカ内ランキング

アフリカ

内順位

国名

数値(USD/Y)

数値(JPY/Y)

世界での順位

1

セーシェル

28,964

3,186,040

50

2

赤道ギニア

24,817

2,729,870

60

3

モーリシャス

22,278

2,450,580

65

4

リビア

19,631

2,159,410

69

5

ガボン

18,183

2,000,130

73

6

ボツワナ

17,354

1,908,940

79

7

アルジェリア

15,275

1,680,250

86

8

南アフリカ

13,498

1,484,780

96

9

チュニジア

11,911

1,310,210

103

10

エジプト

11,583

1,274,130

106

・・・

30

マリ

2,211

243,210

167

31

ジンバブエ

2,086

229,460

169

32

ルワンダ

2,036

223,960

170

世界銀行データよりアンドアフリカ作成

 

一方、革新的な事業の世界展開を進めたいスタートアップにとって、「最初の展開国と位置づけ、政府の後押しを得られる様に動く」という戦略オプションは有望と結論づけます。

 

アンドアフリカにて展開していくスタートアップのインキュベーション事業の一環として、コワーキングスペースの出店エリアとしてルワンダ・キガリは有望なオプションと見ています。

 

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コワーキングスペースの物件選定

こんにちは、室伏陽です。

現在、アンドアフリカが準備を進めている「アフリカスタートアップのインキュベーション事業」について、物件選定の様子を書かせて頂きます。

 

前回、当事業の背景や、南ア・ヨハネスブルグのブラームフォンテインという場所でコワーキングスペースの展開準備を進めている点、書かせていただきました。

http://entre-africa.jp/yo_murofushi/7035.html

 

今回は、ブラームフォンテインで実際に選定中の物件を、写真と共に公開しちゃいます。

 

快晴のブラームフォンテイン。

いざ、物件選定へ!

 

 

候補1:◯

Neighbourgoods Marketという商業施設ビルの3階

・広さは330㎡(かなり広いです)

・ロケーションはブラームフォンテインの中心地

・個割スペースが無いため、パーテーションで仕切ってミーティングルーム、通話ルームなどを確保する必要有り

ここでは、3050人くらいの会員がシェアオフィスとして利用可能。

また、イベント会場としての利用も可能で、投資家や大企業とのネットワーキング、ピッチングイベントを開催していく計画です。

これは、投資家やクライアント候補企業へのまたとないアピール機会になるため、アフリカの起業家やスタートアップからすると非常に価値があると思っています。

 

こんな感じでかなーり広いです。

 

窓からの眺め。ブラームフォンテインのシンボルの1つ、ネルソン・マンデラの壁画も一望出来ます。

 

ドアのセキュリティシステムもしっかり備え付けられています。

 

 

候補2:◎

・候補1と同じビルの4階

・面積は同じだけど、既にパーテーションによって3つの部屋が確保されている

・さらに、エアコンの充実度も候補1より高い

・価格は候補1と同じ

・結論的に、候補1よりベター、と判断

 

 

受付もおしゃれ。

 

駐車場もあります。

 

ビルの外観。

 

 

候補3:◎

・ロケーションはブラームフォンテインの中心地

・既にかなり出来上がっている印象

・シェアスペースの他に5つの部屋がある

コワーキングスペース利用、イベント会場利用だけでなく、ミーティング室・通話ルーム・個割オフィス利用も可能

・眺めも良い

・家賃は候補1・2よりやや安く、4より高い

・唯一、外から入り口が見つけづらいのが欠点

 

オフィス内への入り口(外からの入り口はこれとは別)。

 

これからクリーニングはかけるものの、綺麗な内装、良く整備された構造。

 

 

ミーティングルームとして利用出来そうな部屋。

 

 

同様に、個割オフィス利用に適した部屋。

 

スタンディングでの仕事を好む人用の部屋、または電話部屋、休憩スペースなどでの利用が出来そうな部屋。

 

スペース内にトイレ(男女別)もついてます。

 

キッチンスペースもあるので、コーヒーサーバーを設置出来ます。

 

 

バルコニーもついてて、休憩用途で自由に使えそうです。

 

外の眺め。

ヨハネスブルグのシンボルであるネルソン・マンデラ橋も見えます。

 

 

候補4:△

・ロケーションはブラームフォンテインの中心地

・築100年の物件で、かなり古いが、(入居する場合は)大幅にリノベーション予定(こちらのコスト外)

・家賃は4候補の中で最安値

・下のフロアは現在は教会が使用しているが、より広い場所を求めて来月移動予定とのこと

 

ヨーロッパ風の内装。

 

個割オフィスとして利用出来そうな部屋。

 

やっぱりヨーロッパ風の階段。

 

 

 

・・といった感じで、現在は候補2と候補3とで迷っています。

 

候補2についてはオーナー側と価格交渉中です。

月々の家賃支出は、我々の様な吹けば飛ぶ零細企業にとって非常に大きいため、ここはかなりシビアに交渉しています。

 

候補3についても同様で、価格交渉中です。

南アフリカでは、家賃は毎年更新されるのが普通なため、まずは1年目の家賃に焦点を絞って議論を進めています。

 

今月~来月頭くらいには決める予定です。

 

今後の展開をお楽しみに!

 

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アフリカスタートアップのインキュベーション事業

こんにちは、室伏陽です。

 

アンドアフリカという会社を起業し、アフリカでの産業創出・雇用創出ならびに日本のビジネスに新たな成長機会を創出することをミッションに掲げ、日々活動しております。

 

今回は、アンドアフリカが現在取り組んでいること、およびその背景について書かせて頂きます。

 

現在、私は南アフリカのヨハネスブルグにいます。

 

ヨハネスブルグ、Witwatersrand(通称Wits)大学にて

 

そこでは、コワーキングスペースの設立を進めています。

このコワーキングスペースは、アフリカの起業家・スタートアップを対象にしています。

 

では、何故コワーキングスペースを、ヨハネスブルグで運営するのか?

 

このあたりを、いくつかの観点から、ご説明していきたいと思います。

 

 

II ミッション:「アフリカに外貨を稼ぎ出す新たな産業を創出する」

 

アフリカには外貨を稼ぎ出す産業が不足しています。

中古車販売事業のためにタンザニアなど東アフリカ諸国に滞在していた頃、中古車に関わるビジネス(現地ディーラーでの販売、リペアパーツ販売、整備、オンライン買取・再販、など)の「エコシステム」みたいなものが現地に出来上がっているのを目の当たりにしました。

 

しかしながら、これらの活動によって、外貨を得て投資力を高め、国力を高めていくことに繋がるのか?

 

色々な意見があるのは承知の上で私見を申し上げると、長い目で見て繋がっていかない、と思っています(もちろん、観光業や商業輸送などの恩恵が多々ありますが)。

 

この産業不足は様々な大きな課題を併発します。

 

・雇用機会の欠乏消費者の購買力の欠如産業が育つ土台の欠如

・外貨獲得機会の欠乏産業発展に向けた投資原資の欠如

 

つまり、外貨を稼ぐための産業の不足が諸悪の根源、とも言えます。

 

アフリカには、国のこれからをリードする新たな産業が必要です。

 

では、インフラ投資をし、製造業や化学工業などいわゆる”レガシーな産業”が育つのを待つしかないのでしょうか?

 

当然ながら、国の底力的な意味で、それは正しいかと思います。

しかし、アフリカにおいてそれらの産業は、既得権益を持つ一部の人々が自分たちの利権を守る方向に動かすため、育つにはかなりの時間がかかるのと、これからを担う若者にチャンスが降りて来づらいと言えます。

 

そこで、後述の「アフリカの未来は若者が創り出す」に移行します。

 

 

II アフリカの若者がアフリカの未来を創り出す

 

アフリカではご存知の通り、若者の人口が急激に増加しています。

東南アジアの人口動態と比較しても、アフリカの若年僧の増加は特筆すべき特徴が見られます。

 

そして、優秀でやる気のある若者からは「自ら事業を立ち上げ、企業からの雇用に頼らずに経済的に自立したい」とか「新しいビジネスを通じて新たな産業を創出し、雇用を生みたい」といった声が多く聞かれる様に思います。

 

アフリカのこれからの未来は間違いなく、彼らよって作られる。

 

こう確信した僕は、彼らを支援していくことが、アフリカの未来をよりよくするための(私が尽力出来る)最善策ではないか?

と思う様になりました。

 

 

II 南アのスタートアップがアツい

 

スタートアップの数、ファンディング金額共に、南アがアフリカで最も多いです。

出所:Partech Ventures

 

中でもヨハネスブルグに集まっています。

その理由としては、

 

・ヨハネスブルグ証券取引所の存在(世界17番目の取引額)

・優れた大学、学生が豊富(アフリカの大学ランキングのトップ5が南ア;ケープタウン大、ヴィッツ大、ステレンボッシュ大、クワズールナタール大、プレトリア大)

・都市部への人口集中(ハウテン都市部:約1,100万人、都市の人口集中度:全人口の65.3%

ナイロビ:約390万人、都市の人口集中度:全人口の24.8%

・(上記の結果として、アフリカの中では比較的)スタートアップのエコシステムが発達している

などが挙げられます。

 

また、南アから始め、アフリカ諸国へビジネスを拡大していく企業も多く見られます。

 

これらの背景に、素晴らしい南ア人パートナー2名との出会いも加わり、南ア、ヨハネスブルグからビジネスを始めることに。

 

しかしながら、南アだけで展開するのではなく、あくまで「南アから始める」ので有り、徐々にアフリカ全土に拠点を広げていく考えです。

 

コワーキングの2店目はケープタウンに、3点目は南ア以外の国への展開を計画しています。

 

実際問題として、(皆様ご存知の通り)上述の「産業創出」が南アよりも必要な国の方が多いです。

まずは人材・知見・ネットワークがあり、既に確固たる市場がある南アから始め、そこでの経験を基にアフリカ他国に徐々に展開していく計画です。

 

 

II 日本にも有益

 

これらの活動は、日本にはどんなメリットがあるのでしょうか?

まずは、日本の投資家や投資余力のある企業に対し、

・圧倒的な成長余力のある投資機会の提供(投資回収出来る前提)

を実現させていきます。

 

更に、

・日本企業とアフリカのスタートアップとのオープンイノベーション展開

・スタートアップ投資を起点としたアフリカ市場の開拓、シェア拡大

を実現させていきます。

 

アフリカのスタートアップへの少額投資が、日本企業にとってのアフリカへの参入オプションの1つとなる様に動いていきます。

 

まずは数例、その成功ケースを創り出すことが喫緊のミッションです。

実際、既にケニア、ガーナといった国を対象とする日本発ファンドの投資運営に携わらせて頂いています。

 

 

II アフリカのスタートアップを対象にインキュベーション事業を展開していく

 

コワーキングスペースは、実はこの「インキュベーション事業」の1つの位置づけです。

コワーキングスペースがフィジカルな要素とすれば、デジタルな要素として「オンラインマッチングプラットフォーム」を展開する計画です。

このプラットフォーム上では、アフリカのスタートアップと日本を含む先進国の投資家、アフリカまたは日本の大企業とを繋げて行く役目を果たします。

 

アフリカに関わらず、スタートアップの課題は大きく、

・ファンディング(資金調達)

・マーケティング

・ヒューマンキャピタル

3つに集約されます。

 

アフリカの場合、ここに「ビジネススキル」が加わります。

 

このマッチングプラットフォームでは、ファンディングおよびマーケティングの課題解決に寄与します。

そして、コワーキングスペースでは、アンドアフリカの起業家支援に知見を持つ人間が常駐することで、「ビジネススキル」の課題にも貢献します。

 

そして何より重要なのは、投資した先と近い距離で、事業のサポートをしていくこと。

まずは南アのコワーキングスペースに常駐し、入居した起業家・スタートアップと近い距離で、事業の立ち上がり、スケールアップまでの道のりを支援します。

 

日本の投資家や企業が投資して成功するケースをより多く創出し、アフリカ企業への投資をより盛り上げて行くのが我々の役目だと思っています。

 

 

II コワーキングスペースで、アフリカの起業家・スタートアップの事業立ち上げ・拡大を直接支援

 

コワーキングスペースには、アンドアフリカのメンバーが常に常駐し、入居者のビジネスを支援していきます。

具体的には、事業の計画段階~立ち上げを支援していきます。

 

候補地を現在選定中(今月中に決める予定)

 

アンドアフリカのメンバーは全員、大手コンサル(DeloitteAT KearnyPwC)出身かつ起業家育成の知見を有しているため、前述した「スキル」の補完・育成を行っていく考えです。

 

そして、前述のマッチングプラットフォームと連携させることで、資金調達、顧客獲得に向けたマーケティングの側面でもサポートしていく考えです。

(コワーキングスペースの店舗が拡大、またはマッチングプラットフォームが拡大したタイミングで人材紹介も視野に入れています)

 

この「ビジネススキルの補完」「ファンディング機会の紹介」は既存のコワーキングスペースとの差別化要因として位置づけています。

 

コワーキングスペースの1店目の位置は、南アの3つのキャピタルの1つ、司法府を置く「Braamfontein(ブラームフォンテイン)」を候補地に、現在物件選定を進めています。

 

Braamfonteinの様子

 

Wits大学とBraamfonteinの位置関係

 

すぐ隣に、Wits大学というアフリカでNo.2No.1はケープタウン大学)の大学が有り、そこの学生や卒業生が周辺に多く住んでいます。

 

また、アンドアフリカのメンバーの1名(ブンツ・マジャジャ)はWits大学の出身で有り、大学とのコネクションがあるため、それを活かしてコラボレーションを図っていきます(既に大学側への相談が始まっています)。

 

ブンツと私(ヨハネスブルグ、ランドバーグにて)

 

 

II 私のビジネススキル上のバックグラウンド

 

元々、YBC(山田ビジネスコンサルティング)およびDTC(デロイトトーマツコンサルティング)という2つのコンサルファームで、小規模~大企業まで幅広く、企業の買収や投資に伴うデューデリジェンス、企業価値評価(バリュエーション)、M&A後の支援をしてきました。

 

また、日本企業の新興国への進出支援も実施してきました。

 

これらの経験や知見が活かせる領域である、というのも一因になります。

 

しかしながら、前述の通り、「どの様にアフリカの課題解決に貢献出来るか?」を自分なりに考えた結果、ここにたどり着いた、というのが正確です。

 

 

II 最後に:「なんでそんなにアフリカでビジネスしたいの?」

 

私が常駐するヨハネスブルグは、正直治安が良いと言えません。

強盗も殺人件数も多く、その件数はアフリカの中でもトップクラスです。

 

そんな中に、家族も巻き込んで、借金(既に1千万円借りてます)を背負いながらリスクをとってビジネスをする。

 

しかも、正直、まあ、儲かりませんし、手間もかかります。

 

実際、チュニジアでパートナーと信じていた人間にお金を騙し取られた経験も出来ました。

 

「では、なぜ?」

 

と言う疑問は当然かと思います。

 

私自身、もし2年前の私が、数多の選択肢を提示された上で、この選択肢を選ぶか?と問われると、

 

「うーん。。」

 

となると思います。

 

しかしながら、2年前に戻ってまた自分の人生を生きたならば多分、同じ選択をするのだと思います。

同じタイミングで同じ出会いがあり、同じ経験をし、同じ意思決定をして行く。。

 

すべての人には「生き様」とか「運命」みたいなのがあるんだと思ってます。

抗えない何か、です。

 

・・話を戻しましょう。

「なんでそんなにアフリカでビジネスしたいの?」

 

これの答えは正直、全然格好良く無いのですが・・

「好き」だから

です。

 

もっと言うと、アフリカの人たち(特に若者)の考え方、生き方が好きだから、だと思います。

 

「(強烈に)より良い未来を渇望し、信じている。それでいて、(なんだかんだ)”今”も楽しんでいる」

 

みたいな感じでしょうか。

 

加えて、

「なんでも1から自分で試せるフィールドである」

という点も僕みたいな若手のビジネスマンには重要で、そこもとても気に入っています。

面倒だけど、ちゃんと自分で色々アレンジ出来る(逆に、しないと如実に結果として現れる)。

 

もちろん、論理的な面で

・人口増加

・多くの投資余地

・注目度(巷での”流行り”)

みたいな要素も当然あります。

 

が、それだけでは続けられません。

 

やはり、結局「好き」だから、です。

 

 

・・さて、かなーり長い文章となってしまいました!笑

 

が、次回からは、ヨハネスブルグでの活動や、その他アフリカでの活動について生の状況を報告していきます!

 

お楽しみに!

 

室伏@ヨハネスブルグ、ランドバーグ

 

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