コワーキングスペースの物件が決まりました

物件が決まりました。

 

結局、ブラームフォンテインにある161 smithこちらの候補3)にて最終決定を下しました。

 

最終的に、上記の物件と、Aukland ParkというBraamfonteinの西側にあるエリアの「25 Owl Street」というビルの10階の物件(こちらの候補5)とで悩みました。

 

しかしながら、25 Owlについては、ランドロード(物件のオーナー)との交渉が折り合わなかったことに加え、向こうの信頼度に疑問があったのでやめました。

 

25 Owlに関する交渉において、実際に起こったことを書くと、

 

・急に「(賃貸部分のみならず)共用部分も含む」と主張しだした

・最初の内覧時に聞いていた面積よりも水増しした面積で契約書を提示された

念のため別業者にて測ってもらったが、ずいぶんと多く見積もられていた(「m2単価×物件面積」で家賃が決まるので、面積カウントはとても重要)

・「物件に(実際に)足を運んで色々確認した」と言われたのに実際はしていなかった

 

・・といった感じで、信頼するのが難しい点がありました。

 

物件自体は正直25 Owl Streetの方が魅力的でしたが、ビジネスは「人」

ビジネスパートナーの誠実性をもっとも重要視しているので、今回の決断に至りました。

161 smithのオーナーや仲介業者は(比較的)信頼出来るので、その点を重視し、決断。

 

これから内装を綺麗にし、家具をいれて、12月からオープン出来る様に急ピッチで進めていきたいと思っています。

 

内装が整っていき、コワーキングスペースとしてオープン出来るまでの様子も、まだ書いていきたいと思いますので、お楽しみに!

 

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南アスタートアップからのフィードバック 〜その2〜

こんにちは、アンドアフリカの室伏陽です。

 

今回は、我々の検討しているサービスに対する、南アスタートアップからのフィードバック収集の様子(その2)について書きたいと思います。

 

前回は南ア・ヨハネスブルグを拠点に、レイターステージのスタートアップ2社を運営するTinyiko Valoyi氏にインタビューしました。

南アのスタートアップからのフィードバック収集

 

今回は、同じくヨハネスブルグを拠点にアフリカの起業家エコシステム形成を目指す「The Entrepreneurship Ecosystem Company (Teec)」という会社のCEO/FOUNDERであるRapelang Motsumi氏にインタビューをしました。

 

Teec」およびRapelang氏の紹介記事:

https://www.iol.co.za/business-report/entrepreneurs/helping-pave-the-way-for-local-entrepreneurs-14417594

 

 

ヨハネスブルグ、RosebankにあるABSAEXPERIENCEという起業家ハブ施設でインタビュー。

 

 

Rapelang Motsumi氏も我々と同じく、「アフリカの若手起業家が貧困・格差・失業率の改善に大きく貢献する」と信じて活動しており、その意味で同士の一人。

 

今回のインタビューでは、そのオンラインマッチングプラットフォームについて、そもそもの需要・UIデザイン案に関してフィードバックを受けました。

 

前回同様、まずは手書きのモックアップなどを基に、サービスの概要・サイトUIについて説明。

(なんか顔コワめですが、実際は和やかにインタビューしていました)

 

ブンツ(参照)も詳細をヒアリング。

 

 

その上で、主なフィードバックとして下記をもらいました。

 

フィードバックをくれるRapelang

 

・「アフリカのユーザーは主にモバイルを使用するので、ウェブアプリケーションだけでは浸透しにくく、ネイティブアプリケーションがあった方が良い。」

まずはウェブアプリケーションをローンチする予定ですが、ユーザーの実際の反応見て、適切なタイミングでネイティブアプリケーションの開発も開始出来る様に頑張りたいと思います。

 

・「ランディングページは「パッと」見て、一瞬で何のページかわかる様にすべき。現状はちょっと文字が多い。ユーザーは文字を読まないと思った方が良い。」

ごもっともで、実はここは気にしていたところでした。ちょっと絵を加えたりして対応しましたが、ポンチ絵・写真・動画などを入れて視覚的に理解出来るようにデザインを再度考えています・・。

 

・「信用の観点で、Certifiationの提出機能をつけるべき。」

これもごもっとも。ユーザー同士がお互いに信頼出来るような仕組みを整えるのは、このサービスの特質上とても重要。なので、こちらの機能はサービスローンチ前に付加出来るように開発を進めて行きたいと思っています。

 

・「「どこまで無料でどこからが有料とするか」については、(現状我々が想定している)「興味があるパートナーの連絡先、その他より詳細な情報を知るためにリクエスト出来るのは有料会員のみ」という想定だと、ちょっと弱い。コンタクト情報など以外の価値ある情報またはサービスが付加されないと、ユーザーは課金しないのではないか?」

厳しい意見あざます。。という印象ですが、的を得た意見。ここはまさしく、最初に考えた「何が各ユーザーにとっての価値なのか?」について深く考えた経験(参照)が活きるところ。ここはとても重要なので、現在改めて検討中です。

 

・「(上記の解決策の一案として)プラットフォーム上でメッセージ機能をつけたらどうか?(有料会員にはメッセージ上でのやり取りでの特典(制限なくコミュニケーション出来る様になる等)をつける)」

信頼性の観点で全て実名登録、実名運用にして行きたく、その場合はメッセージ機能での制限をつけてもあまりワークしない様に思われる。

加えて、出来るだけユーザーの課題か解決に寄与出来るサービスにしたく、この様な細かいテクニックに走るのはあまり気乗りしない。。

私だったら、Googleで名前と会社名などを検索して、FacebookLinkedInなどで繋がってメッセージします。多分、起業する様な行動力ある人たちは95%以上で同じことします。

なので、結論、メッセージ機能はつけない。コミュニケーションはあくまでサービス外(Eメールからのやり取り開始)にする。

 

 

・・・といった具合でした。

引き続きフィードバック収集は進めて行きますが、次回はフリーランサー達へのインタビューを実施予定です。

 

来週、ヨハネスを拠点に活躍する若手弁護士にヒアリング予定です。

 

これまでのスタートアップ視点からのフィードバックとは違った意見が聞けると思うので、そちらもお楽しみに!

 

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南アのスタートアップからのフィードバック収集

こんにちは、アンドアフリカの室伏陽です。

今回は、我々の検討しているサービスに対する、南アスタートアップからのフィードバック収集の様子を書きたいと思います。

 

南アでオンデマンドデリバリーサービスを展開する「Zulzi.com」のCOO、加えてtoBITソリューションを提供する「Mavoni Technologies」のCEO/FOUNDERであるTinyiko Valoyi氏にインタビュー。

ヨハネスブルグのスタバで、パートナーのブンツと共に。

 

 

Zulzi.com

会社のウェブ:https://zulzi.com/auth/login

紹介記事:https://www.itweb.co.za/content/DZQ58vV6m3BvzXy2

 

Mavoni Technologies

会社のウェブ:https://www.mavoni.co.za/

参照記事:https://www.entrepreneurmag.co.za/entrepreneur-today/local-company-signs-multi-million-dollar-ict-deal/

 

 

現状、我々のオンラインマッチングプラットフォームについて、サービスのカスタマージャーニー、UIのデザイン案、モックアップ(手書+PDF)まで出来てきています。

 

モックアップの一例(ランディングページ):

 

モックアップの一例(その他のページの一部):

 

基本的なページ構成を、まずは一人で頑張って手書き作成しました。

なお、サービスの名称は「ZenVentures」としています。

(この辺は別の機会にご説明できればと思います)

 

 

今回のインタビューでは、そのオンラインマッチングプラットフォームについて、そもそもの需要・UIデザイン案に関してフィードバックを受けました。

 

まずは、手書きのモックアップなどを基に、サービスの概要を説明。

その上で、PDFのモックアップを基に、サイトUIについて概要を説明。

 

 

一通り説明した後、開口一番で「Great, all we need it !」と言う有難いコメント。

 

 

その上で、主なフィードバックとして下記をもらいました。

 

・「(当然ながら)スタートアップは成長ステージによってニーズが違う。AngelからSeedの人たちは、資金調達の戦略を考える上でのメンターが欲しい。具体的な資金調達を検討し始めるのは主にSeries A以降。なので、それぞれの成長ステージ(所謂”ラウンド”)が区別できる様な設計とすべし。」

スタートアップの区分分けの必要性は言わずもがななので、すでにUIデザインで考慮されていました

 

・「大学機関が優秀な起業家を確保する上での鍵。特にTech系。」

現在、Wits大学とのコミュケーションを進めていますが、UJ(ヨハネスブルグ大学)との連携も進めて行きたいと思います。

 

我々のコワーキングスペースは、こんな感じでWitsUJの中間地点に位置しているので、両方から学生(加えて卒業生)を誘致するのに適した地理条件と言えます。

 

 

・「スタートアップはとにかく時間がない。その意味で、いろいろな要望が一つのプラットフォームで叶えられると時間効率が良い。」

我々のオンラインプラットフォームでは現在、上でご紹介したモックアップ(ランディングページ)の様に、スタートアップは「資金調達」のみならず「クライアントの獲得」「人材・外注先の確保」「メンターの確保」など、主要なニーズを満たせる様にデザインしています。

 

・「経営のメンターだけでなく、テクノロジーのメンターがあっても面白い。日本企業の持つテクノロジーを利用して、アフリカのスタートアップがアフリカで新規事業を興せる様に、その仕組みがあると良い。競合サービスとの差別化にも繋がる。」

とても面白い取り組みになるかと思う一方、技術のマッチングを会する場合は、それはそれでまた深く考えてデザインする必要があるので、初期サービスが軌道に乗って、一通り完成系に近づいた段階でトライすることにします。

(国内でのそういったサービスは「Linkers」さんがやられています:https://www.linkers-net.co.jp/

 

・アフリカ人はとにかく集まるのが大好き。オフラインのコミュニティも設計してあげると、ブランド認知度が効率よく高まる。

最初は、ヨハネスのコワーキングスペースを活用してその様なオフラインコミュニティの集まりを企画して行きたいと思います。その上で、ブランド認知度がある程度出来て来た段階で、コミュニティマネジャー制度を設けて、フランチャイズの様に独自でイベント企画・開催してもらう事を検討しています(「ZenVentures」ブランドは使用してもらうのが条件)。

 

・その他(マイページが必要、チャットボックスがあると良い、ビジネスパートナーの自動スクリーニング+共有があると良い、スタートアップが投資家向けに提出する数値計画の自動作成サービスがあると良い、など)

ステップを追って反映して行きたいと思います。

 

 

今週、また別のスタートアップへのインタビューを実施予定です。

その模様も折を見てお伝えしようと思いますので、お楽しみに!

 

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アンドアフリカのメンバーのご紹介

こんにちは、アンドアフリカの室伏陽です。

今回は、アンドアフリカで活躍しているメンバーについて書きたいと思います。

 

——————————

 

>> ブンツ・マジャジャ(Buntu Majaja

 

アンドアフリカの役員。

ヨハネスブルグ在住。

プレトリア大学卒、同大学院(MBA)、Wits大学ビジネススクール卒。

(彼のおかげで、当該大学とのコネクションを活用して起業家誘致が可能です)

Wits大学等では起業家支援を専攻。

 

戦略コンサルティング会社のATカーニーにて、アフリカの化学工業や重工業、小売業界における事業戦略策定、マーケティングなどに関するプロジェクトを複数支援した後、アフリカの起業家支援を行う「DUYO」を創業。

南アフリカを拠点にアフリカ全土の起業家育成に注力。

 

彼はこれまでに2度来日しており、計4ヶ月ほど滞在・働いた経験があります。

現在、私は主に彼と共にヨハネスブルグで活動しています。

 

 

>> ニコラス・デュボア (Nicolas du Bois)

 

アンドアフリカ役員(予定)。

ケープタウン出身。ケープタウン大学、オックスフォード大学大学院卒。

オックスフォードでの専攻は「日本企業のアフリカ進出について」。

 

PwCなどにて、日本教育とビジネス界の国際化、南アフリカの投資環境説明会などに関するプロジェクトを複数支援。JET (Japan Exchange & Teaching) プログラムを機に日本に拠点を移し、Davis Polk&Wardwellなどにて通算5年日本で勤務。

英語・日本語を駆使し、南アフリカと日本のネットワークを活用して事業を推進。

 

彼はこれまでに日本で計5年間働いています。

なので、英語と日本語がフルエントで、日本の労働風習や日本の求めるクオリティなどを良く押さえています。

ニコラスはまだ別の会社に所属しており、11月中旬から正式に参画してくれる予定です。

 

 

>> 田中君(フルネームは現在勤務している企業の就業ルール上、伏せます)

アンドアフリカ役員(予定)。

大手パッケージベンダーで4年間勤務しており、ニコラスと同じく11月中旬からアンドアフリカに参画してくれます。

今月下旬から一時休職してヨハネスに来てくれる予定で、一緒に現地での活動をしていきます。

 

——————————

 

・・・という感じのメンバー構成で、これから、走っていきます。

 

有難いことに、とても優秀な人材が私の元に集まって来てくれました。

 

今現在、私としては、こう思っています。

 

「(芽がでる)タネは揃った。あとは水が欲しい。」

 

果実を収穫出来る自信はあります。

が、水が必要なので、応援頂けますと幸いです。

 

ちなみに、これは私のポリシーですが、役員全員には私と同じ役員報酬を提供しています。

給料はみんな同じ。

その代わり、全員に私と同じ目線で、同じパフォーマンスを要求します。

 

次回は、南ア現地のスタートアップからの、我々のサービスに関するフィードバック収集の様子について書きたいと思います。

 

お楽しみに!

 

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アフリカの起業家と日本の投資家を結ぶプラットフォーム

こんにちは、アンドアフリカの室伏陽です。

 

ただ今、ヨハネスブルグのブラームフォンテインのWits大学が運営するイノベーションハブ「Tshimologong Digital Innovation Precinct」にいます。

 

このインキュベーションハブは、名だたる世界のテック系企業が協業役・スポンサーを務める、アフリカを代表するイノベーションハブの1つです。

 

Microsoft、IBM、CISCO、Baclays、ABSA、Google、KPMG、Motorolaなど

 

IBM BOOTCAMPのポップ

 

 

ここでは、前回までにお伝えしているコワーキングスペース運営の調査として来ています。

 

一方、コワーキングスペースのオープン準備と並行して、「アフリカスタートアップのためのオンラインマッチングプラットフォーム」の検討も現在進めています。

 

今回は、その検討の一端をご紹介します。

 

このオンラインサービスでは、こんな感じで、

「アフリカの起業家・スタートアップ」×「投資家」×「大規模企業」

を結びつけるものです。

 

それによって何が嬉しいのか?

 

もっと言うと、

 

誰にとっての何が問題で、何が求められていて、(我々が)どんな価値を提供出来て、どこに導いて行きたいのか?

 

言うまでもなく、ここは非常に重要です。

ので、現在、丁寧に整理しています。

 

 

このプロセス(問題の所在をじっくり検討)は端から見ると効率的でない様に見えるかもしれませんが、この初期検討が後々の事業に大きな影響を与えると信じているので、丁寧に検討しています。

 

これまで2年間ほどアフリカ現地で集めて来た情報をもとにした仮説としては、

・アフリカの起業家は自分で事業を始めるための少額資金集めに大変苦労している(100-200万円程度)

・アフリカのスタートアップ(Series A-B)は、次のステップに進むための資金調達に大変苦労している。調達先は欧米のVC、個人投資家が主(日本はほとんど入っていない)

・アフリカのBtoBスタートアップ(Series A)は、最初の顧客を探すのに大変苦労している(広告代が払えないので、知人のコネクション探索やSNSでの地道な認知獲得をしている)

 

・日本の投資家(個人・法人)、日本企業はアフリカ市場での投資にとても興味があるが、投資に必要な最低限の情報を集めるのに大変苦労している

(正確に言うと、情報が無いので、投資検討オプションから外れる、または最劣後となる)

結果、リソースの余力のある一部の大企業のみ投資している

信じて良いと思われる情報の欠如、現地での投資先のフォロー、そもそもどんな投資先があるのか不明、などが根元的な課題

 

などが挙げられます。上記はほんの一部ですが。

 

ここで、投資する側とされる側をスムーズに繋げ、投資判断が出来る上で必要コミュニケーションは情報取得を可能にする。

そして、投資した後にも満足の行くリターンが生まれる様に「アフリカ現地で投資先に寄り添って」事業を育てて行く。

 

この後は、検討した仮説を、アフリカのスタートアップ・起業家と、日本の投資家の皆様にインタビューにてぶつけて見る予定です。

コワーキングスペースの準備とうまく連携して、会員はこのオンラインサービスをシームレスに利用出来る様にします。

 

さらに、最初の一定期間は、このオンラインサービスの利用を「すべて無料」とします。

 

会員を集めるためです。

収益はもちろん0です。

持ちこたえられるのか?

 

・・・応援お願いします。笑

 

この事業がアフリカと日本に与えるインパクトの大きさを信じているので、最初はタダ。

 

コワーキングスペースは最短で今年の11月に、オンラインマッチングプラットフォームは今年度中にはサービスローンチ出来る様、現在検討を進めています。

 

すでにヨハネスブルグに拠点をお持ちの日本企業との連携を始めており、ローンチしてから会員を獲得するまでのリードタイムを極力短く出来る様、奔走している日々を送っています。

 

以上、「アフリカスタートアップのためのオンラインマッチングプラットフォーム」の検討進捗の一部をご報告させて頂きました。

 

コワーキングスペースと合わせて、この「アフリカスタートアップのインキュベーション事業」の進捗を追って公開して行きますので、乞うご期待!

コワーキングスペースの物件選定 〜その2〜

こんにちは、室伏陽です。

 

前回、ヨハネスブルグでのコワーキングスペース向け物件選定についてご紹介させて頂きました。

http://entre-africa.jp/yo_murofushi/7102.html

 

その後も引き続き物件選定を進めており、今回は新たに見てきた物件、並びに現在の検討進捗について書かせて頂きます。

 

腹が減っては戦はできないので、まずはNandosチキンで腹ごしらえ・・。

 

いざ、物件選定へ!

 

候補5:◎

・エントランスのセキュリティがとても良好

・見晴らし良い

Wits大学のみならず、ヨハネスブルグ大学も近いロケーション

・車以外(電車、バス)だと少々アクセスしにくい

TIコスト(テナント改装料)が高くなりそうな予感(交渉次第)

 

とても綺麗で洗練されたビルの入り口(池にはなんと錦鯉が泳いでいます)。

 

 

ビルのレセプション。

 

地下1階に下るとおしゃれなカフェ。

 

エレベータで11階へ。

事前にタッチパネルで階数を指定するのが、南アの”ちゃんとした”ビルのエレベータでは一般的。

 

 

広々としたシェアスペース。

   

 

スケルトンの個割オフィスもあります。

 

綺麗で広々としたキッチンスペース。休憩所として利用出来そうです。

  

 

11階からの見晴らしも上々。この日は曇りなので写真はいまいち。

 

 

候補6:△

Wits大学からのアクセス良い(Wits大学の学生を対象にする場合◯)

TIコスト(テナント改装料)が高い

・オーナーのインド人がハードネゴシエーター

 

 

時間貸しで利用できるイベントスペース有り。

 

個割オフィスも充実。

 

キッチン。

 

窓からWits大学も見えます。

 

インド人オーナーは交渉上手でした。手強い印象。

 

 

候補7:△

・とても綺麗(ビルはこれまでで最も綺麗)

・エントランスのセキュリティもベスト

・部屋数が多く、共有スペースが少ないため、コワーキングスペース向けではない

・(結果として)TIコスト(テナント改装料)が確実に高くなる

・暗い(自然光が少ない)

 

ビルのエントランス。今までで最も豪華。ガードマンも常に配備。

 

丸の内のビルにある様なエントランスゲート。

 

 

エレベータホールで階数を指定。

 

シェアスペース。自然光だけだと暗めで狭い。

 

個割オフィス。全8部屋と数が多く、コワーキングスペースというよりもREGUSの様な個割オフィス貸しに向いている印象。もし、壁を撤去してシェアスペースを拡大する場合、追加のTIコストが発生すると思われます。

 

トイレ。とても綺麗。

 

ビルの1階には会員制フィットネスや綺麗なカフェが有ります。

 

ビルの共有設備は申し分無いけど、肝心のスペースがコワーキングスペース向きでは無い・・。

という印象でした。

 

 

II 総括

 

・・といった感じで、上記3候補の中で、候補5が視野に入ってきています。

そして、最終段階での検討候補は、前回挙げた候補2と3、そして今回の候補5の3つです。

現在の私の感覚では、候補3または5が濃厚。

 

後は、コスト面での良い条件が引き出せるか。

 

コスト面の交渉要素としては、

A. 家賃(㎡単価)

B. エスカレーションレート(南アでは通過価値が継続的に下がっているため、前年度7 – 8%くらいの家賃増が一般的)

C. 契約期間

D. TIコスト

E. 駐車場代

と言ったところが重要になってきます。

 

これらをいかに希望に近づけるか。

すでに事業の5カ年シミュレーションを極力精緻に作成してあるので、上記希望のA-Eの要素の希望値、許容値が見えています。

 

現在、オーナー側と交渉を進めています。

「これを譲るけど、これは譲れない」と言った類のやりとりがメインです。

 

次回は、最新の進捗とセキュリティの面について書きたいと思います。

 

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