荷物受取りボックス事業の可能性

以前、現地にハコを作りたい、という話について触れさせて頂きました。
http://entre-africa.jp/yo_murofushi/4201.html
 
また、私がやろうとしているテストマーケティング事業についてもお話させて頂きました。
(始めた経緯)http://entre-africa.jp/yo_murofushi/3375.html
(ビジネスモデル)http://entre-africa.jp/yo_murofushi/4379.html
 
この2点は、つまり。
バーチャル(弊社EC+現地EC)+リアル(現地のディストリビューターによる草の根的な営業活動+店舗による販売)の両輪で商材の需要を図ろう、ということです。
 
そして、購入があった際は、どういったチャネルを経由して購入に至ったか?を把握出来る様にします。
いわゆる「カスタマージャーニー」です。
 
今回は、現地でハコを作る構想に加え、現地で「荷物受取りボックス事業」の展開についての構想についてお話します。
 
私のテストマーケティング事業は、最初は、主に「toB」に営業展開していくつもりです。
つまり、現地ディストリビューターがサンプル商材を抱えて向かう先は「(現地の個人ではなく)現地の企業」ということです。
 
この決断の戦略的な理由としては、
・日本の商材がアフリカまでシッピングして関税などを払った上で現地で販売出来る価格は高価。toC向けだとほとんどの人が手が届かない価格となるため
・アフリカ各国の自国産業が発展する上で、「商品」のみならず「製品」や「半製品」こそ必要となるため(特に製造業者やパッケージ屋、小売業者にとって)
です。
勿論、商材やターゲット国に依りますし、ほんのごく一部の富裕層に限っては十分な購買力がありますが。
 
いずれにせよ、まだtoC展開を狙うには時期尚早、と(私個人としては)結論づけています。
 
しかし、3〜5年後は、状況が変わるでしょう。
購買力のある層がアフリカで増え、価格勝負になりがちな一般消費財であっても、価格より品質を求める層も増える。
 
このタイミングこそ、toC展開すべきタイミング。
 
toC展開する場合、私のテストマーケティング事業が抱える課題は3つ。
それは、
 
1、商品サンプルをダイレクトに、かつ効率的に一般消費者に見てもらう、触ってもらう、体感してもらうチャネル(=実店舗)
2、決済
3、最終消費地までの物流(ラストワンマイル)

 
です。
 
それぞれの課題の概要と対応方針を簡単に説明します。
 
———————————–
 
1、現地の実店舗
ECだけだと、初めてのお客さんからの信頼を獲得し、商品の注文に至るのが非常に難しいと言えます。
また、現地のビジネスパートナーによるディストリビューションだけでは、散発的で効率的に商品の宣伝・拡散が出来ません。
そこで、商品がランダムに多くの人の目に触れ、ダイレクトに手にとって見ることで信頼してもらう。そんな販売チャネルが必要となります。
それは何か?そう、店舗です。現地に、日本製品だけを扱う、テストマーケ用の店舗を構える構想です。
これは、ショップの倉庫にEC販売用の在庫を保管する、という機能も持ちます。
 
2、決済
法人が相手であれば銀行口座を介した決済が可能ですが、個人が相手だと、そうはいきません。
銀行口座の保有率は低く、多くの人がモバイルマネーによる決済を使っています。
そこで、toC展開する場合はモバイルマネーに対応する必要があります。
そのため、現地の電話番号を持ち、モバイルマネー決済に対応する構想です。
 
3、ラストワンマイル
これは結構やっかいな問題です。
日本では、佐川やヤマトが個人宅まで荷物を配送してくれます。
しかし、これをアフリカでそれをやろうとすると
・(道都の舗装状況など様々な要因から)コストが非常に高い
・そもそも住所がない
などの諸要因から難しいです(伊藤さんがこの領域にチャレンジされていらっしゃいます)。
なので、発想を変えて、「指定の場所に預け、購入者に(期限内に)取りに来てもらう」ことを考えます。
これを低コスト、かつ警備面のクオリティを高く展開出来ている現地企業(または外資企業)はあまりありません。
 
では、自分でやってしまおう!
これが、「荷物受取りボックス事業」です。
コストを最小限にするため、出来るだけ無人(いても警備員1人)かつPW受け取り出来る頑丈で重いボックス(いくつかのサイズのスペースが複数個あり、地面に埋め込んである)がベター。
 
ざっくりとしたイメージは、こんな感じです。

 
このサービスは、自社のテストマーケティング事業とシナジーがあるだけでなく、現地のEC企業(ジュミアなど)からの需要もあるはずなので、そこからの収益も期待出来ます。
toC展開の決断をしたタイミングで準備を開始し、テストマーケティングを開始するのと同じタイミングでローンチしたい考えです。
 
ちなみに。
配送の先進国、中国などではこのようなサービスは既に一般的です。
これは最近日本でも議題になってきています。配送のLCCを作る、といったイメージで、配達において「同時性(同じタイミングで同じ場所に限定されること)」を解消しよう!という動きです。
近い将来、日本でもこういったサービスが出てくるでしょう。セブンホールディングスは既にオムにチャネル展開し、どこでも受け取れる様にしていますが。
 
———————————–
 
上記の様な構想は、まずは最初、国を絞ってやっていきたいと思っています。
平和で信頼出来るパートナーがいる国、ザンビアは現在の有力候補地です。
 
1カ国で成功したあかつきには、アフリカ他国で展開し、やがては10カ国以上で、上記の様な「リアル+バーチャル」によるテストマーケティングのプラットフォームを創造していきたい
と、僕にしては、かなりおっきく考えています。
 
しかしながら、その第一歩も以外と小さなところから。
今日もコツコツと準備を進めています。
 
Think bigger, and step by step.
 
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失敗事例からの学び 〜ナイジェリアのライドシェアサービスの事例より〜

アフリカでスタートアップを展開しようという我々若手起業家にとって、失敗事例の分析はとても重要だと思っています。
そこで、今回はナイジェリアのスタートアップの事例を取り上げてみたいと思います。
 
 
ナイジェリアのライドシェアアプリ「GoMyWay」。
注目を集めていたスタートアップであったが、今月末に事業を閉鎖させる様です。
 
どの様なサービスを提供しているのでしょうか?
ざっくり説明すると・・・
・車の所有者が、空いている座席を活用し、同じ目的地の人をアプリ上で連携させる。
・車を持たない人は、安価で目的地まで到達出来る。
・車の所有者および同乗者の評価がされていくので、ドライバーも同乗者も評価の星の数をチェックして相手を選ぶことが出来る。
といったもの。
 
アフリカで「タクシー」と言えば、同じ目的地に向かう人々がぎゅうぎゅう詰めで乗り込むバンが一般的ですが、違いは何でしょうか?
(バン、内部から撮影)

 
バンは一般的に、特定の郊外とダウンタウンをシャトルバスの様に何度も往復しています。
従って、行き先が限られています。
いつもと違う場所に向かう場合は、行き先を指定するタクシーを使用しなければならず、アフリカ庶民からすると高価な出費となります。
ここで、同じ目的地の人がいればGoMyWayを使用して目的地に到達することが出来ます。
また、街乗りタクシーの様にぎゅうぎゅう詰めになることもありません。
 
「車の絶対数が増えすぎるのを防ぎ、渋滞解消にも寄与する」という社会的な意義も有していた、ということでした。
 
どうでしょう。
ここまで聴いている限り、存在意義あり!って感じがしますよね?
 
しかも、GoMyWayは2015年にライドシェアサービスを開始した際、元Amazonの役員(Bill Paladino)など、多くの有名な投資家の支援を受けて華々しくスタートしています。
 
最初の事業計画は、収入を度外視して実際に利用してもらうことに重点を置いていました。(ここ重要)
ローンチから2年が経過した今年6月、登録メンバーは150%増加しており、一見、すべてが計画通り進んでいると思われます。
 
しかし今週、資金枯渇。
そして、投資家がさらなる資金で会社を後押しすることを望まないと表明したため、CEOであるDamilola Teidiは2017年10月末に事業を閉鎖させる決断を下した様です。 
事業運営に想定以上のリソース(カネ・ヒトがメイン)が必要であり、当初の計画はもはや持続可能ではなかった様です。
従って、株主・投資家も、当初の想定以上の追加投資を余儀なくされていた、とのこと。
 
 
ケニアにいる起業家の友人より、ナイジェリアだけでなく、スタートアップ起業が盛んなケニアでも類似した事例が多く発生している、という話も聴いています。
なぜ、これらのスタートアップは話題性に富み、著名な投資家からの援助を受けているにも関わらず、道半ばで失敗するのでしょうか?
 
これに対して、大きく3つの考察が考えられると思ってます。
まず、将来のキャッシュフロー計画を含む事業計画の精度が著しく低い、という理由。
今回のケースも、当初想定していたよりも、ずっと多くのキャッシュが必要となっていました。
 
次に、上記にも関わるが、マネタイズして営業収益だけで事業を回して行く絵が描けないまま、資金調達して事業を開始させてしまうケース。
 
最後に、途中でビジネスモデルや戦略の転換が求められるシーンにおいて、素早くピボット出来ないケース。
 
なお、投資家による投資が長期的目線でなされておらず、忍耐が必要となる場面でじっと待てない、という投資家側の要因も考えられます。
しかしながら、これは投資家と起業家の対話で決まります。
きちんとしたリカバリー計画や黒字化転換計画が説明出来なければ、どんな投資家も投資の意思決定は出来ません。
 
 
アフリカという注目度の高いエリアでの起業には、必要不可欠なしっかりしたキャッシュフローの計画がないままサービスをローンチするケースがある様です。
また、実際に事業を開始してから判明する、戦略・ビジネスモデル転換の必要性にも、瞬発力を持って対応出来ていないケースもある。
 
しかしながら、ビジネスはPDCA。
いずれかが欠けると、そのひずみがどこかで表面化します。
 
 
1. キャッシュフロー計画は力を入れて作成すること
2. 第3者からの資金調達ではなく、将来的に必ず営業キャッシュフローだけで継続出来る絵を描くこと
3. 実際に事業を開始してから判明する、戦略・ビジネスモデル転換の必要性に常にアンテナを立て、瞬発力を持って対応すること
4. 上記の3つを持って、苦しい時は投資家に「将来的に上向く理由」を熱意を持って説明すること

 
この4点が、アフリカのスタートアップが、アメリカのそれの様にスケールして成功を収めるのに必要となるのだと考えています。
 
評論家で終わらず、自身の事業にフィードバックさせていきたいと思います。

※参照:ニュースサイト「pulse.ng」
http://www.pulse.ng/news/tech/gomyway-shutting-down-operations-in-earnest-id7388846.html
 
 
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アフリカ現地で需要の高い100均商品とは?

タンザニア、ウガンダ、ザンビアにて、「どんな100均の商品が人気があるのか?」を現地に住む方20名程を対象に調査してみました。
 
100均の商品を、日本のダイソーさんとセリアさんで、全部で80個くらい購入。
 
商品カテゴリは、
・美容小物
・(簡易的な)食料品
・文具
・電器小物
・衛生用品
・下着・衣類・装飾品
・掃除用品
・雑貨、生活雑貨
・収納用品
・キッチン用品
・防犯用品
・その他
と、多岐に渡りまんべんなく用意。
 
(参考)持参した100均商品の一部

(参考2)そのリストの一部

 
 
税関手続きなどでキャリーケースを全開にされる恐怖と隣り合わせでしたが、無事通過。
(真似はなさらぬ様・・)
 
必要な物資+100均アイテムがキャリーケースに入っているので、キャリーケースはパンパン。
市場調査の一環として、現地で会う人に「どれが欲しい?」とか「なんで?」とか「他に欲しいものは?」とかいう質問をしまくりました。
 
ザンビアに住む友人の素敵な奥様にも。
にっこり素敵な笑顔を頂いちゃいました。

 
その結果、
・ネックレスなどの装飾品
・化粧水
・エクステ
・ネズミやゴキブリの捕獲用シート
・3色ボールペン
などの人気が非常に高いと判明。
 
今回の調査結果から、
・誰に
・どんな商品が
・どの位のクオリティで
・どの価格レンジであれば
良く売れるのか?の初期的な仮説が浮かび上がってきました。
 
 
今回の調査で改めて確認出来たこととして、
「日本の製品、特に消費材系をアフリカ現地の人が求める価格レンジで販売するのは困難」
という厳しい現実。
(商品価格に加えてフリートや関税を含めて考えた場合)
 
しかしながら、これが耐久性が求められる消費財だと少し話が違ってきます。
「この商品はいくらだけど、安いやつと違って何年ももつから、結局こっちの方がお得!」
となるわけです。
 
もちろん、それはきちんと商品価値を伝達するマーケティングが成功して機能したら、のお話ですが。
しかしながら、きちんと商品価値があり、耐久性が高い消費材であれば、その様な噂はアフリカ市場では口コミで広がりやすいです。
 
単発ではなく、品質が高い故に長く使用出来る商品こそ、進出検討の余地がある商材といえるでしょう。
 
どんな商材にフォーカスすべきか?が浮かび上がって来た調査となりました。
引き続き、日系企業の進出のご支援を続けて参る所存です。
 
 
(※)
調査結果について、詳しく知りたい方は個人的にご連絡下さい。
無償にて情報共有させて頂きます。

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アフリカ人の視力、メガネの需要

アフリカ人といえば、「マサイ族の視力は6.0!」といった様に極端に目が良い、というイメージがありませんか?
 
実際、都心部に暮らさない部族の中では、遠くの獲物をと取るために1km先の動物の動きを見たり、10km先の天気の違いがわからなければ生活ができないので自然に遠視になるそうです。
 
しかし、最近は都心部の若者を中心に視力の低下が進んでいます。
私のアフリカ人の友達(ナイジェリア、ウガンダ、コートジボワール)に話を聞いてみたところ、アフリカの都心部の平均視力は1.0程度、とのことでした。
 
実際、日本に滞在しているアフリカの知人・友人はメガネはメガネをかけていることが多いですし、アフリカの都心部を歩いているとネガネをかけている人もちらほら見かけます。
 

 
 
背景には、
「教育の浸透」
「携帯やスマホの普及」
によって近くの文字などを頻繁に見る人が増えたことがあります。

 
都心部ではその傾向が強い。
 
そんなこんなで、アフリカでは今、メガネの需要が高まっています。
 
しかしながら、一部の下町系マーケットを除いて、メガネ(レンズ付き)は日本で購入するより高い。
例えば、日本のJINSやZoffなどではレンズ付きで5,000円なんて価格で購入できますが、ザンビアのショッピングモールなどではレンズ付きのメガネの最低価格は12,000円〜でした。
 
私もJINSさんのメガネを使用していますが、何ら違和感なく使用しています。
品質面では問題なしでしょう。
 
今後、スマホが都心部以外の地域でも普及していくと見込まれますし、教育の普及は進んでいくはずなので、視力矯正器具やレーシックなどの視力矯正治療の需要は高まると思います。
 
供給ルートをきちんと整備して、安く良いものを提供出来る仕組みを整えたいところ。
ただし、当然のことながら彼らの頭の形にあった仕様に変えたり、フレームの志向もローカライズしていく必要はあるでしょう。
 
メガネのアフリカ供給。
ここは、私も貢献出来る領域があるかと思っているので、頑張ってみようかと思っているところです。

アフリカではフィンテックがアツい?

アフリカでは最近、フィンテック領域のビジネスに挑戦するスタートアップが増えています。
 
ナイジェリアのスタートアップ、「CowryWise社」もその一例。
https://www.cowrywise.com/
 
CowryWise社は、誰もが利用できる個人貯蓄・資産形成・ウェルスマネジメントサービスを開始。
彼らの事業目的は、「資産管理と資産管理サービスを民主化し、すべての人が利用できるようにすること」とのこと。

アフリカの裕福とは言えない一般ユーザーの貯蓄・投資習慣を育成すること。それが彼らが目指すビジョンの様です。
裕福な人しか利用できなかった金融サービスを、アフリカの一般的な所得層の人々が自由に利用し、資産形成が出来る様になること。
それは、自力で経済的自立する上でとても意味のあることだと感じます。
 
同社は、ユーザーが外出時などで手が離せない時でも投資実施が出来る様、AI搭載のチャットボットである「Sisi」もローンチしています。
彼らはこれを、Facebook Messengerのプラットフォーム上で構築し、1800万人以上のナイジェリア人が簡単にアクセスできるようにしています。
(ちなみに同社のビジネルモデルはとてもシンプルで、金融仲介料を獲得していくことでマネタイズを図っている様です)
 
しかしながらまだまだ同社のユーザー数は十分ではなく、オンラインでの貯蓄経験など無い人々からの「信用」も課題の模様。
この「ユーザー数の獲得」がアフリカのスタートアップが苦手、という話を耳にすることが多いです。
スケールするまでのしっかりした計画がないままスタートしてしまう、というのが問題の根源、という話も聞いたことがあります。
このあたりは私自信も調査中です。
 
 
現時点ではアフリカ最大の人口を誇るナイジェリア市場のみ展開ですが、今後はアフリカ全土への拡大も計画中とのこと。
 
 
Fintech、AIといった日本でも注目されている先端技術が、アフリカで独自の進化を遂げています。
アフリカのフィンテックビジネスから、目が離せませんね。

日系企業のアフリカ進出 〜電動工具のマキタさんを参考に〜

外務省統計などによると、アフリカにいる日本人が約1万人なのに対し、中国人はその100倍以上、つまり100万人以上いるそうです。

※参照:http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/99/2_9.html / http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20131217/257142/

 

当然、アフリカにおいてより存在感があるのは中国、という状況です。

 
 

そんな中、自社製品力で勝負している日系企業があります。

例えば、「株式会社マキタ」さん。

http://www.makita.biz/

主に電動工具などを製造・販売されており、生産の8割以上が海外というグローバル企業です。

※参照:https://www.makita.co.jp/company/abroad.html

 

アフリカに強い商社である豊田通商さんも、カメルーンでマキタ製品の販売代理をされています。

※参照:http://www.toyota-tsusho.com/press/detail/150615_002839.html

 

現在アフリカでは、住宅の建設数が増えてドリルなどの需要が拡大しており、マキタさんが取り扱われている電動ドライバーなどの工具は需要が拡大しています。

私がザンビアを訪問した際、建設業者向けの専門店が数多く出展されていて、マキタの電動ドライバーも売られていました。

 

 
 

競合製品も。アメリカの会社。その名もメタボ。笑

 
 

店全体の売行は芳しい状況とは言えない状況でも、訪問した店では、

 

「マキタ製品は良く売れている。1日に平均3~4個売れている。」

 

とのことでした。

よく売れている理由について、やはり品質の高さが主要因とのこと。

 
 

正直な話、アフリカ市場では、新興国が期待しているほど(すぐには)マスマーケットにおける購買力は伸びて来ていない、という状況があります。

まだまだ、狙った価格では売れず、消費者は安いものを求める傾向が強いと言えます。

 
 

そんな中、マス(今回の例では家庭で使用する個人)ではなく、建設を行う業者向け(toB)の方が良く売れている。ここにヒントがあるんだと思います。

日系企業のアフリカ進出においては、ターゲッティングに多大な注意を払う必要があります。

 

日系企業の製品力は確実に需要がある一方、本当に重要なのは、

 
 

「誰が、どんな目的で、その製品を購入するのか?」

「そもそも誰がお金を払えるのか?」

 
 

ここを、正確に捉える必要があります。

 
 
 

アフリカの発展に確実に貢献出来る製品・サービスを持つ日系企業。

進出時の仮説構築・フィージビリティスタディは、素早くかつ消費者のリアルを確実に反映した形で行われることが望ましいと感じています。

・・・ここに自分貢献出来るポイントがある。

そう思っています。

 
  

今日も地道に準備準備を進めております。

 
 
 

(補足)

今回ご紹介したマキタさんですが、当然、歴史を経て現在の地位を築かれているのは言うまでもありません。特に、製造拠点の移転は労力・時間・慎重さを要するのはご存知の通りかと思います。

なお、今回の記事では特定の企業様について触れておりますすが、私または弊社(And Africa)は一切の関わりはございません。

ザンビアに100均?! 〜中国系企業より学ぶべきこと〜

今日は、数回訪問しているザンビアに関するネタについて書きたいと思います。

 

ザンビアはアフリカ大陸の南部、内陸に位置しています。

 

ご存知の通り、主要産業は鉱業、特に銅です。

良くも悪くも、ザンビアの景気は、銅の価格次第といった側面があります。

 

2016年以前は過去5年間ほどダウントレンドで景気も同様でしたたが、最近は銅価格が回復してきたため、景気も再び上向きに転じてきている様子です。

平均給与も上がったようですが、物価の上昇が収入増よりも激しく、家計消費は思う様には伸びていないのが実情、といったところです。

銅の価格(過去30年):http://www.infomine.com/investment/metal-prices/copper/all/

銅の価格(過去5年):http://www.infomine.com/investment/metal-prices/copper/5-year/

銅の価格(過去1年):http://www.infomine.com/investment/metal-prices/copper/1-year/

 

ザンビアは自国での銅の製錬にも力を入れています。

Copperbelt Province」という州には銅に係る産業が集積しています。

 
 

そのエリアの鉱業関係者の所得水準は高く、裕福で購買力が高い人がどんどん増加しています。

 
 

そんな資源に依存気味のザンビアですが、ここ最近ショピングモールの建設ラッシュが激しいです。

 

ザンビアは、Shopliteなど南アフリカ資本の企業のマーケットとなっていますが、ショッピングモール(「Levy Mall」「EastPark Mall」)に、日本の100均に非常に類似した「homeessentials」が開業しています。

半年前に訪問した際はなかったのですが、ここ半年で一気に進出してきた模様。

ショッピングモールのテナントには、正直多くのお客さんは入っていませんが、こちらの店内には常に一定のお客さんがいました。

 

こちら、中国系企業で、製品のほとんど中国製です。

なんと、日本のダイソーの商品(マニキュア、130円程)も販売されていました・・。

どんな販売の住み分けをしているかは不明ですが・・。

 

あと、「さすが・・」と感じてしまったことがあったのですが、

ポケモンの関連商品が売られていました。

 
 

これとか↓

 
 

これとか・・↓

 
 

おそらく、任天堂はこのことを知らないでしょう・・。

 
 

おまけに、LEGOを模倣したであろう『COGO』?とか・・

 
 
 

中国企業の強引とも言える商売っ気とそのスピード。

 

外野から意見すれば「中国企業がまたやってるよ~」ということになるのですが、
アフリカ市場で存在感を増している中国の強みがこの

 
「スピード感」
 

 

「売れると見込まれればどんな手段でも実行する気概」

 

みたいなものだとすれば、私たち日本人はアフリカビジネスを展開していく上で素直に学ぶべき
部分もあるのだと思います。

「同じ方法をとるべき」とは思いませんが、アフリカのビジネスシーンで受け入れられるのがこの
「スピード感」だというのは間違いないと思います。

  

このあたりは、日系企業の進出時にネックとなる

 

「意思決定のスピード」

「現地拠点へのディリゲーション(裁量権の適正な付与)」(上記のために)

 

などに反映すべきところなのかもしれません。

 
 

引き続き、問題ない範囲で情報発信して参ります。

自己紹介(つづき)

こんにちは。室伏陽です。

初投稿では簡単な自己紹介と最近立ち上げた会社(And Africa)のご紹介をさせて頂きました。

今回は、もうちょっと踏み込んで自己紹介します。全然写真と関係ないですね。。

アフリカでの挑戦とはかなり離れていますが・・。徐々に繋がっていきます。笑

 

<And Africaを起業するまでの経緯>

前回簡単に触れた「起業するまでの経緯」について、詳しくお話させて頂きます。

 

僕は学生時代、東北は宮城県仙台市に6年間住んでいました。

2011年、僕が大学院1年生の時に大震災、「就職氷河期」と言われる時代の就活を経験。

当時は震災によって多くの人が命を失い、しかもそれは自分の誕生日に起きました。重ねて、就活市場は自分ら学生にとって非常に厳しい。

 

2011年は激動の年でしたが、それらの出来事を経て、「与えられた生をいかにして全うするか?」を真剣に考えました。

当時僕は理系学生でしたが、研究室の電気が止まって実験も出来ない期間、ひたすらそんなことを考えつつ、全国をあてもなく旅行していました。

色々ぐるぐるしましたが、自分の中で、何か「思考の結晶」の様なものが形になってきました。

それは、

 

「自分の努力が誰かの幸せに繋がっていき、それが巡って自分の満足に返ってくる」という経験を多く積みたい!

 

というもの。

 

それも、

 

「自分しか出来ないことで!」

 

という、わがまま?なおまけ付き。

 

自分のためにストイックに努力出来る」といった点については元々自信があったのですが、「努力の方向性を他人ではなく自分でデザイン出来る様な生き方をしたい!」、そんな青臭い?ことを思っていました。
就活というきっかけを通して、将来の選択肢について色々話を聞いて見ましたが、そんな生き方が出来そうな?「起業」という選択肢に最大の魅力を感じます。

思い描く生き方をするためにはまず、「努力の方向性を正しくデザイン出来る能力」が必要でしたが、それは広義でマネジメント力に含まれます。

そこで、マネジメントを最も効率よく学べる業界としてコンサルティング業界にてしばらく修業することを決めました。

起業を見据え、小規模な会社の経営を丸ごと俯瞰して「経営とは何か?」をざっくりと学びたかったので、コンサルティングファームの中でもクライアント規模の小さいファームを志望し、企業再生のコンサルティングファームに入社。

そこでは、小規模な会社を全体的に支援させて頂く経験、企業が窮境に陥るまでのいくつかのパターン及びそれらの解決のパターンを学ばせて頂きました。

 

その後、各業界の大手一流企業と言われる企業をクライアントとする大手コンサルティングファームに移り、日系企業の事業拡大・海外進出支援・新規事業立案などをご支援させて頂きました。

 

コンサルティングファームにて、いわゆる激務な日々を過ごす中、漠然と葛藤を抱え始めます。

それは、

 

「ビジネススキルはついてきたけど、自らリスクをとってプレイヤーとして勝負してないな〜(早くしたいな〜)」

 

とか

 

「努力しても、それが自分の満足になかなかかえってこないな〜」

 

というもの。

 

正直、これはスタートアップを覗く一般企業に勤める若手ビジネスマンには難しいことだとは思いますが。。。

元々、努力の方向性を「自分のオリジナルな方法で、他者が喜ぶ何かをしたい」「(その結果として)自分に見返りが欲しい」なんて想いで起業したいと思っていたのでこの葛藤は中々拭えません。

 

修行目的で入ったコンサルティング業界。気づけば5年が経過していました。

「そろそろか・・。」

そんな想いが日に日に強くなっていく・・。

 

そんな最中、アフリカ市場における自動車部品のマーケットプレイス事業を志す人と出会い、アフリカ市場に関する情報を本格的に収集、整理し始めます。

調べれば調べる程、単に「アフリカ」という大陸レベルで認識していた異国の地を知っていき、その奥深さと可能性に魅せられる様になっていきました。

コンサルティング会社に在籍してプロジェクトの仕事に忙殺されながらも、空いた時間を使ってアフリカ市場に関する情報を一心不乱で集めました。

 

その事業の検討を共に進める内に、共に起業しないか?という誘いを受けます。

正直なところ、自動車部品に知見があるわけでも興味があるわけでもなかったのですが、ぐるぐるとした期間を過ごしていたのと、起業家としての第一歩目を成長市場において踏み出すことへの魅力から、共に起業することを決意。

 

そうして、東アフリカを対象とした自動車部品のマーケットプレイス事業を共同で立ち上げます。

※そのあたりは、以前インタビューして頂いた際にお話しさせて頂きました(http://freeconsultant.jp/workstyle/w028

 

事業を進める中、現地に出向いて市場調査を進めていきました。

 

現地のリアルなビジネス環境を知っていく中で、気づいていくことがありました。

それは、

・自動車に関連する事業においては日系企業のプレゼンスがアフリカでは非常に高いものの、他の業界では中国・インドなどの競合国と比較し非常に低いこと

・同時に、現地の人からの日系企業の進出を願う声や、広く浸透している中国製品・サービスへの不満の声が多い

・一方、日系企業には意思決定のスピード感および現地の消費者に受け入れられるためのローカライズが圧倒的に不足している

ということ。

 

求められている部分が確実ある中、そこにミート出来ていない状況がある。

ここを好転させるのに、これまで培ってきたスキルを使うことが出来ないか?

自身のスキル・強みをフル活用でき、かつこの様な状況を好転する一助になれる事業として「自社の製品・サービスの現地における需要を低コストかつ簡単にテスト出来るサービス」のアイデアを考えました。これが、「テストマーケティング事業」です。

当該事業を専任する会社として、And Africaの立ち上げに至りました。

僕もイチ日本人として、「日系企業のプレゼンスを底上げしたい!」という野望もあります。

 

そんな壮大なビジョンを実現させるために、自分のエネルギーを使うことができる。

 

これは、学生時代に思い描いていた人生ビジョンを体現出来る、本当に素晴らしいことだな!

と一人密かに感じています。

何より、どんどんエネルギーが湧いてくる仕事です。自然と頑張れちゃいます。

 

「日系企業のアフリカ市場におけるプレゼンスの底上げ」

 

これが、今現在、僕が実現に貢献したいビジョン。です。

 

 

 

・・・長くなりましたが、自己紹介でした。

 

次回以降は、アフリカの状況についての投稿を開始します〜

初投稿

記念すべき初投稿です。

まずは自己紹介を。

名前。室伏陽(むろふしよう)と申します。

今年の5月に「And Africa」という会社を立ち上げ、日系企業に対するアフリカ市場への進出支援をさせて頂いております。

http://andafrica.co.jp/

アフリカ各国へ出張ベースで年に3回以上、1ヶ月/回以上の期間で滞在しています。

日本とアフリカを行ったり来たりしています。

(左はウガンダ人のビジネスパートナーであるPaul君です)

 

元々、新卒から5年間、コンサルティングファームにて、日系企業の事業拡大・海外進出支援・新規事業立案などのご支援に携わって参りました。

経営コンサルティングを計5年間OJTにて学んだ後、アフリカ市場における自動車部品のマーケットプレイス事業を志す人と出会い、アフリカ市場に関する情報を本格的に収集、整理し始めます。

その事業の検討を共に進める内に、共に起業しないか?という誘いを受け、起業家としての第一歩目を成長市場において踏み出すことへの魅力から共に起業することを決意しました。

こうして、東アフリカを対象とした自動車部品のマーケットプレイス型の事業を共同で立ち上げました。

 

しかし、、、

アフリカ市場の現地調査を進める中、自動車に関連する事業においては日系企業のプレゼンスがアフリカでは非常に高いものの、他の業界では中国・インドなどの競合国と比較し非常に低いことに気づき始めました。

また同時に、現地の人からの日系企業の進出を願う声や、広く浸透している中国製品・サービスへの不満の声を多く耳にしました。

 

一方、日系企業。

日系企業には、意思決定のスピード感および現地の消費者に受け入れられるためのローカライズが圧倒的に不足しているとも感じていました。

 

その様な状況の中、自身のスキル・強みをフル活用でき、かつこの様な状況を好転する一助になれる事業として「自社の製品・サービスの現地における需要を低コストかつ簡単にテスト出来るサービス」のアイデアを考えました。

 

これが、「テストマーケティング事業」です。(ビジネスフローは下図をご参照下さい)

 

この「テストマーケティング事業」において低コスト・低リスクでサービスを提供することで、アフリカ進出の第一歩目のハードルを下げ、「成長市場アフリカにおける日系企業のプレゼンスを底上げ」することに貢献したい。

そう思って、弊社And Africaの立ち上げに至りました。

 

現在、このテストマーケティング事業のインターナショナルオペレーションを開始すべく、ECサイトの構築や現地ビジネスパートナー探し、候補となる方との関係性構築などを地道に進めております。

 

日系企業の勢いを、新興国、中でも今後の成長著しいアフリカにおいて感じたい。

そんな思いで日々奮闘しております。

 

今後、どうぞよろしくお願いします。

 

室伏

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