体調管理は大切。

フランスからトーゴに入り、ぼくなりに体系的な情報を得られるよう奔走してきた。拠点のあるパリメから首都にあるロメを何往復かして、北上したところにあるアタパメという町も何往復かして、動き回ってきた。しかし結論から言えば、ぼくのミスで逃した情報もたくさんあった。

 ここしばらくは、コットンに関する情報を集めていた。ただ、もちろん一筋縄には行かず、いろんなところをたらい回しにされて、なかなか辿り着くことができていなかった。そんな中、マネージャーのリシャの協力もあって、少しずつではあるが前には進んでいて、コットン工場の現場に潜入する一歩手前まできていた。

 しかし最後の最後で、入場を拒否されてしまった。ぼくがもう少し交渉の面でウマくやっていれば、なんとかなったかもしれないのだが、集中の糸が切れてしまった。そこから頓挫したことをリシャに八つ当たりしてしまったりして、自分の未熟さを思い知らされることになった。

 そしてぼくは、とても当たり前のことではあるが、体調管理に注意を払う重要性を再認識した。コンディションが悪いと、いろんな思考がはたらかなくなるし、いつしか遊び心すら忘れてしまって、なにより人生が楽しくなくなる。

 ビジネスマンとして、はやく結果を出さないといけない焦りはあるが、無理をしてはいけない。ぼくたちは人生を生きていて、その人生を構成する時間を、より充実させるためにエネルギーを割かなければならない。今回のトーゴ出張では、ほろ苦い経験もしているが、同時に、なにか大切なことも学んでいるような気がしている。