キオスクがなぜ供給過多なのか考えてみた
こんにちは、あいきです。
キオスクってとても溢れているんです。もちろん人口も伸びてるし、一般的な消費財のお店のマーケットはでかいと思いますが、場所によっては半径250mに、30軒以上あったりする。
しかもそれぞれ売ってる商品は殆ど変わらない。扱ってる商品自体に差別化がしづらいキオスクがなぜこんなに溢れかえっているのか考えてみました。
まず前提として、
人がもし合理的であれば、キオスクという業態があふれかえることはないはずです。
わざわざ溢れていることやっても競争激しいだけです。
じゃあ、何が人をそうさせるのか?
まず、キオスクって身近だし、儲かってそうに見える
キオスクって、日本でいうスーパーとかコンビニのイメージです。毎日のように通って何かを買うわけです。なので、身近なビジネスだと言えます。かつ、いろんなお客さんが来てたくさん購入していくので、なんとなく儲かってそうなイメージがあるのではないでしょうか。わかりやすい購入頻度だけに着目して、粗利がどれくらいとか、単価が安い高いとかをイメージしきれてない人がいるように思えます。
お金があれば、すぐ始めれる
家具大工は、以前紹介したようにオーダーメイド専門で始めれば、資金は必要ありません。オーダーをうけて材料費を買って作業するだけです。
一方キオスクは、店舗を借りて、家具や商品をある程度そろえてから開店する必要があります。今回私たちの直営店では、20万円ほどを開店資金として準備しています。これは、給与20ヶ月分くらいなのでかなり高額だと言えます。
けれど、お金さえあればキオスクは始めやすいといえます。
家具大工は、設計・材質・木材の切り方・組み立て方など様々な技術がないお始めれません。家具大工見習いをしたり、職業訓練校で技術をつけて独立するのが一般的です。
一方、キオスクで売ってる商品って、誰もが馴染みのある商品です。なので、このブランドが人気あるとか、この商品とこの商品はこう違うみたいなのは、特段勉強しなくてもわかります。なので、修行期間なくはじめれちゃうのです。(実は、隠れた技術とかってたくさんあって大事なんですが、最低限を考えたときには特に不要ということ)
なので多いのが、お金を稼いでる夫が、奥さんにちょっとした仕事をさせようということでキオスク資金を提供するケースや、若者が両親からお金を借りてスタートするケースです。
都市で「仕事のない家族メンバーに、仕事の機会をつくる」うえで、やりやすい業態なのではと思います。(ただし、田舎であれば、農業できる)
ただ、私個人としては、
はじめやすいようにみえて奥深いのがキオスク経営だと思っています。
商品で差別化しづらいので、戦略的に立地を選んだり、接客態度や店の雰囲気などで差をつける必要があり、見えている以上に難易度が高い。
その難しさを突破して、アマチュアのキオスクではなく、プロのキオスクに成長していけるようなプラットフォームを作っていきたいと思っています。
あいき