アフリカのモバイル事情 〜タンザニア・ウガンダ・ザンビア〜

アフリカでは、爆発的なモバイル浸透による情報革命が起こっています。
総務省が2015年7月28日に発表した最新版の【情報通信白書】(【発表リリース:平成27年「情報通信に関する現状報告」(平成27年版情報通信白書)の公表】)を参照すると、アフリカの携帯電話事情が把握できるいくつかのデータがあります。

上記によれば、2014年末時点で携帯電話加入者数は9億人近く。
人口が約12億人なので、単純計算で、実にアフリカ全体の7割以上の人がモバイルを保有している、または利用していることになります。
(1人当たり数台保有しているケースは考慮していませんが)
 
2014年時点でこの数字なので、2017年の現在は確実に増加しているはずです。
 
東アフリカの経済大国であるケニアでは、2015年6月末時点での携帯電話加入者数は約3,611万、普及率は約84%という統計データもあります。
総務省データ参照
 
今回は、そんなモバイル大陸アフリカの実情の一端をご紹介します。
 
 
まず、何と言っても、キャリアは中国系が主流です。
中国系の代表的なモバイルキャリアとしては、「TECHNO Mobile」、「itel mobile」(Techno Mobile傘下)、「Huawei」があります。


 
これらのキャリアの特徴なんと言っても、価格競争力の高さ
アフリカ市場におけるtoC向けでのKSFは、まだまだ何と言っても価格です。
もちろん、耐久性と価格の両面で判断されるコスパは重要です。
が、購買力の無い低所得者層(ほとんどこの層)に限っては、「価格が安いものを買う」という購買傾向があると言えます。
 
あくまで1サンプルの参考価格ですが、中国系の代表的なモバイルキャリア各社のスマホが、タンザニアのダルエスサラームで販売されていた価格としては、
 
TECHNO mobile:スマホが9,000~18,000JPY
itel mobile:スマホが20,000JPYくらい
Huawei:スマホが13,000~31,000JPY(Y5Ⅱ:13,000JPY、Y6Pro:17,000JPY、GR5:26,000JPY、P9 lite:31,000JPY)

※2017年8月時
 
といった価格レンジでした。

 
同様にウガンダでも、モバイルの価格はタンザニアとあまり差異無しでした。
 
※実際に販売されていた参考価格
HUAWEI P9 Liteが31,000JPY位(ダルとほぼ同じ)
Techno Mobile L8 Liteで10,000JPY位
 
 
これに対し、韓国勢のキャリアである「SUMSUNG」「LG」も、高級路線として存在感があります。

 
現地で売られているモバイル端末メーカーは、下記の通り。
Sumsung:スマホが16,000~55,000JPY
LG:スマホが15,000~45,000JPY
 
 
香港のTCLコミュニケーションが展開するブランド「alcatel」も、アフリカで存在感のあるキャリアです。
こちらのalcatel、ダルエスサラームではかなりの低価格帯で売られていました。
スマホが3,500~8,000円、ガラケーに至っては1400円

 
上記に加え、インド系のAirtelもいます。
こちらはザンビアのルサカのザンビア本社。

 
 
残念ながら、日本のキャリアのスマホ(SonyのXperia、シャープのAQUOS、VAIOなど)はほとんど見当たらず。
中古スマホショップでたまに見かけるくらいでした。
欧州系のキャリア(ドイツのT-Mobileなど)も、同様。
 
日本のキャリアの新星、プラスワン・マーケティングの展開する「FREETEL」(佐々木希さんのCMでおなじみ)がアフリカ(南アフリカ、エジプト)や中東に進出されているので、今後のご活躍が期待されます。
※参考:https://asia.nikkei.com/Business/Companies/Big-global-expansion-in-works-for-Freetel-budget-smartphones
 
ちなみにiPhoneは、その高価格帯から仕入れが限定的で流通量が極めて少ないため、一部の専門店(Apple公式ショップなど)でかなりの高価格で売られています。
街中でiPhonを取り出して使用していると、スリの標的にされやすい様なので、ご注意を。
(私も念のため、初めての渡航前にiPhoneからHuaweiに変えました)
 
以上、アフリカのモバイルに関する実情の一端をご紹介しました。
産業構造や問題点、日本の進出機会などについては、また別途書かせて頂こうと思っております。
 
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アフリカのスーパー事情 〜タンザニア・ウガンダ・ザンビア〜

海外に行った際、現地のスーパーを大中いくつか回れば、その国・その場所の生活水準や需要の特徴・トレンドがぼんやりと見えてきます。
今回は、アフリカ数カ国を渡航した際に発見したことや経験したことをご紹介します。
 
アフリカのスーパーは、初めて行く方は必ず驚かれる位、普通に綺麗です。
少なくとも、私の滞在経験のあるタンザニア・ウガンダ・ザンビアにおいては先進国のスーパーと比較して遜色ないレベルで綺麗です。
 
スーパーと一言で言っても、食品小売りの業態にはいくつか種類があります。
一つ目は、非常に大きく家電や衣料品、小型農機具など幅広く取扱う「ハイパーマーケット」
仏Carrefourや米Costcoなどが有名ですが、アフリカでは南アフリカの「Shoplite」ケニアの「Tuskys」などがメジャーです。
次に、食料品に加え衣料品なども少量で扱う中堅スーパー。「Budget Mart」などが知られるところ。
最後に、アフリカに無数にある個人商店「キオスク」
 
なお、上記の3つの販売チャネル以外にも、アフリカにはネットワークビジネス的に行商や手売りで販売をする人達が非常にたくさんおり、渋滞を利用して手売りする「渋滞ビジネス」みたいなスタイルが成り立っています。
レストランの席に座っている時に来た、手売りの一こま。

 
今回ご紹介するのは、主にハイパーマーケットです。
 
こちらの写真の様に、店内は整理整頓され、
タンザニア・ウガンダ・ザンビアの順にご紹介していきます。
 
 
タンザニア
 
ハイパーマーケットの「CITY MALL」の外観。

 
店内はこんな感じで、先進国のスーパー同様に商品が綺麗に陳列され、商品ラインナップも充実しています。


 
穀物類は量り売り。

 
タンザニアの名産、コーヒーや紅茶。


 
簡単なカー用品も売られています。


 
同施設内に入っているメイクアップショップ。

コスメアイテムが販売されており、それらを使用して店内でメイクアップしてもらえるサービスを提供しています。
平日の午前中にも関わらず、店内には女性客2人が。
アフリカの女性の美容への関心の高さが伺えます。
 
 
ウガンダ
 
カンパラのルゴゴ地区にある「Lugogo Mall」。

 
南アフリカの大型小売チェーンである「SHOPLITE」が入っています。

 
店内の食料品。果物が豊富。


 
ティラピアやイワシ、タコなども売られています。

 
生活雑貨や文房具の品揃えも非常に良いです。


 
加工食料品。南アフリカ産かケニア産がメインです(ここについては、課題として後述します)。


 
タンザニアのスーパーと同じく簡単なカー用品なども売られています。


 
日本からは電動工具のリョービの製品が売られています。

 
 
ザンビア
 
南アフリカの大型小売チェーンである「Pick n Pay」。

 
Jeepの新車ディーラーが入居する計画となっている様でした。

新車需要も徐々に出て来ている様です。
こちら、施設内に展示されていた新車FIATのピックアップトラック。


 
アップル純正品のみを取り扱うお店。

 
こちらはソニー純正品のみを取り扱うお店。

 
最近破産申請したことで話題のToysRus、BabiesRus。


実際、お客さんは私達を除いて1人くらいでした。
ベビーカーが3万円くらいで売っていたので、あれを購入出来る層はごく一部でしょう。
現地に居住している人に聴けば、外国人(長期出張者である中国人、欧州・中東系、一部日本人)やごく一部の現地の方(大企業や政府関係者など)のみ購入出来る、とのこと。
 
オーストラリアの巨大小売り「WOOLWORTHS」。

 
アフリカの伝統的な模様が施された衣装を販売するブティック。

 
視力低下が進むアフリカ人に需要が出始めている、メガネ屋さん。

 
施設内の巨大チェス版。アフリカらしい遊び心。

 
 
・・・と、こんな感じで綺麗で品揃えも申し分ないです。
そして、こういったハイパーマーケットは都市部にどんどん建っています
(ケニアやヨーロッパ、中国などの銀行の資本が入っています。)
 
 
ただし、問題点もあります。
まず1つは、自国産の商品は非常に限定的であり、南アフリカ産またはケニア産、または中国・中東・インド・欧州系の商品がほとんどである、という点です。
 
例えば、ザンビアは南アフリカのマーケットとなっています。
また、タンザニアやウガンダにおいても、ケニアや南アフリカのマーケットになっているのが現状です。
 
自国産の商品、特に食品の加工品を自国内で地産地消していくために必要なもの。
それは、先日ご紹介した産業用機械です。
http://entre-africa.jp/yo_murofushi/4356.html
 
日本から中古でまだまだ現役の産業用機械を向こうにナレッジごと輸出し、産業化に役立ててもらう。
この仕組みが構築出来れば、ケニアや南アといった大国以外のアフリカ各国が産業確率して自立していくのに大きく寄与すると思うのです。
加えて、日本の高齢技術者知見の活用・生きがい創出および資源の有効活用にも繋がります。
 
もう一つ問題点として、ショッピングモールを建てたはいいものの、家賃が高すぎてテナントが埋まらない、または埋まってもすぐに出て行ってしまうこと。
実際、ウガンダの「Forest Mall」は空きテナントばかりで、建物自体が廃墟みたくなってしまっています。

 
投資熱が高まっているのは前向きに捉えたいところですが、無理のない投資回収計画を作成し、入居企業がある程度見えたところで投資実施する姿勢も今後は必要。
 
 
・・・少し話しが逸れてしまいました。
アフリカのスーパーで売られる、日本の製品はどうでしょう?
タンザニア・ダルエスサラームで、キッコーマンさんの醤油が販売されていました。

 
1本、18,000Tsh(タンザニアシリング)=約900円。日本だと、300円以下で購入出来ます。
販売数の問題からこの価格となるのでしょうが、日本食を提供する業務用であればもっとロットがはけるので単価が抑えられるはず。
 
照り焼きが人気なこともあり、それに使う用のめんつゆとかは売れる気がしますが、実際はどうなのでしょう。
このあたり、テストマーケティングで是非取り扱いたいところ。
 
以上、簡単ですが、アフリカのスーパー事情の一端をご紹介しました。
And Africaでは、テストマーケティング事業を通じて、必要なものが適正な価格で提供される市場の形成に、貢献していきます。

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アフリカの食事 〜ザンビア編〜

海外現地のことを理解するには、まずは食から
何を食べているかで、現地の方々の暮らしや農業事情、加工食品などの産業の発展具合など、いろいろなものが見えてきます。
 
初回の今回は、愛して止まないザンビアから。
 
こちら、ザンビアの伝統的な定食。

 
ザンビアの首都、ルサカにお住まいの友人の自宅に招待頂き、「現地の食事が食べたい!」とお願いしたところ、ザンビア人の奥様やそのお母様が素敵なディナーをご馳走してくれました。

持つべきものは友達ですよね。
余談ですが、こういう出会いはアフリカでビジネスをしていく中でキーになっていくんだと思います。
 
こちら、ご存知の通り、右手を使って食べます。
ナイフとフォークを使って食べれなくもないけど、8割以上の方が途中で
 
「あー!もういいや!」
 
となります。
手で食べた方が早いし効率的なんです。
シマ(下記参照)にソースを絡めてチキンと一緒に食べる、とかなると、完全に手で食べた方がうまく食べれます。
 
料理をご紹介。
まず、シマ(Nshima)
ザンビアの主食です。
白とうもろこし(メイズ)の粉をお湯の中に少しずついれてひたすらかきまぜて作るものです。
 
メインディッシュはチキン。
ザンビアのチキンは柔らかくて味が濃厚です。
 
シマやチキンのソースとなるのが、
・「フィサシ」という報連相ほうれん草のみじん切りの和え物
・オクラ(オレンジの器に入っている)
 
オクラって英語(Okra)だったんですね、知りませんでした。
このオクラソース、とろとろしてて、シマと一緒に食べるのがなかなか難しいです。
シマを指でつぶしてスプーンの様にして、それでオクラソースをすくって食べるのがコツです。
  
ドリンクは、キリリと冷えたザンビアの自国産ビール、モシ(Mosi)
味わいは軽め(誤解を恐れずに言えば、日本の発泡酒に少し近い味かも)。
 
ちなみに、「モシ」はヴィクトリアフォールズの元々の名前「モシ・オ・トゥニャ(雷鳴轟く水煙)」にちなんでいる様です。
(ザンビアは南部国境でビクトリアフォールズと接しています)
 
 
ちなみに、現地の人、特に村の貧しい家庭の人はシマとお野菜1品で終わりの様です。
チキンは頻繁に食べられません。
 
 
こちらはザンビアのみならずアフリカ全土で良く食される淡水魚、「ナイルパーチ」のムニエル。

 
臭みがなく、淡白な味わいで、白身魚好きな日本人の口に合います。
 
 
こちらはザンビアのブランドビーフ、ザンビーフのステーキ。
脂身が少ないのに柔らかく、肉自体の旨味を楽しめます。

こちらは、ステーキとビュッフェスタイルで楽しめるサラダバーがついて1200円程度
ディナーで美味しいステークを食べられてこの価格はとっても魅力的ですよね。
 
 
こちらは、その辺のレストランで食べれる平均的なランチ

キャベツのサラダ、チップス(ポテト)、揚げたチキンのワンプレート。
300〜400円くらいで食べられます。
 
 
あと、ルサカであればこんな感じでオシャレカフェでサンドウィッチランチ、とかもできます。

 
 
最後に、おまけ。
道中でメイズを焼いた焼きトウモロコシが売ってます。

 

 
1本50円くらい。
日本のトウモロコシと比較すると甘みがなく、かなりあっさりとした味わい。
ちょっと固いので、1本食べ終わる頃にはかなりアゴに疲労感を感じます
 
以上、ザンビアの食事情の一部でした。
次回はウガンダの食事について触れたいと思います。

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アフリカ現地で需要の高い100均商品とは?

タンザニア、ウガンダ、ザンビアにて、「どんな100均の商品が人気があるのか?」を現地に住む方20名程を対象に調査してみました。
 
100均の商品を、日本のダイソーさんとセリアさんで、全部で80個くらい購入。
 
商品カテゴリは、
・美容小物
・(簡易的な)食料品
・文具
・電器小物
・衛生用品
・下着・衣類・装飾品
・掃除用品
・雑貨、生活雑貨
・収納用品
・キッチン用品
・防犯用品
・その他
と、多岐に渡りまんべんなく用意。
 
(参考)持参した100均商品の一部

(参考2)そのリストの一部

 
 
税関手続きなどでキャリーケースを全開にされる恐怖と隣り合わせでしたが、無事通過。
(真似はなさらぬ様・・)
 
必要な物資+100均アイテムがキャリーケースに入っているので、キャリーケースはパンパン。
市場調査の一環として、現地で会う人に「どれが欲しい?」とか「なんで?」とか「他に欲しいものは?」とかいう質問をしまくりました。
 
ザンビアに住む友人の素敵な奥様にも。
にっこり素敵な笑顔を頂いちゃいました。

 
その結果、
・ネックレスなどの装飾品
・化粧水
・エクステ
・ネズミやゴキブリの捕獲用シート
・3色ボールペン
などの人気が非常に高いと判明。
 
今回の調査結果から、
・誰に
・どんな商品が
・どの位のクオリティで
・どの価格レンジであれば
良く売れるのか?の初期的な仮説が浮かび上がってきました。
 
 
今回の調査で改めて確認出来たこととして、
「日本の製品、特に消費材系をアフリカ現地の人が求める価格レンジで販売するのは困難」
という厳しい現実。
(商品価格に加えてフリートや関税を含めて考えた場合)
 
しかしながら、これが耐久性が求められる消費財だと少し話が違ってきます。
「この商品はいくらだけど、安いやつと違って何年ももつから、結局こっちの方がお得!」
となるわけです。
 
もちろん、それはきちんと商品価値を伝達するマーケティングが成功して機能したら、のお話ですが。
しかしながら、きちんと商品価値があり、耐久性が高い消費材であれば、その様な噂はアフリカ市場では口コミで広がりやすいです。
 
単発ではなく、品質が高い故に長く使用出来る商品こそ、進出検討の余地がある商材といえるでしょう。
 
どんな商材にフォーカスすべきか?が浮かび上がって来た調査となりました。
引き続き、日系企業の進出のご支援を続けて参る所存です。
 
 
(※)
調査結果について、詳しく知りたい方は個人的にご連絡下さい。
無償にて情報共有させて頂きます。

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日系企業のアフリカ進出 〜電動工具のマキタさんを参考に〜

外務省統計などによると、アフリカにいる日本人が約1万人なのに対し、中国人はその100倍以上、つまり100万人以上いるそうです。

※参照:http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/99/2_9.html / http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20131217/257142/

 

当然、アフリカにおいてより存在感があるのは中国、という状況です。

 
 

そんな中、自社製品力で勝負している日系企業があります。

例えば、「株式会社マキタ」さん。

http://www.makita.biz/

主に電動工具などを製造・販売されており、生産の8割以上が海外というグローバル企業です。

※参照:https://www.makita.co.jp/company/abroad.html

 

アフリカに強い商社である豊田通商さんも、カメルーンでマキタ製品の販売代理をされています。

※参照:http://www.toyota-tsusho.com/press/detail/150615_002839.html

 

現在アフリカでは、住宅の建設数が増えてドリルなどの需要が拡大しており、マキタさんが取り扱われている電動ドライバーなどの工具は需要が拡大しています。

私がザンビアを訪問した際、建設業者向けの専門店が数多く出展されていて、マキタの電動ドライバーも売られていました。

 

 
 

競合製品も。アメリカの会社。その名もメタボ。笑

 
 

店全体の売行は芳しい状況とは言えない状況でも、訪問した店では、

 

「マキタ製品は良く売れている。1日に平均3~4個売れている。」

 

とのことでした。

よく売れている理由について、やはり品質の高さが主要因とのこと。

 
 

正直な話、アフリカ市場では、新興国が期待しているほど(すぐには)マスマーケットにおける購買力は伸びて来ていない、という状況があります。

まだまだ、狙った価格では売れず、消費者は安いものを求める傾向が強いと言えます。

 
 

そんな中、マス(今回の例では家庭で使用する個人)ではなく、建設を行う業者向け(toB)の方が良く売れている。ここにヒントがあるんだと思います。

日系企業のアフリカ進出においては、ターゲッティングに多大な注意を払う必要があります。

 

日系企業の製品力は確実に需要がある一方、本当に重要なのは、

 
 

「誰が、どんな目的で、その製品を購入するのか?」

「そもそも誰がお金を払えるのか?」

 
 

ここを、正確に捉える必要があります。

 
 
 

アフリカの発展に確実に貢献出来る製品・サービスを持つ日系企業。

進出時の仮説構築・フィージビリティスタディは、素早くかつ消費者のリアルを確実に反映した形で行われることが望ましいと感じています。

・・・ここに自分貢献出来るポイントがある。

そう思っています。

 
  

今日も地道に準備準備を進めております。

 
 
 

(補足)

今回ご紹介したマキタさんですが、当然、歴史を経て現在の地位を築かれているのは言うまでもありません。特に、製造拠点の移転は労力・時間・慎重さを要するのはご存知の通りかと思います。

なお、今回の記事では特定の企業様について触れておりますすが、私または弊社(And Africa)は一切の関わりはございません。

ザンビアに100均?! 〜中国系企業より学ぶべきこと〜

今日は、数回訪問しているザンビアに関するネタについて書きたいと思います。

 

ザンビアはアフリカ大陸の南部、内陸に位置しています。

 

ご存知の通り、主要産業は鉱業、特に銅です。

良くも悪くも、ザンビアの景気は、銅の価格次第といった側面があります。

 

2016年以前は過去5年間ほどダウントレンドで景気も同様でしたたが、最近は銅価格が回復してきたため、景気も再び上向きに転じてきている様子です。

平均給与も上がったようですが、物価の上昇が収入増よりも激しく、家計消費は思う様には伸びていないのが実情、といったところです。

銅の価格(過去30年):http://www.infomine.com/investment/metal-prices/copper/all/

銅の価格(過去5年):http://www.infomine.com/investment/metal-prices/copper/5-year/

銅の価格(過去1年):http://www.infomine.com/investment/metal-prices/copper/1-year/

 

ザンビアは自国での銅の製錬にも力を入れています。

Copperbelt Province」という州には銅に係る産業が集積しています。

 
 

そのエリアの鉱業関係者の所得水準は高く、裕福で購買力が高い人がどんどん増加しています。

 
 

そんな資源に依存気味のザンビアですが、ここ最近ショピングモールの建設ラッシュが激しいです。

 

ザンビアは、Shopliteなど南アフリカ資本の企業のマーケットとなっていますが、ショッピングモール(「Levy Mall」「EastPark Mall」)に、日本の100均に非常に類似した「homeessentials」が開業しています。

半年前に訪問した際はなかったのですが、ここ半年で一気に進出してきた模様。

ショッピングモールのテナントには、正直多くのお客さんは入っていませんが、こちらの店内には常に一定のお客さんがいました。

 

こちら、中国系企業で、製品のほとんど中国製です。

なんと、日本のダイソーの商品(マニキュア、130円程)も販売されていました・・。

どんな販売の住み分けをしているかは不明ですが・・。

 

あと、「さすが・・」と感じてしまったことがあったのですが、

ポケモンの関連商品が売られていました。

 
 

これとか↓

 
 

これとか・・↓

 
 

おそらく、任天堂はこのことを知らないでしょう・・。

 
 

おまけに、LEGOを模倣したであろう『COGO』?とか・・

 
 
 

中国企業の強引とも言える商売っ気とそのスピード。

 

外野から意見すれば「中国企業がまたやってるよ~」ということになるのですが、
アフリカ市場で存在感を増している中国の強みがこの

 
「スピード感」
 

 

「売れると見込まれればどんな手段でも実行する気概」

 

みたいなものだとすれば、私たち日本人はアフリカビジネスを展開していく上で素直に学ぶべき
部分もあるのだと思います。

「同じ方法をとるべき」とは思いませんが、アフリカのビジネスシーンで受け入れられるのがこの
「スピード感」だというのは間違いないと思います。

  

このあたりは、日系企業の進出時にネックとなる

 

「意思決定のスピード」

「現地拠点へのディリゲーション(裁量権の適正な付与)」(上記のために)

 

などに反映すべきところなのかもしれません。

 
 

引き続き、問題ない範囲で情報発信して参ります。

初投稿

記念すべき初投稿です。

まずは自己紹介を。

名前。室伏陽(むろふしよう)と申します。

今年の5月に「And Africa」という会社を立ち上げ、日系企業に対するアフリカ市場への進出支援をさせて頂いております。

http://andafrica.co.jp/

アフリカ各国へ出張ベースで年に3回以上、1ヶ月/回以上の期間で滞在しています。

日本とアフリカを行ったり来たりしています。

(左はウガンダ人のビジネスパートナーであるPaul君です)

 

元々、新卒から5年間、コンサルティングファームにて、日系企業の事業拡大・海外進出支援・新規事業立案などのご支援に携わって参りました。

経営コンサルティングを計5年間OJTにて学んだ後、アフリカ市場における自動車部品のマーケットプレイス事業を志す人と出会い、アフリカ市場に関する情報を本格的に収集、整理し始めます。

その事業の検討を共に進める内に、共に起業しないか?という誘いを受け、起業家としての第一歩目を成長市場において踏み出すことへの魅力から共に起業することを決意しました。

こうして、東アフリカを対象とした自動車部品のマーケットプレイス型の事業を共同で立ち上げました。

 

しかし、、、

アフリカ市場の現地調査を進める中、自動車に関連する事業においては日系企業のプレゼンスがアフリカでは非常に高いものの、他の業界では中国・インドなどの競合国と比較し非常に低いことに気づき始めました。

また同時に、現地の人からの日系企業の進出を願う声や、広く浸透している中国製品・サービスへの不満の声を多く耳にしました。

 

一方、日系企業。

日系企業には、意思決定のスピード感および現地の消費者に受け入れられるためのローカライズが圧倒的に不足しているとも感じていました。

 

その様な状況の中、自身のスキル・強みをフル活用でき、かつこの様な状況を好転する一助になれる事業として「自社の製品・サービスの現地における需要を低コストかつ簡単にテスト出来るサービス」のアイデアを考えました。

 

これが、「テストマーケティング事業」です。(ビジネスフローは下図をご参照下さい)

 

この「テストマーケティング事業」において低コスト・低リスクでサービスを提供することで、アフリカ進出の第一歩目のハードルを下げ、「成長市場アフリカにおける日系企業のプレゼンスを底上げ」することに貢献したい。

そう思って、弊社And Africaの立ち上げに至りました。

 

現在、このテストマーケティング事業のインターナショナルオペレーションを開始すべく、ECサイトの構築や現地ビジネスパートナー探し、候補となる方との関係性構築などを地道に進めております。

 

日系企業の勢いを、新興国、中でも今後の成長著しいアフリカにおいて感じたい。

そんな思いで日々奮闘しております。

 

今後、どうぞよろしくお願いします。

 

室伏

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