大学は自由であってこそ

 まさか、こんなぼくが再び大学の教壇に立つとは思わなかった。「再び」というのは、母校の滋賀大学で、SA(Study Assistant)として簿記会計の授業を担当していたことがある。ぼくなりに趣向を凝らして好き勝手にやらせてもらったのだが、その癖がなおっていないようだ。社会人になった今は、学生のとき以上にやりたい放題である。でも大学という場所は、自由であってこそだ。

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↑火災警報器の下でトーゴ料理をつくる※ちゃんと許可とってます

 今の時代は便利で、スマホさえあればいろんな人と繋がれる。トーゴ大使館とテレビ電話でコンタクトをとり、かれこれ7年ぐらいお世話になっているジュルスさんに、超多忙のなか特別出演してもらった。トーゴという日本から14,000kmくらい離れていて、しかもほとんど情報がない地域に思いを馳せるのは至難の業だ。ぼくが持って帰ってきたブツ切りのシーンを伝えるだけでは不十分で、もっとタンジブルなものとして伝えたいと思った。そしてお得意の他力本願で、ジュルスさんにお話してもらう運びとなったのであった。
 ジュルスさんは大人気で、一瞬で学生たちの心を掴んでいた。授業後のショートレポートをみても、これまで一生懸命プレゼンテーションをしてきたのは何だったのかと思うくらいに響いていた。遠いところのことを知るのに、そこの人と話すことや、そこの人と友だちになること以上に有効な方法はないと思った。友だちになったら、その人のことをもっと知りたいし、喜びとか痛みも含めて分かち合いたいとも思う。最近は商品リリースにあたってのもろもろの準備などで死にそうになっていたが、こうした仕事以前の人との関わりのなかで、改めて気づくことを大切にしていきたいと思った。

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↑いかにもいろんな人の心を掴みそうなジュルスさん