セネガル広告事情番外編「デジタルサイネージ」

駅構内、電車内、屋外の大型ディスプレイなど、いまや日本での日常にすっかり浸透しているデジタルサイネージ。
実はここセネガルでも、デジタルサイネージが活用されています。

 

バス内

写真のように、バス内にモニターが設置されています。
天気予報やニュースなど、日本の電車内モニターのようなコンテンツが流れ、その合間に広告が入ります。サッカーのニュースがとても多いところから、セネガルらしさを感じます。
消費者向けの広告(例:学校、携帯電話会社など)が流れています。

 

道路沿い看板

写真の看板はデジタルではないですが、このような形で道路沿いや円形交差点に、巨大なデジタルサイネージが設置されています。渋谷のスクランブル交差点にあるモニターのようなイメージです。
家、自動車、レストラン、イベント、保険、学校、食料品と、さまざまな広告を見る事ができます。

 

店舗内
観光地の一部のレストランでは、近隣のスーパーマーケットの広告を掲載したり、銀行の支店内ではデジタルサイネージによる自社広告が表示されています。

 

2の道路沿いの大きな看板というのは、あまり日本には無い形態で面白いと感じています。
広告スペースも国によって違いが出るなと改めて思った次第です。
なお、セネガルの公用語はフランス語ですが、広告では現地語もよく使われています。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田 一雅

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セネガルIT・通信事情

みなさまこんにちは。JAPON COMMERCEの山田です。
今回はセネガルのIT・通信事情(主に企業の)について、私見で簡単にまとめてみます。

 

携帯・PC・タブレット
携帯電話は広く普及している。調査(※)によると、2014年時点で普及率は84%、うちスマートフォン利用者は15%との事。複数台持っている人も珍しくない。

文字の読み書きが問題なくできる人、学歴が高い人ほどスマートフォン利用者も多い傾向にある。一部の企業を除き、端末支給よりもBYOD(個人所有端末を業務利用する事)が一般的と言える。

パソコンは、大学生やビジネスパーソンに普及している。個人でデスクトップを保有する人はごく稀で、基本はノートPC。企業はデスクトップとノートPC、いずれも利用している。
タブレットの利用者も見かけるが、その数は携帯電話と比較するとぐっと減る。

 

インターネット接続
携帯3社が各自Wi-Fiサービスを打ち出している。最大速度は10MBで、スカイプでのビデオ通話はできる位の通信速度は出る。

携帯電話では3G回線によるネット接続が可能で、携帯電話によるテザリングの方がWi-Fiよりも安定してかつ高速なのが現状だ。なお、ごく一部だがLTEが通じる地区もある。

 

クラウド
ごく一部の企業を除き活用されていない。個人ではOneDrive利用者が稀にいる。

私自身セネガルに来てから、日本では活用していたクラウドサービスの利用をやめている。理由は、回線速度が低速すぎて、アップロードや同期に時間がかかるからだ。また、携帯での通信は従量課金制でありコストがかさむ事もネックだ。

 

バックアップ
意識が非常に低い。個人でバックアップを取っているという人の話は聞いた事が無いし、企業でもそのような体制が整っているのはごく一部である。

 

Webマーケティング
自社サイトが無い企業・組織の方が多い。
まだまだwebマーケティングの意識は低く、多くの企業のweb活用と言うと、Facebookや無料の情報投稿サイトくらいである。
企業ブログを書く、オウンドメディアを育てる、といった意識のある企業は皆無と言っていいだろう。

 

コミュニケーション
個人・企業問わず、一番好まれているのは「音声によるコミュニケーション」、つまり電話だ。

またWhatsapp、現在楽天傘下のViberなどのアプリを通じたメッセージによるコミュニケーションも人気で、ボイスメッセージも好まれている。Eメールだと一切返事が来ない相手が、このアプリだとしっかり返事が来る事もある。なお、Facebook利用者は非常に多いが、なぜかMessengerアプリの利用者は少ない。

とは言え、携帯電話で常時インターネットに接続できる人はまだまだ少数派のため(セネガルでは必要な時に必要な分だけインターネット利用代を支払うという人が多い)、いまだSMSが広く活用されている。

 

セキュリティ
意識が非常に低い。

 

メール

個人はもちろん、企業・組織でもGmailかYahooメールを使っている事が多い。

 

グループウェア・勤怠管理ソフト・SFA(営業支援ツール)
社内の情報共有を促進したり、社員の行動を可視化する仕組みは定着していない。

余談だが、日本は仕事が属人的だと言われるが、セネガルの百倍マシである。セネガルでは担当者しか知らない事、できない事がとても多く、休暇により二週間、時には一か月以上業務がストップする事も珍しくない。

 

以上、いかがでしたでしょうか?

セネガルでのIT活用はまだまだこれからです。

反対に、IT企業にとってはフロンティア市場という事もできますね。

(とは言えまずはもう少しインターネット環境が改善される事が必要だとは思いますが。)

 

JAPON COMMERCE SUARL
山田一雅

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(※)
Cell Phones in Africa: Communication Lifeline(Pew Research Center)

セネガルおすすめ観光地「ダカール近郊編」

【忙しい人のための3行まとめ】

・セネガルの首都ダカールから日帰りで行ける観光地を紹介
・負の世界遺産「ゴレ島」や浮ける赤茶色の湖「ラックローズ」含む5か所を紹介
・次回は「地方編」を掲載します

 

こんにちは。セネガルで日本人宿「シェ山田」を運営しているJAPON COMMERCEの山田です。

本日は、セネガルの首都ダカールから日帰りで行ける観光地を5か所紹介します。

 

1.負の世界遺産「ゴレ島(ダカール)」アサラトの産地としても有名

【アクセス】

ダカール中心部近く。ダカールの独立広場付近の港からフェリーで約25分。

【オススメ度(5段階)】

★★★★☆(4点)

【概要】

ゴレ島は、首都ダカール沖30分に位置する世界遺産(文化遺産)の島です。奴隷貿易の拠点となっていた事から「負の世界遺産」として知られ、世界中から観光客が訪れています。島は小さく、ゆっくり歩いても数時間程度で見て回る事ができます。

島内一の見どころは、奴隷が収容されていた「奴隷の家」。ここからいちど運び出された奴隷は、決して戻って来る事は無かったと言われています。奴隷の家の二階部分は小さな博物館のようになっていて、実際に奴隷が繋がれていた足枷や鎖、そして奴隷貿易の歴史などが記されたパネルなどが展示されています。

奴隷の家以外にも、大砲やカラフルな建物など、フランス統治時代の遺物が様々なところで見て取れます。また、博物館もあり、セネガルの歴史などを学ぶ事ができます。

ゴレ島は、同時に「アートの島」でもあります。歩いていると、島のさまざまなところでアーティスト達がところ狭しと作品を展示しています。カラフルな油絵、いろいろな種類の砂を使った砂絵など、中にはここゴレ島でしか手に入らないようなものもあり、見ているだけで楽しむことができます。島内には砂絵工房もあり、そこでは実際に砂絵を描いている様子を見る事ができるだけでなく、砂絵制作の体験も可能です。

また島内では「アサラト」と呼ばれる民族楽器(2つの玉がひもで繋がっているマラカスのような楽器)を演奏している人の姿も。島内で作られたアサラトを販売している売り子さんたちが演奏しているのですが、その様子を眺めているだけでも楽しめます。

 

2.北朝鮮製作の世界最大のブロンズ像「アフリカ・ルネッサンス像」

【場所・アクセス】

ダカールの現空港近く。「シェ山田」から徒歩7分。

【オススメ度】

★★★☆☆

【概要】

高さ約50m。あの自由の女神よりも大きい、世界最大のブロンズ像が「アフリカ・ルネッサンス像」です。前大統領のアブドゥライ・ワッド氏が発案し、北朝鮮の万寿台海外開発会社が建設しました。

建設予算が国庫からの捻出だった事、また観光収入の35%が前大統領個人の収入になる事などが問題となり、国際的に非難を浴びました。セネガル人の反応は賛否様々で、市井の人々からは「良いところ」「自分の写真(SNS用のセルフィー)を取るのにいい場所」とポジティブな反応が少なくありません。

3.ピンク色の浮ける湖「ラックローズ」塩分濃度は死海以上

【場所・アクセス】

ダカール郊外。ダカールからバスで約2-3時間、タクシーで1.5時間。

【オススメ度】

★★★★☆(4点)

【概要】

「イチゴミルクのようなピンク色の湖」として知られるラックローズ。塩分濃度は、あの死海よりも高いと言われており、湖に入ると水面に浮く事ができます。

そんなラックローズですが、果たして本当にあんなにピンク色なのか、疑問に思う人はいると思います。

結論としては…

ラックローズは「あんなにピンク色に見える事はほとんどありません」。飛行機などに乗り、湖の上空から見ると、光の加減でそう見える事はあるようですが、実際に訪れてみてもあのようなピンク色に見える事はほぼ無いと言っていいでしょう。

そんなラックローズですが、オススメの楽しみ方はズバリ「浮ける赤茶色の湖だと思って浮きに行く」事です。色ではなく浮いて楽しむ事に主眼を置き、加えて色も楽しむ、というようにすると、満足した滞在になると思います。

季節や時間帯によって色が大きく変わるラックローズ。ゲストハウス「シェ山田」では、宿泊ご予約のお客様のスケジュールに合わせて、ベストな時間帯をお伝えさせていただいております。

【もっと知りたい方へ】

バスでの行き方(バスの番号)やオススメの時期など、以下の投稿に詳細をまとめましたのでご覧ください。

【行ってみた】セネガルのピンク色の湖ラックローズは「色を見に行くな」

 

4.貝殻島「ファディユ」世界的にも珍しい“ムスリムとクリスチャンの共同墓地”も

【場所・アクセス】

首都ダカール郊外、プティットコート地方。ダカールからバス+乗り合いバスで約3-4時間、タクシーで約2時間。

【オススメ度】

★★★★★(5点満点)

【概要】

サリーと同じプティットコート地方に位置するファディユは、6mの貝殻の堆積でできた島です。

ムスリム率94%を占めるセネガルですが、ここファディユでは大半がクリスチャン。クリスチャンが住み始めて次第に町が広がったため、現在もクリスチャンが人口の90%を占めています。

また、世界的にも珍しい「ムスリムとクリスチャンの共同墓地」があります。宗教対立の少ないセネガルの象徴的な地であると言えるのではないでしょうか。

5.屋久杉の約2倍!円周32mの「巨大バオバブ」“星の王子さま“でも有名な生命の樹

【場所・アクセス】

首都ダカール郊外、プティットコート地方。ダカールからバス+乗り合いバスで約4-5時間、タクシーで約2.5時間。

【オススメ度】

★★★★☆

【概要】

サンテグジュペリ『星の王子さま』でも登場する生命の樹バオバブ。

セネガルのこの巨大バオバブは、樹齢約850年。

なんと幹の円周は「32m」もあると言われています。

(円周の数値は現地ガイドより。他にも25m、30m、40mなど諸説あり、どれが正しいのかは明らかではありません。)

ちなみに屋久島の縄文杉の幹の円周は16mほど。この樹がいかに大きいかお分かりいただけると思います。

 

以上、いかがでしたでしょうか?

この記事をきっかけに、セネガル観光に少しでもご興味をお持ちいただけましたら誠に幸いです。

次回はセネガルの観光地「地方編」を掲載します。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

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山田 一雅

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「エゴ」から始める社会貢献–「やってあげる」ではなく「やりたいからやる」

【忙しい人のための3行まとめ】

・エゴが無い人間はいないし悪い事ではなく自然な感情だ
・自分のエゴと社会の接点を見つけて結び付ければよい
・自分起点だからパワーも出るし何か起きても自分のせいだと思える

 

みなさまこんにちは。JAPON COMMERCEの山田です。

前回の投稿では、私のセネガルでの活動は「エゴ」から始まったと記しました。

今回は、一般にあまり良いイメージの無い「エゴ」が、実は社会に貢献するための大きな力となる、という私の考えを記します。

 

まず「エゴ」と聞いて、みなさんはどんな印象をお持ちになるでしょうか?
自分勝手、自分の事だけ考えている、など、マイナスのイメージをお持ちになる方が少なくないと思います。

しかしながら、私は、エゴが無い人間などこの世の中に存在しないと思います。

エゴが存在しないという事は、自分の意志が存在しないと言っても過言ではありません。

私は、エゴは自然な感情だと思います。

 

次に、行動の動機、ヤル気、心構えとエゴについてです。

ボランティアを例に説明します。

 

「困っている人のために何かを無料でしてあげる事」

もしこれをボランティアだと思っている人がいたら、私は違うと言いたいです。

何が違うのか。それは「してあげる」という部分です。

 

ボランティアは「してあげるもの」ではありません。

ボランティア(volunteer)の元々の意味は「志願兵」、つまり自ら進んでなった兵士達の事を指しています。

つまり、ボランティアとは「自発的」に、自分がやりたいからやるものなのです。

厚生労働省も、ボランティアを

自発的な意志に基づき他人や. 社会に貢献する行為

と定義しています。

 

「困っている人を助けたい」

「困っている人を助けてあげたい」

この二つは似て非なるものだと私は思います。

前者はボランティア、後者は偽善です。

 

私は、偽善を否定しているわけではありません。

大抵の場合「やらない善よりやる偽善」は正しいと思います。どんな気持ちであれ、社会の役に立てるのはすごい事です。

しかし、偽善的な気持ちで活動していると、時には「やってあげているのに」と横柄な態度を取ったり、金銭的報酬が発生しない事から無責任な行動を取りそれが「ありがた迷惑」となったりします。

なので、偽善でも十分ですが、もし可能なら、偽善よりもボランティアをするのが良いと思います。

 

さて、ではボランティアをする人の動機とはなんでしょうか。なぜタダで人のために働くのでしょうか。

色々な理由があると思います。たとえば、

「自分が人の役に立てたという満足感を得たい」

「ボランティアをしている自分を人から偉いねと褒められたい」

「自分で自分を肯定できるような経験をしたい」

「自分が過去にした悪行の償いをしたい」

「自分も過去に人にお世話になったから、困っている人がいたら助けたい」

「将来自分が福祉・社会問題解決のための仕事に就くための経験を積みたい」

などなど。

 

上記全てに共通しているのは、誰かに「してあげたい」ではなく「自分がしたい」、つまり「自分のためにする」という事です。

1.「自分がしたい事をする事(エゴ)」


2.「社会や人のためになる(社会貢献)」。

この順序が健全だと私は思います。

自分がしたい事、つまり自分のためだからこそ、真剣に、かつ全力で取り組む。

つらい事があっても、自分がやりたくてやっている事だから乗り越えられる。

自分のために真剣に取り組んだ事だから、大きな成果が出る。

それが、社会のため、人のためになる。そう思っています。

 

最後に。

私は、上述の内容は、セネガルでの活動にも言える事だと思います。

私がセネガルで活動をしていると知った方が、「アフリカでの活動=社会貢献」のイメージからか、

「過酷な環境で大変なのに頑張っていて偉いですね」

とおっしゃって下さる事があります。

 

ありがたいお言葉ですが、私は自分を偉いとはまったく思いません。

なぜなら、前述の通り、私はすべて自分の「エゴ」を起点に活動してきたからです。

セネガルの誰から呼ばれたわけでもなく、自分の勝手で、セネガルの経済を活性化させよう、セネガルの観光を盛り上げよう、などと考えてここにいます。

 

そんな私が、辛い事があって文句ばかり言っていたとしたら、セネガルの人はどう思うでしょうか?

きっと、

「誰もお前にこの国にいてって頼んでねーよ(笑)」

「嫌なら自分の国へ帰れよ(笑)」

と思うでしょう。これは、逆のパターンを考えたらイメージがしやすいと思います。

 

たとえば、もしアメリカから日本へ来た人が、

「日本人の英語は聞き取りづらい」

と文句を言ったり、フランスの人が

「日本人は全然フランス語が話せないし、日本企業はバカンスが少なすぎる」

と不平不満を言っていたらどう思うでしょうか?

「嫌なら出てけよ(笑)」

って思いますよね。それと同じです。

 

もちろん私も聖人ではないので、イライラしますし、不満も口にします。

たとえば、時間の事。

セネガルでは、待ち合わせの時間通りに人が来る事はほぼありませんし、そもそも連絡も無いまま来ない事もよくあります。急に数か月以上音信不通になる人もいます。そんな時は、

「セネガルでは確実な事は何一つ無い」

と嘆いてしまいます(これはセネガルの友人の口癖でもあります笑)。

 

ですが、そんな時こそ、

「自分がお邪魔している立場なんだ」

「仲間に入れてもらっているんだ」

という事を念頭に置いて、行動するように心がけています。

最近では、時間の事に関しては、自分でもだいぶ寛容になってきたと思います。

(しかしながら、あまりこちらのペースに慣れすぎて、進まないのが当たり前という考えになってはいけないのが難しい所です。笑)

 

いままで、本当に数えきれないほどのトラブルがありましたが(笑)、自分で選んでいる道だからこそ、苦しい事があっても自分のせいですし、それは自分が変わってどうにか乗り越えよう、とする力が湧いてきて、くじけずに続ける事ができていると感じています。

また、お邪魔して生かしてもらっている立場だからこそ、自分でできない事も多く、こちらに来てからは周囲の人に感謝する事が多かったです。結果として、渡航前には無かった、

「この国の人に優しくしてもらった分、この国に何かを返したい」

という思いが芽生え、より現地の人達に役立つ何かをしたいという気持ちが強まりました。

 

私の恩人のサンバさんとその家族。彼のおかげで今の私があります。

 

セネガルに飛び込んで、そのまま移住して、この9月末で丸3年になります。

今後も「自分起点」だからこそ出せるパワーとともに、試行錯誤を重ねて参ります。

よろしくお願い申し上げます。

 

以上です。私見を長々と記したにもかかわらず、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回は、いったん肩の力を抜きまして(笑)、セネガルの観光情報を掲載します。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田 一雅

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「エゴ」からすべてが始まった–私がセネガル行きを決めた理由

【忙しい人のための3行まとめ】

・人生を充実させたいという「エゴ」からすべてが始まった
・自分が全力を出し続けても一生取り組む事ができそうな難しい目標として「アフリカの貧困状態の改善」に興味を持つ
・セネガルは治安が良く仏語圏西アフリカの拠点として良さそうな国だった

 

みなさまこんにちは。JAPON COMMERCEの山田です。

本日は、色々な方にご質問をいただく「セネガルに渡った理由」を記します。

そもそものきっかけは「自分の人生は幸せ過ぎる」と思っていた事から始まります。

 

大学卒業後しばらくは、仕事がうまく行かず、その事で頭がいっぱいでした。新卒で入社した会社を精神的に追い詰められて1か月半で退職したり、2社目でもなかなか結果が出ず、毎日悩みながら試行錯誤する苦しい時期が続きました。

しかしながら、2012年に入ってから急に結果が出始め(この体験が現在の活動理念に繋がっているので、後日詳細を記したいと思います)、余裕もでき、余暇の時間も取れるようになりました。週末や休暇は趣味で充実、友人にも恵まれ、家族みんなが健康と、ストレスも不安も無く毎日楽しく過ごしていました。

 

そんな時です。私はふと、

「自分は今後なにを目標に生きていけばいいのか?」

という疑問を持つようになりました。

「自分は幸せだ」と思っていたので、これ以上何を目標にして良いのか分からなかったのです。

 

また、自分は幸せだと思いつつも、なぜか私はこの生活に満足できていませんでした。

「自分は足るを知るべきだ」

と思う一方で、

「人生って本当にこんなものなのか?」

「もっともっと毎日を全力で生きられるはずだ!」

と、情熱を持て余してモヤモヤした気持ちを抱えていました。

この頃から、自分の今後の人生について考えるようになりました。

(私は覚えていないのですが、複数の友人曰く、当時私から電話がかかってきて、「お前の夢は何だ!」と急に聞いてくる事があったそうです。友人の間では「山田の夢事件」と命名されているようです。)

 

人生について考えていくうちに、私は、

「幸せとは、自分が全力を出し続けて生きて行ける事なのではないか」

と考えるようになりました。

仕事の結果が出ず、うまくいかなかった時期はあんなに苦しかったのに、実はその試行錯誤こそが人生の幸せだったのかもしれないと感じ、自分でも不思議な気持ちになりました。

何か新しい事に挑戦しなくてはと思い、プログラミングや英会話の勉強を始めましたが、「なんか違う」と感じて続きませんでした。

もっと大きな事に挑戦する必要性を感じました。

 

しかしながら同時に、私は不安を感じていました。

新しい事に挑戦するために、いまの生活を捨てる事が怖かったのです。

 

「毎日楽しく何不自由ない生活をしているこの日常を捨てるのか」

「せっかくうまく行き始めたのにわざわざ自分で苦しい道を選ぶ必要があるのか」

「もしうまく行かなかったらどうしよう」

などと思い、挑戦したい気持ちがありつつも一歩を踏み出せない自分に悶々としていました。

 

そんな時、岡本太郎さんの『自分の中に毒を持て』という本を読みました。

自分の幸せについての考えを肯定してもらった気がして、とても嬉しかった事を覚えています。

また、

”よく考えてみてほしい。あれかこれかという場合に、なぜ迷うのか。こうやったら食えないかもしれない、もう一方の道は誰でもが選ぶ、ちゃんと食えることが保証された安全な道だ。それなら迷うことはないはずだ。もし食うことだけを考えるなら。

 

 

そうじゃないから迷うんだ。危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。”

という言葉を読み、自分が本当にやりたい事は、現在の生活の維持継続ではなく、何かに挑戦する事だと納得する事ができました。

 

そこで、

「自分が毎日全力を出し続けて、人生を燃えるように生きるための目標を立てよう」

「毎日やり続けたい事をやって生きよう」

と思い、何をやろうか、と真剣に考えました。

 

俳優になろうか(幼少期は劇団に所属し大河ドラマのオーディションを受けたり、小学校では毎年劇の主役をやるなど、演劇が好きだったので)、いや歌手になろう(歌うのが大好きで声が大きいので)、プロサーファーを目指そうか(当時サーフィンに熱中していました。下手でしたが、これなら365日やりたい、という想いがありました)、ナックルボールを習得してプロ野球選手になろうか、…

など、本当に真剣に考えていました。

 

一方で、大学時代からいつかは起業すると決めていたので、ビジネスで成功するのは頭が良さそうで(笑)格好良いしやってみたい、ビジネスで世の中に影響を与えたい、という想いもありました。

また、営業の仕事の経験から「人の役に立つ事は自分の存在意義を感じる事ができる人生の喜びだ」という実感があったので、困っている人が多い場所で働く方がやりがいがあるかもしれないと感じました。

そして、「どうせなら他の人がやっていない事をやりたい」という想いもありました。

そんななかで、世界中の人々が注力しているのに解決されない「貧困問題」を含む多くの社会課題を持つイメージがあり、かつ自分にとって未知の大陸だった「アフリカ」に興味を持ちました。

 

 

当時、

「日本企業が少ない地域での経済活動に意義があるのではないか」

「海がある国に住みたい」

「仕事で色々な国に行ってみたい」

「事故や事件で早死にはしたくない」

と感じていたため、日本人にとって言語的ハードルが高い非英語圏であり、日本企業が少なく、かつ治安が安定していて、海に面している国…と条件を絞っていき、その条件に当てはまったのが、仏語圏西アフリカの主要国、セネガルでした。

 

そして2013年の夏、最後までサーフィンに人生を賭けようか迷いましたが、ビジネスによる自己実現欲求の強さが勝り、「1年後の2014年9月にセネガルに移住しよう」と決め、ゼロからフランス語の勉強を始めました。

(奇しくもその数か月後、医師からヘルニアと診断され「最悪死ぬ可能性があるから当分の間サーフィンはやめなさい」とドクターストップを宣告された事もあり、これはセネガル行きに集中しろ、という事なのだと思いました。)

 

そして迎えた2014年夏。渡航が迫るなか、西アフリカではエボラ出血熱が流行していました。

両親含め、周囲からの心配の声には、

「セネガルは出ていないし大丈夫だ」

と言ってきたのですが、奇しくも渡航直前の8月末、セネガルでもエボラ出血熱の感染者が確認されました。

「絶対に行かない方が良い」

と皆から止められましたが、セネガル在住経験者やJICAの方のお話を参考に、渡航を決めました。

(決め手は、私の出発予定日の10日後に青年海外協力隊の派遣が予定されていて、それがエボラ出血熱患者発見のニュース後も派遣中止になっていなかった事です。JICAが派遣を中止しないという事は大丈夫だと判断しました。)

そして、そのまま住み続けて現在にいたります。

 

前職退職時に送別会を開いてくださいました

 

以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

この3年間、良い事も悪い事も、本当に色々な事がありました。

率直に言えば、正直、圧倒的に悪い事の方が多かったです。

では、なぜそんな思いをしながらも、諦めず、セネガルで活動をし続けているのか。

それは、上述の通り私の活動が「エゴ」から始まっていて、かつそれを自覚しているからです。

 

次回は、一般的にあまり良い印象が無い「エゴ」について、自分の考えを記します。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田 一雅

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初投稿

記念すべき初投稿です。

まずは自己紹介を。

名前。室伏陽(むろふしよう)と申します。

今年の5月に「And Africa」という会社を立ち上げ、日系企業に対するアフリカ市場への進出支援をさせて頂いております。

http://andafrica.co.jp/

アフリカ各国へ出張ベースで年に3回以上、1ヶ月/回以上の期間で滞在しています。

日本とアフリカを行ったり来たりしています。

(左はウガンダ人のビジネスパートナーであるPaul君です)

 

元々、新卒から5年間、コンサルティングファームにて、日系企業の事業拡大・海外進出支援・新規事業立案などのご支援に携わって参りました。

経営コンサルティングを計5年間OJTにて学んだ後、アフリカ市場における自動車部品のマーケットプレイス事業を志す人と出会い、アフリカ市場に関する情報を本格的に収集、整理し始めます。

その事業の検討を共に進める内に、共に起業しないか?という誘いを受け、起業家としての第一歩目を成長市場において踏み出すことへの魅力から共に起業することを決意しました。

こうして、東アフリカを対象とした自動車部品のマーケットプレイス型の事業を共同で立ち上げました。

 

しかし、、、

アフリカ市場の現地調査を進める中、自動車に関連する事業においては日系企業のプレゼンスがアフリカでは非常に高いものの、他の業界では中国・インドなどの競合国と比較し非常に低いことに気づき始めました。

また同時に、現地の人からの日系企業の進出を願う声や、広く浸透している中国製品・サービスへの不満の声を多く耳にしました。

 

一方、日系企業。

日系企業には、意思決定のスピード感および現地の消費者に受け入れられるためのローカライズが圧倒的に不足しているとも感じていました。

 

その様な状況の中、自身のスキル・強みをフル活用でき、かつこの様な状況を好転する一助になれる事業として「自社の製品・サービスの現地における需要を低コストかつ簡単にテスト出来るサービス」のアイデアを考えました。

 

これが、「テストマーケティング事業」です。(ビジネスフローは下図をご参照下さい)

 

この「テストマーケティング事業」において低コスト・低リスクでサービスを提供することで、アフリカ進出の第一歩目のハードルを下げ、「成長市場アフリカにおける日系企業のプレゼンスを底上げ」することに貢献したい。

そう思って、弊社And Africaの立ち上げに至りました。

 

現在、このテストマーケティング事業のインターナショナルオペレーションを開始すべく、ECサイトの構築や現地ビジネスパートナー探し、候補となる方との関係性構築などを地道に進めております。

 

日系企業の勢いを、新興国、中でも今後の成長著しいアフリカにおいて感じたい。

そんな思いで日々奮闘しております。

 

今後、どうぞよろしくお願いします。

 

室伏

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デザイナー、ムポの初来日!

Mpho Muendane - Too excited to be in Japan!

Mpho Muendane – Too excited to be in Japan!

(英語のあと日本語)

My business partner, Mpho Muendane, is coming to Japan for the first time this week. The primary objective of her visit is to work with a textile manufacturer in Hyogo, but we will also be doing some events featuring her artistic vision and the design work.

If any of the blog readers are interested, please swing by at our event on December 8th. We are creating a pop-up gallery and have a designer’s talk event followed by a reception.

Please find more detail and ticket here!
http://2016dec8.peatix.com

FB event page: http://bit.ly/FB20161208http://bit.ly/FB20161208


ビジネスパートナーのムポ・ムエンダネが今週初来日します。第一の目的は、兵庫県の織物メーカーと仕掛中のテキスタイルの確認などですが、ビジットを機にマーケットを一緒にまわったり、イベントも開催します。

まず、第一弾として12/8に一夜限りのギャラリースペースにて、トークイベント&パーティーを開催します。ご都合付く方、ぜひお越し下さい!

以下、詳細です!

タイトル:WineとDesignを味わう一夜限りの空間
日時:2016年12月8日 19:00 – 22:00
場所:also Soup Stock Tokyo
東京都目黒区自由が丘1-26-13 POOL

第1部:デザイナー・トーク / 7時オープン、7時半よりトーク(通訳あり)
親近感と新鮮さが同居するユニークなデザインを生み出すムポは、独自の表現に強いこだわりをもっています。アパルトヘイト政策下の南アフリカから難民として移住した両親のもと、米国で生まれたムポは、政策廃止直後の南アフリカでデザイン教育を受けました。その中で、境遇に左右されずに、どこにいても自分らしく生きたいという想いが生まれ、それがデザイン活動に反映されています。トークでは、そういったデザイン活動に対するムポ独自の視点と、手描きモチーフから生まれるそれぞれのデザインや展示品に込められたストーリーを皆様にご紹介します。

第2部:ギャラリー・パーティー
WineとDesignをじっくりとお楽しみいただく時間です。デザイナー・ムポとの交流、展示鑑賞やギフトショッピングをお楽しみください!

イベントチケット:http://2016dec8.peatix.com
Facebookイベントページ: http://bit.ly/FB20161208

プレスリリース:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000020413.html

事業管理に必要な、たった1つのこと

Visual presentation is just one part of it...

Visual presentation is just one part of it…

(英語のあと日本語)

I have been talking a lot about the mission, concept, and vision of the company. But how about actual daily operation, you might ask?

As we are currently at the stage of strategizing, pre-launch marketing (including B2B sales), prototyping, producing, and financing not a lot of B2C sales and logistics activities are happening yet. And my role at this stage (or at any stage) of the business is to communicate well.

Communication is SO SO SO SO SO important both externally and internally.

And I can’t say that I am perfect at it. Communication is always a challenge. I constantly need to practice, improve, learn, and re-strategize. Languages add additional layors of challenge when you want to get your message across globally.

I failed the relationship with my previous business partner partially due communication issues. We were not really listening to and respecting each other so we couldn’t build trust.

I experienced a number of times when you walked out the pitch feeling the message was clearly not delivered after being exposed to clueless eyes and off-point questions.

It might not be intuitive, but communication actually needs a lot of preparation. You need research. You need a lot of brainstorming and writing. You need trial and error.

To deliver a message to any external parties, say, my business partner, clients, customers, manufacturers, or financiers, I always have to research and understand the situation the other party is in and put its hat on me. Then I strategize to get my message delivered followed by drafting or simulation. Many times this works, but other times this doesn’t. Massive fail. Big time. Sometimes I underdo or overdo the process resulting either in mistakes or inefficiency.

Yet, I still think that communication is a very important driver for the success of our business. This is because we are trying to present new perspectives and ideas (Read: The African perspectives) to the audience (the global audience). I am trying to create different kinds of relationships with manufacturers or other value chain partners: Instead of working with them as vendors, we want to collaborate by getting their ideas and insights which they take for granted. I want to challenge the status quo at every level by figuring out how companies, businesses, economies, and societies can work better by not simply accepting how they operate right now.

Every day is hustling! You never fully expect what responses you get!


会社のミッションやコンセプト、ビジョンに関することを沢山投稿していますが、じゃあ実際の事業はどうなっているのだ?!という突っ込まれるかもしれません。

今のフェーズは、戦略立て、プレロンチマーケティング(B2B営業含む)、プロトタイプ作成、サンプル製造、資金調達などがメインで、まだあまりB2C販売やロジのアクティビティは発生していません。そしてこのフェーズにおける(というか全フェーズにおいてですが)私の役割は、卓越したコミュニケーションを行うことです。

コミュニケーションは、とても、とても、とても、とても、とても、重要です。内部的にも外部的にもです。

私のコミュニケーション力は、完璧とはいえません。コミュニケーションは常に挑戦です。常に練習し、改善し、学び、戦略の見直しをしなくてはなりません。グローバルに伝えるためには、言語の壁もあります。

この事業以前に、別のビジネスパートナーとの関係が終焉したのは、コミュニケーションイシューが一部の原因だったといえます。

ぽかんとされたり、的外れな質問が飛んできたり、ピッチ会場から退場したときに、メッセージ伝わらなかったな、としみじみと感じたことも幾度もあります。

コミュニケーションは、意外と、多くの準備を必要とします。多くのリサーチ、ブレインストーミング、執筆が必要です。試行錯誤が必要です。

自分以外の存在、ビジネスパートナー、クライアント、顧客、メーカー、資金提供者などにメッセージを伝えるために、まず必ずリサーチをして、それらの人や団体がどういった状況にあるのかを学び、彼らの立場を想像します。この方法は有用ですが、もちろんうまくいかないこともあります。全く的外れで、ずどーんという状況です。このプロセスに、あまり時間をかけなかったり、逆に時間をかけすぎることもあって、ミスをしたり、非効率になったりもします。

でもコミュニケーションは、このビジネスの成功にとっては特に、とても重要なのです。新しい視点やアイディア(つまり、アフリカの視点)を世界に届けようとしているからです。また、メーカーやその他のバリューチェーン関係者とも、新しい関係性を築こうとしています。彼らをベンダーとしてみるのではなく、協業パートナーとして、彼らが価値と気づかずに普通に思っているアイディアやインサイトを引き出したいと思っています。

つまり、会社、ビジネス、経済、社会がもっとよくなるように、今のやりかたを単に受け入れず、現状ーStatus Quoに、すべてのレベルでチャレンジしたいと思うのです。

毎日が戦いです。どんな反応が降ってくるかを、完全に予測することはできません!

ボストン仮事務所でデスクワーク

Trying to get into my designer's head... Impossible!

Trying to get into my designer’s head… Impossible! (Wait, what? Cuba?)

(英語のあと日本語)

From Amsterdam to “New Amsterdam” and from England to New England, here we are, we’ve crossed the Atlantic Ocean to come to the East Coast US, and I am right now briefly in Boston to follow-up discussions with my business partner Mpho who’s finishing up new design for our upcoming textile products (while literally singing out loud) and to make new business connections in Boston/NYC while coordinating with South Africa/Kenya via Whatsapp/Emails and getting some documentations done for upcoming meetings my potential sponsors and investors in Japan.

しBoston is a really important city for Maki & Mpho for many reasons. Boston is where I first met Mpho, we discussed our initial business concept, launched our first collection, and got featured in the major newspaper, The Boston Globe. I still remember vividly how we sat down at the coffee shop at the Harvard Coop in Cambridge. While there have been some interruptions and pivoting in the course of the development of our business, the core value and commitment remain the same.

I still remember vividly how we sat down at the coffee shop at the Harvard Coop in Cambridge, and naturally came up with the core belief and value of the brand: Our core belief is that your individuality is your culture; therefore, we value and celebrate individuality.

Celebrating individuality is not about being individualistic or self-centered. It is rather opposite. It is about nurturing empathy, respecting others, and working together toward the common goal to make a better society while co-existing with the natural environment.

Maybe the environment where we can celebrate individuality in that sense is what we would call a truly diverse society. And this is the kind of diversity that we want to communicate through the means of the contemporary African design and storytelling. Why do most people always want to paint Africa with a single color? Why do we still have so much tension around differences in racial, ethnic, and religious backgrounds?

We believe that design and art not just heal such tensions, but can also create economic values by suggesting different relationships and creating trust.

We all know that capitalism is not about money but about trust!!! (No, we don’t trust Trump!)


いろいろやることがありまして、アムステルダムからニューアムステルダム、イングランドからニューイングランドに来ています。ボストンに半分の拠点があって、今こちらで新ロンチのデザイン作業に(歌いながら)勤しんでいるビジネスパートナーのムポとフォローアップの打ち合わせ、ボストンとNYCでの新規のネットワーキング、南アフリカとケニアのローカルコーディネーターとのメッセージのやりとり、日本のサポーターとの打ち合わせのための資料作成などなどです。

ボストンは、Maki & Mphoにとって重要な都市です。ムポと私が知り合い、ビジネスコンセプトの構想をした場所であり、最初のコレクションを発表して、米国の有力紙The Boston Globeの記事にもしてもらいました。そこからのいろいろな事情による紆余曲折やピボットなどもありましたが、私たちのコアバリューとコミットメント変わっていません。

ハーバード生協のコーヒーショップでそのコアについて話し合ったことをビビッドに記憶しています。お互いのコアバリューを共有していたら、自然と私たちのビジネスの根底にある信念と価値観が言葉になりました。信念とは、個性こそが自身のカルチャーであり、私たちは個性を尊重し、個性をcelebrateする(Celebrate individuality)ということです。

Celebrate individualityというのは、個人主義的で、自己中心的な生き方を讃えるものではありません。むしろ逆で、エンパシー(共感・共鳴)を育て、お互いを尊重し、自然と調和しながらよりよい社会を創るという共通の目的のために協力しあうことです。

そういった意味でのCelebrate individualityが実現されている状態こそが、理想的なダイバーシティーが実現された社会かもしれません。そして、私たちがアフリカデザインとストーリーによって発信していることもそういった意味でのダイバーシティーです。アフリカは一色ではないのです。そしてアフリカという枠組みを超えて、人種、民族、宗教の違いをめぐるテンションをもっと緩和したいのです。

デザインやアートを活用したダイバーシティーの促進はそういったテンションの緩和だけでなく、実際的な経済的価値も生み出すと思っています。アートやデザインを媒体にして、そういった違いをこえた新しい関係性と信頼関係を構築することができるからです。

 

結局資本主義はお金ではなく信用がすべてですよね!(トランプは信用できないけど!)

変化する働き方(生き方)という文脈における雇用創出の矛盾

We put people first... (and we're not just saying this)

We put people first… (and we’re not just saying this)

(英語のあと日本語)

One of the reasons that I strive to build my own business is to (try to) “do the right thing.” Obviously, there is no single way to do the right thing, but, at least, I have certain perspectives to do things better to pay my fair share to contribute to this world.

I always have so many questions about how things work in ways they work: How large organizations work in a certain way even though some or many people who work there think that they are not necessarily doing the right things. While I am not chasing any idealistic situations, I also want to challenge doing things in a certain way.

This underlining thought applies to all kinds of decisions I make in building a company. And lately, I have been thinking a lot about “job creation.” I have to put parenthesis on “job creation” because I have been really thinking about the very meaning of it. There are at least two perspectives that make it harder for me to think of the activity of job creation. One is about creating decent work and another is about dealing with the dynamics around work (and the meaning of the work) in the global context.

The 8th Sustainable Development Goal (SDG) is about decent work and economic growth. According to the ILO’s definition (excerpts from the video), “decent work means dignity, equality, fair income, and safe working conditions. Decent work puts people at the center of development. It gives women, men, and youth a voice in what they do.”

“Decent work puts people at the center.” This, to me, is the biggest paradox. “Creating job” in a traditional sense, in my opinion, actually puts companies and businesses at the center (even though so many companies in the world “say” they value their employees). Except for the cases of few startups and the founding teams, I haven’t really heard of cases of companies that hire people first and build businesses around their talents.

Regarding the second point about dealing with the dynamics around work in the global context, my biggest concern is around some sort of double standards. The “global minds” (like McKinsey, the MIT Lab, the World Economic Forum, you name it) are talking about the emergence of A.I. and how such technologies can change the types of jobs to be created. There are a number of research reports and articles coming out talking about how the Millenials have different values and attitudes toward work/life (where they value more personal happiness over economic gains) or how technologies are creating more self-employers, freelancers, or nomad workers. On the other hand, when it comes to the economic development of the emerging or developing economies, job creation simply become the mechanisms of entering faceless people to the “labor forces” and “growing population” often mean “economic growth” because they are the labor forces.

There is another paradox related to that. As China’s labor costs go up, companies have been moving their factories to Southeast Asian countries like Vietnam. And of course, the trend for the past few years is to apparel companies like H&M are starting to look for East Africa like Ethiopia and Kenya to leverage “low-cost labor.” The question here is whether we continue to support these trends of mass production (at the low cost) and mass consumption. The latest report on Africa’s economies published by the McKinsey Global Institute (MGI) suggests that Africa needs more large companies and that there are zero African companies listed in the Fortune 500, but are we continue to support the companies like the Walmart (yes, the biggest company in the world by its revenue amount) whose key successful strategy is the EDLP (Everyday Low Price) or oil/energy companies that we see on the Fortune 500 top 10 list? Are we making progress to the sustainability?

So okay, I really cannot get my head around these paradoxical aspects. But what’s important for me right now is to look at what I’ve got and to test my hypothesis around “job creation.” I’m not the CEO of a large company (yet) anyways so I can take a risk to fail.

I may be optimistic but I believe that as Millenials actually become the decision makers of the era (there are still bunch of decision makers of the previous generation), more and more people start to value relationships (amongst people), happiness, health, wellness, creativity, arts, and culture more than accumulating wealth and economic gains.

And I might not be the only one who is thinking about these kinds of change that may happen. The recent article on the conversation between President Obama and Joi Ito of the MIT Lab mentioned about such topic.

There are actually very high-level jobs, things like lawyers or auditors, that might disappear. Whereas a lot of the service businesses, the arts, and occupations that computers aren’t well suited for won’t be replaced. I don’t know what you think about universal basic income [(concept where all citizens receive at least a living wage, provided by the government as a form of social security)], but as we start to see people getting displaced there’s also this idea that we can look at other models—like academia or the arts, where people have a purpose that isn’t tied directly to money. I think one of the problems is that there’s this general notion of, how can you be smart if you don’t have any money? In academia, I see a lot of smart people without money. – Joi Ito

So how is all this relevant to Maki & Mpho. Our fundamental philosophy is to celebrate individuality. We put people first. We put creative people first. We put Africa’s creative people first and let them create. We use design as a tool to tell their creative stories because that’s the way we can create and communicate values. We believe that Africa’s biggest asset is people not because they can potentially become low-cost labor to work in garment factories or off-shore call centers. We believe that their creativity and design skills can help people around the world to live more meaning and satisfying life.

Does any of this make sense to people? Let me elaborate… but probably this shall be continued another time…


私が起業を志す理由の1つが、「正しいことをやりたい」という想いです。もちろん、何かひとつの正しいやり方はないと思いますが、私自身のこの世界に対する多少の貢献をするための自分なりの視点を持っています。

常に意識していることですが、世の中で起こっていることやしくみを受け入れないようにしています。よく大きな組織などでは、あまり意味もなくあることが当然のように行われていたり、そこに携わる人が必ずしも正しいと思っていなくても、流れでいろいろなことが行われてしまうことがあります。もちろん、理想をただ追い求めているわけではありませんが、自分なりのやり方を挑戦してみたいと思っています。

 

こういったモチベーションが、自分の会社を作る上でのデシジョンメイキングに関しても、非常な重要なドライブになっています。その中でも、ここ最近、ずっと考えているのが、「雇用創出」についてです。カッコをつけている理由は、その意味すらも見直したいと考えているからです。「雇用創出」について、頭を悩ませているポイントが2つあります。1つは、ディーセントワーク(日本語訳:働きがいのある人間らしい仕事)についてで、もう1つが、グローバルな文脈において働くということ(あるいは働く意味・意義)というのが変化していたり、見直されていたりするということです。

 

持続可能な開発目標(SDG)の8番目の項目が、ディーセントワークと経済成長についてです。ILOの定義(説明ムービーから抜粋)によると、「ディーセントワークが意味するのは、尊厳、平等、公平な収入、安全な労働環境であり、ディーセントワークは、開発の中心は人々であり、また、仕事に関して女性・男性・若者の声を尊重するものだ」としています。

「ディーセントワークの中心は人々。」この部分に、最大の矛盾を感じます。従来の意味での「雇用創出」は、私の意見では、会社とビジネスが中心(もちろん多くの企業は、人々が大事、という「発信」をしていますが)となっているからです。いくつかのスタートアップ企業やそのファウンディングチームのケースを除けば、まず人を採用して、彼らを中心にビジネスを作っていくという企業のケースは聞いたことがありません。

それから、2点目のグローバルな文脈における働き方の変化に関することについては、私の最大のジレンマは、そこに存在するダブルスタンダードのようなものです。グローバルマインド(マッキンゼー、MITラボ、世界経済フォーラムなどなど)は、AIの発展や、それらがどのように「雇用創出」のあり方に影響するかなどについて議論を重ねています。また、ミレニアム世代の働き方の価値観(しばしば経済的なリターンよりも、個人の幸福追求に重きをおいている、など)や、テクノロジーによって可能になった個人事業、フリーランス、ノマドワークなどの働き方についてのレポートや記事もしばしば発行されます。一方、新興国や発展途上国の経済開発の話になると、「雇用創出」は、「労働力」という顔のない人々の話になり、人口増加は、(安い)労働力として経済発展のドライバーになるといったような話になります。

パラドクスは、これだけに留まりません。中国の賃金上昇で、企業がベトナムなどの東南アジアに工場を移転しています。そして、ここ数年の動きとしては、H&Mなどのアパレル企業などが、エチオピアやケニアなどの東アフリカに生産拠点を作り、「安い労働力」をレバレッジしようとしています。ここでの疑問は、我々は、引き続きこの大量生産(低コスト)、大量消費のトレンドをサポートし続けるのかということです。McKinsey Global Institute (MGI)が発行した最新のアフリカレポートでは、アフリカにはもっと大企業が不可欠であることと、現時点で、フォーチュン500のランキングには、アフリカ企業が1社もないことを指摘しています。しかし、我々は、世界最大の企業であるウォールマートとその戦略であるEDLP(毎日低価格)であったり、トップ10リストに君臨するような石油・エネルギー関係の企業を、サポートし続けるのでしょうか。持続可能な社会に向けて、正しい道を歩んでいるのか。

とにかくこういったパラドックスに悩まされているわけですが、今私にできることは、自分に与えられたアセットや視点や機会を大事にして、自分の「雇用創出」に関する仮説を検証していくことだけです。(まだ!)大企業のCEOというわけでもないので、失敗しても社会的なインパクトは限られているし、リスクをとることができます。

楽観的かもしれませんが、ミレニアム世代が実権を握るようになれば(まだ上のジェネレーションが実権を握っているから)、価値観の変化というのがもっと如実に表れると思います。より多くの人々が、財産や利益よりも、人と人とのつながりを重視し、幸福、健康、ウェルネス、創造性、アート、文化などを、重要視すると思います

そしてこういった未来を描いているのは、私だけではないかもしれません。最近読んだ、オバマ大統領と、MITラボの伊藤氏との対談でもこういった議論がなされています。

弁護士や監査役など、ハイ(スキル)レベルの仕事すら、(AIの発展によって)なくなる可能性があります。一方で、サービス業、アート、それからコンピューターが得意でないような仕事は、存在しつづける。ユニバーサルベーシックインカム(政府が最低レベルの収入を全国民に保証する制度)に同意されるかわかりませんが、人々が職を失うということを考える上で、学問やアートの世界のようなモデルを分析するというようなモデルも出てきています。つまり、こういった人々はPurpose(目的やビジョン)を持っていて、それが必ずしもお金に結びついているわけではない。お金がないのにどうして頭がいいといえるのかといった一般的な概念があることも問題です。学問の世界では、お金持ちではないが、優秀な人が沢山います。 – Joi Ito

Maki & Mphoに、これらの議論がビジネスにどう関係あるのか。私たちの事業の根底にあるのが、celebrate individualityという哲学です。つまり人が中心。クリエイティブな人が中心。アフリカのクリエイティブな人材を中心におき、彼らのクリエイティビティを事業のコアとする。デザインというツールを使って、価値をコミュニケーションすること。アフリカの人口が経済発展のドライブになるだろうと考えるのは、彼らが、安いの労働力であると考えるからではなく、彼らのクリエイティブなスキルが、世界の人々がより意義があり、満足できる生活を送るための鍵を握っていると考えるからです。

長々と書いたので、あまり筋が通っていないかもしれません。。。引き続きアイディアをテストしながらもっとelaborateします。

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