あるものを楽しむ

 町からすこし外れると、住宅が密集するエリアに出る。ひとはそこをスラム街というが、スラムは庶民の中心地である。

 子どもたちがたくさんいて、落ちていたポリタンクにまたがってレースを繰り広げていた。ぼくも参戦して、彼らに大差をつけて勝利したのだが、振り返ると彼らの冷ややかな目線があった。

 そこにあるもので時間をたのしむ。必要なものってなんだろうなあ。