ギニアでとても役に立っている3つの事とは

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

ギニアの人たちは基本外国人に対してとても親切でフレンドリーなので一見心を開いているかのように見えます。

でも彼らに外国人のことをどう思っているのか聞くと、「外国人だから本当には心を開けない、彼らに本当の事は話せない、彼らの事は心からは信じられない」という事を言う人たちが多いです。
でも、私には「あなたは他の外国人とは違う、あなたはギニア人だから」と言われます。
何故でしょうか?

今回は、私のギニア生活でとても役に立っている事、かなりポイントの高いと思われる事を書かせて頂きます。

 

いろんな民族語が飛び交うマルシェにて・皆同じに見えても全く違う民族違う言葉を持っています。

その①ギニアの民族語

ギニアはフランスの植民地だったので公用語はフランス語、学校でもフランス語で授業をします。
多数の民族が暮らしていてそれぞれ全く異なる言語を持ち、ほとんどの人が家族や友人間、近所の人たちとなど普段の生活の中では、フランス語よりもそれぞれの民族の言葉での会話をする方が多いです。
ですから、乗り合いタクシーやマルシェなど、人が集まるところにいると、それぞれの民族がそれぞれの言葉で会話をしていていろんな異なる言葉が飛び交ってとても面白いです。

私の暮らすギニアの首都コナクリは、主にギニアの沿岸部にいるススという民族の土地で、彼らの言葉であるスス語が日常的に使われています。民族語版の公用語といった感じです。
他の民族の人でも、コナクリに住んでいる人であればスス語での会話が出来る人が多いです。
例えば関東に住んでいれば大阪の人でも関東弁を喋るような感覚です。

そんなギニアで、私が暮らしてきて一番役に立った事とは彼らの民族語を理解できるという事。
私はギニア人の夫や子供達とは日本語で会話しますが、家庭以外ではスス語を話す人たちの中で7年間活動をしてきたので、スス語での会話ができるようになりました。
その為、普段の生活でも家の外に出るとフランス語よりもほとんどスス語で日常会話を使っています。

初めて出会った人に私がスス語が喋れる事がわかった瞬間、彼らの態度がいきなり変わります。
彼らはいきなり笑い出すのです。そしてとっても嬉しそうにもっともっとフレンドリーな態度に変わります。
ギニアの悪名高き警察官に身分証明書を出せ!と厳しい顔で路上で捕まった時も、私がスス語で喋ると大笑いされ、もう行っていいよと言ってもらえたり、彼らの言葉を喋れるだけで、いろいろな事がスムーズになり皆もっともっと親切になるのです。

 

その②ギニア人と結婚している

彼らの言葉が話せるという次に、私がギニア人と結婚している事を知ると拍手をされるほど喜ばれます。そして必ず言われるのが「ありがとう」という言葉です。
私の夫の民族が自分と同じだった場合の喜び様もすごく、もうあなたは私の家族です!となります。
彼らは自分たちの言葉や、自分たちの文化、自分たちの国の事を外国人の私に受け入れてもらった、好きになってもらったという事をとても嬉しく思い、大切に思うようなのです。
日本には、アフリカ系の人にまだまだ偏見があるし、アフリカ人が日本に来て日本人と結婚したと誰か知らない人に言っても、多分そのアフリカ人は日本を、日本人を好きになってくれてありがとうなんて言われないと思います。
だから私は日本もギニアの人みたいに偏見を持たず、日本人と結婚したアフリカ人に対して「おめでとう、日本人を、日本を好きになってくれてありがとう」と言ってもらえるような国になったらいいなと思ってしまいます。

私のバガ族の友人・私と彼女はスス族の言葉スス語で会話をします。

 

その③ギニア人との子供がいる

最後に、決定的にギニア人に「もうあなたはギニア人です」と思ってもらえるくらい信用してもらえる事があります、それはギニア人と結婚し、子供がいるという事です。
ギニア人との間に子供がいると知ると、ギニア人から言われる言葉は、「おめでとう、もうあなたはギニア人です」です。
乗り合いタクシーに子供と乗っていると、他の乗客者がタクシー代を払ってくれる事が随分ありますし、買い物をしているとお店の人が子供にお菓子やジュースをプレゼントしてくれる事も頻繁にあります。
そんな時、その人たちは「この子は私たちの子供なんだから、気にしないで!当たり前でしょ」と言ってくれます。今の日本では考えられない話かもしれません。
ちなみに我が家の子供たちはいろんな民族のお友達と関わる事で数種類の民族語を理解しています。

 

イヌワリアフリカの商品を製作している仕立て屋の工房の親方はフラニ族、修行中の女の子たちはフラニ、スス、マリンケ、ゲルゼー族などいろいろな民族の子がいます。その中で彼らは普段共通の言語スス語で会話をしています。

 

この①民族語で会話できる、②ギニア人と結婚している、③子供がいる

この3つのお陰で、ギニアの人たちと他の外国人とは違った目で見てもらっている、接してもらっていると日頃実感しています。
ギニア人と一緒に仕事など何かをしていく上でも、この3つがスムーズに仕事を進めるのに大変役立っています。
ギニアの現地調査、マーケティングなどの仕事もさせて頂いておりますが、やはり現地の人たちとどれだけ密に接しているかで、調査の結果が全く変わってくるかと思います。
聞き取り調査なども、普通の外国人の会社にはギニア人スタッフがいたとしても真剣な答えが得られないのでは・・と思うからです。

そんな訳で、この3つが日常生活でも、ビジネスをする上でも一番大切な信頼関係を築くのにとても役立っています。
現地の人の言葉が分かる、これは多様民族が暮らすアフリカでビジネスをするには特に重要な事かもしれません。

これからも、こんなギニアの事もお伝えしていきたいと思います。引き続き宜しく御願い致します。

 

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イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa Président

 

イヌワリアフリカ子供服のモデル写真撮影時・左の子のはフラニ族の伝統的な独特なヘアスタイルをしています