いざ、フランスへ。

 昨年11月下旬に、トーゴ共和国から素材を仕入れて帰ってきた。その素材を京都や東京に持っていったり、広島や福岡に送ったりしてモノづくりを進めてきた。もうすぐ、記念すべきデビュー商品ができる。ぼくたちの汗と涙の結晶、ほんとうは、売りたくないくらい愛着がある。それくらいに気持ちが入った商品を、つぎはフランスへ持っていく。

 もうシャルル・ド・ゴールまでのチケットは取ったし、パリの中心地、9区にある安宿もおさえた。シャンゼリゼやサントノーレ、モンテーニュなどの通りにある店に、片っぱしから営業をかける。ぼくたちの会社は、新たな時代をつくる会社だ。その会社の創業者として、ぼくはフランス・パリで結果を出すまで帰れま10をするのである。成功するイメージはできている。

 パリで大成功を収めたあとは、アフリカ大陸へ入る。トーゴ共和国を再訪し、素材の仕入れと現地法人のマネジメント、あとは未訪問エリアの調査をする。正直にいえば、前回の訪問時におこなった仕入れは失敗だった。事業を継続していくにあたり、採算のあわない素材が半分くらいあることに、帰国してから気づいた。いまぼくは、仕入れてはいけないものと、仕入れるべきものを把握しているから、次こそはミスらないと思う。

 もう少しで、ヒントが掴めそうな気がしている。もう少しで、次のステージにあがれそうな気がしている。出国まで、あと3週間。妻と子どもと離れるのは、すこし寂しい。

京都の350年続く法衣屋の店主との商談