商品リリースに向けて

金融機関を退職して9ヶ月くらいが過ぎて、当初の事業計画から大幅な変更や修正をしながら、でも目指す方向性はブレずにここまできた。

そしてようやく、広くお客さんにリリースする商品を確定した。ぼくたちは、ハンカチーフから良い世界をつくることにする。

創業してからのほとんどの時間を、服づくりに費やしてきた。そして少ない脳みそをフル稼働させて辿り着いた「作務衣」という服を、フランス・パリで発表してきた。そこで気づいたことがあった。服づくりは、かなりの工程を経るぶん、最終価格は予想以上に高くなり、これまで応援してきてくれた人には届かない商品になってしまうのだ。

出口戦略を再考する必要に迫られた。誰に、何を、どのように届けるか。ぼくの挑戦は、クラウドファンディングからスタートした。その最初の挑戦をもう一度、振り返って、どのような人に応援してもらってここまで来れたかということを見つめ直してみた。その人たちに引き続き応援してもらえるモノを、ぼくたちなりに塾考した結果、飲み会に行くぐらいの値段で、いい世界に繋がるプロダクトを届けられないかと思った。

そしてなにより、応援してくれる人たちの身近なものになりたかった。仕事をしているときも、休日も、その人の近くにあって、ぼくたちのプロジェクトを感じてもらえるもの。行き着いた答えは、ハンカチーフだった。

エウェ族の生地に京都の職人技を織り込んだハンカチと、エウェ族による伝統的な染物でつくるポケットチーフ。ポケットチーフは、ビジネスシーンでも用いることができるから、前職でお世話になった人たちにも是非とも使ってもらいたいと思えた。

今年7月にリリースする。あと3ヶ月、必死に準備してベストな形でお届けする。ぼくたちは、ハンカチーフで世界を変えることにした。