コシャのお土産屋さん

ぼくが住んでいたトーゴ共和国のパリメという町には、土産物屋がおよそ100メートル間隔で並んでいた。それぞれの店に個性が出ていて、比較的大きなお店で商品の種類が豊富なところもあれば、お店は小さいけれど、置物にフォーカスしたり、ブレスレットにフォーカスしたりしてブランディングしているところもある。

友人のコシャの店は「みんなが自由であるように」というメッセージを込めたブレスレットを取り扱っていた。それを文字にしたり、あるいはデザインで表現していたりする。現地の文化度の高さには、いつも驚かされる。同時に、これまで自分がいかに惰性で生きてきたかを思い知らされる。

どういう姿勢で生きるのか、どんな人生を歩みたいのか、誰と一緒に夢をみたいのか。彼らと話していると、そんなことばかり考えてしまうからよくない。