商品撮影

 商品リリースのタイミングを7月に決めて、急ピッチで準備を進めている。これから詰めないといけないことが山のようにあるのだが、やると決めてしまったほうが、いろいろ確認できるからいい。失敗なんてない。うまくいかなくても、それはうまくいかないことを確認できた成功だと思えば、それでいい。自分で自分を奮い立たせないと、不安で押しつぶされそうだ。


 こないだの土日は東京出張だった。いまは夜行バスより飛行機のほうが日によっては安い時代で、今回は格安航空を利用した。毎月のように関空へ行き、一番デカいサイズのスーツケースでチェックインして、受付の人に国際便と間違えられながら成田空港へ向かった。これまでいろんな空港に行ってきたが、成田空港は少しわかりづらい。都心へいくのも一苦労で、海外の人ならなおさら難しいだろうなと思った。

 昼間に出発したのに、ほとんど日をまたぎそうな時間帯に到着して、今度はハイボールで自分を奮い立たせながら、明け方まで相棒と打ち合わせをした。そして翌日には、商品撮影に入った。こんなぼくたちのために、5時間以上をかけて、ヤバいスタジオで、ヤバい人たちに、数々のヤバい写真を撮ってもらった。そこでぼくたちはプロの技をまざまざと見せつけられて、自分たちの未熟さを知ることになった。ぼくたちはもっと仕事に真摯に向き合わなければならない。気を引き締めなおした。

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 今回、ぼくたちはハンカチーフをメインにラインナップを考えている。この撮影に協力してもらったクリエイターは、昨年からぼくたちのプロジェクトを知ってくれている。彼は撮影前の打ち合わせでも、撮影後のお酒の席でも、ハンカチーフに留まるのはもったいないと言ってくれた。ここまでやってきたことに対して、同じ気持ちでいてくれたことがめちゃくちゃ嬉しかった。次はもっとバージョンアップしていたいし、そしてそれを、また彼に見せたい。

 そんな少しアツい感じになっていたら、飛行機を逃してしまって夜行バスで帰ることになった。メールを見ると、ありがたいことに商品の問い合わせが何件か入っていた。ぼくたちがラインナップするのは、ただのハンカチーフではない。少しだけ、でも確実に、いい方向へと世界が動き出すハンカチーフだ。つぎのステップに向けて、まずはこのハンカチーフで勝負する。