自己紹介(つづき)
こんにちは。室伏陽です。
初投稿では簡単な自己紹介と最近立ち上げた会社(And Africa)のご紹介をさせて頂きました。
今回は、もうちょっと踏み込んで自己紹介します。全然写真と関係ないですね。。
アフリカでの挑戦とはかなり離れていますが・・。徐々に繋がっていきます。笑
<And Africaを起業するまでの経緯>
前回簡単に触れた「起業するまでの経緯」について、詳しくお話させて頂きます。
僕は学生時代、東北は宮城県仙台市に6年間住んでいました。
2011年、僕が大学院1年生の時に大震災、「就職氷河期」と言われる時代の就活を経験。
当時は震災によって多くの人が命を失い、しかもそれは自分の誕生日に起きました。重ねて、就活市場は自分ら学生にとって非常に厳しい。
2011年は激動の年でしたが、それらの出来事を経て、「与えられた生をいかにして全うするか?」を真剣に考えました。
当時僕は理系学生でしたが、研究室の電気が止まって実験も出来ない期間、ひたすらそんなことを考えつつ、全国をあてもなく旅行していました。
色々ぐるぐるしましたが、自分の中で、何か「思考の結晶」の様なものが形になってきました。
それは、
「自分の努力が誰かの幸せに繋がっていき、それが巡って自分の満足に返ってくる」という経験を多く積みたい!
というもの。
それも、
「自分しか出来ないことで!」
という、わがまま?なおまけ付き。
「自分のためにストイックに努力出来る」といった点については元々自信があったのですが、「努力の方向性を他人ではなく自分でデザイン出来る様な生き方をしたい!」、そんな青臭い?ことを思っていました。
就活というきっかけを通して、将来の選択肢について色々話を聞いて見ましたが、そんな生き方が出来そうな?「起業」という選択肢に最大の魅力を感じます。
思い描く生き方をするためにはまず、「努力の方向性を正しくデザイン出来る能力」が必要でしたが、それは広義でマネジメント力に含まれます。
そこで、マネジメントを最も効率よく学べる業界としてコンサルティング業界にてしばらく修業することを決めました。
起業を見据え、小規模な会社の経営を丸ごと俯瞰して「経営とは何か?」をざっくりと学びたかったので、コンサルティングファームの中でもクライアント規模の小さいファームを志望し、企業再生のコンサルティングファームに入社。
そこでは、小規模な会社を全体的に支援させて頂く経験、企業が窮境に陥るまでのいくつかのパターン及びそれらの解決のパターンを学ばせて頂きました。
その後、各業界の大手一流企業と言われる企業をクライアントとする大手コンサルティングファームに移り、日系企業の事業拡大・海外進出支援・新規事業立案などをご支援させて頂きました。
コンサルティングファームにて、いわゆる激務な日々を過ごす中、漠然と葛藤を抱え始めます。
それは、
「ビジネススキルはついてきたけど、自らリスクをとってプレイヤーとして勝負してないな〜(早くしたいな〜)」
とか
「努力しても、それが自分の満足になかなかかえってこないな〜」
というもの。
正直、これはスタートアップを覗く一般企業に勤める若手ビジネスマンには難しいことだとは思いますが。。。
元々、努力の方向性を「自分のオリジナルな方法で、他者が喜ぶ何かをしたい」「(その結果として)自分に見返りが欲しい」なんて想いで起業したいと思っていたのでこの葛藤は中々拭えません。
修行目的で入ったコンサルティング業界。気づけば5年が経過していました。
「そろそろか・・。」
そんな想いが日に日に強くなっていく・・。
そんな最中、アフリカ市場における自動車部品のマーケットプレイス事業を志す人と出会い、アフリカ市場に関する情報を本格的に収集、整理し始めます。
調べれば調べる程、単に「アフリカ」という大陸レベルで認識していた異国の地を知っていき、その奥深さと可能性に魅せられる様になっていきました。
コンサルティング会社に在籍してプロジェクトの仕事に忙殺されながらも、空いた時間を使ってアフリカ市場に関する情報を一心不乱で集めました。
その事業の検討を共に進める内に、共に起業しないか?という誘いを受けます。
正直なところ、自動車部品に知見があるわけでも興味があるわけでもなかったのですが、ぐるぐるとした期間を過ごしていたのと、起業家としての第一歩目を成長市場において踏み出すことへの魅力から、共に起業することを決意。
そうして、東アフリカを対象とした自動車部品のマーケットプレイス事業を共同で立ち上げます。
※そのあたりは、以前インタビューして頂いた際にお話しさせて頂きました(http://freeconsultant.jp/workstyle/w028)
事業を進める中、現地に出向いて市場調査を進めていきました。
現地のリアルなビジネス環境を知っていく中で、気づいていくことがありました。
それは、
・自動車に関連する事業においては日系企業のプレゼンスがアフリカでは非常に高いものの、他の業界では中国・インドなどの競合国と比較し非常に低いこと
・同時に、現地の人からの日系企業の進出を願う声や、広く浸透している中国製品・サービスへの不満の声が多い
・一方、日系企業には意思決定のスピード感および現地の消費者に受け入れられるためのローカライズが圧倒的に不足している
ということ。
求められている部分が確実ある中、そこにミート出来ていない状況がある。
ここを好転させるのに、これまで培ってきたスキルを使うことが出来ないか?
自身のスキル・強みをフル活用でき、かつこの様な状況を好転する一助になれる事業として「自社の製品・サービスの現地における需要を低コストかつ簡単にテスト出来るサービス」のアイデアを考えました。これが、「テストマーケティング事業」です。
当該事業を専任する会社として、And Africaの立ち上げに至りました。
僕もイチ日本人として、「日系企業のプレゼンスを底上げしたい!」という野望もあります。
そんな壮大なビジョンを実現させるために、自分のエネルギーを使うことができる。
これは、学生時代に思い描いていた人生ビジョンを体現出来る、本当に素晴らしいことだな!
と一人密かに感じています。
何より、どんどんエネルギーが湧いてくる仕事です。自然と頑張れちゃいます。
「日系企業のアフリカ市場におけるプレゼンスの底上げ」
これが、今現在、僕が実現に貢献したいビジョン。です。
・・・長くなりましたが、自己紹介でした。
次回以降は、アフリカの状況についての投稿を開始します〜