アフリカの食事 〜ザンビア編〜
海外現地のことを理解するには、まずは食から。
何を食べているかで、現地の方々の暮らしや農業事情、加工食品などの産業の発展具合など、いろいろなものが見えてきます。
初回の今回は、愛して止まないザンビアから。
こちら、ザンビアの伝統的な定食。
ザンビアの首都、ルサカにお住まいの友人の自宅に招待頂き、「現地の食事が食べたい!」とお願いしたところ、ザンビア人の奥様やそのお母様が素敵なディナーをご馳走してくれました。
持つべきものは友達ですよね。
余談ですが、こういう出会いはアフリカでビジネスをしていく中でキーになっていくんだと思います。
こちら、ご存知の通り、右手を使って食べます。
ナイフとフォークを使って食べれなくもないけど、8割以上の方が途中で
「あー!もういいや!」
となります。
手で食べた方が早いし効率的なんです。
シマ(下記参照)にソースを絡めてチキンと一緒に食べる、とかなると、完全に手で食べた方がうまく食べれます。
料理をご紹介。
まず、シマ(Nshima)。
ザンビアの主食です。
白とうもろこし(メイズ)の粉をお湯の中に少しずついれてひたすらかきまぜて作るものです。
メインディッシュはチキン。
ザンビアのチキンは柔らかくて味が濃厚です。
シマやチキンのソースとなるのが、
・「フィサシ」という報連相ほうれん草のみじん切りの和え物
・オクラ(オレンジの器に入っている)
オクラって英語(Okra)だったんですね、知りませんでした。
このオクラソース、とろとろしてて、シマと一緒に食べるのがなかなか難しいです。
シマを指でつぶしてスプーンの様にして、それでオクラソースをすくって食べるのがコツです。
ドリンクは、キリリと冷えたザンビアの自国産ビール、モシ(Mosi)。
味わいは軽め(誤解を恐れずに言えば、日本の発泡酒に少し近い味かも)。
ちなみに、「モシ」はヴィクトリアフォールズの元々の名前「モシ・オ・トゥニャ(雷鳴轟く水煙)」にちなんでいる様です。
(ザンビアは南部国境でビクトリアフォールズと接しています)
ちなみに、現地の人、特に村の貧しい家庭の人はシマとお野菜1品で終わりの様です。
チキンは頻繁に食べられません。
こちらはザンビアのみならずアフリカ全土で良く食される淡水魚、「ナイルパーチ」のムニエル。
臭みがなく、淡白な味わいで、白身魚好きな日本人の口に合います。
こちらはザンビアのブランドビーフ、ザンビーフのステーキ。
脂身が少ないのに柔らかく、肉自体の旨味を楽しめます。
こちらは、ステーキとビュッフェスタイルで楽しめるサラダバーがついて1200円程度。
ディナーで美味しいステークを食べられてこの価格はとっても魅力的ですよね。
こちらは、その辺のレストランで食べれる平均的なランチ。
キャベツのサラダ、チップス(ポテト)、揚げたチキンのワンプレート。
300〜400円くらいで食べられます。
あと、ルサカであればこんな感じでオシャレカフェでサンドウィッチランチ、とかもできます。
最後に、おまけ。
道中でメイズを焼いた焼きトウモロコシが売ってます。
1本50円くらい。
日本のトウモロコシと比較すると甘みがなく、かなりあっさりとした味わい。
ちょっと固いので、1本食べ終わる頃にはかなりアゴに疲労感を感じます。
以上、ザンビアの食事情の一部でした。
次回はウガンダの食事について触れたいと思います。
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