トーゴ共和国の結婚式に潜入してきた

 

幸運なことに、現地の結婚式に参列することができた。新郎新婦の友人が結婚の証人となるスタイルでおこなわれた。

派手な装飾や演出はなく、ただそこに友人が集う。なかには、「ワイワイしているから」という理由で通りすがりの方も参加したりする。式後のパーティーは、コミュニティに住まう女性たちが腕によりをかけて料理を振る舞う。

大切なことは「みんなが居ること」だ。余計なものはいらない。ぼくらはもっと、シンプルになれる。

 

 

ハレの日には、女性たちが腕によりをかけて料理を振る舞う。現地に普及しているパーニュと呼ばれるアフリカ布で仕立てた衣装を身にまとい、楽しい雰囲気を演出する。

食べるもの、着るもの、そこに集うひとたち。誰かのために一生懸命につくる料理、自分の気分が高まる服、そして誰かと自分が繋がる空間。

生活がシンプルだと、そういう目に見えないものが際立っていたりする。