ギニアで毎日のようにしている事

こんにちは。ギニア共和国、コナクリからイヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

ここしばらくは雨は夜にしか降らなかったのに、今週になって雨季の最後の最後の雨を振り絞る様なすごい雨が昼間に降るという、雨季の終わりが近づいた時特有の気候になってきました。

最近パソコンのネット回線の繋がりが悪く、こちらの記事の更新も久しぶりになってしまいましたが、
今回は、私がここギニアでほぼ毎日している事とも言える、ローカルマルシェでのアフリカンプリント布の仕入れや、イヌワリアフリカの製品作りをお願いしているアトリエでの事などを書かせて頂きます!

マルシェに布の仕入れへ

雨の中、荷物持ちとして息子をお供にタクシーで巨大マルシェに向かう

タクシーの中から見る風景(窓ガラス割れてます)。インドに行った事のある人が、このマルシェの方がインドより100倍強烈過ぎると言っていたという相当覚悟のいるマルシェです笑。

布屋さんがズラーッと並んでいて、布の数は半端ありません。布好きの私には夢の様な場所です。 でもそこはカオス+無法地帯という言葉がぴったりな場所でもあります。

買いまくった重い布を担ぎながら限りなく広いマルシェ内をウロウロ歩きすぎてお疲れモードな我が息子。隣に座る布屋のマダムは携帯を見ながら留守番。

探していた布をちょうど見つけた時の喜びは格別です!こちらのマダムのお店には、この事業を始めてから8年間ずっとお世話になっています。

もう荷物が持ちきれなくなったら仕入れ完了。息子と2人で仕入れた40キロ分くらいの布を担ぎタクシーを探して数十分。この地域は夕方はタクシーを捕まえるのも至難の技です。

この柵をまたいでマルシェからタクシーをつかまえる道路へ出ました。この道路脇のゴミ、すごくないですか?これがコナクリの現状です。

ミネラルウオーター売りの女性。タクシーを探している間にいろんな物売りの人々が通り過ぎます。

こんな風に仕入れた布を、イヌワリアフリカパートナーの仕立て屋のアトリエに持って行き商品の制作をします。

イヌワリアフリカのパートナーのアトリエにて

いつも商品を制作してもらっているアトリエにて。親方と縫製修行をしながら働いている女の子たちがいます。

日本の取引先様から制作依頼を頂いたスカートが出来上がった日。 女の子たちはいつも写真は恥ずかしい!と言って照れるので、親方だけ毎回カメラ目線です笑。

アトリエ内は狭いので、アトリエの外の入り口の小さなスペースで商品チェック。

その横では親方のパートナーの職人さんが、オーダーメイドの学校の制服を縫っていました。ここもアトリエの外です。

外に置かれたテーブルにはカーキ色の制服布地と子供達の体の寸法が書かれたノートが置いてありました。10月から新学期が始まったので、制服もオーダーメイドが主流のギニアではこの時期は仕立て屋のアトリエでは制服の注文制作に追われ忙しいのです。

アトリエのドアにミシン用のオイルが並べてあるのが、なんだか微笑ましかったです。

ギニアでは、このように好きな布を買って、オーダーメイドで仕立てるという文化が根付いているのですが、最近は以前よりもアフリカの布で仕立てた服を着ている人が減ってきて、欧米から輸入された新品、中古の既製服を着ている人が目立つようになってきました。

昔は日本人みんなが着ていた着物を、今は一部の人たちしか着なくなったように、ギニアの人たちもいつかアフリカの布で仕立てた服を着なくなってしまうのでしょうか。

私はこの素敵な文化が大好きなので、正直とっても寂しく残念な気持ちです。
ギニアにいて何が楽しいかって、アフリカンファッションに身を包んだ人々を見ることです。
だって本当に本当に素敵なんです!なんとかこのまま残して欲しいものです。

という事で、私はほとんど毎日このように布屋とアトリエを行ったり来たりの生活をしています。
来年はギニア国内での商品販売を開始する予定でいろいろと準備しています。
来年はまた一歩前に進む事ができますように!

こちら移住後まもない頃のアフリカンドレス着用の私。グリオ〔吟遊詩人〕の皆さんと。

おまけ・ギニアの学生の制服

こちら写真右下は、ローカルマルシェのアフリカンプリント屋さんの片隅で販売されていた小学生の制服用のギンガムチェック柄布地。上の職人さんが制作していた制服布地です。ギニアの学生の制服生地には、このギンガムチェック、カーキ、ネイビーの3種類があります。

ブルーのギンガムチェックの制服を着た小学生。各自学校で指定された布地を買い、仕立て屋で自分の好きなデザインのものを仕立ててもらいます。最近では既製品の制服も販売しているお店が出てきました。

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表
NPO法人一期JAM ギニア支部代表
NPO法人一期JAM 理事Inuwali Africa イヌワリアフリカ HP  
Inuwali Africa イヌワリアフリカ ネットショップ
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NPO法人一期JAM  https://www.ichigojam.org

突っ走ったり止まりすぎたりの1ヶ月半を過ごしていました。

井戸の水を汲む村人たち。井戸の周りにいるのはどこの村でもほとんどが若い女の子たちでした。

こんにちは。西アフリカ・ギニア、コナクリからイヌワリアフリカ代表バー由美子です。

前記事を投稿させて頂いてから、猛烈に記事をバンバン書かせて頂こうと意気込んでいたのに、いろいろありまして、実際は随分と日が経ってしまいました。
そんな1ヶ月半も一体どうしていたのか?を本日は書かせて頂きます。

1週間に渡る遠く遠くの村への調査の旅

まず、全記事を投稿しました直後、ラマダンが始まった始まった翌日の5月16日から私たちの暮らす首都コナクリから車で全部合わせると片道20時間位以上のとある村までの1週間の旅に出ました。
企業様からの依頼を頂いたギニア国内の調査の旅でした。

旅をしていると、地域ごと、民族ごとに家の藁葺き屋根のスタイルの違いが見れてとても面白いです。

旅に出た初日は17時間以上ノンストップで進み、真夜中に崖っぷちの道でいきなりすごい雷と大雨になったのを川切りに、思っていた以上に過酷な旅路となり無事に帰れるのかしら?とかなり不安になりました。旅の出発とともにタイミング悪くちょうど雨季に入ってしまいました。

山の上で車が通れない道しかなくて、ある時はバイクで、ある時はまさかの舟で渡ったりと驚きの連続の旅路でしたが、この旅で得たものは本当に大きく、そしてギニアの豊かさをしみじみ感じることができた旅でした。

川で鍋やお皿を洗ったり、お洗濯をする村人たち

ギニアには素晴らしい自然、土地、作物、資源、植物、水、人、様々な生き物、それぞれの民族に伝わる昔ながらの豊かな伝統文化が残っている、ギニアには何でも揃っているじゃないか!と実感できる旅でした。
あまりのこのギニアの豊かさを見て、コナクリに帰る途中には、この全てをうまく活用することができたら、この貧しさの問題を解決出来るはず、その方法はなんだろう?とずっと考えていました。

この時期はちょうどマンゴーの季節だったのでどの土地に行ってもマンゴーが至る処で売っていました。こちらの売店にはもう何でも揃っていました。

通訳同行ガイドの依頼をいただき

村からコナクリへ戻った後は、ギニア訪問をされていた方の通訳同行ガイドとして、数日間コナクリを御案内させて頂きました。こうしてガイドをさせて頂くたびに自分にも必ず新しい発見があるので、とても刺激になります。同行させて頂くことで、私も良い時間を頂くことが出来ました。
有難いことです。

探検しに行き偶然見つけたビーチにて。コナクリにもびっくりするほどの絶景ビーチがあるんですよ。

食事中にマンゴーを売りに来た子供達

製品作りも忘れていません!

イヌワリアフリカの製品作りも忘れてはいません。
いつも製作をお願いしているこちらのアトリエのこのお兄さんもイヌワリアフリカの専属テーラーさん、アトリエに寄った際に写真を撮らせてもらいました。

イヌワリアフリカのアパレルを仕立ててもらっているテーラーさん。こちらのアトリエでは、ろうあ者の皆さんがお仕事をされています。皆さんとても腕の良い職人さんです。

こちらで製作してもらったイヌワリアフリカの新商品の一部

こちらは女の子たちが縫製修行をしながら働くアトリエ。こちらでは、主にイヌワリアフリカの商品のアフリカンドレスを製作してもらっています。

旅の疲れが出たのかフラフラで布屋さん巡り

通訳ガイドのお仕事が終了し、ホッと一息する間も無く、日本のお客様からご注文頂いている大量の
アフリカンプリント布を探すためにギニアで一番大きな問屋街のマルシェ巡りを数日間続け、旅の疲れが出たのか猛烈なアツさのために熱中症になったのかフラフラになりながらの布探しの数日間でした。

この巨大マルシェには布屋さんが所々に2百件以上ひしめき合っています。

お店の中で自撮り中のお店のお姉さん笑

マラリア発症で2週間ダウン

熱が出て寒気がすると思って薬を飲んだら熱は下がったので、熱中症と思い込んでいたので病院には行かず2日位寝込んでいましたが、ついに吐き気がしたのでこれはマラリアかも。。と思い病院に行ってみたらマラリアではないとドクターに言われました。

しかし私は既にマラリアには2回かかっていて、動物の勘なのか、マラリア特有の汗の匂いも感じたのでドクターに血液検査を念のためにしてくださいとお願いしました。
翌日の金曜日、フラフラしながら検査結果を聞きに行くと、検査結果は来週月曜にならないとわからないと看護婦さんが言うので、「それじゃ死にますよ」と食い下がると、じゃちょっと待って下さいと言い残し去って行きました。
その後診察室に呼ばれ、ドクターがバツが悪そうに「やはりマラリアでした」と言いました。

悲しいかな、マラリアの症状というのが自分でわかる様になってしまった様です。
今までの私の場合は、まず高熱が出る、体の節々が痛い、寒気、頭が強烈に痛い、目の玉が痛い、吐く、という症状が出たらもうマラリアです。

その来週の月曜まで検査結果を何もしないで待ってたら本当に死んでたかもしれません。
その病院は料金もけっこう高いし血液検査だけでも一般庶民の1,2ヶ月の収入を越すくらい高いのに、それでもこの対応ですからびっくりしてしまいました。

処方してもらったマラリアの薬を飲んだらだいぶ良くなり助かりましたが、とにかくマラリアは目が痛くなるのと、半端ない頭痛が続くために、パソコン画面を見ていると目と頭が痛くなりパソコンでの仕事が全く出来ずにとても困りました。

こちらは病院で処方してもらったマラリアの薬です。この他に3種類の薬を飲みました。そのあたりもあたらめて別記事でご紹介しようと思います。

フラフラになりながら空港まで荷物の輸送手配に

マラリアは完治していませんでしたが、出来るだけ早くやらねばならなかったのが日本からご注文を下さったお客様方にお送りする品々の輸送手配です。
立っているのもままならずフラフラでしたが、ご注文いただいた品々のお届け先を記入しパッキングし荷物を一つづつまとめ、徹夜で連日荷造りをしました。

コナクリ空港からこうして輸送手配完了しました!この後先月23日に無事日本に到着したそうです。
お客様方にお待ち頂いているのでやっとギニアからこうして送ることが出来て本当にホッとしました!

運送会社の梱包係員が最後に梱包してくれているところ

こちらに日本のお客様からご注文頂いたアフリカ布、シアバター、アフリカンプリントで作った服などがいっぱい入っています。

マラリア完治後に今度はパソコンが!

日本への荷物輸送の後は、頭痛、目の痛みがだいぶ治まってきたので、溜まりに溜まっていたパソコンの仕事がやっと出来るぞと意気込んでパソコンを開くと、カーソルが動かないという事態に!

ギニアとは思えない店内です。Mac関係やi Phone その他今どきの家電が販売されています。あまり知られてはいませんが、密かに修理も行っているお店です。

すぐにパソコン修理屋さんに持って行くと数時間で直してくれたのでホッとしたのもつかの間、翌日にまた同じ症状が現れました。そんなことを繰り返しながら約1週間が過ぎました。
ギニアで暮らしながら仕事をする上で、パソコンがなかったらもう致命傷です。
もしデータが消えたら?完全に壊れたらどうする?と不安な日々を過ごしましたが、最後の最後に修理屋さんのお兄さんがしっかりと直してくれました。
この1週間は不安でたまらない日々を過ごしていました。本当に感謝です。

またまた今度はご注文頂いた楽器商品を輸送

業者様からご依頼頂き製作をさせて頂いたジャンベとジャンベ用の皮を日本へ輸送致しました。

ギニアで活動する上で、外国からこのようにまとまった数の卸売のご注文を頂くことが出来るのは、本当に有難いことだと思います。
一つ一つの工程でそれぞれの職人たちが手作業だけで作り上げた心のこもった楽器がどのようなお客様の元へ届くことになるのだろうと考えるとワクワクします。

輸送直前に再度ジャンベとジャンベ用の皮を太陽に干し、皮を一枚ずつブラッシングする様子

そして只今引っ越し作業中です

前々から現在住んでいる自宅件、事務所の引っ越しが決まっておりましたが、やっとその新居が引き渡されたので、早速新居の中チェックに行くと、よく見たらけっこう古くて修理が必要でした。
まずはペンキ塗りから始まり、網戸屋さん、電気屋さん、水道屋さん、と勢揃いでリフォームを開始いたしました。
明日は新居に大きな荷物を運び込む予定です。
引っ越しといっても、隣の家なので楽チンです。

普通は引っ越しの場合は大家さんに敷金を1年分くらい(大家さんによってだいぶ変わります)
支払うのがギニア式ですが、現在の家と引っ越し先の隣の家も同じ大家さんの持ち家で、その大家さんがとっても良い方で、敷金を改めて支払う必要がないと言ってくださり、とても助かりました。
賃貸の場合、借り人には全く人権がない位大家さんはやりたい放題が多いギニアで、この大家さんは神様みたいです。

長くなりましたが、最後までお読み下さり、どうもありがとうございます。
空白の1ヶ月半、このように過ごしておりました。

そして、こうした日々を過ごしながらまた改めて思うのは、
「今までギニアで活動を続けて来た一つ一つのことが、パズルを組み立てるようにちょっとずつ大きな一つの塊になりつつあるような気がする」ということです。

今回の旅や、引っ越すことになり、痛感したこと、気がついたことなどもこれから書かせて頂くつもりです。引き続き宜しくお願い致します。

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表
NPO法人一期JAM ギニア支部代表
NPO法人一期JAM 理事

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電気代の請求書が来たけれど・・

遠い遠いギニアまで来てくださったお客様方に感謝です

約1ヶ月ぶりに自宅に戻りました

ギニア、コナクリからこんにちは。イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

先月の頭から4週間オーガナイズしていたギニアツアーが無事終了し、参加下さったお客様方も皆さん元気でお帰りになられ、わたくしたちも滞在場所から自宅へ戻り「やっぱり我が家はいいなー!」
とホッとしたのも束の間、持って帰ってきた物の後片付けや、約1ヶ月自宅を空けていたので溜まっていたもろもろの事に終われてましたがようやく何とか落ち着きました。

ギニアツアーで滞在していた場所のネット環境が悪かったことも重なりこちらの記事の更新も滞ってしまいましがこれからガンガン更新していきたいと思います。引き続き宜しくお願いいたします。

自宅に戻るなり電気代の請求書が

ギニアツアーの様子も後ほど少しずつお伝えさせて頂きたいと思っていますが、本日は自宅に戻ってからの事からを書かせて頂きます。

自宅に戻って掃除をしていたら電気代の請求書を持ったお兄さんが来ました。
ギニアの各家庭には住所もなく郵便ポストもないので、電力会社から派遣されたお兄さんが請求書を持って各家庭にやってきます。

こちらが我が家に届いた電気代の請求書

この請求書、2ヶ月に1回やってきます。

電気料金の決まり方はけっこうアバウトで、電気を通したかったら電力会社の人に来てもらい、
その家庭で使用される電化製品を聞かれたら、エアコン、扇風機、冷蔵庫、テレビが何台ある、ということを自己申請し、その電化製品の量と住居の大きさで電気料金が決められる方式です。

でも、さすがここはギニア、電力会社から来た人との交渉しだいで(賄賂作戦だったりします)なにかしらの値引きをしてもらえたりします。

ちなみに隣のお宅では冷蔵庫3台、エアコンも数台あるのに、電気代は我が家の2分の1だそうです笑

そんなアバウトな電力会社ですがなかなか厳しくて支払いを怠ると速攻電気の線を切りに来られます。
少しの間の滞納は認められるものの、ペナルテイとして延滞料は電気代の10パーセントを取られるそうです。

以前こんなことがありました。請求書が来たので料金を見ると、いつもの1.5倍!

電力会社のオフィスに原因を聞きに行ったところ、請求書をもってくるお兄さんの仕業だったことが判明。
私たちは請求書をもってきてくれるお兄さんに電気料金を渡していたのに、お兄さんが私たちが支払っている事を会社に隠していてネコババしていたから、そのペナルテイが数回追加されていたのです。

そんな事件も多発してるそうで、それ以降は電力会社に直接出向き支払いをするようになりました。

電気代を支払ってるけれど停電ばかり

我が屋の発電機

幸いギニアツアーの開催中は、夜に停電だった日は数日のみだったのでとても助かりました。
夜に停電だった時に大活躍だったのが、自宅から持って行ったこの自家用発電機です。

自宅に戻ってからも電気があるのは1日12時間くらい、パソコンや携帯電話を充電しなければならないなのでこの発電機が活躍しています、でもガソリン代がけっこうかかります!

発電機の修理中。移住後発電機を買い替え続けてもう何台目でしょうか。使い過ぎですぐ故障します。

電気代をちゃんと支払っているものの、停電が多いと電気代をその分安くしてくれ!という気持ちになってきます。電気があってもなくても同じ電気料金を支払うっておかしくないですか?

ギニアでは地域ごとに電気も水も、他よりも来ない場所もあるのでその為の抗議暴動も起きることも多々あります。特に停電ばかりなのに最近電気代が上がった為にみんな怒っています(私も含め)。

他のアフリカ諸国では電気事情ってどうなんでしょうか?
ギニアは水力発電だから乾季の今は電気が少ないということですが、他のアフリカの国ではどんな発電方法なのだろう?と気になっています。

ギニアではまだまだ電気を通していない家庭も多いし電気を通していたとしても停電ばかりの地域が多い状態です。

水と電気って本当に大切だなとギニアにいると実感することが本当に多いです。

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表

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青空キッチンで遠くから運んできた水と薪を使い調理し皿や鍋を洗うギニア女性たち、本当に逞しいです!

ギニアファミリーの家で、デッカいシアバター発見

ギニア、コナクリからこんにちは。イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

常に暑い気候のギニアですが、この12月、1月は朝晩に肌寒くなる時期で、最近は汗ばむこともなく快適に眠れるのがとても嬉しいです。この朝方の冷え込みの中、「寒い!」と言って布団をかける瞬間を楽しんでいます。

実家を訪問中に、いかにもギニアらしいものが!

さて、前記事で私がギニアの実家と思わせているお家のファミリーに新年の挨拶に行った話を書きましたが、その時におおっ!と思ったことがありました。

妹分のマリアムが、家の中からこれを持って庭に出てきました。

大きな容器に入っているクリーム色のもの、これは以前の記事でもご紹介したシアバターなんです。

日本では、こんな大きな入れ物に入ったシアバターなんてありえないですよね笑

マリアムが彼女の娘の体を洗った後で、素っ裸で立たせ、このシアバターを豪快にたっぷり全身に塗ってあげていました。子供の皮膚の保護と保湿のためにとても良いのだそうです。

シアバターはこんな風にギニアでは普通に家庭に常備してあり日常的に様々な用途で使われています。
*どんな用途かはこちらを参照下さい ギニアの伝統製法のシアバター

右の女の子が、シアバターを塗ってもらった女の子”ントー”

最近コナクリでは、欧米からの輸入品のクリームやオイルが沢山販売されていて、若い女性たちには特に肌の漂白効果のあるクリームや石鹸が人気があるのですが、こうしたギニアに昔から伝わる天然素材の物の良さを再発見しようという気持ちで、自然化粧品のお店をオープンしたという若いギニア人女性を紹介するテレビ番組が先日放送されていて、そんな風に考える若いギニア人女性もいるのだ!と、なんだか嬉しくなりました。

販売用に入れる容器が見つからない!

私もシアバターをはじめとした様々なギニアの自然の恵みの素材をギニアで加工、商品化し、ギニア国内、世界に向けて、日本の皆さんに向けてもっともっとご紹介していきたいと思っていますが、一つ大きな問題があるのです。

私が自信を持って販売をしている伝統製法で作られた未精製シアバターを購入してくださったお客様方からその品質が良いと大好評を頂いているのですが、肝心のシアバターを入れる容器がとてもお粗末なものなのです。
しっかりしたクリーム状のものを入れる容器を売っている所が見つから無いので、今はビニール袋やプラスチックの頼りない容器を使用している状態なのです。

そのために今もこれだ!と思える様な容器を探しているところですが、なかなか見つからず苦戦しております。
コナクリのどこかに特注して作ってもらえないかも調査中ですが、なかなか思うようにいかず
”日本だったら100円ショップでもすぐに手に入るのに・・” と、歯がゆい思いをしています!
容器の上からはアフリカンプリントで包んだり巾着袋に入れたり見た目を工夫していますが、まずは肝心の容器をなんとかしなければと思っています。

【Inuwali Africa ネットショップ シアバター】

なんとかイヌワリアフリカの目標の1つであるギニア発のアフリカン ナチュラル プロダクトの商品化、販売、を着実に進めていきたいです。

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表

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シアバター(手前右のお皿の上の白い塊)やコラナッツを売っているマダム

2018年も宜しくお願いいたします!

年明け0時に予告もなく我が家の隣の施設から打ち上げられた花火。地響きしながらすごい爆音が続くので爆発が起きたのかと思いベランダの外をみたら花火でした。ギニアで初めて日本の花火大会の様な花火を見ました。

新年明けましておめでとうございます!ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカのバー由美子です。

昨年は、日本AFRICA起業家イニシアチブに挑戦させて頂き、更に支援先に選んで頂けた事によって、もっともっと現実的に目標を定め、それを実現化させる為に今までしてこなかった行動を起こしてみたり、逆に今までしてきた事を手放してみたりと、自分のビジネスに対する信念や、ギニアへの想いが一層強まる事となりました。本当に感謝しております。どうもありがとうございました。

2018年、今年も何卒宜しくお願い致します。

さて、年末前からイヌワリアフリカのアーティスト支援活動で支援をしたグループが出演するコンサートなどイベントが多く忙しかったので曜日の感覚が無くなっていて、気がついたら29日の金曜日になっていました。その29日も夜に音楽イベントに行く予定があり、お財布の中身が少ないので銀行に行ってお金を下ろそうと思って出かけたところ、入り口付近に人だかりが!

もしかして今日はもう閉まっちゃったの?と思ったものの、今日出かける分のお金くらいは持ってる、明日また来ればいいや、明日は土曜だからお昼までくれば開いてるだろう、、なんてのんびりその様子を伺っていたら、ドアの前に立っているガードマンのお兄さんが、「今日は午前中でおしまいです!来週火曜からまた営業しますからね、また来年ですね!」と、ドアを開けて中に入ろうとして群がるお客さん達に叫んでいました。

普段、銀行は土曜日はお昼まで営業しているので、明日もあるから平気〜なんて思っていた自分が呑気過ぎました。お陰でお金が無くて、元旦にはロム島というコナクリから小舟で行く島のビーチでキャンプという計画もおじゃんとなりました。

どこにも行かず、引きこもって過ごした年末年始、やっと今日営業開始日の2日となったので朝一で銀行に向かいました。銀行内は大勢のお客さんでごった返していました。座る席は満席、立って待っている人も大勢いました。

コナクリにはいろいろな銀行がありますが、その中でも、BICIGUI , SGBG , Eco Bank が街中で割と多く見かけられます。私が利用しているのは Eco Bank エコバンクなのですが、エコバンクはイメージとしては、ちょっと今どきの店内内装や広告で若者受けしそうな感じの銀行です。
そしてなによりも他の銀行よりも従業員の感じが良く(一般的にお客様より従業員が神様的な態度です)、サービスが良く便利でもあります。

待つ椅子の席に座りながら見える光景、ここではお客さんはまず番号札を取り、呼ばれたらカウンターに行くというスタイルです。

こちらの銀行では、WESTERN UNION の送金サービスが利用出来ます

携帯電話のアプリで一瞬のうちに海外送金も出来ます

移住してすぐの頃の銀行は、番号札がない場合はお客さんが誰も一列に並ばず、我先に前にカウンターに行こうとして酷い事になっていましたが、ここ数年はかなり改善されたなという感じです。
ギニアもいろんな面で随分生活しやすくなりました。

日本の銀行の年末年始の営業日を見てみたら、日本では年始の営業開始は4日となっていましたから、年始の営業はギニアの方が1日早いということになります。

日本と同じ営業開始日だったらもう1日お金が無くて心細い1日を過ごさねばなりませんでした!
本当に助かりました。ギニアの方が日本より便利な時もある!と、少しだけ嬉しくなりました。

明日からはクリスマス前から冬休みだった娘の学校も始まります、ギニアのクリスマスから年始にかけてのお祭りモードもこれで終わりかもしれません。

それでは、改めて今年も何卒宜しくお願いいたします。

バー由美子
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銀行が既に閉まっていたあの29日!にたまたま寄った NOOM HOTEL のカフェ・自撮りをするお客さんでいっぱいでした。ギニアが今、本当に変わってきています。

やっぱり停電の原因は!とギニアの観光を盛り上げるキーとなるもの

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカのバー由美子です。

前回の電気事情に関する記事に書いた、私が最近の長時間停電の犯人と怪しんでいる街中のイルミネーション、その政府企画の「光の祭典」の看板の写真を、昨日外出した際にたまたま撮影する事が出来ました。

パッと見では花火大会?かと思ってしまうような看板ですが、よく見るとイルミネーションの飾りが施されたコナクリの主要交差点の写真が入っています。こんな感じでコナクリのある地域では夜な夜なこのイルミネーションが輝いています。

さて、昨夜はコナクリの海に囲まれた先端の街カルム地区でイヌワリアフリカのアーティスト支援活動で支援をしているグループが出演する伝統音楽の舞踊団によるコンサートを観に行ってきました。

飛び入りで踊るアメリカ在住のギニア人ダンサー、世界中で活躍されている方です ギニアで頑張る若きアーティストたちの憧れ的存在です

この写真のグループ「Dani Percussion」の衣装は、ギニアの伝統音楽を守る若者たちを応援したいという目的で去年挑戦したクラウドファンデイングで支援した衣装なのです。彼らは一昨日開催された舞踊団のコンクールではパーカッション部門で1位を獲得しました。もちろんその時のパフォーマンスでもこの衣装を着ていました。

こちらのグループ「Les Merveilles de Guinee 」は、長いエボラ騒動でギニアが困難を極めていた2015年にグループからコンサート用の衣装を揃えたいので支援して欲しいという依頼があり、イヌワリアフリカが日本の皆さんに呼びかけてお金を集めイヌワリアフリカのアーティスト支援活動金と共に支援金を渡して制作された衣装を今回のパフォーマンスで着ていました。

イヌワリアフリカ・アーティスト支援活動

昨日のコンサート、一昨日のコンクールには現在海外からジャンベやアフリカンダンスを学びに訪れている外国人が大勢観に来ていました。ギニアには普段観光客は来ませんが、コンサートや音楽イベントが多い年末年始だけにはこうしたギニアの音楽とダンスを学びに世界中から外国人がやってくるのです。エボラが流行した後はこうした外国人も激変しましたが、やっと元のギニアに戻ってきたかもしれないと実感致しました。

ギニアの観光は、この世界の人たちを魅了しているギニアの伝統芸能、伝統音楽文化をいかに応援し、保護していくか、にかかっていると思います。なんとかこの大切な文化を次の世代に残してもらいたいと思います。

先月末には初の政府主催の、ギニアの伝統芸能で平和を構築しようという趣旨の伝統音楽芸能グループの全国コンクールが開催されギニア中から選ばれたグループが競い合い1、2、3位まで選ばれ信じられないの高額額の賞金を渡されたそうです。今までは政府からのアーティストたちへの支援は全くなかったと聞いています。ですから、ギニア政府が今それだけの賞金を用意し開催したコンクールを開催するとは、本当にすごい意味があると思います。やっとこの価値に気づいてくれたのでしょうか。

イヌワリアフリカはこれからもこの音楽とダンスを通して世界にギニアの魅力を伝えたい、その為にも彼らアーティストたちを支援するだけでなく、彼らとパートナーとして組んでできる仕事を一緒に何か面白い事が出来たらと考えています。

来年2月に開催するイヌワリアフリカ・ギニアツアー2018も、彼らアーティストの収入に繋がる、ギニアの音楽ダンスの魅力やギニア文化を海外の方々に知っていただく良い機会になるといいなと思います。

昨夜はコンサートが終わり0時頃イルミネーション輝く街中を通り我が家に向かいましたが、我が家のある地区に入ったとたん停電となっていました!その後電気が来たのは本日の昼過ぎくらいでした。あんな必要も無いイルミネーションがキラキラ輝く中、なぜ一般庶民の家庭に電気がこないのでしょうか?
なんだか悔しくてあの街中のイルミネーションを外しにいってしまいたい衝動にかられています!

今日もこのまま何時まで電気があるのかドキドキしています。

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表

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停電に振り回されて

2015年に発行された20.000ギニアフラン札

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカのバー由美子です。

こちらの記事を書かせて頂くのも間が空いてしまいました。というのも、雨季にはほとんど1日24時間あった電気が、乾季に入った最近からいきなり停電続きになっていまして自宅にいる時には何故か停電で電気がナイ!という事が続いていてパソコンをするタイミングが合わないのです。

という事で、書きたいことは沢山あるのですが今日はギニアのコナクリの電気事情を書きたいと思います。

2010年にギニアに移住した頃は、電気は
「1日6〜12時間、朝からあるパターン→1日電気無し→夜中からくるパターン→1日電気無し」
というパターンを繰り返すのが通常でした。

でも、2015年の大統領選挙でアルファ コンデ大統領が再選就任となる少し前から、場所によってかなり差はありますが私たちが暮らす地域ではいきなり電気が24時間来るようになったのです。

その頃、首都コナクリからわりと近いドゥブレカ県にカレタ水力発電ダムという国内最大のダムが完成し、稼働し始めたからです。それにより今まで停電ばかりだった電気事情がいきなり変わりました。

20.000ギニアフラン札に印刷された水力発電ダムと電柱の絵

その頃に住んでいた家では、パソコンで仕事をする為に毎日6時間、日本でお祭りの時に、焼きそばを売るテキ屋さんが野外で使用しているような自家用発電機で発電をしていました。
発電機を使うにはガソリンが必要なのですが、ギニアのガソリンの価格は人々の収入を考えるとビックリ価格の1リットルが約1ドルもするのでガソリン代もバカになりません。
発電機を6時間動かすのに約3リットルかかっていましたから1日3ドル、1ヶ月で考えると発電機のガソリンにかかる金額が約100ドルもかかっていました。発電機も使い過ぎで故障ばかりで修理をしても直らない事も多く何回買い換えたかも分かりません。

停電がなくなれば冷蔵庫の中がいつも冷たいのでチーズや野菜が腐る事もなくなり、食材の買いだめも出来る、電気があるって事は、すごい節約になります。

そして、慣れとは恐ろしいもので、それ以降毎日24時間電気がある快適な暮らしを満喫し停電ばかりだった大変な日々を忘れていた頃、ついにその時がやってきました。今年の2月末頃、私共イヌワリアフリカ主催のギニアツアー期間中にまた停電がやって来たのです。
海外からお客様がいらしているその時に!なんというタイミングでしょうか。
乾季にはいり雨が降らなくなってダムの水が少なくなったからです。
それでも、前の様に1日丸ごと電気がないという事はなくなり、停電なのは4〜5時間程度であとは電気があったのでまだ助かりました。

そして、4月くらいからはまた雨季の季節で電気はほとんど毎日24時間あったのですが、ついにまた今、その停電の時が来てしまったのかもしれません!
クリスマスの24、25日は停電がなかったものの、その数日前は停電ばかりで、クリスマス後26日からは電気が数時間しか来ません。
この記事を書いている現在夜中の3時なのですが、昨日は丸1日電気がありませんでした。電気は先ほど0時に来たばかりなんです。

今暮らしているオフォス兼住居では今まで停電はあっても長時間ではなかった為、発電機を使う必要に迫られていなかったのですが、今の状況だと電気職人さんに来てもらい、発電機を試してみなければいけなくなるかもしれません。

車の中から見た交差点のイルミネーション デイズニーランドの用です!

今年は「クリスマスと新年の為の光の祭典」的な政府の企画で(街頭にはコンデ大統領がイエーイ!と手を挙げている写真付きのこの企画の看板も立っています)コナクリの街中にクリスマスのイルミネーションが施され、地区によってはまるでここは表参道?と思うくらいの規模の飾り付けがされているのですが、その電気量は半端ないはず!もしかしたらそのイルミネーションのせいでこの停電が起きているんじゃないの?と怪しんでおります。

来年2月には次回のギニアツアー開催が控えているので、電気がしっかり来てくれますように!と願うばかりです。

ここまでは本日の朝方まで書いたのですがまた停電で真っ暗になったので一旦寝ました。
そのあと朝起きて只今お昼の11時、未だ停電が続いています。
ギニアで暮らしていると、電気は人々の暮らしを激変させると痛感させられます。
電気が来ない地区では度々住民による抗議暴動が起きたりもしてきました。
これからのギニアの電気事情はどうなっていくのでしょうか。

アフリカンプリント屋のマダムの露店はクリスマスと年末のお祭り用の服を作る布を探すお客さんで連日大盛況のようです

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表

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イヌワリアフリカのギニアツアー専用 HP

ギニアで一番ワクワクする場所

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカのバー由美子です。

ギニアで一番ワクワクする場所と言えば、活気いっぱいのローカルマルシェ。
マルシェに行けば、ギニアの人たちが普段使っている日用品がなんでも揃います。
マダムたちが、近所で起きた事件簿やあの人はこーなったあーなったなどの噂話をしていたり、時には女性同士の喧嘩が勃発していたりと、ギニアの人たちの日常を感じることの出来るかなりエキサイティングな場所です。

そして、そんなマルシェの中でも私の宝物の様なワクワクな場所なのが、元気いっぱいカラフルなアフリカンプリントが山積みになっている布屋さんの露店です。

先日、イヌワリアフリカの新しいアイテム製作に使う布と、日本のお客様からオーダー頂いた布を探しに行った時に写真を撮ってみました!
ここのマダムたちとは数年前からずっとお付き合いのあるクリアント(常連さん)の関係で、マダム3人が露店を連ねて雨の日もカンカン照りの日でも毎日ビーチパラソルの下で布を販売しています。

布はこうして6ヤード単位で販売されています。 6ヤードでアフリカンドレスの上下1着と頭に巻く布が作れるからです。

こういうお店はコナクリ中に数え切れないくらいどこにでもあって、布もいくらでもあるのですが、その中から「これだ!」とピンっとくるものを見つけるのは結構難しいんです。
イヌワリアフリカの商品を作る前には、半年くらいかけていろいろなマルシェの布屋さんを一軒ずつ回り、気に入った布一つづつ購入し集めていきます。
もうじゅうぶん集まったかなというくらいまでためて一気に服や雑貨の製作に入ります。

布探しは汗だく、泥だらけになって20キロ以上の重い荷物を担いで歩いたり、時には迷子になりそうになったり・・・とかなり大変なのですが、布好きの私には宝探し感覚でとても楽しくやり甲斐があります。

コナクリの街並みはスラムのようなボロボロの住居や、ゴミがたくさん落ちている道路など街並みは綺麗とは言えませんが、マンゴーの木、椰子の木、バオバブなど大きな木が街の所々にあって、その植物のグリーンとアフリカンプリント布の服を身にまとう人々のカラフルな装いがその街並みに溶け込み、なんとも言えない懐かしいホッとする様な雰囲気をかもし出しています。
もしここにこの圧倒的な植物のグリーン、カラフルなアフリカンプリントがなければ、ただの殺風景ななんだか悲しい景色になっていることでしょう。

最近は欧米のように既製品の服を来ている人も増えましたが、今まで通りのアフリカの布を自分で買って、それを仕立て工房でオーダーメイドするというスタイルがいつまでもそのまま変わらないで欲しいなと思います。

今日もこれからマルシェに布探しに行って来ます。今日はお気に入りの布が見つかるでしょうか?

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表

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イヌワリアフリカが支援先として!

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカのバー由美子です。

この度、「第二回日本Africa起業支援イニシアチブ」の支援先として、なんと我がイヌワリアフリカがエントリー致しました。

支援先に決定というお知らせを頂いた時は、本当に嬉しくて息子の前でしたが、恥ずかしさも忘れ、ワンワン女泣きしてしまいました。
この感謝の気持ちは文字、言葉では表せません。本当にどうもありがとうございました。

2010年にギニアに拠点を移しイヌワリアフリカを立ち上げてから現在8年目、一緒に物作りをしてくれているギニアの人たち、布を売っているおばちゃんたち、伝統楽器のミュージシャンやアフリカンダンサーの仲間たち、日本の事業パートナーであるNPO法人一期JAMに助けられ、そして自分の想いを意地でも実現させたいという信念を持ちここまで活動を続けて来ました。

大統領選挙関連の暴動、エボラ出血熱流行などで政情不安が繰り返されとても大変だったギニアの生活の中で、ギニアの人たちと7年間、どんな事があっても諦めずにやってきた事に対して、今回このような形で前に進むことが出来るチャンスを頂けた事、本当に感謝しております。

アフリカンファッション、ジャンベとダンス、そしてギニアが、ギニアの人たちが大好きだから続けて来た事が、これからもっともっと確実に一人一人の幸せに繋がる様に、ギニアの魅了を多くの方々にご紹介し、それによって幸せな気分や何か大切なものを感じて頂いたり、それと共に私たちがギニアで生活しているからこそ分かるギニアの人たちが実際に抱える問題も発信し、それが解決に繋がって行く事を目指しこれからも活動を続けます。

今回は、この私が描いて来た想いを認めてそして後押しして下さるこのような素晴らしい機会を頂けた事に本当に感謝しております。夢は思い続けてそれに対する情熱を失わず、踏ん張って行動を起こし続けていれば、実現に向けての何か大きな力が動きだすのだという事を感じる事が出来ました。

この素晴らしいプログラム「日本アフリカ起業支援イニシアチブ」に関わる全ての方々に心からお礼を申し上げます。本当に本当にどうもありがとうございます。

そして、最後に、外国人と結婚し外国に住むという事を夢見る人が大多数であるこのギニアで、せっかく日本人の私と結婚し、ギニア人の憧れの国の日本に行き10年暮らし生活の基盤を作ったにもかかわらず、わざわざまた様々な困難が待ち構えているギニアに戻ってギニアで活動をするという、他の人が決してしない挑戦をしながらいつも協力をしてくれている、仕事のパートナーの夫にも感謝を述べたいと思います。

それでは、イヌワリアフリカのこれからの活動の様子、ギニアの事、など引き続きこちらで発信させて頂きますので、どうぞ私たちの活動をも守って下さい!宜しくお願いいたします。

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表

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イヌワリアフリカのモデルさんには、地元の伝統楽器ミュージシャン、ダンサーを起用しています

 親方の新しい工房へ藍染製品の打ち合わせに!

こんばんは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。
今日も夕方からいきなり大雨と雷でビックリでした。外出し帰宅した直後だったのでギリギリセーフで助かりました。
でも、あと数週間で乾季になったら、あの雨が一滴も降らなくなるのだと思うと寂しいものです。

さて、昨日はイヌワリアフリカの商品の製作を共にしている親方の仕立て工房に商品の打ち合わせに行ってきました。

こちらは、今までの記事でご紹介してきた親方と親方の指導の元縫製を学びながら仕事をしている女の子たちの新しい工房です。
前の工房があった場所は、なんと大家さんからの突然の立ち退き勧告により行き場がなくなり、新しい場所が見つかるまでは親方の知り合いの家の庭先で作業をしていたのです。ギニアの賃貸システムでは大家さんの立場が絶対で、借主の権利はほとんど0に近いのでとても大変です。

新しい工房の外観・玄関先にもミシンを置き作業するのがギニア流

新しいこちらの工房は前の工房よりもトタン屋根がしっかりとしていて雨漏れの心配もなさそうです。

親方チェック!

昨日は金曜日、ちょうどムスリムの人々がモスクに祈りに行く13時半くらいに訪問したので、工房の女の子たちも少なかったです。

藍染布の男女兼用 パンツ

昨日の訪問の目的とは、こちらの藍染の布を使ったパンツの製作についてでした。
ギニアにも日本と全く同じ藍染めの伝統があり、今でも天然の藍を使った伝統的な製法での染色が行われています。フラ族に伝わる伝統なんだそうです。
絞り染やロウケツ染めがあってとってもお洒落で、フラ族以外の人々にもとても愛されているギニアを代表する染物です。ギニア人のワードロープの中には必ず藍染の布の服があると言っても良いくらいです。

この藍染布で作ったイヌワリアフリカのワンピース、シャツ、パンツなどの商品がお客様に好評なのでまた新たに製作をしたいと思い、親方とその打ち合わせをしました。

イヌワリアフリカ・トップスとサルエルパンツのセットアップ

私はこの藍染の持つ温もりや、身につけると優しい藍の香りがふわっと香るのがとても好きです。洗いこんで古くなるごとに味が出るところも大好きです。このギニアの藍染布を使ってインテリア用品、雑貨、子供服など製品化してみたいもののアイデアがいっぱいです。

そして私自身も、この天然の藍で布を染めるという事にチャレンジしてみたいとずっと思っていたので、雨季が終わったら藍染を行っている村まで行って藍染体験させてもらうつもりです。

ギニアにはまだまだ知られざる魅力ある素材がいっぱいです!
彼らと一緒にギニアにある素敵な素材で素敵なものをたくさん作ってギニアの魅力とハッピーを多くの人々に感じてもらってみんなでもっともっとHAPPYになれたら!
と夢を大きく持ちたいと思います。

バー由美子
Inuwali Africa Guinée Conakry SARLU 代表

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イヌワリアフリカのギニアツアー

ギニアの仕立て屋工房の必需品・熱した炭を入れて熱くするアイロン

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